12月7日、渡邊雄太選手が所属するGW大はテンプル大学と対戦、66-63と接戦を制し通算成績を6勝4敗としました。残り20秒から同点、最後に3ポイントシュートを決め逆転というドラマチックな勝利だったようです。
残念ながら渡邊雄太選手は出場しませんでした。ケガが長引いているのが心配です。
2016年12月8日 カテゴリ:スポーツの話
12月7日、渡邊雄太選手が所属するGW大はテンプル大学と対戦、66-63と接戦を制し通算成績を6勝4敗としました。残り20秒から同点、最後に3ポイントシュートを決め逆転というドラマチックな勝利だったようです。
残念ながら渡邊雄太選手は出場しませんでした。ケガが長引いているのが心配です。
2016年12月8日 カテゴリ:スポーツの話
12月4日、渡邊選手他の主力を欠いているGWバスケットボールチームは強豪Florida State Uに67-48で大敗を喫しました。苦しい試合が続きます。
2016年12月5日 カテゴリ:スポーツの話
渡邊雄太選手が所属するジョージワシントン大は12月3日、サウスフロリダ大と対戦、最後にスリーポイントシュートを決めて68-67の一点差で大逆転勝利を飾りました。
チームの中心である渡邊雄太選手を欠いて、苦しい試合を続けているGW大バスケットボールチームですが、これで2連勝、シーズン5勝3敗と勝ち越しを伸ばしました。
渡邊選手は怪我の為3試合連続の欠場です。ふくらはぎのケガについては詳しい情報がありません。バスケメディアの方々に情報を取ってもらいたいくらいです。早く復帰できるといいのですが・・・。
八村塁選手のゴンザガ大はアメリカの通信社のポールで全米16位のランクされている強豪アリゾナ大と対戦、69-62で見事に勝利。これで開幕8連勝中のゴンザガ大は全米8位にランクされています。
これだけの接戦ですと、八村塁選手の出番はないようです。今年いっぱいは強豪校との試合が続きますが、年末始まるコンファレンスの試合になれば、ゴンザガはWCC(ウエストコースコンファレンス)の中では群を抜いた強さがありますから、後半大きな差がつく試合になれば八村君の出番も増えてくると思います。
前の試合(八村君、13分間で10点、9リバウンド)のあとのFewヘッドコーチ八村君のプレーにかなり良いコメントをしていました。あとはやはり英語力でしょうね。やはり一年以上はかかると思います。その間に基礎を固めていってほしいものです。期待しています。
2016年12月4日 カテゴリ:スポーツの話
Gonzaga 大学バスケットボールチームの試合速報が入って来ました。
Mississppi Valley 大学と対戦したゴンザガ大バスケットボールチームはやや格下の相手に97-63と大勝しました。
前半出番のなかった八村塁選手は大差のついた後半、今季最長の13分のプレータイムを得てそれを生かし、ダンク二つを含む10得点、9リバウンド、1スティール、と活躍しました。素質の片鱗を見せましたね。
これからゴンザガ大はPac-12等の強豪校との試合を挟んで、コンファレンスのリーグ戦に入って行きます。八村くん、少しづつプレータイムが増えて経験を積んでいってほしいものです。期待しましょう!
2016年12月2日 カテゴリ:スポーツの話
明成高校で3年連続ウインターカップ優勝に貢献した八村選手は今Gonzaga (ゴンザガ)大学、尽誠学園を2度日本一に導いた渡邊雄太選手はGeorge Washington (ジョージワシントン)大学のバスケットボールチームに在籍しています。
ちょっと気になってネットでぞれぞれの大学のホームページをチェックして見ました。
尽誠学園を卒業後、アメリカの高校に一年通ったあとジョージワシントン大に進んだ渡邊選手は今3年生。スターターとして平均30分弱プレーして二けた得点を毎試合のようにとって活躍しています。
206センチ(6フィート9インチ)の長身でありながら、なんとガード登録です。シューティングガード、あるいはスィングマンとしてチームに貢献しているようです。(ガードでありながら昨年はブロックショットではチームのトップでした。)
ゴンザガの八村くんは高校卒業後すぐに大学に入り、トップチームのロースターに入っています。ただ、まだ試合終了間際のいわゆる「ガベッジタイム」に数分出ているだけでした。直近の2試合はかなり接戦だったためか出場機会は与えられなかったようです。
ゴンザガ大のHPによると彼は6フィート8インチ(203センチ)、高校生の時は197センチと言われていましたから大分大きくなりました。
2年前のアンダー17の世界選手権でアメリカと戦った日本チームは127-38と大敗しましたが、八村君は一人奮闘し25ポイントをあげました。そして大会の得点王となり、その活躍がアメリカへの道を開いたのでしょう。
彼にも渡邊くんのようにプレップスクール経由のチョイスもあったそうですが、敢えて初めから大学進学の道を選びました。やはり英語の壁は厚いようです。バスケではチームメート同士のコミュニケーションはとても大切なファクターです。いましばらく時間が必要でしょう。
ただ、向こうでの彼の評判はかなり高いようです。英語の問題があることを知っていてそれでもトップチームのロースターに入れたと言う事がそれを物語っています。一年後の彼の活躍を期待したいと思います。
プレップスクールで一年間過ごした渡邊選手は大学一年目から多くのプレータイムを貰い、二年目には早くもスターターとしてチームの中心の一人として活躍しました。大学のフェイスブックに彼とチームメートのインタビューの動画がアップされていたのを見ましたが、もう英語では苦労していないでしょう。10年アメリカに住んでいた私よりずっと渡邊くんの方が英語上手いです。
GWバスケットボールチームです。渡邊選手は右から5番目ですね。彼より大きい選手が何人もいます。
三年目も中心選手でありますが、直近の2試合(vs Penn state、vs Harvard)ではけがの為に欠場しました。ふくらはぎを痛めたようですが、大事なく早い復帰を期待します。GW大は格としてはゴンザガ大にやや劣るかも知れません。ゴンザガは過去2年連続でNCAAトーナメントに進出、ベスト8、ベスト16と健闘しました。
GW大は昨年強いチームでしたが、NCAAに出る事は出来ませんでした。それでもNCAAを逃したチームたちで争うNITトーナメントで見事優勝、今年の活躍が期待されています。(残念ながらシーズン開幕後4勝3敗とやや苦戦していますが)
ゴンザガ大はコンファランスの試合に入る前の現在6連勝中です。今年もNCAAに出場する可能性が高いと言えます。なんとかそのポストシーズントーナメントの時期までに八村君のプレー機会が増えてくるといいですね。
しかしこうして日本の選手が二人も同時にNCAAデヴィジョン1の大学チームの一軍のメンバーとして名を連ねる時が来たと言う事は素晴らしいことではありませんか。両大学ともに、アメリカではそれほどの強豪とは言えないかもしれませんが、昔はこんなことは夢のまた夢でしたから・・・。
彼らの活躍に期待して、またバスケットボールを見るのが楽しみになって来ました。時々両選手の活躍ぶりをフォローして見ようと思います。
因みに「ガベッジタイム」ですが、「Garbage time」と英語で書きます。バスケットボールの試合で逆転不可能と思われる大差がつくことがあります。そういった試合の終盤5分前後では勝っているチームは主力選手を下げて控えを投入します。
主力の不要な怪我を避け、また体力を温存するためです。控え選手にとってはじぶんをアピールする数少ないチャンスになりますので頑張ります。それが時によっては自己主張の強いプレーにもつながることも多く、チームプレーとしてはややレベルの低い攻防になることも多く、garbage(ゴミ)のようなプレーと言う表現をされるようになったようです。
ある辞典には「ゴミの収集時間」と訳されていましたが、ここでは違う意味で使われます。
それからプレップスクールですが、preparatory school と書くことから、進学準備校、とか予備校、と書いているメディアもありますが、単純に私立の高校のことです。公立の高校は殆どハイスクールと言いますが、私立高はときおり違う名前を付けます。日本の〇〇学園みたいなもんでしょうか?
アメリカでは公立の高校は進学率が低いですが、(低所得者層の多い地域では卒業率自体がかなり低いところもありますね、高校でドロップアウトする子供が結構いるみたいです。)私立は進学率が高い、という事もありまして、高校すなわち大学進学への準備となるからかもしれませんが、そう名付けられた高校があります。
私がアメリカに行ってはじめに入ったPacific Union College の横にも付属高校のような形で〇〇プレパラトリースクールという高校がありましたので(名前は忘れちゃった(笑))、高校のことをこういう言い方することもあるんだな、と思ったことを覚えています。
私の知識も大したことないですから、間違ってたらゴメンナサイ(笑)、です。
2016年12月1日 カテゴリ:スポーツの話
総武カントリークラブ総武コースで行われているプロツアーの試合をちょっと覗いて来ました。近い事もあり(押上から特急で30分ほどです)、今年も今田竜二選手が推薦で出場するとあって、間近で見たくなりました。
しかし、ちょっと辛いプレーを目撃することになりました。
今田選手が打った跡です。ティーショットが右に曲がり林に入ったのですが、不運にも木の根元にピッタリとくっついていました。グリーンは右方向。しばし考えたあと、彼はアイアンで左打ちで脱出を試みました。
・・・なんと空振りしたのです。少しでもぶれれば木を打ってしまいます。それを避けたい気持ちが微妙に手前を振らせてしまったんでしょうか?
気を取り直しての再トライは残念ながら先の木に当たり大きく右にはねて右隣のコースへ行ってしまいました。
そこから木の下を低く抜こうとウッドを使って打ったショットはまたもほんの少し高く上がり、枝に当たってまた後ろに戻ってしまいました。今度は元のコースには戻りましたが、まだ林スレスレ、やはり木の枝が邪魔です。流石に今度は上手く枝の下をくぐってグリーンまで・・・。しかし・・・、この林の中で、私の目の前で4回スイングしたのです。
トリプルボギー。しょっちゅう大叩きしている私ならどうと言う事もありませんが、プロには厳しい結果です。近くで見ていて胸が痛みました。
実はその前のホールでも、たまたま私が彼らのグループに追いついた時ですが、右の崖下でボールを探していたのが今田選手だったのです。
そこから出したボールが飛び過ぎて左の林すれすれまで行きました。そこから無理やりグリーンを狙ったショットがフックしてまた左の木に当たり止まってしまいました。そこから低く出して(多分グリーンは無理なので狙ったと思うのですが)ちょっと距離のあるバンカーに入れました。
ただそこからのショットは素晴らしかったです。50ヤードほどはあろうかと言うバンカーショットはクリーンに低く打ち出され、手前に切ってあったカップを大きくオーバーして乗ったかと思いきや、もの凄いバックスピンで戻って来てピンを少し過ぎてグリーンからこぼれたところで止まりました。
・・・が、ここでまずトリプルボギーを打って、そのあとのホールでまた大たたきしたわけです。前半そこまで不調で3オーバーで来ていました。そして上がり2ホールで連続トリプルボギーです。ハーフ9オーバーなんて、今田選手、子供の時以来ないんじゃないか、と言うようなスコアで前半終了しました。彼にとっては泣きたくなるような大たたきだったでしょう。
グリーンを降りて同伴の矢野東選手が隣を歩きながら今田選手の肩に手をまわし何か話しながら戻って行った姿が印象的でした。
かつてジュニアの時代にはアメリカでタイガーウッズに次いで全米2位だった今田選手です。2008年にはUSPGAツアーで初勝利を上げ、世界ランク20位まで上がり当時は間違いなく日本最高のゴルファーでした。
世界ランク20位の資格でマスターズに自力で出て予選通過した今田選手のプレーはあまり日本のテレビには映りませんでしたね。推薦で出た石川選手にばかり注目が集まっていましたが、残念ながら彼は予選落ちでした。日本最高のゴルファーを映さない日本のテレビ局、不思議な国だ・・・。
数年前にシーズン初め好調だった彼でしたが、(疲労骨折でしょうか?)肋骨にひびが入り、痛みを我慢しながら試合に出続けてすっかり彼のフォームを失ってしまったようです。
アメリカツアーのシード権を失い、ここ2年ほどは試合に出る機会も激減し、試合勘も失っているのでしょう。最近はあまりニュースにもなりませんが、先日やや弱気なコメントが紹介されていました。
15歳の時に一人でアメリカに渡り、苦労して築いてきた彼のゴルフを何とか取り戻してほしいと祈るばかりです。なんとかカムバックして欲しい選手です。
木々で囲まれたコースは風邪が遮られ、とても心地よい雰囲気で歩けた秋日和の一日でした。
何度かプレーしたことがありますが、やはりいいコースだなぁ。ただ古いコースは今のプレーヤーたちの飛距離ではどうしても距離が足らなくなるようで、パー70の設定でした。
この下にボールが言ってしまったら出すのに苦労しそうです。あぁ、怖い事・・・(笑)。
2016年11月6日 カテゴリ:スポーツの話
久しぶりに日本男子のゴルフ中継を観ました。やはり強い選手が出ると面白い。皆そう感じたようで、毎日一万人以上の観衆が狭山ゴルフクラブを訪れて観戦したそうですが、これだけの観衆を集めた男子プロの試合は暫くなかったですね。
2009年の大会(武蔵・豊岡コース)が45,515人の観衆を集めたのが記録が残る72年以降の最多観客数だったそうですから、今年の45,257人はその記録を更新したことになります。(みなさん平日にもかかわらずよく行きますねぇ(笑))
メディアによっては09年に次ぐ2番目の動員数としているところもあります。(数も2,000人くらい多めに伝えていますが)練習日を含めるか?という違いかも知れませんが、どちらにしろ記録として残る史上1位、2位を争う大観衆が彼らのゴルフを観に行ったことになりますね。
近年人気凋落を言われ続けた男子プロゴルフツアーですが、これでその理由の一つは証明されたようなものですね。世界で活躍できるレベルの高いゴルフはお金を払ってでも目の前で見たくなると言う事です。
レベルも低く、おまけにサービス精神の欠如したツアーを観に行こうとはみな思わないんでしょう。世界のトッププレーヤーの一人である松山選手のプレーはテレビを通じてでも迫力たっぷり、そして彼はラウンドの後の練習後にずっとファンにサインをし続けていたそうです。ファンあってのプロゴルフツアーであることをUSPGAの他の選手たちからも(技術のみならず)学ぶところが多かったのでしょう。
彼に加えて石川遼選手、そして決勝ラウンドには進めませんでしたがアダム・スコット選手の存在も大きかったですね。こういうUSPGAでレギュラーで出ている選手たちが出場んしたことで微妙な緊張感が生まれたように感じました。
それが他の日本人選手、池田勇太選手や片山晋呉選手、小平選手などのプレーのレベルを引き上げたのではないでしょうか?矢野東選手も前半は健闘しました。
こういう花のある選手たちが上位でいいプレーを見せてくれたことも今年の日本オープンを盛り上げましたね。
石川選手は最終日にはスコアを伸ばせませんでしたが、トップ10に入りました。来年度(もう始まっていますが)のUSPGAツアーでは往年のプレーを見せて活躍してほしいものです。
彼が出て来た時は中堅の選手たちがチクチクといろいろ石川遼選手を批判するようなコメントを言っていました。「大きな派手なアクションは他のプレーヤーに失礼だから・・・」とか・・。プロゴルファーが何を言っているんだろう?と思っていました。ファンを喜ばせるパフォーマンス、プレーをすると言う事は二の次なんでしょうか?
石川、松山両選手が日本のツアーを去ってアメリカのプロツアーに挑み、男子プロの人気は落ちる一方です。最近やっと青木功会長等が、ファンサービスの事を言い始めていますが、さてなんとか人気回復なるのだろうか?
サービスも必要ですし、今回のようにアメリカからちょっと来た選手が(もちろん松山選手のことですが)いきなり参加してポンと勝手しまう、それも圧勝してしまうようなレベルのツアーの底上げがなされなければ魅力的なイベントにはなり得ないところが根本的な課題の一つです。若い選手たちに期待するしかないかな?
キャディを含めて3人の東北福祉大出身者と池田選手についたハウスキャディーさん。この大会を盛り上げました。3年務めた選手会長の重荷から解き放たれて、ウエァもゴルフクラブも髪型も変え、キャディまで変えて新しいスタートを切った池田勇太選手は期待できそうだな。
また迫力のあるいい試合を見る事が出来るようになることを期待します。
2016年10月17日 カテゴリ:スポーツの話
バスケットボールのプロリーグが22日に開幕しましたね。
私は卓球少年でしたが、テニスもサッカーもバドミントンもバレーボールもハンドボールも大好きでした。
でも一番好きなのは実はバスケットボールです。
マイケル・ジョーダンとかマジックジョンソンを知っている人は多いと思いますが、ジェリー・ウエスト、オスカー・ロバートソン、はたまたボブ・クージー、ジョージ・マイカン等を知っている人はさほど多くないんではないかな?ビル・ウオルトンとかキキ・ヴァンダウェイ、デイブ・マイヤースのようなUCLAのエースたちを知っているかな?
そういう私ですから、B-リーグには少し期待しています。
LEDコートには驚きました。なかなか面白い。ただ、選手が滑ったケースが数回ありました。やや滑りやすいみたいです。そこらへんが改善されれば、これは未来のコートになるかもです。将来はNBAでも導入するかもしれませんね。
試合のレベルはまだまだのところもありますが、盛り上がりはよかった。
選手たちも自分たちで盛り上げていかなければいけないことを十分承知しているようなコメントが多く聴かれました。
人気スポーツの一つになってくれることを祈っています。
2016年9月23日 カテゴリ:スポーツの話
日曜日のwowow、エキサイトマッチで豪華な3試合が放送されました。解説者として来ていた村田諒太選手が、「ワウワウ、凄いですよ!こんな豪華な3試合を一回の放送で見せてくれるなんて!」と興奮した面持ちで言っていました。自称ボクシングオタクの村田選手、いやいや嬉しそうでした(笑)。ほんとうにいいボクサーだなぁ、私は彼の大ファンです。
ミドル級の絶対王者ゴロフキン対2階級下の全勝王者ブルック。階級をスーパーフライに上げて4階級制覇を狙うパウンドフォーパウンド1位のロマゴン対クアドラス。
そしてこの試合に勝てば世界のメインイベンターも夢ではない亀海対強豪ヘスス・ソト・カラスの再戦、本当に豪華な3試合が組まれていました。
ロマゴン戦のセミファイナルが亀海選手の試合です。カリフォルニア州イングルウッドにあるファビュラスフォーラムで行われました。この会場は私がアメリカにいたころはNBAのロサンゼルス・レイカース、NHLのロサンゼルス・キングスの本拠地だったところです。今は両チームはステイプルセンターに本拠地を移したそうです。
まずは亀海選手、見事に打ち勝ちました。
相手のソト・カラス選手も納得した表情で亀海選手を称えていました。
日本では圧倒的な強さを誇っていた亀海選手もここ数年アメリカで苦労してきましたが、やっと世界への扉を開いた、と言えるかもしれません。これからも頑張って欲しいですね。期待しましょう!やはり帝拳ジムの力は凄いなぁ。内山選手にもこういう機会を与えてほしかった。
メインのロマゴン戦、あのローマン・ゴンザレスがこれほど苦戦するとはだれも予想していなかったでしょうね。顔を腫らしたロマゴンを始めて見ました。一つ階級を上げるということは大変なことなんだと言う事を改めて思い知らされました。
ゴンザレス選手は連打で相手を倒して行くファイターですが、ミニマムから上げて来て、さすがにこのクラスでは彼のパンチは強いとは言えないのでしょうか?やや体調に問題があったとも聞いていますがどうなんだろう?
でもいつの間にか相手をロープに追い込むフットワーク、疲れを見せぬ連打で相手に打たせるヒマを与えないガッツ、そして打たれるリスクを恐れずに打ち続けるかれのボクシングはやはりすごい!
負けたクアドラスは明らかに判定に不服だったようで、試合後さっさとリングを離れてしまいました。でもパンチの数、押し気味に戦ったラウンド数など考慮しますと判定は(少し差が大きすぎたかもしれませんが)正しかったと私は思います。
日本の井上尚弥選手が大橋会長共々試合を見ていたところが画面に映りました。このあとゴンザレス選手と井上選手の試合に関して口頭で合意があったようです。この日の試合を見て井上選手の勝利の確立が少し増えたようにみな思ったことでしょう。
恐らく来年になると言われていますが、井上選手がこぶしを傷めずに戦えれば大きなチャンスがあるかもしれません。井上選手は既にスーパーフライでも減量がきつくなっているようですし、その前に二人とも伏兵に足元を掬われないようにしなければなりませんが、一つ大きな楽しみが増えましたね。
そしてゴロフキン戦です。ロンドンで行われたこの試合には大観衆が訪れ凄い盛り上がりようでした。ただ全勝とは言っても2階級下のウエルターです。ミドル級最強のパンチを誇るゴロフキンとやるのはどうなんだろう?と各方面から疑問が上がっていました。
なにしろゴロフキンはあまりに強すぎて対戦相手をさがすのにかなり苦労するこの頃です。試合を受けてくれるのならだれでも構わない、という事情もあるのでしょう。
しかし、WBAがあまりにブルックの身が危険だと、この試合を認定しなかったのですが、やはり力が違いすぎました。強烈なパンチを貰ったブルックがグラついた次のラウンド、早々とセコンドが白いタオルを振りましたがレフェリーが気づかず、最後には投げ込みました。
なんで止めるんだ?と言うブルック選手。でも試合後は納得していたようです。ゴロフキンのパンチで眼窩が折れたかと思ったそうです。早くストップして正解でした。
(ジョー小泉さんの解説によると、ギブアップするとき日本ではタオルを投げ入れますが、海外ではただ振り回してしらせるのだそうです。いやぁ~、勉強になりますね(笑)。)
さてゴロフキン選手は今度はサウル・(カネロ)アルバレスとの対戦が期待されるところです。そして井上対ロマゴン。来年も好試合が見られることでしょう。なんとか内山高志選手にも復活してもらいたいなぁ・・・。
2016年9月15日 カテゴリ:スポーツの話
8月の最後の日、代々木ナルにお邪魔しました。世界で一番楽しそうに演奏するピアニストの吉岡秀晃さん、ベースの香川裕史さん、そしていつまでも若くてキュートなボーカルの渡辺明日香さんの3人が出演しました。
このメンバーで(時々ピアノが剛さんになったり)毎月代ナルに出演する人気のトリオです。私の大好きなミュージシャンたちですが、この人達が「雲の上の人」ではないのです。
いろんなライブに行っていて、有名な人、そうでない人、大勢の演奏を聴いてきましたが、世界的に有名な方であっても私には「雲の上の人」ではありません。
勿論「わぁ~~~!すげぇなぁ!」と感動したり、尊敬するのですが、ミュージシャンは私にとっては別の世界の人たちですから、自分と比べる対象ではありません。いい音楽を届けてくれる素晴らしい才能の芸術家たちです。憧れの存在なんだけど、だから話をしたいとか、友達になりたいとか、そういう存在ではありません。
この素晴らしい芸術家たちは、私のような凡人とは違う空の下にいる、と言うか・・・、おかしな表現ですが(他意も悪意もありません、失礼と思われたら謝罪しますが・・・。)同じ空を見ていない・・・、こっちの方が近いかな?そんな感じ。同じ空の下にいないので雲の上にいるのかどうかも分からないような感じでしょうか?うまく表現できませんが・・・。
さてこの日も吉岡さんと香川さんがまずインストでいつものように満面の笑みでファンキーなカッコいいフレーズを連発してお客さんたちを楽しませていましたが、演奏中に後から入って来たお客さんが私の前を通り、奥のボックス席に座りました。
あれ?見たことある顔だぞ!と思い、失礼ながらじろじろと見てしまいました。この夜フロア担当だった代ナルスタッフのルーリーが来たので「あのひと、もしかして前原さんっていう名前?」と聞いてみました。
「いや知らないんで、あとで聞いてきます。」と言ってカウンターで準備している渡辺明日香さんの所へ行きました。その方が席に着きながら渡辺さんに挨拶していたのでおそらくお知り合いかファンの方なのでしょう。
留理子さん、戻って来て「はい、前原さんだそうですよ。」、私「やっぱりね、あの人はねぇ・・・」と言いかけると、ルーリー「はい、明日香さんから聞きました。日本卓球協会の副会長さんですってね。」、私「うん、実は高校生の時試合したことあるんだよ。」、「へぇ~!新原さん卓球部だったの?」
と言う話になった訳です。前原さんと私は同学年でして、彼は一年生にして強豪明治高校のポイントゲッター、私は弱小都立墨田川高校のベンチメンバーでした。東京都大会の団体戦の三回戦で私たちは彼のいる明治高校と当たってボロ負け致しました。(実は私は試合していません、補欠でしたから(笑))
試合を見ながら、やっぱすげぇなぁ・・・、と思っているうちに3-0で負けていました。(笑)
彼は明治中学時代には墨田区で優勝していたはずですが、その頃から有名だったんです。高校でも東京ではかなりいいところまで行きましたが、当時の東京都の卓球界は全国的にはレベルが低く、東京都の一位がインターハイの個人戦でベスト16まで行けるかどうかというレベルでした。前原さんもそれくらいだったんじゃないかなぁ。それでも私からすれば、前原正浩は「雲の上の存在」だったのです。
明治大学に進んだ彼は努力を重ね、大学では日本のトップレベルの選手になりました。でも失礼な言い方だけど、彼が日本選手権に優勝するほど強くなるとは思っていませんでした。正直もっと素質のある選手がいたと思います。
でも彼は努力する素質があったんでしょうか、社会人となってからなお強くなり、28歳で日本選手権をとりました。私は当時日本にいませんでしたが、ニュースは届くものです。「へぇ~、あの前原が全日本とったか・・・。やっぱすげぇなぁ、よかったなぁ・・・。」
面識はありませんが、同学年で同じ下町出身の前原さんが日本一になったと聞いて、驚きと、喜びを感じました。そして初めから雲の上にいた彼はもっと高い雲の上の人になりました。
その後の事は詳しくは知りませんが、日本代表の監督だったころはテレビに映る彼を見ました。その後協会の仕事をしていたのだと思いますが、今回のオリンピックにも帯同して行っていたようで、よくテレビに映っていましたね。
今回リオで活躍した水谷選手をはじめとした若手を育成するシステムを作った事にも前原さんの功績がかなりあると言う事です。
私たちが子供だった頃、荻村伊知郎さん、田中利明さん、長谷川さん、伊藤さん、と日本の卓球は世界を征して来ました。日本ではピンポンは大人気のスポーツだったのです。それが私が中学校で卓球部に入ったころからから日本の卓球界は暗黒時代に入り、人気もなくなり世界でも勝てなくなりました。
世界卓球界で急速に力をつけて来た中国で文化大革命が始まり、中国はスポーツ界から離れていましたが、その革命も終わり、世界の舞台に返り咲いてきたこともありました。(文化大革命の期間にかなりの中国人スポーツ選手たちが、卓球選手を含めてですが、苦しい悲惨な運命を辿ったと聞いています。)
それだけではなく日本の経済の躍進に伴い日本人があらゆるスポーツを楽しめる幸せな時代になって来た過渡期であったのでしょう。メキシコオリンピックで釜本さん、杉山さんを擁したサッカー日本代表が銅メダルをとったあと、皆サッカーをやり始めた・・・、そんな時代だったなぁ・・・。
その時代をくぐってきた前原さんはじめ卓球協会、関係者たちの努力で、また日本の卓球は世界と戦えるようになり、少しづつ人気も回復してきています。前原さんの功績は大きなものがあります。今回のオリンピックでの水谷選手の試合を見た友人が「凄かったなぁ!」と驚いていたのが嬉しかったですね。
そして日本人としては荻村伊知朗さん、木村興次さん以来三人目だそうですが、国際卓球連盟の副会長にまでなりました。彼は、またまたもっと高い「雲の上の人」になってしまいました。
ほんの6年間ですが、中学、高校と私も自分なりに一生懸命卓球をしていたつもりですが、私の努力など前原さんたちの努力に比べれば屁みたいなもんだったんだろうなぁ・・・。(ちょっと汚い表現で失礼(笑))いつも3回戦ボーイの私でしたから(笑)。
でも同じ歳で同じ時期に同じ競技をしていたと言う共通項があります。その時は同じ空の下で同じ空を見ていたのです。そしてずっと一つの道を行き高みに登った彼と同じコートに立ったことがあるのだ、と自慢したくなってしまうのは何故でしょう(笑)?同級生が雲の上の人になったことは私の誇りです(笑)。
渡辺明日香さんが1セット目の終わりに前原さんをお客さんに紹介していましたが、「ホォ~~!」と言う声があちらこちらで上がっていました。
帰り際に前原さんにご挨拶をして握手して頂きました。東京オリンピックは全力で応援したいと思います。私にとって「雲の上の人」である国際卓球連盟副会長の前原さんですが、その道から遠ざかって地上にいる今の私と同じようにジャズに親しんでいることを知って嬉しく思った一夜でした。