アルトサックスの太田剣さんがお茶ナルで2days、その二日目に行って来ました。遅ればせながらレポートです。
MCを聞くと、ここでの2daysは初めてなんだそうです。私は彼のMCを聞くのも初めてかも知れません。
この夜は私の大好きなギタリスト、荻原亮くんが共演すると言う事で楽しみにしていました。最近聴く機会が増えてきたベースの清水昭好くん、そして私がジャズを聴き始めたころにはよく聴いていた(あの頃は若手でしたが)ドラマーの安藤正則くんが共演しました。安藤くん、最近は私がよく行く店に時々出演するようになりました。
お客さんは女性率90%くらいです。さて誰の人気なのでしょう?ま、みんなイケメン揃いですから、みんなの人気の合作でしょうか。
荻原くんはその綺麗な音色とテクニックには定評があります。アドリブにもいろんなフレーズの引き出しを持っていてノッタときの彼のソロは本当にカッコいい、そして迫力あるフレーズが出て来ます。
太田くんのサックスは音が太い!そしていつもホントに頑張ってる!美しいテーマを優しく静かに吹いたかと思えば、激しいアドリブのソロはまさに圧巻!人気があるのも当たり前でしょうか。
私も徐々に声が出始めてしまいましたが、太田くんもいつも結構声を出して盛り上げます。他のプレーヤーがソロをとっているときなど、「いぇい~!」と隣で声を上げています。
彼らのようなプロの方々は、技術的に難しい事をやったときとか、音楽的に面白いフレーズが出たときとか、私たち素人には解らないことにも反応して共演者を称え、盛り上げる事もあるんでしょうね。
そういうことは私には全く解りません。ただ私にとって心地よい、カッコよく聴こえる音を聴くとついつい声が出てしまうだけなのですが、それでもたまぁ~にですが、太田くんと声が重なるときもあり、そういう時はなんか感動を共有したような気になって嬉しいときがあります。
その日のお客さんによっては、みんなが物凄く盛り上がって、私なんかよりも大きな声や口笛でプレーヤーたちを盛り上げる方々がいらっしゃるときもあります。
そういう夜は私も安心して聴けるのですが、静かな方が多い時は、「ちょっとうるさすぎるかなぁ(自分がです)・・・?」などと、少し心配しながら聴いているときもあるのです。静かにしていようと思っていてもついつい、声が出てしまったりしますので・・・。
ですから太田君のライブの時はやや安心して楽しめます。プレーも最高ですし言う事ありません。
さて話がそれてしまいましたが、この日も素晴らしいライブになりました。安藤君のドラムも堅実、そして音が綺麗です。ソロでは迫力たっぷりのドラミング、いいフレーズも多々・・・、気持ちよいソロでした。思わず拍手です。でもバックでリズムをとっているときにも、もうちょっとだけ主張してもよかった気もします。
そういう事も好みが分かれますよね。叩きすぎ!と思う人もいるかもしれないし、どこで区切るか微妙なラインがあります。また私のような知識の少ない素人には解らないこともあるんでしょう。悲しいかな私は直観で聴いているだけの事なのですが、十分堪能しています。
知識があればまた違う楽しみ方も出来るんでしょうか?英語が分かると歌をもっと楽しめるようになるのと一緒かな?でもいまさら勉強するのもね・・・、十分楽しめていますから、良しとしたいと思っています。いやぁ~この夜もたっぷり楽しませて頂きました。感謝、感謝です。