アルトサックスの大御所、土岐英司さんが奥平慎吾さん(ドラム)、片倉真由子さん(ピアノ)、佐藤ハチ恭彦さん(ベース)、市原ひかりさん(トランペット)を従えてのバンドです。御茶ノ水ナルでレギュラーでやっています。個々の演奏は別々に何度も聴いていますが、このバンドでは聴いたことがありませんでした。
ベースの塩田さんのブログに「岡本太郎記念館」での峰厚介さん、土岐さん、片倉さんと演奏した時の事が書かれているのを読んで、1月某日、急に(笑)この土岐バンドも聴いて見たくなりました。電話して見るとまだ入れます、との事。御茶ノ水駅に着き、まずは聖橋口を出てすぐの日高屋で軽く小腹に入れてから( ^ω^)・・・。
いつもの三品盛りではなく、イカのから揚げとメンマ、生ビールと生冷酒はいつも通りです。サイドに夕刊フジ(笑)。
店に入る前に入り口にある出演者のリストを撮ろうと思っていましたが、ドラムの奥平さんがお連れの方とお話し中。ちょっと写真撮りづらく(笑)、まっすぐ階段を降りて店にはいりました。
おぉ~!もう既にほぼ満席状態でした。幸い入り口横のボックス席が空いていて、そこに席を貰いました。いやぁ、人気あるんだなぁ・・・、当たり前か・・・、この豪華メンバーです。
いつものセットを頂きます。オーダーを取りに来た乙坂さんが申し訳なさそうに「すみません、実は今夜は土岐さんの体調が悪くてお休みで、メンバーに変更があります。」との事。トロンボーンの駒野逸美さんがゲストとして入ったそうです。ま、逆にこれも面白いかも知れないな。と、開演を待ちます。
ミュージシャンがステージに上がり準備を始めました。駒野さんはなめは以前からあちこちのスケジュールで見ていて、もう何年も前に中島秋葉さんがまだアメリカに行く前によく一緒にコチに出ていた記憶がありますが、たまたま(多分)まだ一度も聴いていなかったもので、丁度いい機会かも知れません。奥でトロンボーンをチェックしています。
欠席の土岐さんに代わって市原さんがリーダーのような役割のようです。まだまだ若いんですけど、彼女は本当に貫録がつきましたね(笑)。最近は歌も歌う事があって、結構いい味のあるボーカリストでもあります。この日は休んでいる土岐さんのオリジナル曲オンリーでのギグになると話してから、いよいよスタートです。
佐藤さんは今日はエレベを持って来ていて、座ってのプレーですからちょっと見えません。奥さんの片倉さんはよく見えます。ヤッパリ凄いなぁ・・・、と感じるソロを聴かせてくれました。そしてバックでもさりげなくフロントと上手く溶け合うような美しいフレーズを盛り込んでくれて、曲が大きく広がって行くようなサポートは素晴らしかったです。
駒野さんと市原さんの並んでの2ホーンの演奏も素晴らしく、奥平さんも圧巻のドラムソロを披露して、もう満員の客席の熱い事といったらありません。そんな中で一曲だけフリューゲルホーンで柔らかく吹いたチューンでは、みな静かに聴き入りました。
熱い熱~いファーストセットも終わります。大歓声、大拍手に包まれました。「大きな拍手を頂いて、土岐さんも喜ぶと思います。」と茶目っ気たっぷりの市原さんと土岐さんのいない土岐グループでした。土岐さんはいい曲を書きますね。素晴らしいメロディーメーカーです。そして演奏は・・・、いやぁ~~良かった( ^ω^)・・・。いつもこうしてたくさんのお客さんが入ってくれたらいいんだけどなぁ・・・。またよろしくお願い致します。