よく聞く話です。知らないうちに虫歯が出来ていた時に「ちゃんと磨いてるんだけどなぁ、なんで磨いてるのに虫歯出来るんですか?」と聞く方が時々いらっしゃいます。
ちゃんと磨いているのに・・・、不思議なんでしょうね。なぜ虫歯が出来るか?というと、磨けていないからです。
毎日歯磨きしているという事は、きちんと磨けているとは限らないという事です。きれいに磨いてプラーク(歯垢)をきれいに取り除く事は、皆さんが思っているよりはるかに難しいからです。
まず、時間がかかります。また、時間をいくらかけても磨きたい場所、歯垢がついている場所に歯ブラシが当たっていなければ何時間みがいてもそこは清掃できません。
「いつもよく磨いている」と豪語する方の口腔内を拝見すると、磨き残しのプラークを簡単に発見できることが殆どです。歯の表面についているプラークを器具でこすり取ってお見せすると、やっと納得されます。
プラークが介在しなければ虫歯は出来ません。自分に自信を持ちすぎず、正しい清掃法を習得してください。
それでもなお虫歯が出来る可能性はあります。100パーセント完璧にすることは至難の業なのですから。必ず検診はなさって頂ければ幸いです。
私は寝る前に10分ほどかけて歯ブラシ、デンタルフロス、電動歯ブラシ等を使用して清掃しています。でも完璧には出来ていないと思います。