久しぶりにコチで椎名豊さんのピアノを聞きに行きました。私の大好きなピアニストですが、最近若手のミュージシャンと「ハッピーニューオリンズジャズ」と言うタイトルで(コチでも前にやりましたが)いろんな箱でライブをやっています。
昨年秋から浅草ハブの影響でニューオリンズジャズに興味を持ち始めまして、またハブで聴いたハチャトリアン楽団のメンバーでもある石村奈穂さんが椎名さんのリーダーバンドで共演するとあって、一度聞いてみたいと思っていました。
セットのはじめに椎名さんが、なぜこういう音楽をやろうと思ったか説明してくれまして、それからライブが始まりました。
「好きな曲でやったことがない歌があって、(一曲目にやったサッチモの曲らしいです)やりたかったのと、楽しいジャズをやりたかったから・・・」と話していました。(楽しくないジャズもあるのかなぁ?(笑))
いやいや素晴らしい、そして楽しいライブでした。椎名さんは本当に楽しそうに、軽やかな、時に強烈なタッチで自由奔放とも思える素晴らしいフレーズで私たちを魅了しました。
自分のソロの時だけでなく、他のプレーヤーのソロの時にもバックでカッコいいフレーズがテンコ盛りです。いっときも目が(耳が?)離せません!
後ろの伊藤勇司くん(ベース)は何度か聴いたことがありますが、まだ20代前半だと思いますが、彼もバックで時折素晴らしいフレーズをこっそり入れるのがカッコいいんだなぁ。
石村さん(トランペット)は浅草ハブでは長いソロは吹かないのですが、ここでは普通にツーコーラスくらいのソロをやっていましたが、いやぁ・・・、なかなかのもんではないでしょうか?
女性トランぺッターは市原ひかりさんからでしょうか?増えて来ていますが、彼女もその一角で活躍することになるかも知れませんね。デキシーに拘らなければ、出番が増えてくるかも?
遊びに来ていたという篠原正樹さん(トランペット)との掛け合いはとっても楽しく、カッコいかったです。コチマスターも笑顔で聴いていました。
ドラムの峰りょうすけさんは初めて聴いたかな?(名前はよく聞くんですけど・・・、)やはり若いですけど、いい音を出しますねぇ。タイミングよくびしっと決めることもありました(ちょっと遠慮気味だったかも)。
ファーストの最後にはドラムソロでカッコよく締めてくれました。
ハチャトリアン楽団のライブでは知らない曲ばかりでしたが、この夜のニューオリンズジャズでは私でも知っているような「セントルイスブルース」とか「it don`t mean a thing if ・・・」などもやってくれました。
椎名さんのオリジナルも一曲、私は初めて聴きましたが「フラワー」って言ったかな?椎名さんのオリジナル曲はみんなメロディーが綺麗でいいんですよね。才能を感じます。
みなさん自分のオリジナル曲には思い入れもあり、本人にとっては自分の子供のような大切な宝物なんだと思います。でも私(他人)が聴いてみると、中には何処にメロディーがあるのかわからないように思える曲もあります。(私個人的な意見で、悪意はないのですが、失礼であったら謝らないといけませんが・・・)
椎名豊さんの曲は多くの人に聴いてもらいたい曲が多いです。
コチマスター宮崎さんのブログによると、全くのデキシーではなく、新しい息吹をいれた新感覚の「ハッピーニューオリンズジャズ」なんだと言うようなことがかいてありました。是非また聴きたいと思いました。
2セット目には石村さんが歌も披露するとのことでしたが、いつもの事ですが私は1セットで燃え尽きまして、歌を聴くことはかないませんでした。是非また次の機会には・・・。
コチブログからお借りしました。(謝)