水曜日、中央線に乗って御茶ノ水で総武線に乗り換えようと電車を降りましたが、すごい混雑です。総武線が暫く止まっていて運転再開後、電車の間隔が開いているようです。
遅れて来た電車は大混雑、ちょっと乗れません、次の電車を待つことになりました。ところが次の電車もかなり遅れている模様です。ちょっと降りて晩飯食っていくか?と駅を出ましてすぐの日高屋に入りました。
ちょっと飲んで食べているうちに電車も落ち着いて来るでしょう。とのんびりして食べ終わると、7時半・・・。なんだ、丁度ナルのライブが始まる時間じゃぁないか・・・。一杯飲むと勢いがついてしまいます。予定外でしたが、駅前の御茶ノ水ナルへと足を向けました。
店についても、「いやぁ、日高屋で飲んでたら丁度いい時間になっちゃってさぁ・・・。」とか言う必要もない言い訳をしてしまう小心者の私でしたが、実はこの日は原朋直さんのバンドのライブだと言う事を知っていました。久々に聴きたい気持ちは元々あったところに電車が遅れたのはいい口実になっただけの話であります(笑)。
ジャズトランペッターとして日本の第一人者の一人である原さんはここでレギュラーとして毎月ライブをしていますが、もう一年以上聴いていなかったなぁ。独特の間を持つ彼のトランペットは逸品です。松島さんや岡崎さん、中村恵介くん、考えて見るとみんな個性がありますね。
ベースは池尻洋史、ドラムにデニス・フレーゼ、ギターは朝田拓馬と言う若いメンバーですが、朝田くんは腱鞘炎を発症していてこの夜は見学のみとのことで、トリオの演奏でした。
いつも店のスタッフにうながされて少し遅れてはじまることが多いジャズのライブですが、このトリオは時間通りに自分たちから準備を始めました。こうじゃなくっちゃね、と私は思います。
原さんのオリジナル曲でライブが始まりました。たんたんとしたリズムで徐々に盛り上がって行く感じ。原さんのペットはストロングな印象があったのですが、この夜は少し控えめ?でも個性のある間に聴き入って行きました。
今日ミックスナッツはジャイアントコーンが多めです。私がジャイアントコーン好きなの知ってるスタッフは時々こうやって(ジャイアントコーン余ってたんでしょうか(笑)?)サービスしてくれます。いやぁ~、いい店だねぇ。
2曲目はベースの池尻くんのオリジナルだったかな?原さんがいいアドリブでお客さんに声を出させますね。ドラムのフレーゼくんはいろんなメンバーと演奏していますが。いつもはたんたんとリズム隊に徹してあまり主張しないイメージでしたが、ときおりいいアクセントをつけますし、ドラムソロは結構激しく熱が入ってたなぁ。大きな拍手を受けました。
途中でメンバー紹介等の原さん。
3曲目は、おおっ!なんか聴いた事のある曲だぞ。正直なところスタンダードはやっぱり聴きやすいです。オリジナル曲もノリがいいと唸るんですが、やはり昔から弾き継がれて来た楽曲にはそれなりのものがあるんですね。こうなると私も頻繁に声が出て来ます。
原さんの持前のパワーもさく裂し、大盛り上がりで曲が終わると原さんが曲名を言いましたが、たしか「I should care」だったかなぁ・・・。
そして最後もオリジナル曲だったようでしたが、この夜はドラムソロ多かったなぁ・・・。4曲のうち3回やったように思います。フレーゼくん、ちょっと気合入ったんでしょうか?でもあうんの呼吸でそれぞれのプレーが繋がって行く台本なしのセッションはまたいいもんだなぁ・・・。
予定外のライブ鑑賞になりましたが、いい夜でした。
いつも通り1セット聴いて帰りますが、オーナーの成田さんに「新原さん、日高屋で何食べて来たんですか?」と聞かれたもんで、「まず瓶ビール一本にバクダン炒めと餃子三個、ビールなくなってから生冷酒一本、最後に焼き鳥丼。」成田さん「へぇ~、結構ヘビーですねぇ・・・。」「うん夕飯だから・・・。でもそれで千六百四十円、安いよねぇ・・・!」とか、つまらない話をして店をでました。
美味しいメニューのあるお店で食事をしないあまりいい客ではないのですが(謝)、また宜しくお願い致します(謝)・・・。