久しぶりに長女と一緒に御茶ノ水ナルへ行って来ました。火曜日のお茶ナルは真文さんの日です。この日はピアノの片倉真由子さん、ベースの佐藤”ハチ”恭彦さん、スペシャルゲストにドラムのクィンシー・デイビスさんでした。
前にも真文さんと佐藤ハチさん、片倉さんご夫妻の組み合わせをナルで聴きましたが、日本のトップミュージシャンたちの演奏はやはり素晴らしい。デイビスさんも邪魔しすぎないように、なお主張もしながら、のようないい感じでした。
ジャズのミュージシャンの方々の学歴を見ると、かなり学業優秀な方が多いようです。この日の真文さん、佐藤さんは「慶応」「早稲田」ですし、6大学出身は当たり前のように多々います。東大をはじめ、国立大学卒の方もたくさんいます。また、理系の方が多いように感じます。
勿論片倉さんのように、音大卒の方も多いのは当たり前ですね。片倉さんは日本の大学を出てから、アメリカに留学して、バークリー、そしてジュリアードと二つの有名な音楽院を首席で卒業されたと聞いています。このように留学経験のある方も多く、英語に堪能な方も多いようです。
音楽と数学の関係については、昔から言われている事で、いまさら言うことでもないのでしょうが、数学と音楽が密接な関係にあると言うことから、ジャズミュージシャンに理系出身の方が多い理由が理解出来ます。
私のすぐ上の姉が、ずっとピアノをやっていまして、昔「ピアノの上手な子はみんな数学が出来るよ」と聞かされた事を覚えています。歌はあまり関係ないようなことも言ってたかな?
元アドリブ編集長のMさんが、ジャコ・パストリアスにベースの弾き方についてアドバイスを貰ったことがあるそうですが、ジャコは「いいか、ヨシオ、ベースは数学なんだよ。これこれこうなんだ、簡単だろ?」と言われてもさっぱりわからなかったとか。Mさんも早稲田ですが、文系でした。
私のような素人にはわからない世界ですが、ポップ、ロックに比べるとジャズは音楽的にやや複雑なところがあるのでしょうか?数学的な理解度が音楽の上達に係っているのかも知れませんね。
私も数学や物理は大好きで得意だったので、何かやってたら上手くなっていたでしょうか?もう因数分解も三角関数も解らなくなってしまった今では、少々遅きに失したようです。