本物のボクシングを見せてもらいましたね。八重樫選手、足でソーサを翻弄しました。ソーサも相手の強さを認める圧勝でした。(ライトフライ級を10回防衛した強豪ソーサです) これであとは他の団体との統一戦に行くのでしょうか。この階級には、ミニマム、ライトフライで無敗の絶対王者だったロマゴン、こと、ローマン・ゴンザレスが階級を上げて参戦してきます。面白くなりますね。
井上兄弟、すごいですねぇ。あの若さでこの強さです。順調に成長してほしいですね。井岡選手とやったら面白いんだけど、受けてくれるかなぁ。その前に階級上げられてしまうかもしれません。ただ、あのあファイティング原田選手は19歳で世界チャンピォンになりました。レイ・(ブンブン)マンシーニは20歳で世界王者になりました。20歳の井上選手、それにどこまで近づけるか?期待します。
そして期待のミドル級村田諒太選手、少し内容には不満だったでしょうが、プロ転向2戦目、まずまずでしょう。課題点もいくつか見えたと思います。これから相手が強くなっていくと、ミドル級のトップランカーのパンチは重いですから、あのようにボディーを打たせてはかなりダメージを受けるでしょう。
1戦1戦、成長してタイトルを狙えるところまでなんとか行ってほしい、いや、行けると思います。やはりオリンピック金メダリストの強さは垣間見せてくれました。毎回本物のボクシングを見せてくれることでしょう。東京オリンピックで金メダルをとった桜井選手は残念ながらタイトルマッチで負けてしまいました。
当時はプロアマとのへだたりが大きくて、アマチュアボクシングから「裏切り者」のように扱われ、苦労したそうです。村田選手もプロに転向する際いろいろありましたが、なんとか切り抜けてきました。彼には本当に自分の力を出し切ってほしいですね。
モハメッド・アリもジョー・フレージャーも、シュガー・レイ・レナードも、他にも多々オリンピックのメダリストとしてプロで活躍したボクサーが多くいます。そのフットステップを村田選手にも歩んでほしいなぁ。
八重樫選手が3人の子供たちと一緒にインタビューを受けている映像はほほえましかったですね。彼が結婚した時のエピソードも感動するものがあります。少しでも長く、あの一番下のお嬢さんにも記憶が残るまで頑張れ!
私が「本物のボクシング」と言う言葉を使った理由はボクシングファンの方だけでなくともわかっていただけると思っています。本物は私のような素人でさえも感動させてくれますね。
2013年12月7日 カテゴリ:スポーツの話