5月5日の子供の日、ボディアンドソウルに行って来ました。
このメンバーです。
ボディアンドソウルのオーナーの関京子さんがピックアップしたメンバーのバンドなのでSK4と言うんだそうです。佐藤さん以外はもう人気抜群の若手ミュージシャンたち、あちらこちらで何度も聴いたことがあります。
佐藤洋祐さんはつい最近初めて聴きました。それまで全然知らなかったのですが、チェックしてみたらずっとアメリカで活動していて、グレゴリー・ポーター(実はグレゴリー・ポーターさんの事も知りませんでした(笑))のバンドでサックスを吹いていて、グラミー賞受賞アルバム2枚に参加していた、という素晴らしい経歴の持ち主でした。
いつも笑顔、そしてグルーヴ感たっぷりの演奏を届けてくれます。後ろの3人ともガッチリ噛みあって、全員が本当に楽しそうに演奏するこのバンドが大好きになりました。歌も歌う佐藤さんと、情家みえさんがデュエットするらしいと聞いて、これは外せないな、と思っていました。
スタート時間に合わせて行ってみると、おぉ・・・、超満員の店内です。入れてもらえるかなぁ?と心配でしたが、山田君のドラムの前のテーブルに相席で入れてもらい、ホッと一息(笑)。
さぁスタートです。今日は静かにしていよう、と心に決めて来たのですが、4人の強烈なグルーヴにすぐに声が出てしまった・・・(笑)。目の前の山田玲がホントにいい感じでガツンと・・・、また時には柔らかぁく・・・、アクセントをつけてくれるもんで、それは声も出てしまいますね。
菊池君も楠井君も全開です。菊池君は一時持病が悪化してギグをキャンセルしたりしたこともあり、気になっていましたが、この夜はいつもの笑顔の演奏で良かったなぁ・・・、安倍首相と同じ病気だと聞きましたが、良くなってくれるといいですね。
本当に楽しそうな4人の演奏に店内が盛り上がって行きました。30分程していよいよ情家みえさんが呼び出されました。あまりの混雑に正面から入る隙間がなく、もう一度脇から入り直す仕草がお客さんの笑顔を引き出しました。可愛いですねぇ・・・(笑)。
デュエットを含み数曲素晴らしい歌を聴きました。情家さんは石井彰さんのような強烈なグルーヴのあるピアノ、山本剛さんのような個性的なスィンギーなピアノをバックにして、しっかり寄り添って歌える数少ないヴォーカリストですね。この若い4人のパワフルな演奏の中にもしっかり溶け込んで、素晴らしいサウンドが紡ぎだされました。
スキャットを交えて、他のメンバーと丁々発止渡り合うヴォーカルも大好きです。情家さんのように、大きくは崩さずに綺麗にバックの演奏に溶け込んで、なお情感たっぷりな歌を歌ってくれるのも素晴らしいもんですね。いい歌手になりましたね・・・、なんて生意気なことを言ってしまったかな(笑)?
歌う事が大好きな情家さん、これからも精進して成長して行くことでしょうね。5年後が楽しみ・・・、私はそれまで元気でいられるだろうか・・・?
佐藤さんの歌もなかなかのものなんです。アメリカのミュージシャンたちは歌も好きで上手い人が多いですよね。日本では女性では数人楽器も歌も、と言う人がいるようですけど男性だとTOKUさん以外ではいるのかなぁ?あまり知識のない私には思いつきませんが、そういう意味でも佐藤さんは貴重なミュージシャンだと思います。これから多くの人に聴いてもらえるようになるといいなぁ、と思いました。
素晴らしい演奏についつい大きな声をあげてしまい、隣の方にはご迷惑をおかけしたかも知れません。静かに聴きたい方々も多いですから・・。時々私の方をチラッと見ていらしたので、「もう、すぐ帰りますから。」と声をかけたあと、1セット目が終了。大歓声の中終始笑顔の5人に拍手して出口へ向かいました。
出口の横に情家さんが立っていて、「ありがとうございました。」と、丁寧にお礼を言ってくれます。私のように1セットで帰る方も数人いましたので、そういう方のために出口で待っているんですね。こういうところも大事な事ですね。人気が出るとだんだん初心を忘れてしまう人も中にはいるかも知れないけど、彼女はそういう事はなさそうです。また是非聴きたい組み合わせでした。
ゴールデンウィーク、ライブ三昧の2日目の終わりです。