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院長ブログ

カテゴリ: 音楽の話

椎名豊&石村奈穂at小岩コチ1/22/2016

久しぶりにコチで椎名豊さんのピアノを聞きに行きました。私の大好きなピアニストですが、最近若手のミュージシャンと「ハッピーニューオリンズジャズ」と言うタイトルで(コチでも前にやりましたが)いろんな箱でライブをやっています。

 

昨年秋から浅草ハブの影響でニューオリンズジャズに興味を持ち始めまして、またハブで聴いたハチャトリアン楽団のメンバーでもある石村奈穂さんが椎名さんのリーダーバンドで共演するとあって、一度聞いてみたいと思っていました。

 

セットのはじめに椎名さんが、なぜこういう音楽をやろうと思ったか説明してくれまして、それからライブが始まりました。

 

「好きな曲でやったことがない歌があって、(一曲目にやったサッチモの曲らしいです)やりたかったのと、楽しいジャズをやりたかったから・・・」と話していました。(楽しくないジャズもあるのかなぁ?(笑))

 

いやいや素晴らしい、そして楽しいライブでした。椎名さんは本当に楽しそうに、軽やかな、時に強烈なタッチで自由奔放とも思える素晴らしいフレーズで私たちを魅了しました。

 

自分のソロの時だけでなく、他のプレーヤーのソロの時にもバックでカッコいいフレーズがテンコ盛りです。いっときも目が(耳が?)離せません!

 

後ろの伊藤勇司くん(ベース)は何度か聴いたことがありますが、まだ20代前半だと思いますが、彼もバックで時折素晴らしいフレーズをこっそり入れるのがカッコいいんだなぁ。

 

石村さん(トランペット)は浅草ハブでは長いソロは吹かないのですが、ここでは普通にツーコーラスくらいのソロをやっていましたが、いやぁ・・・、なかなかのもんではないでしょうか?

 

女性トランぺッターは市原ひかりさんからでしょうか?増えて来ていますが、彼女もその一角で活躍することになるかも知れませんね。デキシーに拘らなければ、出番が増えてくるかも?

 

遊びに来ていたという篠原正樹さん(トランペット)との掛け合いはとっても楽しく、カッコいかったです。コチマスターも笑顔で聴いていました。

 

ドラムの峰りょうすけさんは初めて聴いたかな?(名前はよく聞くんですけど・・・、)やはり若いですけど、いい音を出しますねぇ。タイミングよくびしっと決めることもありました(ちょっと遠慮気味だったかも)。

 

ファーストの最後にはドラムソロでカッコよく締めてくれました。

 

ハチャトリアン楽団のライブでは知らない曲ばかりでしたが、この夜のニューオリンズジャズでは私でも知っているような「セントルイスブルース」とか「it don`t mean a thing if ・・・」などもやってくれました。

 

椎名さんのオリジナルも一曲、私は初めて聴きましたが「フラワー」って言ったかな?椎名さんのオリジナル曲はみんなメロディーが綺麗でいいんですよね。才能を感じます。

 

みなさん自分のオリジナル曲には思い入れもあり、本人にとっては自分の子供のような大切な宝物なんだと思います。でも私(他人)が聴いてみると、中には何処にメロディーがあるのかわからないように思える曲もあります。(私個人的な意見で、悪意はないのですが、失礼であったら謝らないといけませんが・・・)

 

椎名豊さんの曲は多くの人に聴いてもらいたい曲が多いです。

 

コチマスター宮崎さんのブログによると、全くのデキシーではなく、新しい息吹をいれた新感覚の「ハッピーニューオリンズジャズ」なんだと言うようなことがかいてありました。是非また聴きたいと思いました。

 

2セット目には石村さんが歌も披露するとのことでしたが、いつもの事ですが私は1セットで燃え尽きまして、歌を聴くことはかないませんでした。是非また次の機会には・・・。

 

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コチブログからお借りしました。(謝)

 

 

 

 カテゴリ:音楽の話

代ナル・1/7/2016

2016年になっちゃいました。初ライブレポートは代々木ナルです。新年のご挨拶に行ってまいりました。

 

ヴォーカルは斉田佳子さん、ピアノに清水絵里子、テナーサックスの安保徹さんの3人でした。

 

インスト2曲程やってから歌姫が登場します。斉田さん、久しぶりに聴きます。

 

20160107_195650

 

この夜は斉田さんの歌の生徒さんたちが数人いらしていたそうで、1セット目は「レッスンに使っている有名な曲を中心にしようと思います。」と、ことわりを入れてからのスタートでした。

 

なるほど、「ベタな・・・、」と言うんでしょうか、「イパネマの娘」とか、「ムーンリバー」とか、またナタリー・コールが逝ったこともあり、「アンフォゲッタブル」とか、本当によく歌われている曲ばかりでした。

 

こういう歌って逆に歌うの難しいかも知れませんね。下手すると、カラオケやってるみたいになってしまいかねませんね。

 

たまにですがジャズのスタンダードと言われる歌を歌えばジャズシンガーだと思い込んでいる歌手もいます。でも、ジャズはカラオケではありません。

 

でも、流石に斉田さん、見事に自分の歌にして、ジャズをやっていました。「こういう複雑な事は初心者のレッスンでは教えません・・・、」ですって(笑)。でも彼女の生徒さんたちにはとてもいい勉強になったんではないかな?

 

バックの二人もうまくサポートしていましたね。安保さん、結構遅く(20歳くらいから?)サックスを始めたらしいですが、素晴らしいですね。

 

エリッチョもいつも通りカッコいいフレーズ、強いタッチ、柔らかく美しい音色を噛み合わせながら、ソロも歌のサポートもいい味を付けます。

 

20160107_195640突然撮ったら、顔が怖かった(謝)

 

安保さんの(オブリガードって言うのかな?よく知らないんですけど)歌のバックで歌と会話しているようなサックスがすご~くカッコよくって、いやぁ~、気持ちよかったです。

 

「ムーンリバー」なんてやった事ない・・・、とか言いながら(斉田さんも、インストじゃぁやらないわよねぇ・・・、)二人で笑って話していましたが、歌い始めれば安保さんのサックスは見事に歌っていました。

 

歌心があるんでしょうね。「アンフォゲッタブル」の時には、歌をくちずさんでから始めていました。

 

Qいしかわさんも歌が上手くって、レパートリーも凄く多いみたいですけど、彼のオブリガード、そしてバラードのソロは最高ですものね。インストの人にも歌心は大事だよなぁ・・・、と改めて思いました。

 

私は歌が好きでこういう音楽を聴くようになり、今ではインストの演奏も大好きですが、やはりその演奏から歌が感じられるプレーが好きです。ただ速いだけの音楽は私の心に響いて来ないようです。

 

この夜の歌は私の背中をゾクゾクさせてくれました。2セット目も聴きたかったなぁ・・・。朝が来るからねぇ・・・。

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ハチャトリアン楽団

先々週某日浅草ハブへ行って来ました。ヴォーカルの寝占友梨絵さんがハチャトリアン楽団と共演すると聞いていました。

 

初めてハブに行ったのは、オノマトペと言うグループに後藤沙紀さんというピアニストが所属していて、寝占さんが共演すると聞いて行ってみたのが始まりでした。かなり前に中野セロニアスに出口優日さんが出た時に聴いた後藤さんのピアノが素晴らしかったので機会があれば聴いてみたいと思っていましたから、丁度いいチャンスでした。

 

その時のオノマトペの演奏がなかなか良かったのと、浅草Hubの雰囲気が気に行って何度かお邪魔しています。

 

そのオノマトペは昨年の浅草ジャズでバンドのグランプリとソリスト両方の賞をとったバンドなんだそうですが、リーダーの新谷健介さん(ソリスト賞をとった方)のクラリネットとバンジョーの丸山朝光さんのプレーが光っていました。

 

さて今回のハチャトリアン楽団はその丸山朝光がリーダーで新谷さんが所属している、というややこしい関係ですが、この二人がフロントなら面白いだろうな、寝占さんも出るし・・・、と期待して行きました。

 

いつもながらお客さんでいっぱいです。どんどん席が埋まって行く中で演奏も盛り上がって行きました。

 

このバンドの方がオノマトペよりもトラッド色が強いようです。ニューオリンズジャズの事には詳しくない私です。知らない曲ばかりでしたが、なかなかいい感じです。

 

ソロもだんだん盛り上がって行きます。私が普段よく聴いているジャズよりも、ソロがずっと短くってシンプルでいいですね。周りのサポートの中ワンフレーズかそこらでソロを替って行く、そんな感じです。モダンジャズに慣れていると(メインの楽器は2コーラス、時々それ以上ソロをとりますね)簡単に終わりすぎると感じる方もいるかもしれないけど、私にはいい感じに聴こえました。

 

時々ありますが、「いったいいつまでソロを続けるんだろう・・・?」と思ってしまうほど長いソロをとるような演奏はあまり好きではない私です。彼らは短いソロですがいいアドリブで決めてくれます。新谷さん、丸山さんの白熱のソロには私もついつい声を上げてしましました。

 

以前、サックス奏者のブランフォード・マルサリスがスティングのバックバンドのメンバーとしてツァーに参加していた事がありました。他にもトランペットのクリス・ボッティー等有名なジャズメンが参加していましたね。スティングはロックで有名になる前、ジャズのベーシストでしたから、こういうプレーヤーを好んで使ったのかも知れません。

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さて、マルサリスですが、スティングとのツァーを終えた後、「普段長いソロをプレーすることが多かった私にはとてもいい経験になった。与えられたソロの時間は短く、その短い時間で自分を表現しなければいけない。とても大切なことだ・・・・」というような彼のコメントを聞いたことがあります。

 

私のような素人には長すぎるソロは時として退屈になってしまうことがあります。早く終わってくれないかなぁ・・・・、と拍手で催促することさえありました。音楽の素養のしっかりした方々には聴きごたえのある素晴らしい演奏なのかもしれないけど・・・。

 

フロントに並ぶトランペットの石村奈穂さん、後ろに控えるチューバの菱沼さん、ドラムの三輪さんもいい味を出していましたね。チューバって重々しい音が微妙にいい楽器ですね、クラッシックはほとんど聴かないし、知らないのであまり聞いた事のない楽器ですが、ニューオリンズジャズ系ではこの音がとてもよくなじみます。重要な楽器なんでしょうか?面白いですねぇ。

 

次から次へとそれぞれの楽器の音が重なりながら繋がって行く、みんなが音でサポートして曲が空間を埋めて行くような、そして楽しい演奏に笑顔が広がって行くようでした。あまり聴いたこともなく知識もありませんでしたが、こういう音楽もいいもんじゃないですか・・・。

 

さて寝占さん登場、いつ聴いても「凄い!」としか言いようがありません。日本はおろか世界中にこれだけのスキャット出来る人そうはいないんじゃないんだろうか?とさえ思ってしまいます。ま、世の中広いですから上には上がたくさんいるんでしょうけど・・・。

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寝占さんに聞いてこの店に来るようになりましたが、私の大好きなもう一人のヴォーカリスト出口優日さんもここにレギュラー出演しています。彼女はスィングジャズバンドのコーラスガールとして歌っていますが、これもなかなかいい味です。

 

彼女に聞いたら、丸山さんたちとは仲がいいんだそうで、一緒にやることもあるんだとか。出口さんとも「新谷さんと丸山さんは素晴らしいねぇ・・・」と話したりしましたが、いやぁ・・・。ホント凄いアドリブをします。新谷さんリーダーのオノマトペはニューオリンズジャズに拘らない演奏スタイルでもやりますが、これもまた素晴らしいものがあります。

 

クラリネットと言う楽器はサックスに比べるとモダンジャズではマイナーな楽器になってしまっているように感じてしまいますが、トラッドジャズではとても主要な楽器のようですね。ソプラノサックスと音域が近いのでしょうが、指使い等は全く違うそうです。いい音色の楽器です。もっと使ってくれたらいいのに・・・、とか思ってしまいました。

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バンジョーも私にはブルーグラスやカントリーウエスタンのイメージがありましたが、そうか・・・、トラッドジャズには欠かせない楽器なんでしょう。味のあるバッキング、またコードの速弾きは迫力満点です。

 

なかなかメジャーな舞台に立つのはいろんな壁を乗り越えなければ難しい事なのだろうけど、こういう音楽家たちにももっと道が開けて行ってくれるといいですね。

 

トランペットの石村奈穂さんは最近椎名豊さんと時々共演しているようですが、1月の小岩コチのスケジュールに入っていました。行って間近で聴いてみようと思います。日本を代表するピアニストの一人である椎名さんとどんな演奏をするのか楽しみです。

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和田明・西山瞳at小岩コチ・12/11/2015

金曜日、コチへ行ってまいりました。ボーカルの和田明さんとピアノの西山瞳さんのデュオでした。

 

和田さんは一年ちょっと前でしょうか?コチで初めて聴かせてもらいました。ギターの井上銘くんと仲がいいらしく、井上くんが連れてきたのかな?

 

本当に良く伸びるいい声が出る素晴らしい歌手です。ジャズのスタンダードにとらわれず、オリジナル、日本の曲等幅広いレパートリーを持っているようでした。

 

話はそれますが、多分その時だったと思うんだけど、バックは井上君のギターと誰かピアノがいたような・・・。(うろ覚えとはこの事なりきか(笑))

 

ボーカルが入る前にインストで私の大好きな「Skating in Central Park」をギターとピアノのデュオでやってくれたんですね。ミルト・ジャクソンのバンドのピアニストが書いた曲で、彼のビブラフォンで割と速いテンポで元々は演奏していたようですが、ジム・ホールとビル・エバンスのデュオアルバム「アンダーカレント」の中で二人はゆっくりと淡々と演奏していて、私は大好きになりました。

 

銀座の「Ami’s Bar」の阿見紀代子さんが得意にしていた曲で、以前に何度か阿見さんのビブラフォンでのこの曲を聴いたことがありますが、それ以外ではライブで聴いたことはありませんでした。

 

ですから、若い井上くんがそれをやってくれたのはとっても嬉しい驚きでした。彼もジム・ホールの演奏を聴いたのかなぁ・・・。

 

さて、和田さんに話を戻しますが、それ以来コチにレギュラーで出演するようになった彼のライブは何回か聴きに来ましたが、この夜は西山さんとの共演とあって、聴いてみたくなりまして、セカンドからお邪魔しました。

 

西山瞳さんはオリジナルを中心として、彼女独自の世界観、と言うか、音の世界を持っているピアニストだと聞いていましたから、和田さんの、ややソウルフルな歌声とどういうデュオになるんだろう?

 

西山さんはサポート役に徹して、和田さんの歌声を支えていましたね。なんでも以前に学生に教えていた時に、ボーカルの生徒の歌伴をよくやったそうです。プロはやはりすごいなぁとか思いつつ、二人の音の世界に浸りました。

 

私の大好きな「the Christmas Song」や「Have Yourself a Merry Little Christmas」、またR&Bの名曲「Me and Mrs. Jones」、オリジナルラブの「接吻」など、いやぁ素晴らしいライブでした。彼のボイパも初めて聴きましたが、へぇ~、こんなことも出来るんだね・・・。

 

西山さんがここでライブの前に流していた和田さんのCDを聴いて、彼とやりたい、とコチマスターに話したところから、このブッキングになったそうですが。ナイスなブッキングでした。

 

この店はスケジュールを見てもわかるように、日本を代表する素晴らしいミュージシャンが多々出演していますが、将来のあるこういった若手も出て来ます。昔から(三田倶楽部のころから)若手を発掘してきた宮崎マスターの若手を育てたい気持ちからの事なのでしょう。

 

どんどんいろんなところで彼の声を聴けるようになるといいですね。

 

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コチマスター、奥様も撮ろうとしましたが、逃げられました!

 

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僭越ながらお二人と写真を撮らせて頂きました。西山さんは美しいですねぇ・・・。右の私、こんな格好で来ても嫌な顔せずに(ホントはいやなのかも?)笑顔で迎えてくれる小岩コチでございます。日本酒をおいてあるのもグッドであります。

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代々木ナル・12/10/2015

娘二人と代々木ナルへ行って来ました。久しぶりに二人一緒に付き合ってくれまして、今年最後の父娘会でした。

 

この夜はヴォーカルに名知玲美さん、ピアノは清水絵里子さん、ベースに塩田哲嗣(のりひで)さん、ギターの田辺充邦さんの4人が出演していました。

 

私がお店に一番乗り。入るともう一曲目が始まっていました。3人の名手たちの演奏は徐々に盛り上がって行きます。それぞれがソロをとり、塩田さんもだんだん声が出てくるようになります。

 

塩田さんは結構演奏しながら声を出す方で、私も遠慮しいしい小さく声を出し始めてしまいます。インスト2曲目に入るといっそう気合が入ってきたようです。田辺くんが速弾きで私を唸らせると、エリッチョ(清水さん)もそれに応えていいフレーズを繰り出します。

 

塩田さんはバッキングしながらも時折カッコいいフレーズを入れてフロントの演奏に味付けをします。みんな笑顔で楽しそうにプレーする姿がいいですねぇ・・・。清水さんは私の大好きなピアニストですが、ミュージシャンの間では実力は高く評価されています。

 

長女が入って来て私の隣に座りました。大盛り上がりの2曲目が終わるとヴォーカルの名知さんが紹介され、マイクをとります。1曲目、クリスマスソングの中で私が一番好きな「the  Christmas Song」です。

 

「Chesnuts roasting on an open fire~~~♪~~」このフレーズで、もう私は「Iye~~~!」と拍手してしまいました。(笑)塩田さんが笑っていましたね。

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ひとみちゃんの後ろで立ってお客さんと話している名知さん、休憩時間のひとときです。

 

名知さんのそつのない歌のバックで3人とも時にいいフレーズを盛り込みます。名知さんと後ろの3人が心地よいハーモニーを奏でて行きますね。あるとき塩田さんが「ボ~ン!」といい音を入れたもんで、つい、「いぇぁ~~~!」と声が出てしまいました。

 

塩田さんと目が合うと、ニッコリ嬉しそうに破顔一笑、「ガハハ!」と声を出して笑いながら演奏を続けていました。

 

さて1セット目終わってみると、いつの間にか空いていた客席がかなり埋まっています。塩田さんが「いつも盛り上げてくれて有難うございます。」と握手に来てくれました。

 

別に盛り上げているつもりもなく、ただ自分で盛り上がっちゃっているだけで、他のお客さんにはうるさくて申し訳ないといつも思っているんですが、ミュージシャンにそう言って頂くと、なんかホッとするような、嬉しいような・・・・。

 

さて次女もやっと到着しました。最近職場が川越に引っ越したため、その近くで独り暮らしを始めています。この日は仕事が忙しかったようですが、なんとか2セット目には間に合いました。

 

3人で話すうちに休憩も終わり2セット目の開始です。今度はインストの一曲目に、これまた私の大好きなクリスマスソング、「Have Yourself a Merry Little Christmas」です。田辺くんのギターで始まりました。私は次女の注文したドリアを一口・・・、とステージにお尻を向けていたのですが、

 

イントロを聴いて、後ろ向きでドリアをすくいながら、またも「いぇ~~い!」と声を発してしまいました。もうこれは条件反射みたいなものかもしれません。(笑)

 

ただ、あとから入って来たお客さんたちは、みなノリの良い方ばかり。私よりも声が出る方もいて、あちらこちらで声援が上がります。なんか私はホッとしつつ、どんどん盛り上がって行く演奏に釘付けになって行きます。ホントに3人とも素晴らしい!いいグルーヴです。

 

2曲インストでやった後、名知さん登場です。今回もそつのない歌いぶり、と思っていたら、もう一つクリスマスソングをと言うことで、「サイレント・ナイト(きよしこの夜)」をそれはブルージーにカッコよく歌ってくれました。

 

歌い始める前にバンドと打ち合わせ、リズムを合わせていると、後から来た私たちの隣のグループの方たちが、リズムのことやいろいろとミュージシャンに話しかけます。この方たちはノリがいいだけでなく、かなり音楽に詳しそうでした。

 

私には意味不明の言葉が飛び交ったあと、素晴らしいブルージーな「きよしこの夜」にまた大盛り上がりでした。

 

そのあと(入った時にみさこさんが教えてくれたのいてくれたのですが)シットインでゲストの方が歌うようです。その前に先週末にあった浅草ジャズコンテストの話で田辺くんと名知さんが盛り上がってしまいました。クラリネットのソリストで賞をとった方の共通の知り合いだとか・・・。

 

名知さんも一昨年のグランプリ、ここに時々出演するMiwoさんは昨年の銀賞、(Miwoさんも素晴らしい歌手です。もっといろんなところで活躍してほしい一人ですよ。)その時の金賞(グランプリ)はあの寝占友梨絵さんです。

 

私の身内の森丘ヒロキ君(ピアノ)もかなり前ですが、浅草ジャズで金賞をとっていますが、このコンテストはなかなかいいミュージシャンを生んでいますね。この人も(名前忘れちゃいました。スミマセン!)そのジャズコンに出たんだったかなぁ?なんか話の流れを忘れてしまいましたが、どんな歌を歌うのか?興味新々です。

 

いやぁ~、なかなかのもんじゃぁないですか。とってもよく声が出るし、上手いです。2月にここに出演するそうなんで是非ステージを通して聴いてみたいと思いました。まだまだいいヴォーカリストがいるんですねぇ・・・。

 

いつも間に満席近くなり、盛り上がった2セット目が終わり、私たちは帰ることにしました。3回聴いちゃうと、さすがに年寄りには次の朝が応えます。

 

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エリッチョ

 

写真を幾つか撮りました。

20151210_213831みさこさんには逃げられてこのブレです。(残念!)

 

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今日の美味しいマティーニを作ってくれたエミさんと、いつも元気に挨拶してくれるイケメンシェフの富田さんです。料理もおいしいですよ。ちょっとその前の名シェフMさん(今Pacoにいますが)の陰に隠れしまっているかも知れないけど、彼も素晴らしいシェフです。

 

塩田さんと田辺さんの写真撮ってなかったなぁ・・・。ま、女性優先と言う事でお許しください。4月にも同じメンバーのライブに来て、その時には二人の写真も入れましたからね。ハハハ。

 

と言う訳で、好きな曲も素晴らしい演奏で聴くことが出来、娘二人と楽しい時間をすごさせて頂きました。また宜しくお願い致します。

 

 カテゴリ:音楽の話

Baby it’s Cold Outside♪

クリスマスが近づいて来ました。もう11月からクリスマス飾りつけをしていたお店も多かったですね。クリスマスソングも流れ始めています。

 

いい歌が多いですよねぇ。前に書いた事がありますが、一番好きなクリスマスソングを挙げろと言われれば、やはりメル・トーメが作った「The Christmas Song」と答えるでしょう。

 

いっぱいいい歌があって、どれを一番好き・・・、と決めるのは本当に難しい話なんですけれど・・・。「Have Yourself a Merry Little Christmas」も、同じくらい好きだなぁ。

 

「Baby it’s Cold Outside」も大好きな歌です。この曲は厳密にはクリスマスソングではありませんが、冬の寒い季節の歌ですから、アメリカではこの時期にはよく歌われる歌で、クリスマスアルバムにもよく取り入れられています。この時期の定番ソングの一つです。

 

ただ、デュエットの曲だと言う事もあってか日本では殆ど歌う人はいないようですね。

 

エラとルイをはじめ、サミー・デイヴィス・ジュニアとカーメン・マクレイとか歌っています。私が持っているCDの中にも、ルー・ロウルズとダイアン・リーブス、レイ・チャールズとベティー・カーター、ロッド・スチュアートとドリー・パートンのデュエットなど幾つかありました。

 

きっとシナトラやディーン・マーチンも歌ったはずです。最近はマイケル・ブーブレも歌っているらしいです。

 

私はルー・ロウルズのバージョンが一番気に入っています。ルー・ロウルズはソウル、R&Bシンガーとして知られているかも知れませんが、ジャズヴォーカリストと言ってもいいところもあると思います。

 

日本ではあまり知られていないようでしたが、もう10年ほど前でしょうか?新聞に彼の訃報が載っていまして、日本の新聞に彼の名が出ていたのが意外だったことを覚えています。そのちょっと前にレイ・チャールズも亡くなったんだったなぁ・・・。

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右の二人は日本でも有名なサミー・デイヴィス・ジュニアとクィンシー・ジョーンズです。左がルーロウルズです。

 

ルー・ロウルズはアメリカでは押しも押されぬ大御所でしたが、何故か日本ではあまり聞きませんね。彼は2度(?)グラミーをとっていますが、私がグッと来るのはやはり「タバコ・ロード」です。「ストーミーマンデイ」もいいなぁ・・。ブルースシンガーでもあったと言えるかも知れませんね。

 

あのベースの革新者ジャコ・パストリアスの伝記によると、ジャコは若い頃(ウエイン・コクランのバンドでの活動の後)ルー・ロウルズのバックでベースを弾いていた事があったそうです。

 

「・・・・、これだけでは生活できないから、ピーター・グレイブス・オーケストラに入って、フロリダを訪れる有名なシンガーたちの伴奏もやったんだ。ナンシー・ウイルソンとかルー・ロウルズ、デラ・リーズと言ったシンガーの伴奏がおもな仕事だった。」(「ジャコ・パストリアス・魂の言葉」からの引用)

 

それはともかく、彼とダイアン・リーブスのデュエットでの「Baby it’s Cold Outside」ですが、これがまたカッコいいんだなぁ・・・。あるオムニバスのクリスマスアルバムに入っていました。

 

ダイアン・リーブスは日本でもかなり有名なジャズヴォーカリストです。現在のジャズヴォーカリストの中ではトップの一人と言えるでしょう。

 

そのダイアンもルー・ロウルズにとっては若手の歌手の一人だったんだと思います。二人の掛け合いは、ルーのブルージーな低音とダイアンの可愛い高音が何とも言えぬいい雰囲気を醸し出しています。

 

歌詞はそれはそれは・・・、まぁ好き嫌いはあるでしょうが、可愛いお洒落なラブソングですね。

 

I really can’t stay♪ (But baby it’s cold outside♪)

私はここには残れないわ♪・・・、(でも外は凄く寒そうだよ♪)

I’ve got go away♪ (But baby it’s cold outside♪)

もう行かなくちゃ♪・・・、(でも外は寒いって♪)

・・・・などと彼女をなんとか家に引き留めようとする男との掛け合いが続きます。

 

「お母さんが心配しはじめるわ・・・・」と言うと、彼は気にもせず「そんなに急ぐ事ないじゃん・・」

とか・・・、お父さんも気にして部屋を歩き回ってるに違いないわ・・・・、とか、

お姉さんが・・・、近所の人が・・・、とかいろいろと女性が帰る理由を見つけて話すのですが、男はまたいろいろと彼女を引き留めようと話に乗らず、自分の気持ちを話したりします。

 

ずう~っとそんな会話が続く訳ですが、最後には「君が肺炎になって死んでしまったら、僕は一生悲しい思いで生きて行くことになっちゃう・・・」などとアホウな事を口走ったりして・・・。

 

そして・・・、

I really can’t stay♪・・・、 Oh,  but it’ cold~~~♪,out~~~♪,side~~~~~~♪

 

さて彼女は彼の家に泊ったんでしょうか・・・?(笑)

 

ルーとダイアンのバージョンでは最後に小さな声で「・・・ok・・・」と囁いて終わります。

 

とってもいい歌で大好きなんですが、日本ではライブでデュエットする事ってあんまり無いですからねぇ。なかなか聴くことは出来ません。誰かやってくれないかなぁ・・・。

 カテゴリ:音楽の話

無題

毎年のように訃報を聞きますが、ここ数年ミュージシャンの方々の悲しい知らせを聞くことが増えたような気がします。

 

私は辛島文雄さんの大ファンなのですが、この夏にすい臓がんと闘っていることを明らかにされました。

 

一度目の抗がん剤治療を終えたあと、御茶ノ水ナルでライブがありました。私は立ち見でしたが、大勢のファン、ミュージシャンが駆けつける中、痛々しいほどの顔色でしたが、1セットを弾いてくれました。

 

体調を見ながら出来る範囲で音楽をしてもよいとの医師の許可があり、少しづつ演奏して行きたいとの事でした。

 

この夜共演したサックスの池田篤さんも、数年前癌になり、再起されたと聞いています。辛島さんも必ず癌に打ち勝って頂きたいなぁ・・・。

 

先月末に2回目の抗がん剤治療に入ったと聞いています。必ず緩解して戻って来てくれることを祈るばかりです。

 

今年、大塚グレコのスケジュールにピアノの佐山雅彦さんの名前を見て、久しぶりに聴いて見ようと伺いましたが、激ヤセした佐山さんを見てビックリ!

 

私は情報に疎いので知りませんでしたが、彼もガンになって幸運にも再起してきたのだそうですね。いやぁ・・・、良かったなぁ・・・。

 

私の周りでも、訃報があったり予後の悪い病気になって闘病している友人など、数人います。幸い良い方向に向かっている友人たちですが、悲しい事が起こらないようにずっと祈っています。

 

少し前に小岩コチのスケジュールを見ていましたら、フルートの第一人者の太田朱美さんが体調不良により出演出来ないということわりが出ていました。

 

ちょっと嫌な不安を感じましたが、何のことはない、彼女の場合はお目出度だったのですね。医師の指示に従い無理をしないようにと出産まで休むんだとか・・・。

 

別にお友達でもなく、口を聞いたこともない方ですが、なんか嬉しくなりました。

 

こういう嬉しい話もきっといっぱいあるんでしょうね。いやぁ・・・、よかったよかった・・・。

 

 

 カテゴリ:日々のこと, 音楽の話

松島啓之&岡崎好朗atBody&Soul・12/01/2015

ボディアンドソウルへ行って来ました。どんなところなのかな?と昨年初めて行ってから数回来ています。少し家から遠いのと、ちょっと私には敷居が高い気がしていましたが、とてもいいジャズクラブです。

 

年毎に、遠くへ行くのがおっくうになっています。大塚グレコさんにもすっかりご無沙汰しています。釣りのために千葉まで運転するのも疲れるしめんどくさい。総武線沿線か、家から30分以内のところ以外には出不精になってしまいました。

 

でも、この日は松島さんと岡崎さんの2ペット、に加え新進気鋭のピアニスト田中菜緒子さんが出るとあって、足を運びました。

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まださほど回数来ていない店なので、写真撮っていいのか解らず、この一枚だけです。

 

岡崎ブラザースは江東区の星です。私が住む江東区出身というだけで親近感を持ってしまいます。ジャズファンから高い評価をうけている実力者です。ちなみにギターの田辺充邦くんは深川四中出身です。いつも応援しています。

 

話がそれて行きますが、日本を代表するピアニストの一人である椎名豊さんは墨田区出身です。私は墨田区にある都立高校に行きましたから、椎名さんにも勝手に親近感を抱いています。勿論彼のピアノもオリジナル曲も素晴らしいです。

 

そんな訳で下町育ちいの私には青山という土地自体が敷居が高い場所でもあります。なんでなんだろう?私にはお洒落過ぎる感じかな?でも、いいライブがあればこうして参上いたします。

 

入ってみると、一曲目がスタートしたところのようでした。圧倒的な存在感を感じる松島さんと岡崎好朗さんのコラボはどうなるんだろう?期待を裏切らぬ素晴らしい会話が聴かれました。

 

二人のハモリも掛け合いも実力者二人が織りなすサウンドに、私もついついうるさいオジサンに変貌していきました。嬉しくて、にやけてしまう私は変な人に見えるだろうなぁ・・・。いつもながら静かに音を楽しみたい方には申し訳なかったですが・・・。

 

田中菜緒子さんは初めて小岩コチで聴いてから2年もたっていないのかなぁ?急成長をとげているように思えます。技術的なことは一切解らないのですが、失礼な言い方かも知れないけど、どんどんジャズピアニストらしくなって来ているように感じるピアノです。

 

岡崎さんとは時々デュオをやっていたり(浅草で2回ほど聴きましたが)、ベースの塩田さんや、この日の松島さんともよく共演するようになりました。性格もいいんでしょうか?みなさんに可愛がられているのかな?きっとかなり練習しているんだと思います。元々クラッシックではかなりの実績を持っていると聞いていますから、技術的も感性も素晴らしい素質があるんでしょうね。

 

その清楚な容姿も相まって人気急上昇中の期待の新人のソロをフロントの2ペットも微笑みながら見守っていました。

 

途中からサックスの加納さんがお客さんでいらしたのかな?楽器は持っていないようでしたが・・・。

 

ベースの伊藤さん、24歳なんですって。若いなぁ・・。コチにもよく出演してますが、そんなに若いとは知りませんでした。でもしっかりとしたバッキングに、時折ひそかにカッコいいフレーズを繰り出して、演奏を盛り上げていたところは若いのに素晴らしいと思いました。

 

ドラムの山田くんや石若くん、そしてこの伊藤くんと言った若手がこういうベテランと共演するようになってきました。順調に成長してほしいですね。他にもサックスの中島あきはさん、ヴォーカルの寝占友梨絵さん等、楽しみな若手がいっぱいです。

 

そして広瀬さん・・・・。堅実、正確なプレーで日本のトップドラマーの一人と言ってもいいでしょう。信頼感の高い素晴らしいドラマーです。「サウンド・オブ・ジャズ」と言ったかな?自分のユニットも持っていたと思いますが、いやぁ~、この夜の広瀬さんはどんどん気合が入って来ましたよ・・・。

 

本当にキレのいいドラマーです。時折バックでビシッとアクセントを入れます。いいタイミングだなぁ。この夜は徐々に会話に参加する時間が増えて行きました。私は実はこういうの好きなんだなぁ・・・。

 

バックのリズム隊に徹するもよし、こうして主張するのもまたよしです。自分勝手に聞こえずに皆の会話が成立していれば、聴きごたえのある演奏になるように思います。

 

誰かが言っていたんですが、ジャズに限らず音楽は会話であると言ってもいいところがあるそうです。中でもジャズでは、勿論約束事もありますが、比較的自由な部分が多く、毎回全く違う会話を楽しめるところが魅力です。それがいつまでも支持される(最近は支持者が減っているようで残念ですが)理由の一つなんでしょうか?

 

私のように音楽的なことが解らない人間でも、難しく考えなくても感ずる事が多々あり、それを楽しむ事が出来ます。また、スタンダード曲は美しい曲ばかりですから(だからいつまでも残るスタンダードになるわけですから)それをまたいろんな形で楽しめる事が嬉しいのですね。

 

音楽と関係なく私たちが普通に会話しているときでも、ひとりよがりに自分のことばかり話す人は嫌われます。でもポン友みんなで楽しくいつまでも会話が続くこともあり、そういう時間は至福のひと時です。最低限の気遣いはとても大切なことですよね。

 

相変わらず1セットで帰宅しましたが、この夜は2ペットの響と、全員の会話を十分に楽しませてもらった一夜でした。最後のドラムソロは圧巻でしたね。サイコーッ!

 

 カテゴリ:音楽の話

太田剣2days・御茶ノ水ナル・11/23/2015

アルトサックスの太田剣さんがお茶ナルで2days、その二日目に行って来ました。遅ればせながらレポートです。

 

MCを聞くと、ここでの2daysは初めてなんだそうです。私は彼のMCを聞くのも初めてかも知れません。

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この夜は私の大好きなギタリスト、荻原亮くんが共演すると言う事で楽しみにしていました。最近聴く機会が増えてきたベースの清水昭好くん、そして私がジャズを聴き始めたころにはよく聴いていた(あの頃は若手でしたが)ドラマーの安藤正則くんが共演しました。安藤くん、最近は私がよく行く店に時々出演するようになりました。

 

お客さんは女性率90%くらいです。さて誰の人気なのでしょう?ま、みんなイケメン揃いですから、みんなの人気の合作でしょうか。

 

荻原くんはその綺麗な音色とテクニックには定評があります。アドリブにもいろんなフレーズの引き出しを持っていてノッタときの彼のソロは本当にカッコいい、そして迫力あるフレーズが出て来ます。

 

太田くんのサックスは音が太い!そしていつもホントに頑張ってる!美しいテーマを優しく静かに吹いたかと思えば、激しいアドリブのソロはまさに圧巻!人気があるのも当たり前でしょうか。

 

私も徐々に声が出始めてしまいましたが、太田くんもいつも結構声を出して盛り上げます。他のプレーヤーがソロをとっているときなど、「いぇい~!」と隣で声を上げています。

 

彼らのようなプロの方々は、技術的に難しい事をやったときとか、音楽的に面白いフレーズが出たときとか、私たち素人には解らないことにも反応して共演者を称え、盛り上げる事もあるんでしょうね。

 

そういうことは私には全く解りません。ただ私にとって心地よい、カッコよく聴こえる音を聴くとついつい声が出てしまうだけなのですが、それでもたまぁ~にですが、太田くんと声が重なるときもあり、そういう時はなんか感動を共有したような気になって嬉しいときがあります。

 

その日のお客さんによっては、みんなが物凄く盛り上がって、私なんかよりも大きな声や口笛でプレーヤーたちを盛り上げる方々がいらっしゃるときもあります。

 

そういう夜は私も安心して聴けるのですが、静かな方が多い時は、「ちょっとうるさすぎるかなぁ(自分がです)・・・?」などと、少し心配しながら聴いているときもあるのです。静かにしていようと思っていてもついつい、声が出てしまったりしますので・・・。

 

ですから太田君のライブの時はやや安心して楽しめます。プレーも最高ですし言う事ありません。

 

さて話がそれてしまいましたが、この日も素晴らしいライブになりました。安藤君のドラムも堅実、そして音が綺麗です。ソロでは迫力たっぷりのドラミング、いいフレーズも多々・・・、気持ちよいソロでした。思わず拍手です。でもバックでリズムをとっているときにも、もうちょっとだけ主張してもよかった気もします。

 

そういう事も好みが分かれますよね。叩きすぎ!と思う人もいるかもしれないし、どこで区切るか微妙なラインがあります。また私のような知識の少ない素人には解らないこともあるんでしょう。悲しいかな私は直観で聴いているだけの事なのですが、十分堪能しています。

 

知識があればまた違う楽しみ方も出来るんでしょうか?英語が分かると歌をもっと楽しめるようになるのと一緒かな?でもいまさら勉強するのもね・・・、十分楽しめていますから、良しとしたいと思っています。いやぁ~この夜もたっぷり楽しませて頂きました。感謝、感謝です。

 カテゴリ:音楽の話

中村恵介ライブat御茶ノ水ナル・11/21/2015

ナルのスケジュールに久しぶりに中村恵介くんの名前が載っていました。先日松島啓二さんを聴いて、中村君のトランペットを聴きたくなりました。

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大人気のピアニスト、片倉真由子さんも入ったセッションとなるとついつい足が向いてしまいました。

20151121_193354地下へ・・・。

 

入ったら丁度始まったところのようでした。静かに始まりましたが、徐々にボルテージが上がって行く感じ。

 

私も徐々にうるさくなって行きます(笑)。

 

松島さんのトランペットとは全く違う個性ですが、大好きなトランぺッターです。演奏が進むにつれて彼の存在感が際立ってきました。

 

猛々しいほどのパワフルさと、少年のような繊細さを持ち合わせた・・・、ような・・、うまく表現出来ませんが(評論家の方、知識のある方は技術的なことも含めて解説してくれるんでしょうが、恥ずかしながら私にはそういった素養がありません。)本当に魅了されてしまいます。

 

片倉さんさえも、また他の共演者たちがみな中村君の演奏に魅了されているかのようなそぶりを見せます。

 

松島さんのライブでも他の共演者たちが、ウットリとして聴き入っているような表情を見る事がありますが、二人とも本当に圧倒的な存在感を感じさせてくれます。

 

ミュージシャン達の中ではかなり高い評価をされているはずですが、まだ若くもあり一般的には知名度はそれ程ではないのかも知れません。

 

松島啓二さんと中村恵介くんが2管でフロントに並んだら、どんなフレーズが聴けるんだろう・・・。一度聴いてみたいものです。

 

中村くんの演奏に引っ張られるようにテンションが上がっていったライブは素晴らしい盛り上がりを見せて一回目が終わりました。きっと2~3回目はもっと盛り上がったんだろうなぁ。片倉さんがまだ抑え気味のように感じられましたからね。私は通して聴く体力がありません。残念ながらいつも通り一回目のあと店を出ました。いいライブでしたね。

 

 

 カテゴリ:音楽の話

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