昨日、将棋の名人戦が始まりました。羽生名人と行方尚史八段の戦いです。
正直、将棋のことは解りません。駒の動かし方を知っている程度です。それでも見ていると、ど素人の私でさえ迫力を感じてしまうのは、やはり日本最高峰の頭脳の戦いがある種のオーラを生むのでしょうか?
テレビ中継が一時間ありました。その中継時間内に指された手はたったの一手でした。
名人戦はそれぞれ九時間の持ち時間があるそうで、一時間を超える長考は珍しくありませんが、たまたま中継時間の時に、先手の行方八段が二時間近い長考をしていたのですね。
その間は手が動いていませんから、解説の森内俊之NHK杯も困るか、と思いきや、いろいろな解説で視聴者を飽きさせません。
思えば森内さんは、昨年羽生さんに奪われるまで、三期の間名人位を守って来た人ですが、内心は悔しい思いで解説していたのでしょうか?
そして、次の手の候補、その後の展開などの話をしているうちに、中継時間も残り少なくなって来た(おそらく残り10分くらいだったでしょうか?)頃、行方八段が打った手に、皆が驚きました。
6八飛車、という手が指されました。私には何が何だか解らないのですが、相当に意外な手だったようです。
行方さんは、駒を動かすと少しして席を立ちました。行方八段がいなくなると、羽生名人は頭を押さえて盤上を見つめます。
いやぁ・・・、なんか訳わかんないけど迫力たっぷりでした。
短い残り時間で、この一手の解説がなされて行きます。おそらく次の手を羽生さんは封じ手にするだろう、森内さん曰く「私ならそうします」と言ったとおりに、羽生名人は次の手を封じて(ここで羽生名人、40分程考えたそうです。)この日の対局が終わったそうです。
今日はテレビ中継に2時間の枠が組まれています。勿論録画予約してあります。さて、中継時間内に第一局の終局が見られるのかどうか・・・。今日もまっすぐ帰ります。
そして今晩からマスターズ・ゴルフトーナメントも始まります。ゴルフの面白いシーズンが始まりますね。