日曜の朝、ゆっくり起きてテレビをつけるとWowowで「雨に歌えば」をやっていました。もう何回観たかわからないですが、ついつい観てしまいます。
用事があったのであの雨の中のダンスシーンを観てから家を出ました。何度見ても飽きませんねぇ。素晴らしいです。
ジーン・ケリーのダンスはまさにグレートですが、コズモ役のドナルド・オコーナーのスタジオでのダンスシーンもまさに圧巻です。デビー・レイノルズと三人で部屋の中で踊るところもありましたね。コミカル、アクロバティック、リズミカル、ビューティフル・・・。かっこいいですねぇ。
映画がサイレントからトーキーに代わるときのドタバタを背景にしているところも実は興味深いものがあります。
アメリカにいた時に映画館でこの映画を観ました。アメリカにも名作劇場みたいな映画館があって、古い名作や話題作をやる箱ですね。大島渚監督の「愛のコリーダ」もノーカットで見ました。向うでも話題になっていたようで、満員でした。
お客さんたちノリがよくて、あのダンスシーンでは大拍手です。日本では映画を見ていて拍手することは殆どないですが、向こうではよくあります。ロッキーやスターワーズなんかでも拍手、歓声が起きました。
音楽でもそうですが、古いものでも古さを感じさせないものがありますよね。実際この頃のミュージカルに使われた歌は多くがスタンダードとして今も親しまれています。
書いていたら「ザッツ・エンターテイメント」をもう一度見たくなって来ました。ジーン・ケリーとフレッド・アステア、いつまでも色あせないタレントの持ち主でした。
蛇足ですが、この映画の中でジーン・ケリーがニッカーボッカーズを着ているシーンがあります。ダブッとして膝から少し長く垂れているプラスフォーです。ニッカーズはこうでないとね。かっこいいなぁ。