以前スタッフの一人に「新原先生のゴルフ愛は凄いですねぇ・・・」と言われたことがあります。
別に特にゴルフ愛など自分では意識していませんでしたが、うぅ~うん・・・、そうだなぁ、考えて見ると、よく一緒にゴルフをする友人や、七G会のメンバーと比べて見ると、かなり好きな方かもしれないなぁ・・・。と言うか・・・、みんなゴルフ大好きなんだけど、それぞれ違うスタイルで好きなんでしょうね。
毎週ゴルフの雑誌を買って眺めているし、ゴルフの試合を見に行くこともあるし、USPGAのツァーもよく見ているし・・・、プレーすることだけでなく、ゴルフに関するいろんなことに興味があって、歴史や道具にも詳しい方かもしれません。
ハーヴィー・ペニックと言う有名なゴルフコーチ(もう逝去しましたが)の名前を言っても、あまり反応してくれる人はいません。ゴルフをすること、上手くなることには私よりずっと熱心なゴルフ好きが多いですけどね。
大学時代(ずっとアメリカにいましたから)は毎週ゴルフの試合をテレビで観てましたが、他にもバスケやホッケー、フットボール、テニス・・・、スポーツは何でも見るのもやるのも好きでしたから(ホッケーやフットボールはやった事ないですけど)その中の一部としか思っていなかったなぁ。
でも考えて見ると子供のころからゴルフは好きだったのかも知れません。私が小学生の頃、テレビで「ビッグスリー・ゴルフ」と言う番組をやってまして、よく観てました。アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラウス、ゲイリー・プレーヤーと言うその当時のベストゴルファーが勝負をする企画でした。
他にも時々海外のゴルフの試合も放映していて、観ていた記憶があります。あのころはグリーン上でパットが右や左に曲がるのが、傾斜のせいだとも知らず、野球のようにカーブやシュートをかけてるのかなぁ?と本気で考えていた純朴な(笑)少年でした。
同級生の中にも好きな子が結構いまして、よく休み時間に箒をゴルフクラブ、チリ紙を丸めたボールを使って教室の後ろでゴルフの真似事をして遊んでいたものです。一人凄く上手い子がいまして、紙のボールをうまぁく上に打ち上げるんですね、一生懸命マネしてやっていたことを思い出します。
昭和30年代の後半、葛飾区立堀切小学校ではゴルフがブームでした(笑)。
下町にはあまり富裕層はいませんでしたから、まわりでゴルフをやっている人は殆どいませんでした。一人だけ、畳屋のSw君のお父さんがやってまして、Sw君の家に遊びに行くと、ゴルフボールやティーペグなどが部屋にあったりして、うわぁ~、本物だぁ!なんて感動したもんです(笑)。
きっとあの頃は、ゴルフはお金持ちのスポーツだったんでしょう。子供心にそれはわかっていて、いつか僕もゴルフしてみたいけど・・・・、無理かなぁ・・・、なんて思ってたかもしれません。
高校を出てアメリカに渡りました。割と田舎にあるPUCと言う大学でしたが、近くにゴルフ場がありました。ルームメイトに誘われて、初めてゴルフをしました。ゴルフ場で貸しクラブを借りてのゴルフでしたが、多分グリーンフィーは10ドル位、実際にやってみるとボールが結構飛んでくれるし、芝生の中を歩いて楽しい事・・・。何よりも、ゴルフをすることは子供の頃の夢だったんですから、夢が叶いました。
2年そこの大学に通い、南カリフォルニアにある姉妹校に転向しました。その周りにはパブリックのゴルフ場が一杯ありまして、今も時折ご一緒するMさんと出会い、中古のゴルフクラブを買う事から始まって、ゴルフを教えてもらいました。
すっかりゴルフに魅入られて、一時は毎週のように、時には一人ででも近くのゴルフ場へ行っていました(その割には下手なのが不思議(笑))。平日なんぞはゴルフ場も空いていますから、一人ででも回らせてくれます。時には他のゴルファーと組まされて回ることもよくありました。
よく行ったJurupa Hills(ユルッパ・ヒルズ)のHP、いまでもあるんですね。
安いところだと、一ラウンドのグリーンフィーが3ドル50セント。当時映画を観に行くと、入場料が4ドルほどでしたから、映画に行くのより安かった訳です。学生も多く、みんなスニーカーを履いて、中古のクラブを入れたバックをしょってプレーしてます。
あれから40年、さすがに10倍くらいに上がったグリーンフィー、それでも40ドルしません。
スキー場でもそうでしたが、当時の南カリフォルニアでは高いウエアなんぞ着てゴルフ、或はスキーをしている人は稀でしたね。よっぽど上手で本気でプレーしている人以外は皆カジュアルなプレースタイルでした。ま、本当のお金持ちの方々には違う世界があり、一般庶民とは違うライフスタイルなんですが、そこらへんが日本の一般人とアメリカの一般人の違いの大きいところの一つでもあるんでしょうね。
そこの大学で知り合った札幌出身のTw君や、今一緒に仕事させてもらっている根本先生など、ゴルフ好きな友達もいましたから、ゴルフをしたり、プロの試合も何度か一緒に観に行きました。
Riviera CC、ここで毎年LAオープンをやっていて、当時は青木選手や尾崎選手も毎年出ていました。今は名前が変って(ジェネシスオープン)いますがいまでもPGAの試合をやっています。
いつもやっていたパブリックコースとは全く違う世界でした。素晴らしく整備されていた芝生は高級絨毯のように見えました。いや驚いた(笑)!当時はハリウッドのセレブたちもここのメンバーでした。今は日本人がオーナーだと聞いていますが・・・?
まだジャック・ニクラウスも現役だったし、リー・トレビノ、ジョニー・ミラー、トム・ワトソンなど、そうそうたるプロゴルファーたちがいた時代です。面白かったなぁ・・・。
4年制の大学(Under graduate)を終えてから、歯科大に入りましたから、都合10年(苦節10年(笑))かかって歯科医師の資格を取り帰国しました。ゴルフクラブも持ち帰り、ちょっとはゴルフをしましたが、どうも日本のゴルフスタイルに慣れず、ゴルフをやめてしまいました。
10年ほど前にGt君に誘われて、15年ぶりくらいでしょうかね?ゴルフを再開しました。久しぶりにやってみると、すっかり道具が変化したのには驚かされましたが、やっぱり面白い。歳をとってみると、日本のゴルフスタイルにも慣れて、それはそれで楽しめるようになりました。
歳を取って、体力もなくなって来ています。もう激しい運動なんぞ出来ない身体になりました。でもこのスポーツならまだしばらくは楽しめそうだなぁ・・・。
振り返ってみれば、やはりうちのスタッフに言われた通り、人一倍ゴルフ愛は大きいかも知れませんね。いいスポーツに出会いました(笑)。
さぁマスターズをはじめメジャートーナメントがこれからスタートして行きます。楽しみだなぁ・・・。
2018年4月4日 カテゴリ:スポーツの話