新年早々ゴンザガ大とパシフィック大のリーグ戦がありました。結果は81-61でゴンザガ大の勝利でした。圧勝のように見えますが、前半は34-29とUOPにリードを許す苦しい立ち上がりでした。
後半圧倒して逆転しましたが、八村くんは1分だけのプレーイングタイム、記録なしで終わりました。
University of Pacific は学業成績のレベルがかなり高いスモールカレッジです。私が留学していた時代に30数年前ですが、一度NCAAトーナメントに出場したことがあります。ファーストラウンドで負けましたが、その時にコーチが「選手のGPA(平均成績と言ったらいいのかな?)では負けないけれど・・」とコメントして少々ひんしゅくを買っていたことを思い出します。
そんな学校でも現在全米ランクトップ10に入る大学といい試合が出来るところが日本とは違うところだなぁ・・・。ちなみにNCAAの規則でGPA2.0以下の選手は試合に出れないことになっていますので、八村くんは今かなり勉強で苦労して練習時間も少ない状況のようです。でもこれは八村くんにとっては素晴らしい環境なので頑張ってほしいですね。
プロに行けるのはほんの一握りの選手たちです。選手たちの将来の為に何が必要なのか?より良い人間に・・・、良い社会人になるように選手たちを育てることが一番大事なことだ大学のコーチたちは考えていなければいけないと思います。そしてアメリカではそれは当たり前のこととして昔から子供たちを教育してきたことを日本のスポーツ関係者に知ってほしいと強く思っています。
GPAとはgrade point average の略です。アメリカでは通信簿の「A」が4、「B」が3・・・、日本の5段階評価の「5」が向うでは「4」です。ですからGPA「2・0」は平均で「C」、日本なら3平均ということです。