2週間ぶりに代々木ナルへ行ってまいりました。ピアノにエリッチョ、こと清水絵里子、ベースにベテランの加藤真一、ヴォーカルは国貞雅子でした。
セカンドセットから行ったのですが、まずはピアノとベースのデュオで2曲、(曲名は知りません)早々と大盛り上がりでした。
清水さんは、私の中では女性ピアニストとしては日本を代表するトッププレイヤーの一人です。以前、チェロの平山織絵さんが初めてエリッチョと演奏したとき、「初めのワンノート(一音)で圧倒されました。」と言っていたことを思い出します。
素人の私にはテクニックとかわからないんですが、その音色と美しいフレーズの数々にいつも癒されています。
加藤さんは私より4~5歳年下、ということはもうベテランと言わなければいけませんね。海外でも素晴らしいキャリアを積んでいるそうですが、甘い美しい音色に時々ビートの効いたサウンドを交え、なによりカッコいいフレーズに、思わず「いいぇーーーい!」と唸ってしまいます。私の二人隣りにいたお客さんは盛り上がりっぱなしでした。
聴いてて気持ちよかったんでしょうね。加藤さんはソロベースのアルバムも出されていて、ソロベースはかなり定評があるそうです。ミュージシャンも聴きたくなるソロベースだと評判です。
清水さんも加藤さんも気持ちよく演奏出来たんでしょう。笑顔で拍手に応えていました。さて、歌姫の登場です。前にも書いた事がありますが、ソウルフル、パワフル、そして情熱的な歌にはいつも伝わって来るものを感じます。国貞雅子さんです。
演奏の前に話したのですが、最近彼女の他に3人のヴォーカリストと4人のユニットを始めたそうなんですが、そのメンバーがまた凄い!エミコ・ヴォイス、高橋奈保子、杉山未沙の3人です。
3人とも1~2度聴いたことがあるだけですが、それぞれソロで大活躍しているシンガーです。みんなそれぞれの個性がありますが、いい歌を聴かせてくれました。そこに国貞さんが加わって、なんと豪華なコーラスグループでしょう!来月には四ツ谷三丁目にあるジャズバー・ヴォイスに出演するそうなんで、是非聴きに行きたいと思っています。
いつもの素晴らしい歌が、美しいピアノとベースの音に包まれて、またまた大盛り上がりでした。国貞さんは最近は日本語の歌や、ジャズ以外の音楽もいろいろチャレンジしているようですが、やっぱり彼女のジャズはいい・・・、本当にジャズを感じる・・・って言ったら変ですけど、そう言いたくなってしまいます。
元々バイリンガルのヴォーカリストを除いたら、彼女や情家さんは英語の発音もとても良く、聴いていて安心します。ま、たまに微妙に聴き取りずらい音もあるのですが、許容範囲内です。でも、そこのところがも少し成長したら、伊藤君子さんや細川綾子さん、金子晴美さんの域に近づけるのかも知れません。
4曲くらい歌ってくれたかな?年ごとに忘れっぽくなっている私は何を歌ったか思い出せません。メモとらないといかんかなぁ?お客さんたちが「いやぁ盛り上がったねぇ・・。」と言うくらいでしたから皆満足です。
この二人の女性のライブは今年も何度も聴きにいくことになるでしょう!