御茶ノ水ナルのゴールデンウイークは大坂昌彦5Days、5月7日(土)はその最終日でした。テナーサックスの鈴木央紹、アルトの太田剣、トランペットの中村恵介と言う強力な3管をフロントに、ベース井上陽介、ピアノにジョナサン・カッツ、そしてドラムは勿論大坂昌彦、と言うこれもまた豪華なリズム隊です。
5Daysの最後を飾るにふさわしいこの素晴らしいメンバーに、ついつい足を運んでしまいました。電話してみると「ご相席で良ければ」とのこと、勿論OKです。ただこの素晴らしいメンバーのライブ、盛り上がらない筈がありません。ついついうるさく声を出してしまうかも・・・。
着いてすぐにオーダーを取りに来たオーナーの成田さんに「うるさかったら遠慮なく言ってね」とお願い致しました。相席のお客さんに迷惑をかけては申し訳ないですから・・・。成田さん、笑って「全然OKです。」と言っていました。私のうるさいのには慣れてしまっているスタッフたちです。(謝)
さてさてアツ~~いライブが始まりました。太田くんは相変わらず熱いフレーズを吹きますねぇ。両側の二人も負けてないです。そして大坂さんも熱い!陽介さんも熱い!カッツさんもHot!やはり声がでちゃうなぁ・・・(笑)。
太田くんもよく声を出してソロをとっているプレーヤーに激をかけます。後ろのリズム隊がちょっとしたカッコいいアクセントをつけたのでしょうか?振り返って「ウォ~~!」と唸っていました。どんどんみんなノッテ来たようです。大坂さんはホントに楽しそうに叩いています。いや、メンバー全員笑顔で会話を楽しんでいるようでした。
何も解らぬ私もついつい声が出てしまうなぁ。なんか楽しさが伝わって来るようだからでしょうか?難しい事は何一つ解らぬ単なる一音楽ファンの私ですからジャズを語る事は出来ないのですが、私の頬を緩ませてくれる演奏は私にとっては素晴らしいものに違いないのでしょう。
この夜も知らない曲が多かったです。カッツさんのオリジナルもやりました。題名が「Don`t say that」、彼のお子さんの口癖だそうですが、よくわかる言葉だね(笑)。他の曲も作った人の名は聞いたことがありましたから、ジャズの大ファンの方々にはおなじみの曲なのかもしれませんね。満席のお客さん、どんどん拍手、声援が大きくなって行きました。
あっと言う間にファーストセットが終わってしまいました。大拍手、声援に包まれてミュージシャンたちがステージを降りるのを見ながら私は帰途につきます。大満足のライブでした。
私は中村恵介のファンなのですが、最近彼の名前でネットを見ていたら、中川ヨウさんのコメント(ツイッターだったかな?)を見つけました。私が名前を知っているくらいですからとっても有名なジャズ評論家なのだと思いますが、(と言うか、実は恥ずかしながらジャズ評論家は他には一人も知りません。雑誌も見ないし、CD買ってもライナーノート読まないし・・・。)
彼女曰く「久しぶりにジャズトランペッターらしい素晴らしいトランペッターと出逢ったように思う・・・、」などといろいろと(私には細かい事は理解出来ないのですが・・・)恵介くんを絶賛していました。
こうやって有名な方が書いてくれると、一般のジャズファンも中村恵介を聴いてみようか?と思ってくれるんじゃないかなぁ、と期待しています。もっともっと多くの人に彼の熱いトランペットを知ってほしいと思っています。