マスターズが終わりました。21歳のジョーダン・スピースが(圧勝と言っていいでしょうか?)初優勝。松山選手は最終日にその日のベストスコアを出して、5位に浮上しました。立派です。タイガーは17位でしたが、本人には満足いく結果だったようです。
若い頃は早起きして眠い目をこすりながら観たものですが、さすがにこの歳になるとそういう気力はありません。今日、帰ってから録画を観るつもりです。
それにしても、本当に綺麗なゴルフコースです。そして美しいトーナメントですね。年々その思いが深まっていくようです。
それぞれのホールに違う花々が植えられていて、パトロンの目を和らげます。各ホールに花の名前がニックネームとしてついています。
毎年思うのだけれど、フェアウエイにディボットが見えないんだよなぁ・・・。ディボットが無い筈はないんですが、テレビの画面ではそれが見えないんです。
マスターズの前の数週間は、準備の為にメンバーもプレーを控えてコースを整備するのでしょうが、プロの選手たちは試合前に自由にプレー出来ますから、それだけでもかなりのディボットが作られる筈なのですが、それが映りません。
キャディーたちが必ずターフを戻していますが、それだけではなく緑色に染めた土を目土に使っているんでしょうか?数年前に日本女子プロゴルフ選手権(だったと思いますが)が、キングフィールズで行われた時に見に行ったのですが、そこで緑色の土がディボットに目土されているのを見ました。
次の日(私は土曜日に行きましたから)の決勝をテレビで観ると、ディボットが見えなかった経験があります。オーガスタもそうなんでしょうか?
ちなみに日本の芝(高麗芝)のターフは戻しても根付かないので、戻さずに目土だけします。アメリカのベントやバミューダ芝は違うのかも知れません。
オーガスタでは、池の水もエメラルド色の染料を入れて、美しい輝きが演出されていますが、花々、木々、そしてディボットが見えないあくまでも美しい緑のフェアウエイ、それとクッキリ色分けされた茶色に枯れた松葉が敷き詰められたラフ、本当に綺麗です。
この試合のあと10月までこのコースはクローズされます。いまではマスターズの準備の為に、と言う意味が大きくなっているんでしょうが、元々暑い南部のこの地域、上流階級の人達はその灼熱の季節にゴルフなどしなかったんでしょう。逆に冬の間にもゴルフが楽しめるコース、と言う事でメンバーを募っていたようです。
今日の東京は冷たい雨が降り、コート姿の方が多かったですが、ここジョージア州オーガスタでは、老いも若きもみな短パン姿です。(日本では年輩の方は、夏でもこういう姿はしませんね・・・、おぉっと・・、私も老人でした・・・。)これから暑くなるんでしょうね。
ゴルフ界も確実に世代交代の波が来ているようです。若きスピース、松山選手などはその一角を担って行くのでしょう。
片山晋呉選手は、苦労して苦労して、マスターズで4位に入って達成感から燃え尽き症候群に陥ってしまいました。(最近復活の兆しが見えますが)
松山選手は勝つためにプレーしていますから、5位では満足が行かないところです。その意気やよし!ついに日本のゴルファーにも海外メジャーに手の届く選手が出て来ました。
タイガーはどうなんでしょうか?彼らしいプレーが戻って来たというコメントが多いですが、初日にバンカーからホームランしたり、フェアウエイウッドでシャンク気味のショットがあったとも聞いています。
最終日にはラフからのショットで、松葉に隠れた木の根にクラブが当たり負傷したそうです。また暫く試合を休むようですが、若いゴルファーたちを押さえて世代交代の波にストップをかける事ができるのでしょうか?
良くも悪くも、タイガーの存在はやはり大きいものであることを証明したのかも知れません。また、PGAツアーが面白くなって来ましたね。