なんとボブ・ディランがノーベル文学賞を取りました。ニュースを聞いて、へぇ~!と思ったけど、直ぐに「まぁ、当たり前だな」と感じました。
欧米の文学者たちには批判する方が多いようです。フランスの文壇の方が痛烈な文言で批判しているコメントを読みました。
それに比べると日本の方々はとても寛大な意見を述べているように思います。今朝の日経の最終面文化欄に早速ある英文学者の好意的な寄稿が載せられていました。速いですね(笑)。
私にはそこに書いてあるような難しいことは解りませんが、この選定はノーベル賞選考委員会の英断だと思います。
殆どのメディアが「歌手のボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞」と書いています。詩人とは書いてありませんが、彼が素晴らしい詩人であることは言うまでもなく、それを認めずに批判する文人たちの傲慢さが私には見苦しく感じられます。
私は特に読書家でもないし、最近は殆ど本を読まなくなっていますから、大それたことは言えないのですが、近頃の文学の中に特に読みたいと思う本も見当たらないのです。
文芸春秋は毎月とっていて、待合室に置いてあります。芥川賞特集の時に選考委員の名前を見て、「なんて小粒な委員会になっちゃったんだろう?」と、失礼ながら思うのは私だけではないんじゃぁないですか?
今回批判をしている海外の(著名らしいですが)文人たちを私は知りませんが、「どうせ大したことないんだろう」と言う思いが強くなりました。
ボブ・ディランに乾杯したいと思います。