新原歯科医院

院長ブログ

カテゴリ: 音楽の話

Call me irresponsible

「Call me irresponsible 」と言う歌がありまして、初めて聴いたのはマイケル・ブーブレの同名のアルバムを買った時でした。10年近く前ですね。

 

高校生だった息子が「最近流行ってる ”Everything” って言う歌がいいんだよなぁ・・。」と私に言いまして、聴いて見たらマイケル・ブーブレだったんですね。「こいつはジャズの歌手でお父さんも好きなんだよ。これならお父さんが買って貸してやるよ。」と言って買ったアルバムです。

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いい曲ばかりのアルバムでしたがこの中の「Everything」と言う歌がヒットチャートに入って、よくラジオなどで流れていたのですね。ジャズシンガーの曲がヒットチャートに乗るのは本当に最近では珍しくなりました。これ以前には誰がいただろう?ノラ・ジョーンズはジャズとも言えないかもしれないし・・・。

20160712_141928いい歌ばかりでしょう?

 

「Call me irresponsible」はこのとき初めて知った歌でしたが、ビッグバンドをバックにカッコよく韻を踏んでいく歌詞のこの歌をマイケル・ブーブレがまたあのいい声で歌っていて、「ウワァ~、なんていい曲なんだろう!」と思いました。バックのビッグバンドのアレンジも最高にカッコよくて、ビッグバンドっていいもんだなぁ、と改めて感じさせてくれました。

 

こんな歌詞なんですが(私なりに訳して見ましたが)・・・。

 

“Call me ♪ irresponsible”僕を 無責任と言ってくれ・・・。

“Call me ♪ unreliable” 当てにならない!と言ってくれ。

“Throw in ♪ undependable too” ついでに頼りにならない!と言ってくれてもいいさ。

“Do my foolish alibi ♪ bore you ?  well I`m not too clever ♪  I just adore you ♪~~

僕のつまらない言い訳は君を飽き飽きさせてるかい?僕はあんまり頭よくないから・・・、ただ君を崇拝しているだけなんだけど・・・。

“Call me ♪ unpredictable” 気まぐれだって言ってくれ。

“Tell me I`m ♪ inpractical” 実際的じゃないって言ってもいいよ。

“Rainbow ♪ I`m incline to pursue~~♪~~” いつも虹を追っかけているんだから・・・。

“Call me ♪ irresponsible” 無責任と言ってくれ・・・。

“Yes I`m ♪ unreliable” そう、僕は信頼できないさ。

“But it`s ♪ undeniably true~~♪~~” でもねぇ、一つ、否定できない真実があるんだ。

“I`m  irresponsibly mad ♪ for  you~~♪~~~~~”

僕はねぇ、無責任なくらいに君に夢中なのさ・・・。

 

どうも私の日本語訳では伝わって来ないものがありますが、最後のオチも可愛いではありませんか?ここも英語では気持ちよく韻を踏んでいます。

 

いままでライブでこの歌を聴いた事はありません。先日クリニックのBGMとして流しているインターネットラジオでシナトラが歌っているヴァージョンを聴きました。やっぱりシナトラも歌ってたんだなぁ・・・。

 

でウイキペディアでチェックしてみました。ヴァン・ヒューゼン作曲、サミー・カーン作詞、1962年の作品だそうです。メル・トーメの本によると、ジュディー・ガーランドの為に作った、と書いてあるそうですが、後に(1980年代に)カーンがあるインタビューで、あの歌はフレッド・アステアの為に作った、と言ったそうです。

 

ただしいろいろな契約の事情でアステアは歌えず、他の歌手が歌ってアカデミー新曲賞(best original song of the year)をとったそうです。

 

でもジュディー・ガーランドも実際に歌ったし、最近ではグロリア・エステファンも歌っているとか・・・、なんか男の歌のように思っていましたが、そうか、女性が歌っても別におかしくないなぁ・・・。それにいい歌だとは思いましたが、アカデミー賞まで取ったとはねぇ・・・。発見でした。

 

メロディーもいいし、歌詞もなんか可愛い。そして私の日本語訳では伝わらないかっこいいフレーズ・・・、irresponsible, unreliable, undependable, …..、と気持ちよく韻をふんでいくあのフレーズです。6語くらい使ってますかねぇ。このカッコいい韻の踏み方を日本語でどうやって歌詞の意味を代えずに訳詩出来ましょうか?プロの詩人ならうまく訳すんだろうか・・・?

 

前回和田明君のコチライブを聴きに行ったときに、この歌が彼のレパートリーに入っているか聞いてみたのですが、残念ながらやっていないとの事、でもちょっとチェックして見ますと言ってくれたので、いつか聴けることを願っています。

 

この歌とか、「the Best is yet to come」とか、和田くんが歌ったら絶対カッコいいと思うんだよなぁ・・・。あまり期待しないで待っていようと思います。

 

他にもいい歌でライブで聴かない歌が結構あります。たまにライブで歌手の方が「リクエストある?」とお客さんに聞いてくることがありますが、何度か私のリクエストは却下されたことがあります。「珍しい歌知ってるねぇ・・」とか言われたりしましたが、この歌だってアカデミー賞曲だから、決してマニアックな選曲ではないと思うのです。ただただ私の好みと歌い手さんたちの好みが合っていないと言う事なんだろうな、と諦めています。

 

でも、生で聴いてみたいです・・・。

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森丘ヒロキ・代々木ナル7/13/2016

先週の水曜日、代々木NARUへ行って来ました。私の身内が久々に出演するからです。そう、ピアノの森丘ヒロキ君です。

 

この日はギターの平岡雄一郎さん、ヴォーカルの市川愛さんとのブッキングでした。

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メンバー紹介に拍手。

 

まずは2曲程インストの演奏です。アコースティックギターの平岡さん、ピアノの森丘くん共に綺麗な音色ですねぇ。

 

森丘くんはミュージシャンの間ではかなり認められた存在なんだろうと思います。多くのトップジャズメンと共演しています。オリジナル曲にも定評がありますが、彼の独特な個性的なアドリブのフレーズを私は大好きです。自分のスタイルを持っています。

 

歯切れのいい平岡さんのギターと素晴らしい化学反応が起きます。平岡さん、笑顔笑顔・・・。曲の合間に、「いやぁ~!本当に楽しい!」と思わず声が出ていました。

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森丘くんも同様です。楽しそうに笑顔での演奏です。二人の掛け合いもワンダフルだったね。笑顔でお互いの演奏をたたえ合いながら、会話を楽しみながらの演奏は伝わって来るものがあります。私もつい笑顔で声が出てしまいます。いいなぁ・・・、こういうの。お客さんの拍手もだんだん大きくなってきたところで、可愛い歌姫の登場です。

 

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焦点が後ろの平岡さんにあっちゃったなぁ。市川さん、ゴメンなさい(謝)。

 

チャーミングな市川さんを聴くのは3回目くらいかな?徐々に成長している様子が見えます。ジャズ以外のプロジェクトも進行しているようですが、いろんな事にチャレンジするのはいいんじゃないかな?幅が広がると思います。

 

もう一枚

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やっぱり焦点が合いません(泣)。

 

彼女の歌のバックの二人の演奏は、決してじゃまをしないように、でも楽しく二人の会話は続いていました。市川さんも歌いながらそれに反応している場面もありましたね。ジャズだなぁ・・・。

 

歌の合間の二人のソロにも大きな拍手が送られていました。市川さんも「このお店って本当に楽しい!大好きです!」と嬉しそうに話します。そして楽しそうに歌っていました。だんだん声も出て来ましたね。ノッテくるとみんな素晴らしい音を出してきます。いいライブだなぁ・・・。

 

また森丘くん、そして市川さん、私の行動範囲のお店に是非出てほしいですね。平岡さんはしょっちゅうここで聴いていますから・・(笑)。

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原朋直ライブ・御茶ノ水ナル・7/6/2016

水曜日、中央線に乗って御茶ノ水で総武線に乗り換えようと電車を降りましたが、すごい混雑です。総武線が暫く止まっていて運転再開後、電車の間隔が開いているようです。

 

遅れて来た電車は大混雑、ちょっと乗れません、次の電車を待つことになりました。ところが次の電車もかなり遅れている模様です。ちょっと降りて晩飯食っていくか?と駅を出ましてすぐの日高屋に入りました。

 

ちょっと飲んで食べているうちに電車も落ち着いて来るでしょう。とのんびりして食べ終わると、7時半・・・。なんだ、丁度ナルのライブが始まる時間じゃぁないか・・・。一杯飲むと勢いがついてしまいます。予定外でしたが、駅前の御茶ノ水ナルへと足を向けました。

 

店についても、「いやぁ、日高屋で飲んでたら丁度いい時間になっちゃってさぁ・・・。」とか言う必要もない言い訳をしてしまう小心者の私でしたが、実はこの日は原朋直さんのバンドのライブだと言う事を知っていました。久々に聴きたい気持ちは元々あったところに電車が遅れたのはいい口実になっただけの話であります(笑)。

 

ジャズトランペッターとして日本の第一人者の一人である原さんはここでレギュラーとして毎月ライブをしていますが、もう一年以上聴いていなかったなぁ。独特の間を持つ彼のトランペットは逸品です。松島さんや岡崎さん、中村恵介くん、考えて見るとみんな個性がありますね。

hara原朋直さん

 

ベースは池尻洋史、ドラムにデニス・フレーゼ、ギターは朝田拓馬と言う若いメンバーですが、朝田くんは腱鞘炎を発症していてこの夜は見学のみとのことで、トリオの演奏でした。

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いつも店のスタッフにうながされて少し遅れてはじまることが多いジャズのライブですが、このトリオは時間通りに自分たちから準備を始めました。こうじゃなくっちゃね、と私は思います。

 

原さんのオリジナル曲でライブが始まりました。たんたんとしたリズムで徐々に盛り上がって行く感じ。原さんのペットはストロングな印象があったのですが、この夜は少し控えめ?でも個性のある間に聴き入って行きました。

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今日ミックスナッツはジャイアントコーンが多めです。私がジャイアントコーン好きなの知ってるスタッフは時々こうやって(ジャイアントコーン余ってたんでしょうか(笑)?)サービスしてくれます。いやぁ~、いい店だねぇ。

 

2曲目はベースの池尻くんのオリジナルだったかな?原さんがいいアドリブでお客さんに声を出させますね。ドラムのフレーゼくんはいろんなメンバーと演奏していますが。いつもはたんたんとリズム隊に徹してあまり主張しないイメージでしたが、ときおりいいアクセントをつけますし、ドラムソロは結構激しく熱が入ってたなぁ。大きな拍手を受けました。

 

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途中でメンバー紹介等の原さん。

 

3曲目は、おおっ!なんか聴いた事のある曲だぞ。正直なところスタンダードはやっぱり聴きやすいです。オリジナル曲もノリがいいと唸るんですが、やはり昔から弾き継がれて来た楽曲にはそれなりのものがあるんですね。こうなると私も頻繁に声が出て来ます。

 

原さんの持前のパワーもさく裂し、大盛り上がりで曲が終わると原さんが曲名を言いましたが、たしか「I should care」だったかなぁ・・・。

 

そして最後もオリジナル曲だったようでしたが、この夜はドラムソロ多かったなぁ・・・。4曲のうち3回やったように思います。フレーゼくん、ちょっと気合入ったんでしょうか?でもあうんの呼吸でそれぞれのプレーが繋がって行く台本なしのセッションはまたいいもんだなぁ・・・。

 

予定外のライブ鑑賞になりましたが、いい夜でした。

 

いつも通り1セット聴いて帰りますが、オーナーの成田さんに「新原さん、日高屋で何食べて来たんですか?」と聞かれたもんで、「まず瓶ビール一本にバクダン炒めと餃子三個、ビールなくなってから生冷酒一本、最後に焼き鳥丼。」成田さん「へぇ~、結構ヘビーですねぇ・・・。」「うん夕飯だから・・・。でもそれで千六百四十円、安いよねぇ・・・!」とか、つまらない話をして店をでました。

 

美味しいメニューのあるお店で食事をしないあまりいい客ではないのですが(謝)、また宜しくお願い致します(謝)・・・。

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情家みえat代々木ナル・6/14/2016

久しぶりに二人の娘とライブに行きました。上の娘はずっと忙しくて今年初めてです。代々木に情家さんの歌を聴きに行ってまいりました。

 

この日も上の子は仕事が長引いたようで着くのは8時頃になるとの事、1セット目が終わるころです。今日は2回目も聴くことになります。飲み過ぎないように気を付けないと・・・。

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ミュージシャンを待つ楽器たち。

 

早めに着いた私ですが、もう結構お客さんが来ています。次女は7時半頃着くとメールがありました。ライブは15分から、バックの二人が準備を始めました。

 

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ギターの鈴木大輔さんは何処かで聴いた事があるような気がする。名前は時々見かけます。ベースの大塚義将さんも名は聞いたことはありますが、多分初めて聴きます。二人の演奏で1セット目が始まりました。

 

二人ともいいフレーズが出ます。なかなかいいんではないでしょうか?私も少しづつ声が出て来ました。大塚さんが笑顔で応えてくれます。いいミュージシャンはまだまだいるもんですね。

 

さて情家さん登場。だんだん貫録が着いてきたような気がします。いつものように情感のこもったいい歌が流れます。そして次女到着!

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フラッシュ無しだと店のライトに負けますね。

 

最後の方で「So in Love」をやってくれました。前回みさこさんが私の為にリクエストしてくれたんだけど、その時は譜面がなく聴くことはかないませんでしたが、初めてライブで聴くことが出来て感激です。

 

CDほどではありませんが、スローに歌って行きました。初めの数小節はベースのアルコとのデュオのような感じ、弦と合うなぁ・・・。この日はピアノがありません。ギターとベースのバックですが、とってもいい感じでした。

 

そして、ちょっと気になっていた曲の長さ(スローに歌って行った時のです)ですが、うぅ~ん、ワンコーラスのみで(多分、です。実は少し酔いが回り始めてよくわかんなくなっちゃって・・・)歌い切りました。こういうのもカッコよくっていいなぁ・・・。ちょっとグッと来ましたです、はい。

 

さて、長女到着。瞳ちゃんが写真を撮ってくれました。

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情家さんが来て、「かわいい~!」とか言ってくれましたが、まぁ、確かに親に似て童顔だけど、二人とももう30近いんですからねぇ、早くいいご縁があるといいのですけれど・・・(笑)。

 

富田シェフの美味しい料理を頂きながらしばし近況報告など・・・。二人とも一人暮らしをしておりますが、なんとか元気でやっているようで安心です。

 

カウンターで休んでいたお二人にもちょこっと声をかけて来ました。「アルコ、良かったねぇ、うるさくってゴメンね」と言うと、「いえいえ、大歓迎です!」と笑顔で応えてくれました。

 

2セット目の情家さん、ますます艶のある歌いぶり、そして後ろの二人もなんかノッテ来た感じです。ベースの大塚さんはソロも良いけどバックで時折カッコいいフレーズをさりげなく入れてくれますねぇ、情家さんも全く負けてはおりません。ミュージシャンと対等に歌える歌手は意外に少ないものですが、彼女は素晴らしいねぇ。一流のミュージシャンと共演を続けていい雰囲気になって来たように感じます。

 

大塚さんは結構メジャーなミュージシャンたちとライブをしているようですが、鈴木さんはそれほどでもないのかな?でもソロは素晴らしかったですよ。日本のジャズシーンでは意外にギターが入るライブは少ないですね。またギターが入ったギグでも割と決まったギタリストがメジャーな箱に出ているように感じます。

 

管やピアノは多いんだけどなぁ・・・。まぁ、管は種類も多いですけど・・・。やはりサックス、トランペット等が多くなりますでしょうか?ギタリストも結構いいプレーヤーがいると思うんだけど、なかなか有名な箱ではプレーする機会を得るのが難しいんでしょうか?井上銘くんみたいにすぐに売れっ子になる人もたまにはいますけど、他の楽器に比べるとギターファンは少ないんでしょうかね?

 

等と思いつつ、いつの間にか2セット目も大盛り上がりで終わりました。2セット聴いたの久しぶりだなぁ、ま、次の日起きなくっていいんだったら最後まで聴くんですけど、なんせ身体も弱いしね(笑)。

 

久しぶりの親娘会を楽しませて頂いたナルのみなさんミュージシャン達に感謝です。いいライブでした。

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伊藤君子atスィング・6/4/2016

土曜日の夜、有楽町のスィングに行って来ました。伊藤君子さんとピアノの宮本貴奈さんのデュオでした。

 

4年前(だったと思う)に閉店となった銀座松坂屋の裏あたりにあったスィングシティーには(20年くらい前からでしょうか?)ジャズを聴くようになってからよく行きましたが、伊藤さんはその店でよく聴きました。若手、そしてヴェテラン、私の好きなミュージシャンがよく出ていましたし、当時は神谷町に職場があり通勤途中だったこともあり、あの店にはよく行きました。

 

辛島さんもあそこで初めて聴いたのかな?それから御茶ナルに行くようになり毎月レギュラーで出ていた辛島さんのファンになりましたが、辛島文雄さんと古野光昭さん、大坂昌彦さんのピアノトリオは凄かったなぁ・・・。いいブッキングしてくれました。亡くなられた越智順子さんも出ていたなぁ・・・。

 

あそこがなくなって、系列の有楽町本店に私のボトルはまだありますが、あまり私好みのライブがなく、行く回数が減ってしまっています。こういう時でないとなかなか行かないので、土曜でしたがヒマだし行ってみようかなと言う事になりました。

 

あの頃から伊藤さんは津軽弁ジャズをやっていましたね。はじめは面白かったんだけど、回数聴いているとなんか飽きてしまって・・。なんでだろう?と思っていたのですが、この夜なんとなく理由がわかったような気がしました。

 

この夜は”Summertime”から始まりました。おぉっ!いつもよりも声をだしてグルーヴィーな感じです。でもやはり貫録だなぁ・・・。日本を代表するジャズシンガーの一人です。素晴らしい!

 

なんかいつもよりもフェイクも多めのような気がする(そんなにたくさん聴いたことがあるわけでもないので、勝手な思い込みかも知れませんが)。スキャットも熱が入っていて、今まで聴いたなかでは一番アツイかも・・・?宮本さんは引き立て役に徹しているようですが、いい音色です。

 

津軽弁で数曲・・・。ワンコーラスを津軽弁で、そして英語で最後を締めます。楽しいMCと相まって、お客さんが盛り上がって行きます。いいステージだなぁ・・・。

 

津軽弁でお客さんの笑顔を惹きだし、英語での2コーラス目は熱く、イモーショナルな演奏でお客さんの心を掴んだようです。

 

私がずっと思っていたのは、例えば、フランス語や、ポルトガル語、或は日本語で歌っても普通に美しく聴こえる歌が、なんで津軽弁だと面白おかしく聴こえてしまうんだろう?ということです。そして、なんか飽きてしまって・・・。

 

伊藤さんもたまたまこの夜のステージで、”ビギン”が「涙そうそう」を沖縄の方言で歌っているけど、意味が全くわからなかった・・・、と言うようなことをMCで話していました。そう沖縄弁もほんとに分かりません(私の義兄が沖縄の糸満市出身でして、兄が友人と電話で話すのを聞いていて何も理解出来なかったことを覚えています。)。

 

ただビギンの沖縄弁の歌はとても心を打つんだと思います。普通に歌っているから・・・。

 

この夜聴いていて初めて思ったんだけど、伊藤さんの津軽弁ジャズでは、津軽弁を強調するあまり、ピッチ(音程)やリズムを微妙にいじって歌っているんじゃないかなぁ?まぁ、彼女は津軽出身ではないそうなので「なんちゃって津軽弁」とご自分でもおっしゃっていたのですが・・・。

 

沖縄弁で歌おうと、中国語で歌おうと、イタリア語で歌おうと・・・、普通に歌えばそれなりに伝わって来るものがあるはずなんじゃぁないかなぁ?それをやや「受け狙い?」の作り方をしているから飽きちゃったのかなぁ?などと思ってしまったのです。(ちょっと失礼な言い方かも知れないけど、全くど素人の私の超個人的な意見です)

 

面白いプロジェクトだとは思うのですが、津軽弁がフランス語のように美しい言葉である事が解ってもらえるように普通に歌ってくれたら私も飽きずに聴きたくなるような気もするのです。やはり、日本を代表するジャズシンガーの伊藤君子さんには王道を行って欲しいと、私は思います。

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でもいろいろと思いながらもやはり素晴らしいライブでした。また時々おお聴きしたいものです。

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ハーモニカライブ・新小岩・5/28/2016

一か月ほど前にYwくんからメールが来ました。彼のハーモニカライブのご案内でした。彼は七G会(高校同期のゴルフコンペです)の音楽部長でして、いつもコンペ後のパーティーで彼のハーモニカを聴いています。

 

上手なのは知っていたけど、ライブをやっていたとは知りませんでした。土曜の晩で何の用もありませんから当然出席です。なんでも当日の売り上げは全て熊本地震の被災者の方々への寄付に当てるとの事でした。

 

錦糸町のサウナに行ってそのまま新小岩に向かいました。ライブは新小岩北口に近い”アンチェインド”と言うショットバーでやるとの事でしたからその前に軽く飲んで食して行く事にしていました。

 

Ywくんお勧め(行きつけ)の”浜っ娘”さんと言う居酒屋に6時ころ着きますと、もう既にカウンターはほぼ満席、中も予約が入っているそうで大盛況のお店でした。カウンターに座ろうとすると、奥から「にいはら~!」と呼ぶ声が・・・。

 

「なんだ、柳ちゃん、いたの?」と隣に座らせて貰いました。彼はあちらこちらの店の常連さんらしいのですが、ここでも隣の常連さんと話をしながらのライブ前のひと時だったようです。冷たいビールを頂き、私も加わりました。

 

Ywくんはじきに「さぁ、準備に行くわ・・・、」と席を立ちました。私は残って彼の飲み友達(大先輩のようでしたが)と話をしながらいつの間に日本酒を2合空けてしまいました(笑)。Ywくんと同じく地元にお住まいの方ですが、いやぁ、話が上手で、そのうえ人をいやな気持にさせない素敵なかたでした。

 

いつの間にかライブの7時に近づいて来ましたので、お付き合いして下さったNrさんにご挨拶をして店を出ます。道のはす向かいにその日のライブ会場であるバー”アンチェインド”がありました。徒歩10秒!

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こんな感じ・・・。

 

カウンターに10席ほどでしょうか?既にいっぱいの人でした。いやいや、Yw君、なかなか人気者ではないかい?私も一度は端に座りましたが、次々とお客さんが入って来ますので、女性に席を譲り、後ろの台にドリンクを置き立ち見となりました。

 

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1セット目の曲目です。バラエティに富んだ選曲だね。

 

20160528_1902083種類のハーモニカを用意したYw君、最後の調整中。

 

さてライブは定刻7時に始まりました。

 

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なんでも前回ライブをやった時にマイクを使ったのだけど、あまり相性が良くなかったそうで、この夜はマイク無し、生音ライブでした。とても美しい音色が伝わって来ます。でも遠い方からだとちょっと音が小さい気もしましたが・・・。

 

いやぁ~、いい味出てましたよ。「ちょっと緊張するなぁ・・・」などと言いながらもだんだん熱が入って来ているのが伝わって来ます。

 

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顔がブルージーになって来た(笑)・・・。

 

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マスターが私のマティーニを作成中。冷え冷えのミキシンググラスに冷凍庫から出したようなタンカレーを使った本格的なマティーニだったなぁ。バーテンさんによって作り方がいろいろですが、このマスターはショットグラスにヴェルモットを入れそこにオリーブを浸け洗います。

 

オリーブをとった後のそのヴェルモットを見て、「これ飲んでいい?」と聞きましたら、「はい!逆に、飲んでくれたら嬉しいです。」とのこと、ナイスだなぁ。いいマティーニだったゼイ!Yw君の演奏にバッチリ合いました。

 

声援に包まれつつ1セット目が終わります。まだ人が入って来ますので、気を使われたのか数人がYwくんにをかけて退席します。が、すぐにまた新しい客で埋まります。Yw君のポン友のOmくんも入って来ました。「よぉ~、久しぶり!」彼とYwくんは高校のサッカー部時代からの親友です。来るのはラストセットくらいかも・・・、と聞いていたので今日は会えないかな?と思っていたのですが、間に合いましたね。

 

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熱いセカンドセットも始まり、私たちも酒の勢いもあって盛り上がって来ちゃいました。曲目を写せば良かったんだけど、飲んでるうちにメンドクサクなっちゃって「ま、いっか?」他のお客さんたちも盛り上がってましたねぇ・・。Yw君の友達は楽しい人たちが多いなぁ・・・。しかも若い女性も多いではないか!彼の人徳でありましょうか・・・(笑)?

 

Om君と一緒に来たご夫婦はご主人が葛飾区の双葉中学出身、奥様が四つ木中学出身とかで、私の出た堀切中学はその二つの中学の丁度中間にあって、とても近くに住んでいた事が発覚しまして、また盛り上がってしまいました。そう、彼は双葉では私たちの七G会の常任幹事のIf君と同期だったとか。

 

そう言えばIf君も来る筈だったんだけど、まだ来ないなぁ・・・。彼が来たらいっそう盛り上がるだろうなぁ、(彼は常に宴会部長です(笑))等と思いつつ私は家路に着くことにしました。もう一回聴きたいところですが、いかに明日が日曜と言ってもね、ついつい飲み過ぎては老体には厳しいですから自重です。

 

また次も是非誘って頂きたいものです。「ちゃんと練習しといてね!」とYw君に言われてしまいました。そう、来月の七G会ではHi君と私は音楽部の一員としてYw君指揮の下、会員の伴奏要員なのです。さぁ・・・、ちと困ったなぁ、全然練習しておりません。少しやんないと・・・・(泣)。

 

楽しい夜を、Yw君とお友達の皆さまに感謝です!

 

 

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出口優日ライブ・赤坂nidai・5/25/2016

出口優日ちゃんを追いかけて赤坂見附に行って来ました。寝占友梨絵さんと出口優日さんは私にとって若手ボーカルのトップツーです。残念ながら中々私の行動範囲で出演することが少なく、ソロのライブにはあまり行けません。

 

行ったことのない店ですが、赤坂見附なら四ツ谷から一駅、特に予定もない暇人の私です。ちょっと覗いて見ようじゃありませんか?

 

駅の出口から一分もかからない近さです。とあるビルの4階のドアを開けると、いきなり「新原さん!」とユカちゃんの声、声はすれども姿が見えぬ・・・(笑)。暗がり(のドア)を開けて優日ちゃんが出て来ました。

 

「ウワァ~、久しぶりぃ~~!」と話が始まります。カウンターの中にいた美人のママさんもすぐにこの一見の客は出口さんのファンだと分かったようです。こじんまりとした落ち着いた雰囲気のお店でした。

 

正面で3人のイケメン男子がいい音を出していました。ピアノ、ギターパーカッションの3人が今日のバックバンドのようです。みんないい味出してます。一曲終わって(まだ練習しているだけですが)拍手してしまいました。

 

ジャックダニエルを頂いてママさんも歌手なんだ・・・、とか話をしているうちに優日ちゃんの出番です。

 

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こんな感じでございます。

 

30分程のステージでした。相変わらずのいいフィーリングの歌です。ピアノの岡田くんって言ったかな?彼もいいサポートしてます。「グディ-グディー」、「I will wait for you」、等数曲歌って行きますといつの間に1セット目最後の歌だそうでこれも私の大好きな「Do you know what it means to miss New Orleans」でした。

 

以前ギターの田辺充邦くんが言っていましたが、「いつの間にバックの私たちが優日ちゃんに引っ張られてました。」この夜もまさに彼女みんなを引っ張るような素晴らしい歌です。(私の個人的な意見です(笑))

 

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ステージが始まると照明を落としスポットライトを当てていました。楽しそうに歌う優日ちゃんです。

 

お客さんも増えて来て私の帰る時間がやって来ました。明日も仕事ですからいつも1セットの終わりには帰ります。久しぶりの出口さんの歌に大満足してお別れしました。

 

このお店は普段はポップスの歌手が多いそうです。ママさんもそういうCDを出しているようですが、また出口さんが出るようなら行ってもいいかな?チャージもとてもリーゾナブルでした。心地よい隠れ家のような空間でしたね。

 

出口優日さんは来月に沙理ちゃんとのデュオユニット「Chai-Chee sisters」でCDを出すとの事。早速予約をいたしました。そのCDの中には映画「五つの銅貨」でお馴染の「Five Pennies」と「Good night sleep tight」の二つの歌を重ねて歌うカッコいいデュオの歌が入っているそうで、とても楽しみです。

 

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この歌は映画の中でもう一曲「Lullaby in Ragtime」と言う歌を入れてルイ・アームストロング、ダニー・ケイ、そして名前は知らないんですが奥さん役の女性とで三人で三つの歌を重ねて歌うシーンがあります。めっちゃ素敵です。私も昔新橋のピアノバーでこの歌をママさんと重ねて歌った事があります(「Lullbay in Ragtime, DVDを観てかなり練習してからですけど・・・)。結構いい感じでした(笑)。思い出の歌ですね。

 

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出口さん、寝占さん、きっと他にも素晴らしい歌手がいるんでしょうけれど、なかなかメジャーな舞台に立つ機会を得るのは難しいのでしょう。もっともっとたくさんのステージで活躍していく事を期待し、祈っています。

 

 

 

 

 

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大坂昌彦5Days・御茶ノ水ナル

御茶ノ水ナルのゴールデンウイークは大坂昌彦5Days、5月7日(土)はその最終日でした。テナーサックスの鈴木央紹、アルトの太田剣、トランペットの中村恵介と言う強力な3管をフロントに、ベース井上陽介、ピアノにジョナサン・カッツ、そしてドラムは勿論大坂昌彦、と言うこれもまた豪華なリズム隊です。

 

5Daysの最後を飾るにふさわしいこの素晴らしいメンバーに、ついつい足を運んでしまいました。電話してみると「ご相席で良ければ」とのこと、勿論OKです。ただこの素晴らしいメンバーのライブ、盛り上がらない筈がありません。ついついうるさく声を出してしまうかも・・・。

 

着いてすぐにオーダーを取りに来たオーナーの成田さんに「うるさかったら遠慮なく言ってね」とお願い致しました。相席のお客さんに迷惑をかけては申し訳ないですから・・・。成田さん、笑って「全然OKです。」と言っていました。私のうるさいのには慣れてしまっているスタッフたちです。(謝)

 

さてさてアツ~~いライブが始まりました。太田くんは相変わらず熱いフレーズを吹きますねぇ。両側の二人も負けてないです。そして大坂さんも熱い!陽介さんも熱い!カッツさんもHot!やはり声がでちゃうなぁ・・・(笑)。

 

太田くんもよく声を出してソロをとっているプレーヤーに激をかけます。後ろのリズム隊がちょっとしたカッコいいアクセントをつけたのでしょうか?振り返って「ウォ~~!」と唸っていました。どんどんみんなノッテ来たようです。大坂さんはホントに楽しそうに叩いています。いや、メンバー全員笑顔で会話を楽しんでいるようでした。

 

何も解らぬ私もついつい声が出てしまうなぁ。なんか楽しさが伝わって来るようだからでしょうか?難しい事は何一つ解らぬ単なる一音楽ファンの私ですからジャズを語る事は出来ないのですが、私の頬を緩ませてくれる演奏は私にとっては素晴らしいものに違いないのでしょう。

 

この夜も知らない曲が多かったです。カッツさんのオリジナルもやりました。題名が「Don`t say that」、彼のお子さんの口癖だそうですが、よくわかる言葉だね(笑)。他の曲も作った人の名は聞いたことがありましたから、ジャズの大ファンの方々にはおなじみの曲なのかもしれませんね。満席のお客さん、どんどん拍手、声援が大きくなって行きました。

 

あっと言う間にファーストセットが終わってしまいました。大拍手、声援に包まれてミュージシャンたちがステージを降りるのを見ながら私は帰途につきます。大満足のライブでした。

 

私は中村恵介のファンなのですが、最近彼の名前でネットを見ていたら、中川ヨウさんのコメント(ツイッターだったかな?)を見つけました。私が名前を知っているくらいですからとっても有名なジャズ評論家なのだと思いますが、(と言うか、実は恥ずかしながらジャズ評論家は他には一人も知りません。雑誌も見ないし、CD買ってもライナーノート読まないし・・・。)

 

彼女曰く「久しぶりにジャズトランペッターらしい素晴らしいトランペッターと出逢ったように思う・・・、」などといろいろと(私には細かい事は理解出来ないのですが・・・)恵介くんを絶賛していました。

 

こうやって有名な方が書いてくれると、一般のジャズファンも中村恵介を聴いてみようか?と思ってくれるんじゃないかなぁ、と期待しています。もっともっと多くの人に彼の熱いトランペットを知ってほしいと思っています。

naka中村恵介くん

 カテゴリ:音楽の話

MIWO・ライブ・代ナル・2016/4/26

大学時代からの友人の斎藤さんが検診に来てくれました。彼は2月から3年間の予定でラオス駐在となり、事務所の立ち上げを終えて一時帰国したところです。日本企業の合弁プロジェクトで水力発電所を作る仕事のアドミニストレーターと言う役回りです。

 

この週末にはラオスに戻らなくてはいけないそうで、その前に歯のチェックとクリーニングをするために来てくれました。特に問題もなく、クリーニングをしながらラオスの現場の話を聞きました。

 

37度にもなるという何もない山奥で、現地のコックの料理が口に合わず、いろいろ大変な事ばかりのようです。彼は若い頃にもイラクに数年駐在したことがあるのですが、流石に私より2歳上の64歳の身体にはこの厳しい環境は応えるようです。3年かぁ・・・。

 

さてつかの間の里帰りですが、一度ライブも行きたいとの事でしたから、この日に予約を入れました。代々木ナルでMIWOさんのライブがあるからです。私はかなり高い評価をしている女性シンガーですが、チラッと小耳に挟んだところではOLさんなんだそうで(未確認情報ですが)、あまり頻繁には出演しません。仕事と両立するのは大変なんでしょうね。私も久しぶりに聴きます。

 

途中の電車の中で最近の映画の話等をしました。ウディー・アレンの新しい映画は面白かったなぁ・・・、と意見が一致。でも彼の映画は殆ど全部観て来たけど、あんなに面白いのに何故かエンディングがいまいちなのが多いよねぇ・・・、などと語り合える数少ない友人です。

 

映画や音楽では斎藤さんとは何というかツボがある程度合うようです。ジャズはあまり聴かない斎藤さんですが、興味は十分あるので歌の時には時々付き合って貰っていますが、これからはなかなか行けなくなるのが残念です。

 

さて仕事を早めに終わらせたのでいつもより余裕をもって代ナルに到着です。

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まだ時間が早いので席もまばらです。今日はたくさん入ってくれるんでしょうか?せっかくの機会なのでたまには写真を撮ろう、と言う事にしまして・・・。

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フラッシュを使わない設定にしてある私のスマホですが、上からのライトでやや不気味に映る二人でした(笑)。

 

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MIWOさんが挨拶に来てくれました。相変わらずツボにハマると笑いが止まらなくなる瞳ちゃんが、写真撮りましょうか?と言ってくれたので、MIWOさんに入って貰って記念写真です。

 

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美女を挟んで若干にやけた老人二人の図(笑)でした。さて演奏が始まります。まずは平岡遊一郎さんと6弦ベースの佐瀬正さんのインストで2曲です。斎藤さんの奥さんの旧姓が佐瀬さんなんだそうで、少し話をしていましたが、この佐瀬さん、「サゼ」と読むんだと言う事を初めて知りました。「いちいち訂正するのも面倒くさくって・・・、」と佐瀬さん笑いながら話してくれました。

 

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もう何年も前から聴いていた佐瀬さんですが、初めて正しい名前を知りました。さて、スタート!いつの間にほぼ満席になっていました。それも老若男女を問わずと言う聴衆です。いつもは割と偏ったお客さんの層であることが多い傾向ですが、MIWOさんのファンは幅が広いねぇ。これはとても素晴らしい事だと思います。

 

いつもながら鮮やかな、また美しいフレーズを奏でる平岡さんのガットギター、そしてこれも聴かせる佐瀬さんのデュオでステージは盛り上がって行きます。

 

そしてMIWOさん登場です。1曲目は「You turn the tables on me」と言う歌でした。初めて聴く知らない曲でしたが、メロディーも歌詞もなかなか良いではないですか・・・。

 

前に彼女を聴いた時にも私の知らない歌を歌ってくれましたが、MIWO さんはよくいい歌を持ってくるなぁ・・・。私は歌に関しては結構知っている方かと思っていましたが、いやぁ・・・、まだまだ私の知らないいい歌がいっぱいありそうですね。

 

2曲目も聞いたことが無い歌です。これもいい!「雨に歌えば」を作曲した方の作だそうです。ちょっと曲名を忘れました。勿論歌が上手いからこそいい歌が良く聴こえる事もあるのだと思います。

 

MIWOさんは数年前の浅草ジャズコンテストで(グランプリだったか準グランプリだったか忘れましたが)活躍なさったと聞いていますが、いやぁ、上手いです。

 

殆どフェイクは入れず(2コーラス目にちょっと入れるくらいでしょうか?)ストレートに歌い切ります。情家さんもそうですが、また違う個性がありますね。とてもクリアな歌いぶりです。発音もいい!伝わって来るものがあります。

 

こういう歌い方はまさに王道だと思うのですが、もしかすると一番難しい歌い方なのかもしれませんね。いろいろあちらこちらにそれたり、またアドリブを利かせたりする歌い方は、ある意味ごまかしが効くところもあります。

 

でもこのように真っ直ぐ歌うことは技術的な事、またそれを越えた何かが必要だと思うのですが、どういうことなのか上手く言えませんがそういう事がはっきりとした違いになって現れてしまうような気がするのです。(なんか偉そうな事言ってるかな(笑))

 

スキャットやフェイクを多用しても、下手なスキャットは聴くに堪えないこともありますし、ストレートに歌うときでも、発音も含めてちょっと聴けない、と言うか、ただ素人がカラオケで歌っているように聴こえてしまったこともたまにはありました。もう一度聴きたい!と思わせて頂きたいね。お金を払ってでも聴きたいと思う歌を歌ってほしいです。

 

MIWOさんはわたしにとってはそういう歌手の一人です。斎藤さんはやはり寝占友梨絵さんの方が好きみたいだなんですが、私はどちらの個性も好きですからランクはつけられないなぁ・・・。

 

等と話しながらこの夜もファーストセットを聴いて帰途につきました。斎藤さんは今日は映画も観てきたようで(短い滞日期間にいろいろ楽しんだようです)疲れ気味かな?家も横浜で遠いしね、私はいつものことで次の日の仕事の為に早く休まねばなりません。

 

また日本に戻るまでしばしのお別れですが、楽しんでくれていたら幸いです。

 

私もゴールデンウイークに突入ですね。ブログもお休みになるかも知れません。皆さまお身体にはお気を付けになり、ゆっくりお休みください。

 カテゴリ:音楽の話

松島啓二&岡崎好朗&中村恵介at TUC

4月9日の土曜日、久々に錦糸町楽天地のサウナでのんびりし、マッサージを受け「相変わらず固いねぇ・・」と言われながらほぐしてもらったあと、駅前の日高屋で軽く「ちょい飲み」してから秋葉原へと向かいました。

 

東京TUCのバトルシリーズ、トランペットバトルで一度聴きたかった松島啓二さんと中村恵介くんの共演があったからです。ドラマーの大坂昌彦さんがディレクターのこのシリーズ、今回は上記の二人に加え、岡崎好朗さんとヴァレリー・ポノマレフさんの4人の実力者の豪華共演です。

 

バックのリズム隊にはずっと日本で活動しているパット・グリン(b)、ジョナサン・カッツ(pf)、そして大坂昌彦さん(dr)のお馴染のメンバーでした。

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前回のギターバトルに比べると少し淋しい客席でしたが、それでも演奏がスタートしてから徐々に埋まって行きましたね。今回は補助席でなかったのでビールをテーブルにおいて心置きなく拍手することが出来ました(笑)。

 

まずは三人の日本人トランペッターの共演から始まります。大坂さんのMCによると、大坂さん以外は皆カッツさんのビッグバンドのメンバーだそうで、勿論他でもよく共演している筈ですが、気心の知れた、またお互いを尊敬し合う仲間のようです。でもこういう複数のトランペッターを主役にしたライブはなかなか興味が湧くところです。

 

三人そろってやってから一人ひとりのソロ、バトルなどと続いて行きました。いやぁ・・・、やっぱり松島さんのトランペットは最高だわい・・・。一日の長があると言うか(そんなもんではないかな(笑))なんというか・・・。ほんとにカッコよく、美しい音楽を奏でる人ですねぇ。相変わらず素晴らしい!の一言です。

matusima松島さんはいつもキャップです。

 

中村くんは初めはちょっとノリきれない感じでスタートしましたが、少しづつ彼のパワフルな迫力あふれるフレーズが出始めました。ソロのステラバイスターライトでは大きな拍手を受けました。

naka

 

岡崎好朗さん、実は先日ゴルフの練習の帰りに明治通りと葛西橋通りの交差点あたりで彼が自転車で信号待ちしているのを見かけました。(彼は江東区出身だそうですが、今も地元在住なんでしょうか?)お子さんと一緒だったかな?ただのオジサンでしたが(笑)、こうしてスーツを着て素晴らしい演奏をしている姿にはオーラがありますね。

oka

 

ベテラン、若手を代表する二人と共演するいつも落ち着いた雰囲気の岡崎さんの演奏は今までよりも気合が入っているように感じます(私の思い込みかもしれませんが・・・)。三者三様とはよく言ったもので、まさに三人の違う個性が感じられる素晴らしいバトルだったんじゃぁないでしょうか?

 

三人のリズム隊もそれぞれソロをとりますが、決してフロント(主役)の邪魔をせず短いソロで締めます。しかしその短いソロに素晴らしいグルーヴ感を盛り込み、それがまたお客さんと一緒にこのステージを盛り上げましたね。そう、ピアノもリズム隊です。

osaka jona pat

 

どんどん盛り上がって行くうちにファーストステージ最後の曲になりました。ここで大坂さんがゲストのポノマレフさんを紹介し、呼び込みます。

 

本当にジャズに詳しくない私はこの人の事をなったく知りませんでした。なんでもアートブレーキーのバンド(ジャズメッセンジャーズ)のレギュラートランぺッターとして活躍されていた超有名なトランぺッターなんだそうです。小さな小父さんでした。

vareもうちょっと歳をとっていました(笑)。

 

小さな体ですが、美しく、強い音で三人の若手と強烈なハーモニーを奏でました。三人の演奏を聴いてうずうずしていたんじゃないかな?ちょっとマイクのヴォリュームを気にしていましたが、さすがのソロも聴かせてくれました。

 

素晴らしいステージに、ビール一本で済まそうと思っていたのに・・・、ついついマッカランのロックをダブルで頼んでしましました。明日は日曜なのですが・・・、これ以上いると飲み過ぎてしまいます。きっとセカンドはもっと盛り上がったんだろうなぁ・・・(泣)。凄いバトルになったかも・・・。

 

いいライブでした。

 カテゴリ:音楽の話

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