新原歯科医院

院長ブログ

カテゴリ: スポーツの話

高山・井岡W世界タイトルマッチ・4/22/2015

2試合とも素晴らしい試合でした。そして高山勝成選手、井岡一翔選手、ともに激戦に勝利し、高山選手は防衛、井岡選手は3階級制覇となるタイトル奪取です。

 

高山と戦ったファーラン選手、井岡と戦ったレベコ選手、二人とも素晴らしいファイターでしたね。敗れましたが、最後まで素晴らしいファイトを見せてくれました。

 

高山選手は残念ながらパンチ力はいまひとつ、しかしものすごいガッツと手数で相手に付け入るスキを見せませんでした。7ラウンドに左、8ラウンドに右瞼をカットしましたが、8ラウンド終了時には血まみれになりながらパンチを出し続けました。

 

負傷判定となりましたが、勝ちは揺るがないと思いましたが、彼はまるで敗者のような表情でした。最後まで戦いたかった・・・、倒して勝ちたかった・・・、事が出来なかった悔しさでしょうか?

 

これだけの素晴らしいファイトを見せてくれたチャンピォンには大きな拍手を送りたいですね。彼は30歳を越えて高校に通っています。その同級生たちが応援に来ていたのも、なんか感動しました。

 

井岡選手は強くなりました。正直、この試合は少々分が悪いんじゃないかなぁ?と思っていたのですが、見事に私の予想を覆す素晴らしい成長ぶりを見せてくれました。

 

8連続防衛中の強打者を相手に、恐れを見せずに打ち合って、その打ち合いに勝ちました。彼はディフェンスが素晴らしいんですね。いつも試合後に綺麗な顔をしています。

 

お互いに左のレバーブローを武器にしています。井岡選手の左が何度かチャンピォンの右わき腹を捕らえましたが(少し浅かったこともあるのか?)、結構効いていたはずですが、チャンピォンは攻撃の手を休めずに強打を振り回し続けました。

 

井岡選手はいい距離を保ちながら、時折踏み込んでいいパンチを何発も入れます。レベコ選手はガードの上からでも構わずフルスィング、一発で相手を倒せるようなパンチですが、井岡選手はかわし続けましたね。いくつか貰ってはいましたが、井岡選手は意外に打たれ強いのかも知れません。

 

クリーンヒットの数は間違いなく井岡選手が上でしたが、あの強烈なパンチをかいくぐりながらのパンチは少し威力がなかったか?またレベコ選手のガッツが井岡選手のパンチに威力がないようにさえ見せたのか?判定がどうなるのか?ジャッジペーパーの集計に注目が集まりました。

 

そして、判定は一人がドロー、二人が井岡支持でした。2-0で涙の3階級制覇となりました。これだけの豪打を誇る強いチャンピォンからのタイトル奪取には世界が驚いたんではないでしょうか?また一人強い日本人チャンピォンが生まれましたね。これからが益々楽しみになりました。

 

この素晴らしい2試合に水をさしたのは、中継陣です。高山戦・・・、7ラウンドで左、8ラウンドには右と高山選手がカットした事に、アナウンサーも解説の二人の元王者もなんのコメントもしませんでした。8ラウンドにおそらく場内アナウンスを聞いたのでしょう。アナウンサーが「彼のカットは偶然のバッティングによるものです。」と、簡単に伝えただけでした。

 

wowowの「エキサイトマッチ」なら、すぐに「あ!カットしましたね!」とかコメントしてくれるんですけど・・・。瞼をカットすることはその後の試合に大きな影響を与えます。ちゃんと言わないとなぁ・・・。

 

井岡戦では、俳優さんを(私は疎いんで誰だか知らないんですけど、有名な人なんでしょうか?)リングアナウンサーに使ったのはいいけれど、彼は上がってしまったのか、レベコ選手の名前を忘れてしまってラストネームが出て来ませんでした。お粗末な演出と言わざるを得ません。

 

せっかくの凄い試合でしたから、少し残念な中継でした。

 

 カテゴリ:スポーツの話

マスターズ・2015

マスターズが終わりました。21歳のジョーダン・スピースが(圧勝と言っていいでしょうか?)初優勝。松山選手は最終日にその日のベストスコアを出して、5位に浮上しました。立派です。タイガーは17位でしたが、本人には満足いく結果だったようです。

 

若い頃は早起きして眠い目をこすりながら観たものですが、さすがにこの歳になるとそういう気力はありません。今日、帰ってから録画を観るつもりです。

 

それにしても、本当に綺麗なゴルフコースです。そして美しいトーナメントですね。年々その思いが深まっていくようです。

 

それぞれのホールに違う花々が植えられていて、パトロンの目を和らげます。各ホールに花の名前がニックネームとしてついています。

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毎年思うのだけれど、フェアウエイにディボットが見えないんだよなぁ・・・。ディボットが無い筈はないんですが、テレビの画面ではそれが見えないんです。

 

マスターズの前の数週間は、準備の為にメンバーもプレーを控えてコースを整備するのでしょうが、プロの選手たちは試合前に自由にプレー出来ますから、それだけでもかなりのディボットが作られる筈なのですが、それが映りません。

 

キャディーたちが必ずターフを戻していますが、それだけではなく緑色に染めた土を目土に使っているんでしょうか?数年前に日本女子プロゴルフ選手権(だったと思いますが)が、キングフィールズで行われた時に見に行ったのですが、そこで緑色の土がディボットに目土されているのを見ました。

 

次の日(私は土曜日に行きましたから)の決勝をテレビで観ると、ディボットが見えなかった経験があります。オーガスタもそうなんでしょうか?

 

ちなみに日本の芝(高麗芝)のターフは戻しても根付かないので、戻さずに目土だけします。アメリカのベントやバミューダ芝は違うのかも知れません。

 

オーガスタでは、池の水もエメラルド色の染料を入れて、美しい輝きが演出されていますが、花々、木々、そしてディボットが見えないあくまでも美しい緑のフェアウエイ、それとクッキリ色分けされた茶色に枯れた松葉が敷き詰められたラフ、本当に綺麗です。

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この試合のあと10月までこのコースはクローズされます。いまではマスターズの準備の為に、と言う意味が大きくなっているんでしょうが、元々暑い南部のこの地域、上流階級の人達はその灼熱の季節にゴルフなどしなかったんでしょう。逆に冬の間にもゴルフが楽しめるコース、と言う事でメンバーを募っていたようです。

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今日の東京は冷たい雨が降り、コート姿の方が多かったですが、ここジョージア州オーガスタでは、老いも若きもみな短パン姿です。(日本では年輩の方は、夏でもこういう姿はしませんね・・・、おぉっと・・、私も老人でした・・・。)これから暑くなるんでしょうね。

 

ゴルフ界も確実に世代交代の波が来ているようです。若きスピース、松山選手などはその一角を担って行くのでしょう。

 

片山晋呉選手は、苦労して苦労して、マスターズで4位に入って達成感から燃え尽き症候群に陥ってしまいました。(最近復活の兆しが見えますが)

 

松山選手は勝つためにプレーしていますから、5位では満足が行かないところです。その意気やよし!ついに日本のゴルファーにも海外メジャーに手の届く選手が出て来ました。

 

タイガーはどうなんでしょうか?彼らしいプレーが戻って来たというコメントが多いですが、初日にバンカーからホームランしたり、フェアウエイウッドでシャンク気味のショットがあったとも聞いています。

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最終日にはラフからのショットで、松葉に隠れた木の根にクラブが当たり負傷したそうです。また暫く試合を休むようですが、若いゴルファーたちを押さえて世代交代の波にストップをかける事ができるのでしょうか?

 

良くも悪くも、タイガーの存在はやはり大きいものであることを証明したのかも知れません。また、PGAツアーが面白くなって来ましたね。

 

 

 カテゴリ:スポーツの話

将棋名人戦速報

いやいや驚きました!誰がこの早い時間に、テレビ中継時間内に終局すると思っていたでしょうか?

 

わずか60手で行方八段が投了しました・・・。森内さん、「まだまだ勝負を決するまでは時間がかかると思っていましたが、戦意喪失した、というところでしょうか・・・。」との解説でした。

 

解説でも、あまり分がよくないということは明らかでしたが、逆に次戦に向けての決然たる見切り方だったのでしょうか?

 

二局目が楽しみになりましたね。

 

それにしても・・・、悪意も他意もないのですが、森内さんに対しての女流棋士解説者の選定はどうなんだろう?単に私の苦手なタイプであるだけかもしれませんが、羽生さん、佐藤康光九段と並ぶ黄金世代の一人であり、羽生名人と龍虎のライバルと言える森内さんのパートナーとしては・・・?

 

もう少し違う人選があってもよかったんではないかなぁ・・・?名前覚えていないけど、御免なさい!

 

さて、マスターズが始まります!

 カテゴリ:スポーツの話

将棋名人戦・2015

昨日、将棋の名人戦が始まりました。羽生名人と行方尚史八段の戦いです。

 

正直、将棋のことは解りません。駒の動かし方を知っている程度です。それでも見ていると、ど素人の私でさえ迫力を感じてしまうのは、やはり日本最高峰の頭脳の戦いがある種のオーラを生むのでしょうか?

 

テレビ中継が一時間ありました。その中継時間内に指された手はたったの一手でした。

 

名人戦はそれぞれ九時間の持ち時間があるそうで、一時間を超える長考は珍しくありませんが、たまたま中継時間の時に、先手の行方八段が二時間近い長考をしていたのですね。

 

その間は手が動いていませんから、解説の森内俊之NHK杯も困るか、と思いきや、いろいろな解説で視聴者を飽きさせません。

 

思えば森内さんは、昨年羽生さんに奪われるまで、三期の間名人位を守って来た人ですが、内心は悔しい思いで解説していたのでしょうか?

 

そして、次の手の候補、その後の展開などの話をしているうちに、中継時間も残り少なくなって来た(おそらく残り10分くらいだったでしょうか?)頃、行方八段が打った手に、皆が驚きました。

80794229_thumbnail.v1428491210少し若い頃の行方さんです。

 

6八飛車、という手が指されました。私には何が何だか解らないのですが、相当に意外な手だったようです。

 

行方さんは、駒を動かすと少しして席を立ちました。行方八段がいなくなると、羽生名人は頭を押さえて盤上を見つめます。

82467595_thumbnail.v1428544435これ以上に厳しい表情でした。

 

いやぁ・・・、なんか訳わかんないけど迫力たっぷりでした。

 

短い残り時間で、この一手の解説がなされて行きます。おそらく次の手を羽生さんは封じ手にするだろう、森内さん曰く「私ならそうします」と言ったとおりに、羽生名人は次の手を封じて(ここで羽生名人、40分程考えたそうです。)この日の対局が終わったそうです。

 

今日はテレビ中継に2時間の枠が組まれています。勿論録画予約してあります。さて、中継時間内に第一局の終局が見られるのかどうか・・・。今日もまっすぐ帰ります。

 

そして今晩からマスターズ・ゴルフトーナメントも始まります。ゴルフの面白いシーズンが始まりますね。

 カテゴリ:スポーツの話

パウンド・フォー・パウンド

先の日曜日、ゲンナディー・ゴロフキンvsマーティン・マレーのWBA世界ミドル級タイトルマッチの録画中継を観ました。

 

先月(2月21日)行われた試合です。ニュースで11ラウンドにゴルフキンがTKO勝ちしたと聞いていました。11ラウンドまで行ったということは、ゴロフキン苦戦したのかな?と思って見ましたが、なんてことはない、やはり圧勝でした。

 

以前はパウンド・フォー・パウンド(もし体重差がなかったら)では誰が一番強いか?と言うと、パッキャオの名前が挙がっていました。私個人的には古い話ですがフリオ・セザール・チャベスの大ファンだったので、彼の名前を推したいところです。

 

現在のボクサーで、と限定したら、ゴロフキンの名前を候補に挙げてもいいんじゃないかと思っています。本当に強い!としか言いようがないボクサーです。

ゴロフキン

 

先々週、ゴルフ場の昼休みにG君がスマホのニュースを見て「おぉ!とうとうパッキャオとメイウエザーの試合決まったぜ!」と教えてくれました。(G君も大のボクシングファンで、語らせるとうるさいし詳しいですよぉ)

 

やっと・・・、ですね。でもG君も私も「時期を逸したよなぁ。」と、同意見でした。やはり3~4年前にはやってほしかったなぁ。2年前でしたか、パッキャオがマルケスに壮絶なKOをくらって以来、パッキャオは峠を越した・・・、と言われても仕方ない試合を続けています。

 

その前にあのシェーン・モズリーとやった時には、モズリーが怯えた表情あらわにして逃げまくりました。あの頃がパッキャオのプライムだったと言えるんではないでしょうか?

 

その前にはディフェンスの上手さで定評のあったミゲール・コットをボロボロにしています。当時のパッキャオならメイウエザーの究極のディフェンスさえ打ち破ったかも知れない・・・!あの頃に試合していたらどうなっていただろう?今ではもう誰にも知り得ません。

 

相変わらず勝負にこだわり、相手を倒せそうでも自重してポイントをとっていく慎重な試合しかしない(あの素晴らしいテクニックが勿体ない)メイウエザーに今のパッキャオが勝てるでしょうか?

 

恐らくファイトマネーだけは記録的な金額になるでしょうが、試合は面白味のないボクシングに終始しそうな予感がしています。フィリピンの英雄はもう国会議員に専念することを考える時期にきているのかもしれません。

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さて、ゴロフキンですが、アテネ五輪の銀メダリスト、プロ転向後、現在32戦全勝(29KO)、19連続KO(またはTKO)、世界タイトルマッチで13連続KO(またはTKO)を続けている怪物です。

 

ヘビー級のクリチコ兄弟のように、見ていて負ける気がしません。そして多少打たれようともリスクを物ともせず攻め切るハートを持っています。ボクシングファンが楽しむ試合をします。(玄人好みのディフェンス技術を持つメイウエザーのファンも多いでしうが、やはりこういうボクシングの方が人気はありますよね。

 

日本が誇るオリンピック金メダリストの村田諒太選手も、早くこのチャンピォンに挑戦できるところまで駆け上がって行って欲しいなぁ。

 

自称ボクシングおたくの村田選手もゴロフキンの強さをよく口にします。プロが尊敬するような偉大なチャンピォンは、いまや「パウンド・フォー・パウンド」のトップにランクされてもいい、と私は個人的には思っています。

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結構かわいい顔してますよね。お母さんが韓国系と言う、東洋の血を引くカザフスタンの英雄です。こういう優しい顔をしていて、こんなに強いボクサーって、いままでいたかなぁ・・・?

 

 

 

 カテゴリ:スポーツの話

タイガー、アプローチイップス?

なんとタイガー・ウッズがアプローチイップスかも知れない?とか・・・。

 

昨日から始まったファーマーズインシュランスオープンの練習場で、不調のタイガーがアプローチで、ザックリ、トップを繰り返し、目も当てられないほどの不調だったそうです。

ipus練習場で何人ものプロがアドバイス

 

と、思ったら・・・、腰痛で1ラウンド目のハーフを終えて2ホール程でプレーをやめて棄権してしまいました。

taigaかなりシャフト近くに当たっています。シャンク寸前?

 

会場のトーレ・パインはパブリックのゴルフ場なので、私も学生時代に何度かまわったことがある、親近感のあるコースです。海沿いのコースで、本当に美しいゴルフ場でした。

 

ウッズは地元とも言える南カリフォルニアのコースで、何度も好成績を上げている試合で始めて予選通過出来なかったことになります。

 

タイガーにとって苦しいシーズンになりそうですね。いよいよ世代交代なのでしょうか?

 

それにしても、もしやアプローチイップスか?とさえ報道されてします。まさにそれに苦しんでいる私には他人事ではありません。でも、これでアプローチイップスと言うものの存在が知られ渡ってくれたら、私もあれこれ(ゴルフに行くたびに)説明しなくても済むので助かるのですが。

 

パターやドライバーのイップスはよく聞きますので、ゴルファーはそれらの(漠然とした)イメージを持っていますが、意外にアプローチイップスのことはイメージが湧かないようです。

 

私はここ3~4年苦しんでいます。短い距離のアプローチになると、アドレスに入った瞬間に身体が固まってしまいます。最近やっと少しづつ良くなって来ている感触はありますが、前回もパーを6回取ったにもかかわらず、100を切れなかったのは、やはりアプローチの失敗で大たたきしたことが大きな理由の一つです。6回パーを取れれば、普通は90台前半では上がれるところですから。

 

米国PGAのサイトの記事を読んでいたら、「タイガーは自分のスィングの最下点がどこにあるのか分からなくなってしまったようだ・・・」等とのコメントがありました。いやいや・・・、あのタイガーが・・・。

 

タイガーの事ですから、直ぐに修正して復活してくるだろうとは思いますが、(私とは天地以上の差がある超スーパーゴルファーですから)なんか親近感を持って同情してしまいました。

 

 

 カテゴリ:スポーツの話, 日々のこと

ソニーオープン・イン・ハワイ

今朝はみぞれが降っていましたね。寒さ本番です。先週の週末にはアメリカPGAツアーのソニーオープンをテレビでやっていました。真冬の日本と対照的なハワイの風景が見られました。

 

日本の選手は全員予選落ち、(松山選手はセカンドカットでしたが、)残念な結果に終わりました。ジミー・ウォーカー選手がなんと2位に9打差をつける圧勝でした。

 

この大会は以前はハワイアンオープンと言う名前で、同じワイワラエカントリークラブで行われていましたが、1983年に青木選手が日本人として初めてアメリカPGAツアーで優勝した事で有名です。

 

その時の最終ホールでの劇的なチップイン・イーグルの場面が試合の中継の合間に何度も流されました。

imgres若いですねぇ・・・。

 

待つかしい映像です。私のアメリカでの最後の年で、(その年の9月に10年間の留学生活を終え、日本に帰国しました。)あの試合はテレビで生中継を見ていたのです。

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あのシーンはよく覚えています。テレビの前で興奮して見ていました。優勝、悪くともプレーオフとみて待っていたジャック・レナー選手のあの悲しそうな、いったい何がおこったんだ?と信じられないような表情が、先週の中継で繰り返し放送されたのを見てよみがえって来ました。

 

その数年前にUSオープンでジャック・ニクラウスと死闘を演じ、アメリカ中に名前を売った青木選手でしたが、この勝利でその実力は本物であることをみんなに知らしめたのです。

 

その頃から中嶋常幸選手なんかも出てきたし、当時の日本のプロゴルファーたちは結構(勝てずとも)いい成績を上げていましたよね。

 

あの頃の選手たちは、「芝が違うから・・・、」とか「コースが難しいから・・・、」とか言わなかったんじゃないかなぁ。今回、松山選手はMDF(Made cut, did not finish)でしたが、「自分に力がないんです。」としか言いませんでした。へんな言い訳をしないところは彼らしいです。

 

アメリカの選手もよく日本に来ましたが、高麗芝を物ともせずにいくつものトーナメントに勝って行きました。本当に強い、と言うことなんだろうと思います。

 

やはり日本の男子ゴルフ界のレベルは(残念ですが)下がって来ているんでしょうね。松山君、石川君に次ぐ選手がどんどん出て来てほしいなぁ・・・。勇太とか勇作とかには頑張ってほしいですよね。

 

83年の私は、歯科大の最終学年でしたが、ゴルフばかりやっていたために、臨床の単位が大幅に不足していまして、6月に卒業出来るかどうか怪しいところでした。そんな不安と戦いながらあのハワイアンオープンを見ていたことも思い出しました。

 

最近やっと、「卒業出来ない!」とか、「試験に遅刻した!」とか言う夢を見なくなって来たところです。あぁ怖い夢だったなぁ・・・。

 

 

 カテゴリ:アメリカの思い出, スポーツの話

年末ボクシングレポート

新年ブログ1号は年末のボクシングのレポートから始めます。

 

12月30日、31日といい試合が続きましたね。村田選手、まだジャブがぎこちなく感じますが、貫録勝ちでした。10ラウンド戦うスタミナがあることも証明しました。少しづつプロ仕様に変更を加えながら進化しているのでしょうか?今年が真価を問われる年になるでしょう。

 

河野選手、ドローでしたが、結果をのこしたことは評価されるべきでしょう。最後まで前に出てプロの戦いを見せました。パナマのジャッジの採点はちょっとひどかったけど、それにもかかわらずベルトを保持できたのは彼のガッツの賜物です。

 

井上選手、歴史に名を残すスーパーチャンピォンをKOしました。衝撃的なパンチ力を世界に見せつけました。2階級上げた事で彼の本当の力が出せたようです。ノニト・ドネアでさえダウンを取れなかったナルバエスにあんな勝ち方をした井上選手、世界中を驚かせました。

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もしかしたらロマゴンにも勝てるんじゃないか?と期待さえしてしまいます。今年その対戦が実現するかもしれません。世紀の1戦になる事でしょう。世界中が注目する試合になることは間違いありません。なんというボクサーが日本から出て来たのでしょう!

 

内山選手、久々に右こぶしを傷めずに戦えたと言う事は嬉しいです。相変わらず強い!解説の畑中元チャンピォンも褒め言葉しか出ませんでした。相手は負け惜しみを言っていましたが、力の差は明らかだったんじゃないでしょうか?このまま怪我をせず、今年は何試合か見せてもらいたい!期待します。

 

田口良一選手、初めて見ましたが、井上選手を苦しめただけの事はある、素晴らしいボクサーでした。これから防衛を重ねて、また進化していってほしいものです。それにしてもワタナベジムはこれで3人の世界王者を持つことになりました。これも凄い!

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天笠選手、ものすごい頑張りを見せてくれました。ノニト・ドネアをも破った無敗のリゴンドーからダウンを奪い、まさかの大健闘でした。最後は右目と左ほほを大きく腫らし、それでもなお最後までパンチを出し続け、11ラウンド終了後、レフェリーに止められるまでガッツを見せました。本当に感動しました!

 

試合が始まって、二人のハンドスピードのあまりの差に、長くは持たないかな?と思ってしまった自分が恥ずかしい(天笠選手に失礼でした)、彼の気持ちの強さが素晴らしい試合を作りました。東洋太平洋王者ですが、まだ若い、これからも頑張ってほしいです。

 

井岡選手は、こんなもんでしょう。強さは誰もが認めるところです。早く世界の舞台に戻ってくれることを期待します。

 

ひとつがっかりしたことがあります。ミニマム級の高山選手の試合を流してくれなかったことです。世界王座決定戦でもあり、高山選手が勝てば主要4団体のベルトを全て巻いたことになる、と言う歴史的な試合だったのに・・・。(そして高山勝成選手は勝ちました)

 

去年の夏のタイトルマッチで高山選手は負けましたが、その試合はアメリカのESPNやスポーツ・イラストレイテドと言った権威のあるスポーツメディアから、その年の年間最高試合と認定された素晴らしいファイトをしたのです。殆どクリンチをしないフェァな純粋な殴り合いをして、世界中のボクシングファンを感動させたのです。

 

その高山選手の、ある意味凱旋試合でもあった(彼はIBF等、日本のコミッショナーが認定する前から試合していましたから、日本で試合出来なかったのです。)この試合を見たかったボクシングファンは多かった筈です。

 

ほんとにTBSはボクシングのことを何も解ってないとしか言いようがありません。せめてダイジェストでもいいから放送してほしかった。これには本当にがっかりさせられましたが、それ以外は素晴らしい試合が多く、ボクシングファンを堪能させた二日間でありました。今年も楽しみです!

 

PS

あとで知ったんですが、高山選手の試合、バラエティーを挟んで遅い時間に放送したそうですね。バラエティーに変わったもんだから、もうボクシング中継終わりだと思ってチャンネル代えちゃったよ。つまらないバラエティーなんて見たくもないし、やるなら続けて中継してほしいもんです。おかげで重要な試合を見逃しました。がっかりです。

 カテゴリ:スポーツの話

阿部一二三選手、グランドスラム東京とった!

いやぁ、すごい柔道家が出て来ましたね。高校二年生、若干17歳の阿部選手が準決勝でオリンピック金メダリストの海老沼選手を破り、その勢いで決勝も快勝しました。

 

先日の講道館杯体重別で石井選手以来の高校生制覇しましたが、そのとき海老沼選手は観客席で笑顔でその瞬間を見ていました。自分が彼を止めてやろうという余裕が見られたのですが・・・、準決勝で17歳の阿部選手に敗れるという番狂わせの主役になってしまいました。

 

古賀俊彦さん、井上康生さん、石井慧選手に次ぐ10年に一人の逸材と言っていいでしょう。まだ荒いけれど積極的に技を仕掛けてくる。久々に見る気持ち良い柔道でした。

 

17歳とは思えないいい面構えをしています。怪我をせず成長してほしいなぁ。また、海老沼選手他の実力者たちもこれで一層奮起することでしょう。期待します!

 カテゴリ:スポーツの話

ロマゴン&三浦・W世界戦レポート

遅ればせながらですが、先週の(11/22)W世界タイトルマッチのレポートです。圧倒的な強さを誇るローマン・ゴンザレス選手はフィリピンのフェリテス選手と、そしてボンバーレフト三浦隆司選手はメキシコの世界ランキング一位の強豪ブエルタ選手と戦いました。

 

結果は二人とも6ラウンドでTKO。強かったですねぇ。

 

二人ともはじめの2ラウンドくらいは結構相手のパンチも貰っていましたから、特に三浦選手はどうなるのか?とやや心配したシーンもありました。

 

次の日の新聞で、大橋会長がロマゴンはパンチを貰ったように見えても上手くすかしていてダメージは無かった、と言っていましたが、ほんとかなぁ・・・。

 

見ていて、やはりパンチ力の差が結果として表れたように思います。三浦選手は徹底的にボディーを狙い(ややローブロー気味ではありましたが)着実にブエルタ選手の体力を奪って行きました。

 

ゴンザレス選手は自らを「ハンター」だと言っている通り、ほぼノーモーションの短いストレート、フック(ショートでもかなり重そうなパンチです)を的確に決めて相手のダメージを積み上げて行きます。相手のパンチを怖がらず前に出、少々貰いながらも、さらに強いパンチを当てていました。

 

6ラウンドには、もう、どちらの試合もどこでレフェリーがストップするか?と言う流れになりました。三浦選手は内山選手に惨敗したときよりも数段強くなっています。本人も実感しているようです。

 

ゴンザレス選手は、ただただ凄い!八重樫選手は彼相手に、よくあれだけ頑張ったものだと今更ながら感動します。おそらくすぐにでも階級を上げてスーパーフライのタイトルを狙うんでしょうが、井上尚弥選手はとんだ強豪を同時代に持ってしまいました。

 

あの強さはバンタム級まで上げても全く問題ないんじゃないかなぁ・・・。さて何階級制覇することになるのやら?いままで相手に逃げられ続けて、マッチをなかなか組めなかった理由がよくわかります、本当に圧倒的な強さでした。誰もこの選手に勝てる気持ちはしないでしょう。

 

試合後も、直ぐに相手の後を追い、敗者を労っていました。素晴らしいチャンピォンです。対して、三浦選手はレフェリーが試合を止めた後、写真やファンへの挨拶、いろんなセレモニーで大忙し、負けたブエルタ選手はコーナーでそれをずっと待っていました。(直ぐにリングを離れる選手も中にはいます。)

 

そして認定書授与だったり、最後の勝者インタビューが終わったのを見て、ブエルタ選手の方から歩み寄り、チャンピォンを称えに行きました。彼はトップコンテンダーだったわけですが、素晴らしい敗者でした。

 

ブエルタ、フェリテス両選手とも相手の強さを正直に認めました。またそれがハッキリ分かる試合でしたね。

 

インタビューでゴンザレス選手は次のターゲットとして、井上尚弥選手の名をあげました。アナウンサーは井岡選手の名も出しましたが、彼の名前はゴンザレス選手からは出ませんでしたね。井岡選手も彼とはやりたくないでしょう。さて、井上君、大変な相手がスーパーフライに来るぞぉ!

 

三浦選手は次は内山選手との再戦を熱望しているようです。また内山サイドも乗り気のようですが、私個人的には、もう少し待ってほしいんなぁ。興行としては盛り上がるんでしょうけれど・・・。

 

これだけ強いチャンピォンが二人、日本人としてはスーパーフェザーって結構重いクラスですし、これくらいの階級になると、世界でも注目されます。だからもう少し外国の選手とやって、こういう強さを世界に知らしめてから大々的にやって貰いたいんですが・・・。

 

日本では格闘技はあまり人気ありません。この日もこんなにいいカードなのに空席が目立ちました。イギリスでは、あのサッカーの聖地、ウエンブレースタジアムで世界戦をやったりします。なんと8万人のお客さんがボクシングの試合の為にウエンブレーを埋めるのです。

 

そこまでは行かなくとも、内山vs三浦はもっと世界に注目される試合にしてほしいなぁ・・・。

 

補足ですが、当日世界戦の前に、アンダーカードとして、バンタムに階級を上げた赤穂亮選手の試合もありました。悲しいかな、テレビではその試合のハイライトも、またなんのコメントも出してくれませんでしたが、彼も自慢の豪打でガルシア選手相手に4ラウンドTKOだったそうです。

 

マジカルボックス・佐藤洋太選手に翻弄されて敗れてから2年かな?彼も再度世界に彼の強打を披露するチャンスが近づいて来ているようです。これも期待したいなぁ。

 

 

 カテゴリ:スポーツの話

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