セブンスデー・アドベンチスト、と言うキリスト教(プロテスタント)の教会があります。私の母親が熱心な信徒でした。私の弟も敬虔な信者です。
他のプロテスタントの教会と同じようにアメリカに本部があり、世界中に教会があります。学校も、幼稚園から大学まで、世界各地に持っています。
私が卒業した大学(Loma Linda U.)もその一つです。教会系の大学は多いですよね。上智ももちろんそうですし(カトリックですが)、世界中にいっぱいあります。
四ツ谷の私のクリニックのすぐ近くにSDA四ツ谷教会があります。小さな家族的な教会です。
たまたま私が初めて(1973です)アメリカに行った時、英語は全く解らず、右も左もわからぬ私を助けて下さった恩人がその教会の長老として携わっています。
Kさんは東北大からその大学へ行き、苦労して医学部を卒業なさった方ですが、こんないい人がいるのか?と思うくらい、ほんとに善い人です。
彼がいなかったら、私はどうなっちゃったんだろ?そんな訳でたまたますぐ近くですし、たまにおじゃましています。
夏などは、夏休みで帰ってきている学生さんもその教会に礼拝に来ます。びっくりしたんですが、牧師さんが説教しているときに、携帯や、タブレットを見ている人たちがいます。
初めて知りましたが、今は聖書を携帯で読めるんですね。確かにあの分厚い本を持ち歩くより楽だし、牧師さんが指摘するページを開けるのも早いんだろうな。
そういう時代になったんだなぁ、と思うと隔世の感がします。携帯を使おうが、本を選ぼうが、みな善きキリスト教信者なんですね。
日本は世界的にいって宗教的なことに関しては、関心の少ない方の国だろうな、と感じます。私もアメリカに行くまでは、他の国々との違いがわかっていませんでした。
だからいろいろな誤解も生まれることがあるような気がします。