もうお盆休みも終わりです。みなさんは有効に時間を使われたでしょうか?
私は代々木ナルに通いずめのお休みでした。たまたま聴きたいライブが続きまして、休み前の11日は畑路子さん、休み初日の12日はケイコ&ルーリー、14日は寝占友梨絵さんでした。
11日はお盆休み前のせいか、少し忙しくバタバタしまして、1セット目は間に合わず2セット目から行きました。に
畑さん、久しぶりに聴かせてもらいました。ピアノには最近大活躍、東京Tucにも頻繁にブッキングされている八木隆幸さん。ベースにはベースを持った吟遊詩人、佐藤有介さんでした。
美しい音色をバックに歌う畑さんは相変わらず落ち着いたそつのない、そして心を伝える歌いぶりです。安心して聴けますね。音程も安定しているし、英語は兎に角上手い!
ただ、(良い悪いではなく全く私の個人的な好みの問題なのですが、)ビブラートを強調した歌は私は少し苦手です。演る方も聴くほうも、好みの分かれる所だと思いますが・・・。(サラ・ボーンも強くビブラートかけますが、あの人のはまた違った味があるかなぁ・・・。)
3曲目(くらいだったかな?)にワンノートサンバを歌ってくれましたが、(私の大好きな歌のひとつです)早口の歌詞なのでビブラートつけてるヒマがなく、逆に私には心地よく聴けました。
そのあとの曲は(意識してなのか解りませんが)何故かビブラートがやや抑えられて私には丁度よい感じに歌ってくれました。不思議なもんだなぁ・・・。
そして彼女は英語の発音がとても綺麗なのでそれも安心して聴ける一つの理由ですね。これだけ上手な英語で歌える人は結構少ないんです。歌が好きで耳がいいことがわかります。
足利まで親友の墓参りに行って来ました。そのあと錦糸町のサウナでのんびり、マッサージにかかり、ビールと日本酒を少々頂いてから代々木に向かいましたが、のんびりしすぎてライブはスタートしておりました。
この店で育ったと言ってもいいのでしょうか?瑠璃子さんはまだここで働いていますが、圭子さんは久しぶり。成長した姿を見せてくれましたね。
次の日は仕事がありませんから、久しぶりに富田シェフの料理で夕食をいただき、姉妹店のヴァッソニールで休み時間を過ごし2セット目も聴いて行きました。
圭子ちゃんは貫禄(?)が出て来ましたかな?前は緊張感が見られたものでしたが、余裕が出て来たんでしょうか、声がしっかりしてきました。私の大好きな「They can`t take that away」を歌ってくれたのには感激でした。
そしてルーリーです。船橋の星、瑠璃子さん自作の「My lovely town・・船橋の歌」が馴染んできた・・・と言うか歌いこなれて来たというか、心に沁みこんで来ました。
勿論それだけではありません。アイルランド(だったかな?)系の歌だったり彼女のシルクヴォイスは心を安らかにさせてくれますね。またご存じのお客様も多いのでしょうが、うまく盛り上げてくれてとっても楽しいライブになりました。私も一役買ったかも・・・(笑)。
バックにはご存じギターの平岡遊一郎さん。変わらぬ堅実なバッキングに素晴らしい技術のソロで聴かせてくれました。
ピアノは若手有望株リン・ヘイテツ君、お茶目な、またカッコいいフレーズテンコ盛りの素晴らしいピアノで盛り上げてくれます。
そしてこの夜の彼のソックスがあまりにも可愛かったので・・・。
さて最後に14日の寝占さんですが、本当にサイコーのライブでした。
ちょっと長ブログになってしまったので、このライブの事はまた次のチャンスに・・・。
取り敢えず、彼女のCDのライナーノートの中の山下洋輔さんの言葉をご紹介しておきましょう。
「スキャッツによる自己表現は僕の知るどのプロ歌手よりも魅力的だ。完全に圧倒され「イイェーイ!」と叫ばざるを得ない。寝占友梨絵のスキャッツと兼松衆のピアノの上手さは1曲目を聴いただけでわかる。独自の世界を持つ、二人の才能ある若者のやりたいこと、よいところを丁寧に記録したこのCDはとても貴重だ。」