暖かくなって来ました。春の空気を感じる日々です。普段の生活にも春を感じる場面が度々ありますね。
ピカピカの一年生が自分より大きく見えるようなランドセルをしょって歩いています。
朝の電車も少し込み方が違います。新入社員、新入生が新しい生活を始めています。
少し困ることは、あまり東京の通勤時間帯の満員電車に慣れていない人も少なからずいる事ですね。
一度降りてくれると助かるのだけど、電車のドアの前で一生懸命降ろされまいとする若者がいたりします。慣れるまで少し時間が必要ですね。頑張ってほしいですね。
私は小中学校は区立だったから自宅から徒歩通学でした。高校は都立でしたが初めての電車通学をしました。
京成堀切菖蒲園駅から一駅の関屋駅で降りて、東武線に乗り換えます。京成関屋駅の目の前の東武線の駅は牛田駅です。改札と改札が10メートル程しか離れていないのに駅名が違うのが不思議でした。
牛田から3駅で玉ノ井駅に着きます。そこから徒歩5分のところに都立墨田川高校があります。近くに明治通りと水戸街道の交差点(東向島広小路)があって、当時は都電の終点駅がそこにありました。
玉ノ井という名は、昔の遊郭を思い起こさせると言う事から(?)、いつの頃だったか駅名は東向島駅と改称されました。
堀切菖蒲園駅から京成関屋駅までの一駅の2分間、上野行きの電車の混雑は凄かったなぁ。慣れるのにかなりかかったと思います。でも東武線に乗り換えて浅草行に乗ると、ガラガラに空いていましたからまだ楽な通学だったですかね?
東武線の浅草行も一つ手前の北千住までは混んだんでしょうが、そこで国鉄などに乗り換えて行く人が多かったんでしょうね。
高校を出てアメリカに渡りました。2年目の夏休みに久しぶりに日本で満員電車に乗った時はちょっとビビりました。2年で田舎暮らしがすっかり身体に沁みついてしまうんですね。まぁ、この時はすぐに慣れましたけど・・・。でも初めのうちは混雑した駅のホームでちょっと人にぶつかったりすると、ついついクセで「エクスキューズミー!」とか言ってました(笑)。
不思議な事に数週間もすると、人にぶつかると心の中で「バカヤロー!」とか言ってたりして(-_-;)。
東京の生活は時として人の心を荒ませるもんだなぁ・・、と思ったものです。
春にはそんなことも思い出してしまう、そんな季節ですね。東京で心が荒まないように・・・、新人たちよガンバレ!と思いながら見守っています。やはりここからは離れられない東京っ子です。結構いい街ですからね。