10月28日(火)、私の娘二人とナルへ行って来ました。45周年だそうで、普段あまり聴けないスペシャルライブをやっています。渡辺香津美さんや山下洋輔さん、アメリカ在住の海野雅威君とか出ています。
そういうライブはかなり前から予約いっぱいのようですが、この日もほぼ満席でした。火曜日の御茶ノ水Naruは真文さん(山口さん)の日ですが、28日はスペシャルゲストにベースの古野さん、ピアノの辛島さんを招いてのライブでした。
大御所と言うか、重鎮と言えばいいのか、日本を代表する名手たちです。こんなおいしいライブはなかなか聴けるもんじゃぁ御座いませんから、ずっと前から予約して楽しみにしていました。
ドラムにはもはや中堅どころと言える小松伸之君ですが、この3人のバックでは超若手ですね。でも彼もきっとこの日を楽しみにしていたに違いありません。
銀座にスィングシティーがまだあった頃、辛島さん、古野さん、大坂さんのトリオを何回かやりました。あれも最高だったけど、真文さんのサックスが入ると、また違ったケミストリーですね。いやぁ、素晴らしいライブになりました。
あちこちからお客さんのイェイーーー!と言う声がかかります。古野さんは久々に聴きましたが、やはりすごいです。拍手がいっぱいです。
ソロのフレーズもかっこいいけど、バックでリズムをとっていても気持ちよいフレーズを奏でてくれます。よく、ベースに関しては、「ビートが効いてる」といった言い回しをしますが、それだけでなく、彼の音は丸い・・・、と言うか、とてもなめらかな綺麗な音に聴こえます。(私の全く個人的な見解です)
辛島さんのダイナミックな演奏、そしてもはや語る術なしの真文さん、若いパワフルな小松君、他ではなかなか聴けない演奏です。少し酒が進み過ぎたかも知れません。若い白人男性のグループがカウンターにいて、はじめは話しに夢中のようでしたが、徐々に静かに聴き入って行きましたね。伝わるものがあったんでしょうね。
相変わらず軟弱な私はまたも1セットのみで帰宅しましたが、(次の日の仕事に堪えますから)娘たちも楽しんでくれたようで、こうして付き合ってもらって有難いことです。
関係ないんですが、辛島さんってゴルフがすごく上手らしいんです。昔ゴルフ雑誌の特集に出ていた事がありまして、なんでもエルビン・ジョーンズ(ds)のバンドで世界を廻っていた頃、(6年間くらいですか?)ツアーの合間の休みが結構長くて、暇なので毎日近くのゴルフ練習場に行ってたら、上手くなっちゃったんだそうです。
キャロウェイ(ゴルフ用品のブランドです)かなんかのハンチングを逆にかぶって演奏しているイメージがありましたが、この日はハットでした。珍しい!
来月は同じ45周年の企画で若手の新進のミュージシャンをフィーチャーしてのスペシャルライブがたくさん組まれています。これも楽しみですが、そんなに沢山は行けませんしねぇ・・・。うぅーーーん!
2014年10月29日 カテゴリ:日々のこと, 音楽の話