仕事を終えて着替えようとしていたら、携帯に電車の運行状況のお知らせが入りました。「総武線各駅停車運転見合わせ」との事。あちゃ~・・・。
さぁて、どうしよう・・・?中央線快速は止まってないみたいだ。なら、御茶ノ水までは行けるわけだなぁ・・・。今日は火曜日、真文さんの日かぁ・・・、ナルで時間つぶすかぁ・・・?
真っ直ぐ帰ろうと心がけている私を電車の運行状況が邪魔をします(笑)。ついつい誘惑に負ける私は中央線東京行きに乗り、御茶ノ水へ向かいました。
定番メニュー(笑)。
ミュージシャンたちがステージで準備を始めます。さぁ、1セット目の開始です。この夜は、山口真文さんに加えて、ピアノに奥村美里さん、ベースは小牧良平くん、ドラムに竹村一哲くんという、最近真文さんの日に限らず、他の日にもナルではよく見る名前ですね。
サックス奏者としては日本の重鎮と言ってもいいでしょう、山口さんの美しい音色、引き出しの多いフレーズは何度聴いても飽きませんね。何時聞いても安心して素晴らしい音楽を楽しませてくれます。
この夜はしょっぱなから全開!もう、ウットリと聴き入ります・・・、だんだん声も出てしまいます。素晴らしい!
始めは少し淋しかった客席も演奏中に徐々に埋まって来ました。お客さんの声援も増えて来ます。その声援と山口さんの熱い演奏に引っ張られるかのように、竹村くんのドラムがさく裂します。気持ちよさそうにバッキングもしっかり努めます。よく知りませんせしたが渡辺貞夫さんのバンドでも叩いているそうですね。
ピアノの陰で見えませんが奥村さんもいいフレーズを弾いてくれました。彼女のことはまだ1年くらいしか知らないんですけど、素人目からですが、随分進化したように感じます。毎月ここで真文さんと演奏させてもらっているわけですから触発され、また勉強する事も多々あるのでしょうね。真文さんのレコーディングにも参加したとも聞いています。美人でもあり、これからどんどん人気が出て行くことだろうなぁ。期待ですね。
ベースの小牧くんも相変わらずビートの効いた太い音で正確なバッキングに時折凄いフレーズを入れて決めてくれます。いい感じで演奏に溶け込みながら、ソロではカッコよく決めてくれます。
音楽も素晴らしいんですが、久しぶりに夜の御茶ノ水ナルに女性スタッフが入りました。まだ入って2か月にならないのかな?乙坂さんです。とてもいい笑顔で、迎えてくれます。やはりスタッフの笑顔はお客さんの気持ちを和ませてくれますね。接客が悪ければ、せっかくのいい音楽も台無しです。心地よく店を出る事が出来なくなってしまいますからね。彼女の笑顔なら問題なし(笑)!頑張ってほしいですね。
カウンターの中には古株のマスダ君、彼もいつもいい笑顔で迎えてくれます。もちろん美味しいマティーニも造ってくれますよ。
そして写真から逃げようと試みるオーナー、ちょっとブレちゃったぜい!大きな大きな成田社長も笑顔でした。
静かだった客席が大歓声拍手を送る中、いつものようにとっても静かに(なんか恥ずかしそうに(笑)?)1セット目の終わりを告げ、「ありがとうございました。もう2回あります、どうぞごゆっくりしてお聴きになって行って下さい。」と感謝する真文さんの言葉を聞きながら帰り支度です。
山口真文のバンドの素晴らしい熱い演奏と暖かい空気に満ちた空間に癒されて、1セット目の終わりに店を出ます。もうとっくに電車は動き始めている筈、気持ちよく帰途につく私です。ストップした総武線のお蔭でいい時間を過ごさせてもらいました(笑)。