今日は録画予約を忘れてしまい、大急ぎで帰りましたが、長谷川戦は終わっていました。帰りの電車の中で携帯のニュースでTKO負けを知りました。
かつてバンタム級を10回防衛した彼のキャリアはここで終わってしまうのでしょうか。
タイトルを失ったあとの3年の間の彼の試合を2度ほど見ましたが、全盛期の長谷川選手の軽やかなフットワーク、ダッキング、正確なカウンターは見られませんでした(私の個人的な感想ですが)。
このタイトルマッチが決まっても私は不安を感じていましたが、残念ながら私の不安は的中してしまったようです。
相手も強いチャンピオンでしたが、全盛期の長谷川選手なら・・・。これほどの強いボクサーでありながら3年間かかってやっと世界戦が実現したのですが、やはり彼のピークは過ぎてしまっていたように感じます。
力のあるジムであればもっと簡単にチャンスを貰えたんだろうなぁ・・・。そんなことを言っても始まりませんが、もう少し早く試合を組めていたら・・・。彼はやり切った表情にも見えましたが、ファンにとっては残念でなりません。
山中選手は強かったですね。ワンーツーだけでここまでの強さを見せる選手はどこにもいません。
ただ相手は勇敢でタフで根性がありました。他のコンテンダーなら3回くらいKOされていただろう、と思うような強いパンチを受けながら決して下がらずワイルドな危険なパンチを振り回しました。
山中選手もいいパンチを食らっても立ち上がる姿に「まいったなぁ・・」と言った表情を隠しませんでした。
終盤にはまともに挑戦者のワイルドなフックを貰いましたが、そのころには挑戦者は山中選手のパンチのダメージでパンチに力がなく、救われました。
耐えて耐え続けた挑戦者でしたが、最後には一番苦しいボディーへのパンチで崩れ落ちました。左ストレートでのリバーブローなんて山中選手ならではのKOパンチでした。あれは苦しいだろうなぁ。
山中選手にはもっともっと強くなって世界の舞台で活躍してくれることを期待します。出来れば最後のインタヴューで相手の健闘を称える言葉もほしかったですが、それも次回の修正点として期待したいですね。
圧倒的な強さを誇った長谷川穂積選手が敗れ、山中選手が強さを見せつけました。先日のパッキャオは勝ったものの。彼のトレードマークの鋭い踏み込みからの右は見られませんでした。
時代が少しずつ変わっていくことが感じられます。時は必ず過ぎて行きますね。