桜が終わるころ、総武線市ヶ谷駅から四ツ谷駅の間の線路沿いにプチお花畑が出現します。
雙葉高校のあたりから市ヶ谷にかけての線路沿いの土手です。毎年この時期には朝の電車の左側の窓から一瞬で通り過ぎるこの風景を楽しんでいます。
電車から見ると綺麗に見えるんですけど、上からだとうまく写りませんね。スマホのカメラでは色も綺麗に映らないなぁ・・・。雑草なんでしょうけど、(名前をしらべようとも思いませんが)ラベンダー色って言うんでしょうかね?公園や観光地にあるような綺麗なお花畑とは比べられませんが、野性味のある美しい色です。
電車が走り抜ける一瞬しか見られないからじっくり見ている時間もありません。それで余計綺麗に見える気がするのかも知れません。
中央線のホーム沿いにも小さなお花畑があります。同じ花ですね。
写真を撮ろうと線路沿いの遊歩道を歩いていたら、雙葉の前辺りにこんな花が咲いていました。あの桜並木の遊歩道です。美しいものはあちらこちらにあるものですね。
数年前、北の空が大きな悲しみに包まれました。その深い傷がいまだ癒えぬ今、南の大地が苦難に襲われています。言葉がありません・・・。
身近なことから離れると、世界中のどこかで常に悲しい出来事が起きているのでしょう。
自然の営みは時として理不尽な苦しみを与える事があります。でもこうした名もない草花が私たちの疲れた心を癒してくれることもあります。その中で私たちは生活を全うするのみなのでしょう。
だから私はハッピーエンドの映画が好きだし、メジャーコードの歌が好きです。辛くて苦しい事、悲しい事は現実にあるものだけで十分だと思っているのです。