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院長ブログ

カテゴリ: スポーツの話

渡邊雄太選手と八村塁選手・近況

明成高校で3年連続ウインターカップ優勝に貢献した八村選手は今Gonzaga (ゴンザガ)大学、尽誠学園を2度日本一に導いた渡邊雄太選手はGeorge Washington (ジョージワシントン)大学のバスケットボールチームに在籍しています。

 

ちょっと気になってネットでぞれぞれの大学のホームページをチェックして見ました。

 

尽誠学園を卒業後、アメリカの高校に一年通ったあとジョージワシントン大に進んだ渡邊選手は今3年生。スターターとして平均30分弱プレーして二けた得点を毎試合のようにとって活躍しています。

 

206センチ(6フィート9インチ)の長身でありながら、なんとガード登録です。シューティングガード、あるいはスィングマンとしてチームに貢献しているようです。(ガードでありながら昨年はブロックショットではチームのトップでした。)

 

watanabe渡邉選手

 

ゴンザガの八村くんは高校卒業後すぐに大学に入り、トップチームのロースターに入っています。ただ、まだ試合終了間際のいわゆる「ガベッジタイム」に数分出ているだけでした。直近の2試合はかなり接戦だったためか出場機会は与えられなかったようです。

 

ゴンザガ大のHPによると彼は6フィート8インチ(203センチ)、高校生の時は197センチと言われていましたから大分大きくなりました。

 

hati八村選手

 

2年前のアンダー17の世界選手権でアメリカと戦った日本チームは127-38と大敗しましたが、八村君は一人奮闘し25ポイントをあげました。そして大会の得点王となり、その活躍がアメリカへの道を開いたのでしょう。

 

彼にも渡邊くんのようにプレップスクール経由のチョイスもあったそうですが、敢えて初めから大学進学の道を選びました。やはり英語の壁は厚いようです。バスケではチームメート同士のコミュニケーションはとても大切なファクターです。いましばらく時間が必要でしょう。

 

ただ、向こうでの彼の評判はかなり高いようです。英語の問題があることを知っていてそれでもトップチームのロースターに入れたと言う事がそれを物語っています。一年後の彼の活躍を期待したいと思います。

 

プレップスクールで一年間過ごした渡邊選手は大学一年目から多くのプレータイムを貰い、二年目には早くもスターターとしてチームの中心の一人として活躍しました。大学のフェイスブックに彼とチームメートのインタビューの動画がアップされていたのを見ましたが、もう英語では苦労していないでしょう。10年アメリカに住んでいた私よりずっと渡邊くんの方が英語上手いです。

 

gw

GWバスケットボールチームです。渡邊選手は右から5番目ですね。彼より大きい選手が何人もいます。

 

三年目も中心選手でありますが、直近の2試合(vs Penn state、vs Harvard)ではけがの為に欠場しました。ふくらはぎを痛めたようですが、大事なく早い復帰を期待します。GW大は格としてはゴンザガ大にやや劣るかも知れません。ゴンザガは過去2年連続でNCAAトーナメントに進出、ベスト8、ベスト16と健闘しました。

 

GW大は昨年強いチームでしたが、NCAAに出る事は出来ませんでした。それでもNCAAを逃したチームたちで争うNITトーナメントで見事優勝、今年の活躍が期待されています。(残念ながらシーズン開幕後4勝3敗とやや苦戦していますが)

 

ゴンザガ大はコンファランスの試合に入る前の現在6連勝中です。今年もNCAAに出場する可能性が高いと言えます。なんとかそのポストシーズントーナメントの時期までに八村君のプレー機会が増えてくるといいですね。

 

しかしこうして日本の選手が二人も同時にNCAAデヴィジョン1の大学チームの一軍のメンバーとして名を連ねる時が来たと言う事は素晴らしいことではありませんか。両大学ともに、アメリカではそれほどの強豪とは言えないかもしれませんが、昔はこんなことは夢のまた夢でしたから・・・。

 

彼らの活躍に期待して、またバスケットボールを見るのが楽しみになって来ました。時々両選手の活躍ぶりをフォローして見ようと思います。

 

因みに「ガベッジタイム」ですが、「Garbage time」と英語で書きます。バスケットボールの試合で逆転不可能と思われる大差がつくことがあります。そういった試合の終盤5分前後では勝っているチームは主力選手を下げて控えを投入します。

 

主力の不要な怪我を避け、また体力を温存するためです。控え選手にとってはじぶんをアピールする数少ないチャンスになりますので頑張ります。それが時によっては自己主張の強いプレーにもつながることも多く、チームプレーとしてはややレベルの低い攻防になることも多く、garbage(ゴミ)のようなプレーと言う表現をされるようになったようです。

 

ある辞典には「ゴミの収集時間」と訳されていましたが、ここでは違う意味で使われます。

 

それからプレップスクールですが、preparatory school と書くことから、進学準備校、とか予備校、と書いているメディアもありますが、単純に私立の高校のことです。公立の高校は殆どハイスクールと言いますが、私立高はときおり違う名前を付けます。日本の〇〇学園みたいなもんでしょうか?

 

アメリカでは公立の高校は進学率が低いですが、(低所得者層の多い地域では卒業率自体がかなり低いところもありますね、高校でドロップアウトする子供が結構いるみたいです。)私立は進学率が高い、という事もありまして、高校すなわち大学進学への準備となるからかもしれませんが、そう名付けられた高校があります。

 

私がアメリカに行ってはじめに入ったPacific Union College の横にも付属高校のような形で〇〇プレパラトリースクールという高校がありましたので(名前は忘れちゃった(笑))、高校のことをこういう言い方することもあるんだな、と思ったことを覚えています。

 

私の知識も大したことないですから、間違ってたらゴメンナサイ(笑)、です。

 カテゴリ:スポーツの話

今田竜二選手を追って。

総武カントリークラブ総武コースで行われているプロツアーの試合をちょっと覗いて来ました。近い事もあり(押上から特急で30分ほどです)、今年も今田竜二選手が推薦で出場するとあって、間近で見たくなりました。

 

しかし、ちょっと辛いプレーを目撃することになりました。

 

20161103_110452

 

今田選手が打った跡です。ティーショットが右に曲がり林に入ったのですが、不運にも木の根元にピッタリとくっついていました。グリーンは右方向。しばし考えたあと、彼はアイアンで左打ちで脱出を試みました。

 

・・・なんと空振りしたのです。少しでもぶれれば木を打ってしまいます。それを避けたい気持ちが微妙に手前を振らせてしまったんでしょうか?

 

気を取り直しての再トライは残念ながら先の木に当たり大きく右にはねて右隣のコースへ行ってしまいました。

 

そこから木の下を低く抜こうとウッドを使って打ったショットはまたもほんの少し高く上がり、枝に当たってまた後ろに戻ってしまいました。今度は元のコースには戻りましたが、まだ林スレスレ、やはり木の枝が邪魔です。流石に今度は上手く枝の下をくぐってグリーンまで・・・。しかし・・・、この林の中で、私の目の前で4回スイングしたのです。

 

トリプルボギー。しょっちゅう大叩きしている私ならどうと言う事もありませんが、プロには厳しい結果です。近くで見ていて胸が痛みました。

 

実はその前のホールでも、たまたま私が彼らのグループに追いついた時ですが、右の崖下でボールを探していたのが今田選手だったのです。

 

そこから出したボールが飛び過ぎて左の林すれすれまで行きました。そこから無理やりグリーンを狙ったショットがフックしてまた左の木に当たり止まってしまいました。そこから低く出して(多分グリーンは無理なので狙ったと思うのですが)ちょっと距離のあるバンカーに入れました。

 

ただそこからのショットは素晴らしかったです。50ヤードほどはあろうかと言うバンカーショットはクリーンに低く打ち出され、手前に切ってあったカップを大きくオーバーして乗ったかと思いきや、もの凄いバックスピンで戻って来てピンを少し過ぎてグリーンからこぼれたところで止まりました。

 

・・・が、ここでまずトリプルボギーを打って、そのあとのホールでまた大たたきしたわけです。前半そこまで不調で3オーバーで来ていました。そして上がり2ホールで連続トリプルボギーです。ハーフ9オーバーなんて、今田選手、子供の時以来ないんじゃないか、と言うようなスコアで前半終了しました。彼にとっては泣きたくなるような大たたきだったでしょう。

 

グリーンを降りて同伴の矢野東選手が隣を歩きながら今田選手の肩に手をまわし何か話しながら戻って行った姿が印象的でした。

 

かつてジュニアの時代にはアメリカでタイガーウッズに次いで全米2位だった今田選手です。2008年にはUSPGAツアーで初勝利を上げ、世界ランク20位まで上がり当時は間違いなく日本最高のゴルファーでした。

 

世界ランク20位の資格でマスターズに自力で出て予選通過した今田選手のプレーはあまり日本のテレビには映りませんでしたね。推薦で出た石川選手にばかり注目が集まっていましたが、残念ながら彼は予選落ちでした。日本最高のゴルファーを映さない日本のテレビ局、不思議な国だ・・・。

 

ima1 この笑顔をもう一度見たいですね。

 

数年前にシーズン初め好調だった彼でしたが、(疲労骨折でしょうか?)肋骨にひびが入り、痛みを我慢しながら試合に出続けてすっかり彼のフォームを失ってしまったようです。

 

アメリカツアーのシード権を失い、ここ2年ほどは試合に出る機会も激減し、試合勘も失っているのでしょう。最近はあまりニュースにもなりませんが、先日やや弱気なコメントが紹介されていました。

 

15歳の時に一人でアメリカに渡り、苦労して築いてきた彼のゴルフを何とか取り戻してほしいと祈るばかりです。なんとかカムバックして欲しい選手です。

 

20161103_113916 木々で囲まれたコースは風邪が遮られ、とても心地よい雰囲気で歩けた秋日和の一日でした。

 

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何度かプレーしたことがありますが、やはりいいコースだなぁ。ただ古いコースは今のプレーヤーたちの飛距離ではどうしても距離が足らなくなるようで、パー70の設定でした。

 

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この下にボールが言ってしまったら出すのに苦労しそうです。あぁ、怖い事・・・(笑)。

 カテゴリ:スポーツの話

第81回日本オープンゴルフ・2016

久しぶりに日本男子のゴルフ中継を観ました。やはり強い選手が出ると面白い。皆そう感じたようで、毎日一万人以上の観衆が狭山ゴルフクラブを訪れて観戦したそうですが、これだけの観衆を集めた男子プロの試合は暫くなかったですね。

 

2009年の大会(武蔵・豊岡コース)が45,515人の観衆を集めたのが記録が残る72年以降の最多観客数だったそうですから、今年の45,257人はその記録を更新したことになります。(みなさん平日にもかかわらずよく行きますねぇ(笑))

 

メディアによっては09年に次ぐ2番目の動員数としているところもあります。(数も2,000人くらい多めに伝えていますが)練習日を含めるか?という違いかも知れませんが、どちらにしろ記録として残る史上1位、2位を争う大観衆が彼らのゴルフを観に行ったことになりますね。

 

近年人気凋落を言われ続けた男子プロゴルフツアーですが、これでその理由の一つは証明されたようなものですね。世界で活躍できるレベルの高いゴルフはお金を払ってでも目の前で見たくなると言う事です。

 

レベルも低く、おまけにサービス精神の欠如したツアーを観に行こうとはみな思わないんでしょう。世界のトッププレーヤーの一人である松山選手のプレーはテレビを通じてでも迫力たっぷり、そして彼はラウンドの後の練習後にずっとファンにサインをし続けていたそうです。ファンあってのプロゴルフツアーであることをUSPGAの他の選手たちからも(技術のみならず)学ぶところが多かったのでしょう。

 

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彼に加えて石川遼選手、そして決勝ラウンドには進めませんでしたがアダム・スコット選手の存在も大きかったですね。こういうUSPGAでレギュラーで出ている選手たちが出場んしたことで微妙な緊張感が生まれたように感じました。

 

それが他の日本人選手、池田勇太選手や片山晋呉選手、小平選手などのプレーのレベルを引き上げたのではないでしょうか?矢野東選手も前半は健闘しました。

 

こういう花のある選手たちが上位でいいプレーを見せてくれたことも今年の日本オープンを盛り上げましたね。

 

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石川選手は最終日にはスコアを伸ばせませんでしたが、トップ10に入りました。来年度(もう始まっていますが)のUSPGAツアーでは往年のプレーを見せて活躍してほしいものです。

 

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彼が出て来た時は中堅の選手たちがチクチクといろいろ石川遼選手を批判するようなコメントを言っていました。「大きな派手なアクションは他のプレーヤーに失礼だから・・・」とか・・。プロゴルファーが何を言っているんだろう?と思っていました。ファンを喜ばせるパフォーマンス、プレーをすると言う事は二の次なんでしょうか?

 

石川、松山両選手が日本のツアーを去ってアメリカのプロツアーに挑み、男子プロの人気は落ちる一方です。最近やっと青木功会長等が、ファンサービスの事を言い始めていますが、さてなんとか人気回復なるのだろうか?

 

サービスも必要ですし、今回のようにアメリカからちょっと来た選手が(もちろん松山選手のことですが)いきなり参加してポンと勝手しまう、それも圧勝してしまうようなレベルのツアーの底上げがなされなければ魅力的なイベントにはなり得ないところが根本的な課題の一つです。若い選手たちに期待するしかないかな?

 

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キャディを含めて3人の東北福祉大出身者と池田選手についたハウスキャディーさん。この大会を盛り上げました。3年務めた選手会長の重荷から解き放たれて、ウエァもゴルフクラブも髪型も変え、キャディまで変えて新しいスタートを切った池田勇太選手は期待できそうだな。

 

また迫力のあるいい試合を見る事が出来るようになることを期待します。

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B-リーグ開幕・9/22/2016

バスケットボールのプロリーグが22日に開幕しましたね。

 

私は卓球少年でしたが、テニスもサッカーもバドミントンもバレーボールもハンドボールも大好きでした。

 

でも一番好きなのは実はバスケットボールです。

 

マイケル・ジョーダンとかマジックジョンソンを知っている人は多いと思いますが、ジェリー・ウエスト、オスカー・ロバートソン、はたまたボブ・クージー、ジョージ・マイカン等を知っている人はさほど多くないんではないかな?ビル・ウオルトンとかキキ・ヴァンダウェイ、デイブ・マイヤースのようなUCLAのエースたちを知っているかな?

 

そういう私ですから、B-リーグには少し期待しています。

 

LEDコートには驚きました。なかなか面白い。ただ、選手が滑ったケースが数回ありました。やや滑りやすいみたいです。そこらへんが改善されれば、これは未来のコートになるかもです。将来はNBAでも導入するかもしれませんね。

 

試合のレベルはまだまだのところもありますが、盛り上がりはよかった。

 

選手たちも自分たちで盛り上げていかなければいけないことを十分承知しているようなコメントが多く聴かれました。

 

人気スポーツの一つになってくれることを祈っています。

 

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 カテゴリ:スポーツの話

ロマゴン辛勝、ゴロフキン圧勝9/11/2016

日曜日のwowow、エキサイトマッチで豪華な3試合が放送されました。解説者として来ていた村田諒太選手が、「ワウワウ、凄いですよ!こんな豪華な3試合を一回の放送で見せてくれるなんて!」と興奮した面持ちで言っていました。自称ボクシングオタクの村田選手、いやいや嬉しそうでした(笑)。ほんとうにいいボクサーだなぁ、私は彼の大ファンです。

 

ミドル級の絶対王者ゴロフキン対2階級下の全勝王者ブルック。階級をスーパーフライに上げて4階級制覇を狙うパウンドフォーパウンド1位のロマゴン対クアドラス。

 

そしてこの試合に勝てば世界のメインイベンターも夢ではない亀海対強豪ヘスス・ソト・カラスの再戦、本当に豪華な3試合が組まれていました。

 

ロマゴン戦のセミファイナルが亀海選手の試合です。カリフォルニア州イングルウッドにあるファビュラスフォーラムで行われました。この会場は私がアメリカにいたころはNBAのロサンゼルス・レイカース、NHLのロサンゼルス・キングスの本拠地だったところです。今は両チームはステイプルセンターに本拠地を移したそうです。

 

まずは亀海選手、見事に打ち勝ちました。

kame1 相手のソト・カラス選手も納得した表情で亀海選手を称えていました。

 

日本では圧倒的な強さを誇っていた亀海選手もここ数年アメリカで苦労してきましたが、やっと世界への扉を開いた、と言えるかもしれません。これからも頑張って欲しいですね。期待しましょう!やはり帝拳ジムの力は凄いなぁ。内山選手にもこういう機会を与えてほしかった。

 

メインのロマゴン戦、あのローマン・ゴンザレスがこれほど苦戦するとはだれも予想していなかったでしょうね。顔を腫らしたロマゴンを始めて見ました。一つ階級を上げるということは大変なことなんだと言う事を改めて思い知らされました。

 

ゴンザレス選手は連打で相手を倒して行くファイターですが、ミニマムから上げて来て、さすがにこのクラスでは彼のパンチは強いとは言えないのでしょうか?やや体調に問題があったとも聞いていますがどうなんだろう?

 

でもいつの間にか相手をロープに追い込むフットワーク、疲れを見せぬ連打で相手に打たせるヒマを与えないガッツ、そして打たれるリスクを恐れずに打ち続けるかれのボクシングはやはりすごい!

 

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負けたクアドラスは明らかに判定に不服だったようで、試合後さっさとリングを離れてしまいました。でもパンチの数、押し気味に戦ったラウンド数など考慮しますと判定は(少し差が大きすぎたかもしれませんが)正しかったと私は思います。

 

日本の井上尚弥選手が大橋会長共々試合を見ていたところが画面に映りました。このあとゴンザレス選手と井上選手の試合に関して口頭で合意があったようです。この日の試合を見て井上選手の勝利の確立が少し増えたようにみな思ったことでしょう。

 

恐らく来年になると言われていますが、井上選手がこぶしを傷めずに戦えれば大きなチャンスがあるかもしれません。井上選手は既にスーパーフライでも減量がきつくなっているようですし、その前に二人とも伏兵に足元を掬われないようにしなければなりませんが、一つ大きな楽しみが増えましたね。

 

そしてゴロフキン戦です。ロンドンで行われたこの試合には大観衆が訪れ凄い盛り上がりようでした。ただ全勝とは言っても2階級下のウエルターです。ミドル級最強のパンチを誇るゴロフキンとやるのはどうなんだろう?と各方面から疑問が上がっていました。

 

なにしろゴロフキンはあまりに強すぎて対戦相手をさがすのにかなり苦労するこの頃です。試合を受けてくれるのならだれでも構わない、という事情もあるのでしょう。

 

しかし、WBAがあまりにブルックの身が危険だと、この試合を認定しなかったのですが、やはり力が違いすぎました。強烈なパンチを貰ったブルックがグラついた次のラウンド、早々とセコンドが白いタオルを振りましたがレフェリーが気づかず、最後には投げ込みました。

 

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なんで止めるんだ?と言うブルック選手。でも試合後は納得していたようです。ゴロフキンのパンチで眼窩が折れたかと思ったそうです。早くストップして正解でした。

 

(ジョー小泉さんの解説によると、ギブアップするとき日本ではタオルを投げ入れますが、海外ではただ振り回してしらせるのだそうです。いやぁ~、勉強になりますね(笑)。)

 

さてゴロフキン選手は今度はサウル・(カネロ)アルバレスとの対戦が期待されるところです。そして井上対ロマゴン。来年も好試合が見られることでしょう。なんとか内山高志選手にも復活してもらいたいなぁ・・・。

 カテゴリ:スポーツの話

雲の上の人

8月の最後の日、代々木ナルにお邪魔しました。世界で一番楽しそうに演奏するピアニストの吉岡秀晃さん、ベースの香川裕史さん、そしていつまでも若くてキュートなボーカルの渡辺明日香さんの3人が出演しました。

 

このメンバーで(時々ピアノが剛さんになったり)毎月代ナルに出演する人気のトリオです。私の大好きなミュージシャンたちですが、この人達が「雲の上の人」ではないのです。

 

いろんなライブに行っていて、有名な人、そうでない人、大勢の演奏を聴いてきましたが、世界的に有名な方であっても私には「雲の上の人」ではありません。

 

勿論「わぁ~~~!すげぇなぁ!」と感動したり、尊敬するのですが、ミュージシャンは私にとっては別の世界の人たちですから、自分と比べる対象ではありません。いい音楽を届けてくれる素晴らしい才能の芸術家たちです。憧れの存在なんだけど、だから話をしたいとか、友達になりたいとか、そういう存在ではありません。

 

この素晴らしい芸術家たちは、私のような凡人とは違う空の下にいる、と言うか・・・、おかしな表現ですが(他意も悪意もありません、失礼と思われたら謝罪しますが・・・。)同じ空を見ていない・・・、こっちの方が近いかな?そんな感じ。同じ空の下にいないので雲の上にいるのかどうかも分からないような感じでしょうか?うまく表現できませんが・・・。

 

さてこの日も吉岡さんと香川さんがまずインストでいつものように満面の笑みでファンキーなカッコいいフレーズを連発してお客さんたちを楽しませていましたが、演奏中に後から入って来たお客さんが私の前を通り、奥のボックス席に座りました。

 

あれ?見たことある顔だぞ!と思い、失礼ながらじろじろと見てしまいました。この夜フロア担当だった代ナルスタッフのルーリーが来たので「あのひと、もしかして前原さんっていう名前?」と聞いてみました。

 

「いや知らないんで、あとで聞いてきます。」と言ってカウンターで準備している渡辺明日香さんの所へ行きました。その方が席に着きながら渡辺さんに挨拶していたのでおそらくお知り合いかファンの方なのでしょう。

 

留理子さん、戻って来て「はい、前原さんだそうですよ。」、私「やっぱりね、あの人はねぇ・・・」と言いかけると、ルーリー「はい、明日香さんから聞きました。日本卓球協会の副会長さんですってね。」、私「うん、実は高校生の時試合したことあるんだよ。」、「へぇ~!新原さん卓球部だったの?」

 

と言う話になった訳です。前原さんと私は同学年でして、彼は一年生にして強豪明治高校のポイントゲッター、私は弱小都立墨田川高校のベンチメンバーでした。東京都大会の団体戦の三回戦で私たちは彼のいる明治高校と当たってボロ負け致しました。(実は私は試合していません、補欠でしたから(笑))

 

試合を見ながら、やっぱすげぇなぁ・・・、と思っているうちに3-0で負けていました。(笑)

 

彼は明治中学時代には墨田区で優勝していたはずですが、その頃から有名だったんです。高校でも東京ではかなりいいところまで行きましたが、当時の東京都の卓球界は全国的にはレベルが低く、東京都の一位がインターハイの個人戦でベスト16まで行けるかどうかというレベルでした。前原さんもそれくらいだったんじゃないかなぁ。それでも私からすれば、前原正浩は「雲の上の存在」だったのです。

 

明治大学に進んだ彼は努力を重ね、大学では日本のトップレベルの選手になりました。でも失礼な言い方だけど、彼が日本選手権に優勝するほど強くなるとは思っていませんでした。正直もっと素質のある選手がいたと思います。

 

でも彼は努力する素質があったんでしょうか、社会人となってからなお強くなり、28歳で日本選手権をとりました。私は当時日本にいませんでしたが、ニュースは届くものです。「へぇ~、あの前原が全日本とったか・・・。やっぱすげぇなぁ、よかったなぁ・・・。」

 

面識はありませんが、同学年で同じ下町出身の前原さんが日本一になったと聞いて、驚きと、喜びを感じました。そして初めから雲の上にいた彼はもっと高い雲の上の人になりました。

 

その後の事は詳しくは知りませんが、日本代表の監督だったころはテレビに映る彼を見ました。その後協会の仕事をしていたのだと思いますが、今回のオリンピックにも帯同して行っていたようで、よくテレビに映っていましたね。

 

今回リオで活躍した水谷選手をはじめとした若手を育成するシステムを作った事にも前原さんの功績がかなりあると言う事です。

 

私たちが子供だった頃、荻村伊知郎さん、田中利明さん、長谷川さん、伊藤さん、と日本の卓球は世界を征して来ました。日本ではピンポンは大人気のスポーツだったのです。それが私が中学校で卓球部に入ったころからから日本の卓球界は暗黒時代に入り、人気もなくなり世界でも勝てなくなりました。

 

世界卓球界で急速に力をつけて来た中国で文化大革命が始まり、中国はスポーツ界から離れていましたが、その革命も終わり、世界の舞台に返り咲いてきたこともありました。(文化大革命の期間にかなりの中国人スポーツ選手たちが、卓球選手を含めてですが、苦しい悲惨な運命を辿ったと聞いています。)

 

それだけではなく日本の経済の躍進に伴い日本人があらゆるスポーツを楽しめる幸せな時代になって来た過渡期であったのでしょう。メキシコオリンピックで釜本さん、杉山さんを擁したサッカー日本代表が銅メダルをとったあと、皆サッカーをやり始めた・・・、そんな時代だったなぁ・・・。

 

その時代をくぐってきた前原さんはじめ卓球協会、関係者たちの努力で、また日本の卓球は世界と戦えるようになり、少しづつ人気も回復してきています。前原さんの功績は大きなものがあります。今回のオリンピックでの水谷選手の試合を見た友人が「凄かったなぁ!」と驚いていたのが嬉しかったですね。

 

そして日本人としては荻村伊知朗さん、木村興次さん以来三人目だそうですが、国際卓球連盟の副会長にまでなりました。彼は、またまたもっと高い「雲の上の人」になってしまいました。

 

ほんの6年間ですが、中学、高校と私も自分なりに一生懸命卓球をしていたつもりですが、私の努力など前原さんたちの努力に比べれば屁みたいなもんだったんだろうなぁ・・・。(ちょっと汚い表現で失礼(笑))いつも3回戦ボーイの私でしたから(笑)。

 

でも同じ歳で同じ時期に同じ競技をしていたと言う共通項があります。その時は同じ空の下で同じ空を見ていたのです。そしてずっと一つの道を行き高みに登った彼と同じコートに立ったことがあるのだ、と自慢したくなってしまうのは何故でしょう(笑)?同級生が雲の上の人になったことは私の誇りです(笑)。

 

maehara 眼鏡の人が前原正浩さんです。

 

渡辺明日香さんが1セット目の終わりに前原さんをお客さんに紹介していましたが、「ホォ~~!」と言う声があちらこちらで上がっていました。

 

帰り際に前原さんにご挨拶をして握手して頂きました。東京オリンピックは全力で応援したいと思います。私にとって「雲の上の人」である国際卓球連盟副会長の前原さんですが、その道から遠ざかって地上にいる今の私と同じようにジャズに親しんでいることを知って嬉しく思った一夜でした。

 カテゴリ:スポーツの話, 日々のこと

バルタスロール1980の思い出

今全米プロゴルフトーナメントが行われているバルタスロールゴルフクラブで1980年に全米オープンが開催され、ジャック・ニクラウスと日本の青木功選手が今でも語り継がれる熱戦を繰り広げました。

 

その時は私はまだアメリカにいましたから、日曜日の午後の二人のバトルを生中継で放送していたテレビにかじりついて見ていました。

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その2年前に世界マッチプレーで優勝した青木選手ですが、その試合(世界マッチプレー選手権)はアメリカではあまり権威ある大会とは位置づけられていませんでしたから、彼の実力はまださほど高く評価されていなかったのです。

 

ですからこのUSオープンでのニクラウスとの4日間にわたる死闘が青木を「世界の青木」として認識させた一戦だったと言っても過言ではないと思います。

 

この試合についてはいろいろな報道がなされ、日本ではいまだに語り草になっているくらいですからその試合経過等、多くの方々がご存じだと思います。

 

最後の18番でニクラウスがバーディーパットを決めて優勝を確定した後、グリーンになだれ込んで来ようとする人たちをニクラウスが押しとどめて青木選手に最後のパットを打たせた事は有名です。いまでもユーチューブでそのシーンは見ることが出来ます。

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あまり知られていないことがあります。この試合のあとで青木選手が先にホールアウトしてニクラウス選手にウイニングパットを打たせるべきだったのに、青木が50センチのパットをマークしてニクラウスに2メートルのパットを打たせたことを一部のメディアが批判したのです。

 

ゴルフではカップから遠い方から順番に打つ、と言うしきたりがあります。プロの試合ではグリーンに乗っているいないにかかわらず遠い方から打って行きます。ただ、トーナメントの最終日、最終組、最後のホールではそうしないこともあります。ウイナーがカップインしたところで試合を終わらせる為です。

 

そうですね、2打差で続く青木選手がバーディーをとってニクラウスがスリーパットすれば同スコアで並びます。ただパットの名手ニクラウスが2メートルからスリーパットすることは非常に考えづらい状況です。こういう場合は青木選手が「お先に」ホールアウトしてニクラウスに後から打たせるのがゴルフ界の慣例であり勝者に対する礼儀だったと言えるでしょう。

 

そのパットが入らなくてもウイニングパットをタップインするだけです。ですから実際リアルタイムで観ていた私もそう感じていました。でもニクラウスは青木の為に観衆を押しとどめただけでなく、この事に対するメディアの批判からも青木を擁護したのです。

 

多分青木選手は(私がその時感じた事ですが)その勝負に完全に気持ちが入っていってしまっていて、そういう慣例の事など頭をよぎりもしなかったのではないでしょうか?最高の舞台で最高の勝負をして来たからです。

 

ただ、青木選手のその時の思考状況はとにかくとして、「これだけの戦いは最後に何があるかわからないんだから、勝負に徹して短かいパットをマークして相手にプレッシャーを与える事は勝負師としてはあることだよ・・・。」と青木選手に批判的なメディアに反論してくれたのですね。この話はもっと知られてもいいように思います。

 

もう一つ、いい(?)話があります。これはネットでその時の動画を見ればわかります。青木選手が最後のパットを入れて、ニクラウス選手と健闘を称え合います。その時にニクラウスが青木選手の頭を軽く叩き、また撫でて「お前、よくやったなぁ・・・」とでも言っているような雰囲気です。

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青木も死闘を終え、ホッとしたのでしょう、悔しがるそぶりもなく「有難うございます」と頭を下げます。そしてニクラウスがまた子供を褒めるように青木選手のの右頬を軽くタップします。二人ともホントウに相手に対する敬意で一杯のシーンでした。

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いいシーンだったので今でもよく覚えていますが、こうしてネットにいくらでもこの時の映像があると言うのは・・・、いやいや・・・、凄い時代になったもんだ・・・と、年寄りはすぐそういう風に思ってしまうのです(笑)。

 

本当に話したい「いい話(?)」はこの後日談です。83年(この3年後ですね)に私は歯科大を卒業して日本に帰って来ました。(丁度その年の初めに青木選手がハワイアンオープンで劇的なPGA初勝利した瞬間も私は向こうで見ました。)帰った当時はまさにAON時代と言われる日本ゴルフの黄金時代でした。毎週私も日本のゴルフトーナメントをテレビで観ていました。

 

そうしましたらですねぇ・・・、青木選手は一年に何勝もしていましたが、勝った時に優勝争いをしていた若い選手の頭をなでて「頑張ったなぁ・・・」みたいに言ってるんです。以前はこんな行動はしなかったんじゃぁないかなぁ・・・?と、考えてみると・・・、ハッハァ~~~。解ったぞ~(笑)!

 

これは全く私の個人的見解です。あのバルタスロールでの死闘のあと、気持ちが落ち着いてからきっと青木選手は考えたのです。「あれ、ニクラウスって俺より2歳上なだけじゃん!」

 

ニクラウスと言えばその20年近く前からスーパースターでした。日本にも何度も来ています。ニクラウス、パーマー、プレーヤーのビッグスリーゴルフと言うテレビ番組は私も子供の頃いつも観ていて「僕も大人になったらゴルフやりたいなぁ・・・」と思わせてくれた番組です。

 

そんな世界のスーパースターと互角の勝負をしたのです。終わってしまえばやはりスターの前では謙虚になってしまっていた青木選手がそこにいました。歳はたった2歳違いでもゴルファーとしてはちょっと名前負けしてました。

 

全く私の個人的見解ではありますが、きっとあとで冷静になって考えてみると、人一倍負けず嫌いなはずの青木さんですから、ちょっと悔しくなって来たんだろうな・・・。まるで子ども扱いされたように感じたのかも知れません。

 

日本の試合になると、ニクラウスのように若手の頭を叩いて撫でて、激励するようになったのはそういう理由だったんだ・・・、と(何回も言う通り全くの私の個人的見解です)勝手に納得しました。ま、いいんじゃないでしょうか(笑)。青木さんは日本ではニクラウスのような伝説的ゴルファーの一人なんですから・・・。

 

閑話休題、劇的なフィナーレの舞台となった18番ホールは550ヤード程のパー5です。当時日本では飛ばし屋で鳴らした青木選手はウエッジでサードショットをピンまで50センチに寄せました。スリーオンです。今回の全米プロの練習ラウンドで松山選手は5アイアンで2打目を打って乗せたそうです。

 

きっとダスティン・ジョンソンやバッバ・ワトソンなどはショートアイアンでツーオンさせて来るのではないでしょうか?いやはやなんて時代になったんでしょう?パー5のセカンドをミドルアイアンで打つなんてつまらなくないのかなぁ(笑)?

 

さて、現在進行中の全米プロに出場している3人の日本選手は好調です。全員上位で決勝ラウンドに進んでいます。3日目は悪天候のためサスペンデッド、松山選手はスタート出来ませんでしたが暫定10位です。ただ明日は一日で2ラウンド消化しなくてはいけない厳しい最終日になりますが、池田選手、谷原選手共々期待しましょう。

 

かつてこのコースで激しい優勝争いをした青木功さんのように、いつか日本選手がまた世界を湧かせる日が来てくれる事を期待したいと思います。

 

 

 

 

 カテゴリ:スポーツの話

都立城東高校、散る!7/26/2016

速報です。

 

東京都東東京大会準決勝、城東高校善戦むなしく3-0で関東一高に敗れました。

 

1回と6回に守備の乱れもあり失点しました。二度満塁の好機を得ましたが点には結びつかず・・・、完封されましたが、関一と二松学舎の二強時代と言われる東東京で健闘した城東高校野球部に拍手を送りたいですね。

 

 

 カテゴリ:スポーツの話, 日々のこと

井岡・和気・ダブル世界タイトルマッチ・7/20/2016

和気選手、根性見せたねぇ!テクニック、スピード、パンチ力すべてにおいて上回るグスマン選手を脅かせたよ。いい試合だった。

 

カットマンもよくあの右目下のバッティングによるカットの出血を止めるもんだ。あそこ大きな血管があるところだけどそこまでギリギリ深くなかったこともあったんだろうけど、最後は内出血で完全に目が塞がっていました。いいストップだったでしょう。

 

悔し涙にくれた和気選手でしたが、もう一度チャンスをつかんでほしいですね。グッドファイト!

 

井岡チャンピォン、順当な勝ちでした。でもララ選手は凄いガッツを見せたと思います。9ラウンドくらいまでは打たれてはいても全く顔の腫れもなく、手数では圧倒してたから、ちょっとした差だったように感じました。

 

井岡選手は素晴らしいテクニック(特にディフェンス)、スピード、パンチ力を持つ素晴らしいチャンピォンです。だからこそ、あのローブローはやめてほしいんだよなぁ。ボディブローの三割方はローブローです。

 

始めのラウンドではレフェリーもローブローに注意をしていたけど、2ラウンド以降は野放し状態でした。ベルトの上ならフックのボディーブローはエルボーブロックでストップ出来るディフェンスをララ選手はしていました。ベルト下くらいならまだしもかなり低いブローもかなりありました。

 

井岡選手の度重なるローブローにガードを下げたララ選手の顔面を捉えるパンチが増えました。それでも手数を減らさず前に進んでファイトしていたララ選手もついにダメージがたまり力尽きた・・・。そういう試合でした。

 

亀田兄弟もローブローが得意だったけど、それ程ではないにしてもちょっと多すぎる。井岡くんの評価が井上選手より上がらない理由の一つはこういうところにあると思ううよ。素晴らしいテクニックを持つ強いボクサーであるだけに本当に惜しいと思います。

 

本当に強い井岡選手だからこそ、文句のつけようがないファイトで圧倒してほしかったと強く思います。ララ選手とスパーリングを重ねたというローマン・ゴンザレス選手は井上選手との試合を視野に入れていると聞きます。井上サイドもそれを熱望しているようです。井岡陣営はどうなんでしょう?

 

この試合のリングサイド正面にワタナベジムのワタナベ会長が真ん中に座っているのが見えました。彼は今年春、日本ボクシング協会会長に選ばれたのです。内山選手の所属するジムの会長さんです。

 

内山選手が出てくるまでワタナベジムの名前を知っている人は少なかったはずです。内山選手の力が渡辺会長をこの地位に立たせたと言っても過言じゃないと思います。内山選手は私の中では日本ボクシング史上最強のボクサーであり、日本の宝です。

 

渡辺会長も内山選手のおかげでかなりお金も儲けただろうし地位も得ました。内山選手の為に最後の花を咲かせるマッチメークをしてもいいんじゃないんでしょうか?とボクシングファンはみな思っていると思います。

 

今日はちょっと本音を出してしまいました。日本のボクシングファンの一人としての願いがあるのです。

 カテゴリ:スポーツの話

全英オープンゴルフ・2016

全英オープンが終わりました。最終組で別次元の強さを見せて戦ったステンソンとミケルソンでしたが、ステンソンがなんと20アンダーと言う好スコアで初のメジャータイトルを取りました。

 7月17日、男子ゴルフのメジャー第3戦、全英オープン選手権の最終ラウンド、ヘンリク・ステンソンが優勝した(2016年 ロイター)

 

ミケルソンが17アンダー、そして3位のホームズはなんと6アンダーですよ。優勝したステンソンと3位のホームズがなんと14打差です。昔タイガーがぶっちぎりで勝ったメジャートーナメントがありましたが、あれ以来くらいの大差だったんじゃないでしょうか?すごいねぇ。

sutenミケルソンもすごかったですけどね・・・。

 

kazeこんな風とか・・・、

 

rahuこんなラフとか・・・、

 

残念ながら厳しい自然とコースに翻弄された日本勢は池田選手が13オーバーの72位、市原選手が18オーバーのブービー、79位と惨敗でした。3位のホームズからでさえ20打差以上・・・(泣)。

 

残念ですが、松山選手(予選落ちしてしまいましたが)以外の日本選手の世界での立ち位置はこんなところなんだろうな?と思います。レベルが少し違う気がする・・・。AONの頃はもっと世界と戦えたのですが・・・。

 

今回参加した日本人選手たちの中でダブルパー以上打ってしまった選手が3人いましたか?勿論他の国の選手たちの中にも悪いスコアを打った選手はいましたけど、ちょっと打率が良すぎです。

 

それはともかく、改めて録画を見て、いやぁ・・・、全英オープンの歴史に残る素晴らしい優勝争いでした。心が動かされました。

20160718_223349Good loser ミケルソンが祝福していました。

 

20160718_223433

 

その場でクラレットジャグに名前を彫り込んでいるのでしょうか?

 

20160718_223731

いい絵だなぁ。

 

20160718_223256

 

最後のパットをねじ込んだ瞬間です。

 

もし私があそこでプレーしてたら・・・、バンカーやラフから永久に抜け出せず、ホールアウト出来ないかもしれないくらい凄いコースでした。

 

でも、一度でいいからあのような歴史のあるリンクスでやってみたいと思うのは何故なんでしょうか(笑)?

 

 

 カテゴリ:スポーツの話

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