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渡邊雄太選手と八村塁選手・近況

明成高校で3年連続ウインターカップ優勝に貢献した八村選手は今Gonzaga (ゴンザガ)大学、尽誠学園を2度日本一に導いた渡邊雄太選手はGeorge Washington (ジョージワシントン)大学のバスケットボールチームに在籍しています。

 

ちょっと気になってネットでぞれぞれの大学のホームページをチェックして見ました。

 

尽誠学園を卒業後、アメリカの高校に一年通ったあとジョージワシントン大に進んだ渡邊選手は今3年生。スターターとして平均30分弱プレーして二けた得点を毎試合のようにとって活躍しています。

 

206センチ(6フィート9インチ)の長身でありながら、なんとガード登録です。シューティングガード、あるいはスィングマンとしてチームに貢献しているようです。(ガードでありながら昨年はブロックショットではチームのトップでした。)

 

watanabe渡邉選手

 

ゴンザガの八村くんは高校卒業後すぐに大学に入り、トップチームのロースターに入っています。ただ、まだ試合終了間際のいわゆる「ガベッジタイム」に数分出ているだけでした。直近の2試合はかなり接戦だったためか出場機会は与えられなかったようです。

 

ゴンザガ大のHPによると彼は6フィート8インチ(203センチ)、高校生の時は197センチと言われていましたから大分大きくなりました。

 

hati八村選手

 

2年前のアンダー17の世界選手権でアメリカと戦った日本チームは127-38と大敗しましたが、八村君は一人奮闘し25ポイントをあげました。そして大会の得点王となり、その活躍がアメリカへの道を開いたのでしょう。

 

彼にも渡邊くんのようにプレップスクール経由のチョイスもあったそうですが、敢えて初めから大学進学の道を選びました。やはり英語の壁は厚いようです。バスケではチームメート同士のコミュニケーションはとても大切なファクターです。いましばらく時間が必要でしょう。

 

ただ、向こうでの彼の評判はかなり高いようです。英語の問題があることを知っていてそれでもトップチームのロースターに入れたと言う事がそれを物語っています。一年後の彼の活躍を期待したいと思います。

 

プレップスクールで一年間過ごした渡邊選手は大学一年目から多くのプレータイムを貰い、二年目には早くもスターターとしてチームの中心の一人として活躍しました。大学のフェイスブックに彼とチームメートのインタビューの動画がアップされていたのを見ましたが、もう英語では苦労していないでしょう。10年アメリカに住んでいた私よりずっと渡邊くんの方が英語上手いです。

 

gw

GWバスケットボールチームです。渡邊選手は右から5番目ですね。彼より大きい選手が何人もいます。

 

三年目も中心選手でありますが、直近の2試合(vs Penn state、vs Harvard)ではけがの為に欠場しました。ふくらはぎを痛めたようですが、大事なく早い復帰を期待します。GW大は格としてはゴンザガ大にやや劣るかも知れません。ゴンザガは過去2年連続でNCAAトーナメントに進出、ベスト8、ベスト16と健闘しました。

 

GW大は昨年強いチームでしたが、NCAAに出る事は出来ませんでした。それでもNCAAを逃したチームたちで争うNITトーナメントで見事優勝、今年の活躍が期待されています。(残念ながらシーズン開幕後4勝3敗とやや苦戦していますが)

 

ゴンザガ大はコンファランスの試合に入る前の現在6連勝中です。今年もNCAAに出場する可能性が高いと言えます。なんとかそのポストシーズントーナメントの時期までに八村君のプレー機会が増えてくるといいですね。

 

しかしこうして日本の選手が二人も同時にNCAAデヴィジョン1の大学チームの一軍のメンバーとして名を連ねる時が来たと言う事は素晴らしいことではありませんか。両大学ともに、アメリカではそれほどの強豪とは言えないかもしれませんが、昔はこんなことは夢のまた夢でしたから・・・。

 

彼らの活躍に期待して、またバスケットボールを見るのが楽しみになって来ました。時々両選手の活躍ぶりをフォローして見ようと思います。

 

因みに「ガベッジタイム」ですが、「Garbage time」と英語で書きます。バスケットボールの試合で逆転不可能と思われる大差がつくことがあります。そういった試合の終盤5分前後では勝っているチームは主力選手を下げて控えを投入します。

 

主力の不要な怪我を避け、また体力を温存するためです。控え選手にとってはじぶんをアピールする数少ないチャンスになりますので頑張ります。それが時によっては自己主張の強いプレーにもつながることも多く、チームプレーとしてはややレベルの低い攻防になることも多く、garbage(ゴミ)のようなプレーと言う表現をされるようになったようです。

 

ある辞典には「ゴミの収集時間」と訳されていましたが、ここでは違う意味で使われます。

 

それからプレップスクールですが、preparatory school と書くことから、進学準備校、とか予備校、と書いているメディアもありますが、単純に私立の高校のことです。公立の高校は殆どハイスクールと言いますが、私立高はときおり違う名前を付けます。日本の〇〇学園みたいなもんでしょうか?

 

アメリカでは公立の高校は進学率が低いですが、(低所得者層の多い地域では卒業率自体がかなり低いところもありますね、高校でドロップアウトする子供が結構いるみたいです。)私立は進学率が高い、という事もありまして、高校すなわち大学進学への準備となるからかもしれませんが、そう名付けられた高校があります。

 

私がアメリカに行ってはじめに入ったPacific Union College の横にも付属高校のような形で〇〇プレパラトリースクールという高校がありましたので(名前は忘れちゃった(笑))、高校のことをこういう言い方することもあるんだな、と思ったことを覚えています。

 

私の知識も大したことないですから、間違ってたらゴメンナサイ(笑)、です。

  カテゴリ:スポーツの話

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