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レッドブル・ホンダ・2019のF1シーズンへ・・・。

ホンダエンジンを積んだF1チームが今年から2チームになりました。去年ホンダと組んだトロ・ロッソに加え、今年からレッドブルが前年までのルノーからホンダにパワーユニットを代えます。

 

 

日本ではモータースポーツはあまり人気がないのか、F1のテレビ中継もないし、あまりニュースでも取り上げられません。私もずっと気にしていませんでしたが、4年前にホンダがエンジンサプライヤーとしてF1に復帰したと聞き、時々チェックするようになりました。これを読んで下さる方々も殆ど興味を持っていらっしゃらないだろうなと思いつつ・・・、独り言のように書いてみます。

 

オートバイレースで世界に名を馳せたホンダがF1に挑戦し始めたのは1964年、初めは他のチームからもあまり相手にされなかったとか言う話もあります。エンジンを供給することから始めようとしたけれど、相手にされず、(ロータスといろいろあったそうですが)それならば・・・、と自前のシャーシーから開発してのコンストラクターとなりました。

 

 ホンダ初優勝のマシン

 

2年目には早くも1勝を上げました。順風満帆とは行きませんでしたが、徐々にコンストラクターとしての順位を上げて行きましたが、様々な理由により、1968年で一時休止、エンジンサプライヤーとしてF1に復帰したのは1983年でした。また活動休止するまでの10年間はウイリアムズやマクラーレンにエンジンを供給し、圧倒的な強さをみせたホンダエンジンでした。

 

 見慣れたマシンです。セナも乗ったマルボロマクラーレン。

 

その後一度復帰、そして2008年に金融危機を理由に再度撤退したホンダがまたサプライヤーとして復帰したのが2015年でした。こうして数回の休止を経てもう一度F1サーカスの舞台に立ったホンダでしたが、マクラーレンと組んだ今回は初めからトラブル続きでした。

 

2度F1の年間ドライバーズチャンピォンを獲ったスーパードライバーのフェルナンド・アロンソと日本でも(違った理由で?)名を知られているトップレーサーのジェイソン・バトンを擁して、ホンダエンジンでの好成績を期待していたマクラーレンとの関係が少々微妙なものになって行きます。

 

2年目は徐々に成績を上げたものの、3年目には大幅に改良したパワーユニットにトラブル多発、直線でのスピードも伸びず、アロンソはホンダエンジンをこき下ろし続けました。マクラーレンも自分たちのシャーシーはどのチームにも負けない能力がある・・・、と成績が上がらない責任はエンジンにある・・・、と言うニュアンスの発言をするようになります。

 

そしてついにホンダに見切りをつけたマクラーレンは2018年はルノーとエンジン供給の契約を結びました。そう簡単には引き下がれないホンダは紆余曲折の末、レッドブルのジュニアチームであるトロ・ロッソと契約に成功、トロロッソはマクラーレンとは逆にルノーからホンダへとエンジンを代えたシーズンになりました。

 

 

トロ・ロッソの親チームであるレッドブルはルノーエンジンを使っていましたが、エンジントラブルが多く、またそれをルノーがシャーシーのせいでトラブルが起きる・・・、ようなコメントをするもので、ここでもルノーとトロ・ロッソ、レッドブルとの関係が悪化していました。そんなこんなでいろいろあったもんですから、2018のF1シーズンは非常に興味深いものになりました。(野次馬根性です(笑))

 

ホンダをこき下ろしていたアロンソが待望のルノーエンジンを手に入れ、どうなるか?と開幕初戦からチェックしていましたが、マクラーレン・ルノーは開幕前の合同テスト走行の時からトラブル続出!

 

シャシーだけなら世界一と言っていたマクラーレンでしたが、同じルノーエンジンを積んだレッドブルはずっとメルセデス、フェラーリと並んでの3強と言われる強さを見せる中、予選ではトロ・ロッソにも敵わない状態でした。単純に直線でのトップスピードが一番遅かったのがマクラーレンだったことから、一年前の失敗の原因はホンダではなく、自分たちのシャーシーにあったことを証明してしまいました。

 

2017シーズンにフェルナンド・アロンソやマクラーレンの首脳がホンダエンジンのパワー不足を公然と批判していた中、ホンダの首脳は暗にマクラーレンの車体にも問題がある・・・、と言うような事もコメントしていました。

 

ホンダとは全く関係ない私ですが、日本人として、なにか悔しい思いをしてきましたから、アロンソ、マクラーレン陣営には「ざまぁみろ!」と言う感じでした(笑)。私だけでなく、世界中のメディアも同感だったようで、2018シーズン初頭はレースのたびにアロンソにトロ・ロッソ・ホンダをどう思うか・・・?と言った質問がインタビューで聞かれていました。(笑)

 

そして今年から、ルノーとの関係が徹底的に悪化したレッドブルがホンダと契約を結びました。ジュニアチームのトロ・ロッソが一年間ホンダエンジンを使って来た結果を見て、ホンダエンジンなら十分上位に立つ能力を得られると考えたからです。

 

 

全チームでのバルセロナ合同走行テストでは、トロ・ロッソ、レッドブル共にトラブルも少なくほぼ(ガスリー選手が大きなクラッシュをしたためにレッドブルは最終日には殆ど走れず、やや不安もありますが)順調にテストをこなしました。

 

一方マクラーレン、ルノー共にそれぞれ大幅な改良を加えたマクラーレン・ルノーもトラブルフリーで、最高速度も速く、昨年からは大きな進歩を遂げたようです。今週末、オーストラリアで今年のF1シーズンが始まります。今年もいろんな意味で興味深いシーズンになりました。

 

ところでホンダエンジンに悪口を言い続けたフェルナンド・アロンソはF1から引退しました。今年はトヨタと契約してWEC(FIA世界耐久選手権)に出るようです。またインディ500に出る事も決まっています。

 

その際にもちょっとした問題もありました。インディカーでは車体はワンメイク(ダラーラ)、エンジンはシボレーとホンダの2社から供給されることなっています。それを各チームがセッティング調整などをしてレースします。アロンソは初めはホンダを積んだチームに入りたかったのかも知れません。でも流石にあれだけホンダの悪口雑言をついたドライバーをホンダはつかわないでしょう。シボレーエンジンを使うチームで出るとは思います。

 

実際にはアロンソはF1にかなり未練があるようです。バルセロナでの合同テストにも遊びに来ていました。マクラーレンがルノーでいい結果を残したら・・・、或は他のトップチームからオファーがあれば、またF1に戻る気は十分にありそうです。それも含めて興味深い今シーズンです。楽しみだなぁ・・・(笑)。

 

明日(3/15)今年のF1シリーズ初戦、オーストラリアグランプリの予選が始まります。日本と時差があまりありませんからその日のうちに結果がわかります。金、土の予選2ラウンドの結果で日曜日の決勝グリッドの順位が決まります。楽しみに待ちましょう。F1に関する独り言は暫く続きそうです。

 

3月はアメリカのカレッジバスケットボールの全米ナンバーワンを決めるNCAAトーナメント(March Madness)もあります。アメリカPGAツアーも今週ザ・プレーヤーズ選手権もあり、日本の松山、小平両選手が出場します。メジャートーナメントが続くゴルフツアーからも目が離せません。どれをブログにアップしようか・・・?悩みは尽きないなぁ・・・(笑)。ジャズに関するブログが減っちゃうかも・・・(笑)。

  カテゴリ:スポーツの話

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