遅ればせながら日曜コチのライブレポートです。人気急上昇中のピアニスト、田中菜緒子さんと若い若い寝占(ねじめ)友梨絵さんのセッションでした。
いやいや驚きました。嬉しい驚きでした。寝占さん、凄いよー!初めて聴く寝占さんですが、彼女のスキャットには圧倒されました。
国立音大を出てまだ三年目の若さ、昨年の浅草ジャズコンテストでグランプリ(?)をとったとか・・・。噂には聞いておりましたが、ここまで凄いとは思っていませんでした。
去年シーラ・ジョーダンさんのライブをお茶ナルで聴いた時に、彼女が自分の半生を歌に込めた歌詞の中で「ティーンエージャーの頃、エラのスキャットを聴いて圧倒されて憧れたの・・・」と言うようなレリックが入れられていました。
私も自分が学生だったころ、1970年代ですがアメリカにいてテレビでエラのスキャットを聴いて驚愕したことをいまでも覚えています。その頃はジャズには興味もなく(と言うより知りませんでした。)それなのにエラの歌には素人の私を感動させる、伝わって来るものがあったのです。
元々歌が好きな事からジャズも聴くようになりました。ジャズだけを好きなわけではありませんが、聴いた事がない人の歌には興味があり、どんな歌いかたをするんだろう?と聴いてみたくなります。
いいときもあれば、あまり感じないときもあります。寝占さんの歌はビシビシ来ました。これだけのスキャットはなかなか聴けません。上手い人はいますけど、この若い新人(と言っていいのでしょうね)歌手がこんなに素晴らしい演奏(もう演奏と言えるようなパフォーマンスです)をするとは想像もつきませんでした。本当に嬉しい誤算でした。
歌も勿論良かったです。好みの別れるところはあるかも知れませんが、私はこういうの大っ好きです。いいフィーリングの歌を歌ってくれました。順調に成長してほしいし、どんどん出演機会が増えていってほしいですね。(間違いなく名前は売れていくと思いますが・・・)
田中菜緒子さんはまさに売り出し中の素晴らしいピアニストです。桐朋学園大学在学中からクラッシックのコンペ等でかなりの実績があるそうで、テクニック(の事は正直よくわからないんですけど)と音色の美しさには定評があります。
二人とも可愛いですねぇ・・・。(オジサン目線でした。(笑))
ジャズのみならず、ポップ、ロックいろいろなジャンルで自分のユニットがあったり、またサポーティングメンバーとしても大活躍中です。今はジャズに一番力を入れているようですが、どんどん進化しています。ジャズピアニストらしくなって来ました。(ちょっと生意気な言い方ですが・・)
寝占さんの歌伴のようになりましたが、決して邪魔をせず、自分のソロはビシッと決めてくれました。もう既に人気ピアニストの一人ですが、まだまだこれからが楽しみなミュージシャンです。
「初めての組み合わせですが、今後の日本のジャズシーンに必ず出てくると・・・、それを見越してのライブを組んで見ました。これからも頑張ってほしいと思います。」
小岩COCHIの宮崎マスターのブログを引用させてもらいました。
関係ありませんが、若い頃のエラです。