昨日テレビをつけたら、「小説家を見つけたら」をやっていました。もう何度も観たんだけど、また観てしまいました。もう十年以上前の映画だと思います。
ちょうど私がジャズのライブを聴きはじめた頃に公開された映画です。ショーン・コネリー、いつ見てもかっこいいなぁ。こんな風に歳をとりたいとずっと思っています。
映画は素晴らしかったです。感動しました。音楽もほんとに良いです。ラッパの曲がたくさん流れます。映画の最後に流れるクレジットを見たら、なんとマイルスとオーネット・コールマン。
実はこの二人、それまで何がいいのか私にはわかりませんでした。でもあの風景の中、二人の音楽は実に憂いをおびて、素晴らしくマッチしていました。
でもやはりCDではあまり聴こうとは思わないのですが。でもこの二人が有名でいまだに人気がある理由のひとつは理解できたような気がしました。
もうひとつ、「虹の彼方へ」がかかります。ビル・フリゼールのギターとイズラエル・カマカヴィヴォレ(Israel Kamakwiwo`ole)の歌です。
私はこの二人をこの時まで知りませんでした。でも文句なしに素晴らしい演奏でした。このあとで二人のCDを買ってしまいました。残念ながらイズラエルは若くして亡くなってしまったそうです。まるで小錦さんのような体型のハワイアンです、ウクレレの弾き語りですが途中で歌が「この素晴らしき世界」に変わり、また「虹の彼方へ」にもどって終わります。美しい声で優しい歌声です。
ビル・フリゼールは、うーん、知っている人はわかりますよね。個性のある音ですが、彼の「over the Rainbow」の世界ですね。(何言ってるのか自分でもわからなくなっちゃいました、すみません)
そしてあらためて観たら、あの人もこの人も出てたんだなぁ、といっぱい再発見です。マット・デイモンをほんの一分のシーンに使うような贅沢さもあります。監督が「グッドウィル・ハンティング」と同じと言うことからでしょうか。(あの映画で私は号泣しました。よかったなぁ)
いい映画は音楽も素晴らしく、有効に使いますね。そして、映画を観たあとに、いったい何枚CDを買ったことやら・・・。
蛇足ですが、この映画が公開されたあと、急に「虹の彼方へ」を演奏したり歌ったりするジャズ・ミュージシャンが増えたように思うのは私だけでしょうか?