今朝スマホでニュースを見ていましたら、新橋の老舗レコード店「東京堂」が閉店すると言う記事が載っていました。
東京堂と言えば神田に本屋もあったなぁ・・、本屋と言えば書泉ブックマートも今月いっぱいで閉店するというニュースもあったなぁ・・・。などと思考が漂って行きました。
子供の頃には町の本屋さん、レコード屋さんがあちらこちらにありました。そういう小さな店で大体間に合っていたのが、成長するにしたがって見たい本、聴きたいレコードが大きな店舗を探して行かないと見つからなくなって来ました。
レコードだと秋葉原や神田に行きました。石丸電機にはいっぱいレコードがあってよく行ったなぁ。
本を探すためには御茶ノ水の三省堂、書泉、東京堂・・・、新宿の紀伊国屋書店とか渋谷の大盛堂書店まで行ったこともありました。
徐々に町の本屋さんやレコード屋さんが減って行きましたね。
新橋にある東京堂さんはそんな数少ない町のレコード屋さん(今はCDショップですか?)でした。数年前まではよく西新橋にあるピアノバーに歌を歌いに(飲みにですかな?)行っておりました。
ジャズのライブを聴いたあとなど、ついつい自分で歌いたくなってしまい、新橋へ・・・、と言うパターンがありました。御茶ノ水で1セット終わって帰ろうとすると、店のスタッフに「これから新橋ですか?」と聞かれるようになりました。
そこではピアノの先生がうまく素人の私たちに合わせてくれて、なんか自分が上手くなったように錯覚させてくれるんですね。よく通いましたが、さすがにここ数年は寄る年波に勝てず、そこまで行くと次の日の仕事が辛くなりますので大分ご無沙汰しております。
カラオケには自分が歌ってみたい曲がまだ少なかったのですが、そこでは何でも歌わせてくれました。2~3曲歌って帰りに新橋駅まで歩いて行く途中に東京堂がありまして、前を通ると中で流している音楽が聞こえて来ます。
店主の方と私の好みが合うんでしょうか?ついつい店に引き込まれてしまい、ご主人と「これいい曲ですねぇ・・」とか話しているうちについつい買ってしまったCD何枚になるだろう?
時代の流れには逆らえないようです。
情報も音楽も媒体がネットに代わり続けています。書泉ブックマートはある時からちょっと形態を変えてコミックや、ある意味「オタク」好みの本等が並べられる店になっていましたが、こういった大きな店舗でさえ閉店する時代なんでしょうか?
電車に乗っていると漫画でさえスマホで見ている人がいますものね。紙の本を読んでいる人を見るとなんかホッとすることもあります。次の時代には・・・、私はいませんが、どう変わって行くのだろう・・・。ちょっと見てみたい気もしますけれど・・・。