「ランセット」に米山武義・米山歯科クリニック院長と東北大学医学部の佐々木秀忠教授(当時)らの研究が掲載されたことがある。
それによると、高齢者施設において歯科衛生士が専門的な口腔ケアを行ったところ、誤嚥性肺炎が40%も減少し、興味深いことに認知症の進行まで抑えられた、というのだ。
「肺炎」による死亡率は高齢になるほど増えていくが、口腔ケアによってそれが抑えられるとしたら、口腔ケアをしないという選択肢はないように思うが・・・・
他の研究では、専門的な口腔ケアによってインフルエンザの発症率が1/10に減った、などの結果も出ている。