先日、BSで「イーグルス・ヒストリー」のような番組をやっていました。前篇、後篇に分かれていましたが、見ていると、懐かしい歌のオンパレード。後篇は時間が遅かったので、録画しておいて、次の日に見ました。
後篇は、解散してから再結成するまでのことなどが紹介され、これも面白かったです。
やっぱり歌が入ると解りやすいですね。またメロディーも歌詞も美しい。歌も上手いです。世界であれだけ売れて、いまもなお、しょっちゅう耳に入ってくる楽曲というのは、それだけ人々が聴きたくなる理由があるのでしょう。
ジャズやクラシックを聴く人が少なくなっていることにも、いろいろな理由があるのでしょうね。古い時代から今に至るまで聴かれてきている音楽はそれだけ素晴らしい内容があるからですが、すこしづつ入りづらくなって来ていることは否めず、またそれにも理由があるのだと思います。
クラッシックや古いジャズも、もともとはその時代の最先端を行く新しい音楽だったはずです。70年代のポップ・ロックで今でも聴かれている曲たちはもう40年以上聴かれ続けているわけですから、これはもうスタンダードナンバーと言えるでしょう。
時代時代で流行った音楽にも、古臭くって聴かれなくなった楽曲は数知れずあるんでしょう。その中でずっと残って来ている音楽は、クラッシックだろうが、ジャズだろうが、ロックだろうが、民謡だろうが、やはり人々の心に残る何かを持つ音楽であって、みんなクラッシックである、とも言えるのではないでしょうか?
古くからある音楽と比較的新しいものと、どちらが優れているかなどと言う議論にはあまり意味がないように思います。どんな音楽でも心を引きつけるものを持っているものは素晴らしいものです。
それにしても、ロックシンガーたちの歌の上手さはかなり過小評価されているんじゃないかなぁ。彼ら(彼女たち)がジャズをやると、ジャズシンガーと言われる人達よりも良く思えることが多々あります。歌で伝えることが上手だから世界中で人気が出た人達ですからね。
トニー・ベネットやレイ・チャールズがいろんな音楽家とのデュエットアルバムを出していますが。みんな最高!です。シカゴが昔出した「Night and Day」と言うアルバム(もう廃盤らしいですが)でジャズのスタンダードを歌っています。これも最高!
実はそれを聴いて、他にもエルトン・ジョンやスティングがジャズのナンバーを歌った曲を聴いたり、20年ほど前に、たまたまそういうことが重なって、ジャズに興味を持ち始めて、少しづつ聴くようになったのがジャズを聴くようになった始まりです。
だからと言って、ジャズに限らず、ポップ・ロックだって、聴いてすべてをいいと思うわけではありません。それは個人的な好みの問題で、人気のある曲でも好きにならないこともあるし、あまり聴かれない歌でも大好きになることもあります。ジャズがいい、と言う訳ではないんだと思っています。
イーグルス・ヒストリーを見ながら、そんなことを考えていました。なんて言っているうちに、もうすぐお盆ですね、早いなぁ・・・・・。