新原歯科医院

院長ブログ

カテゴリ: 音楽の話

浅草HUB・10/11/2015

日曜日、ぶらっと浅草ハブさんにお邪魔しました。英国風パブ、いくつか店舗があるそうですが、浅草店のみ毎晩ライブをやっています。

th_hub-9165-600x399

 

ニューオリンズ系のジャズや、スィングジャズ、ブルースをメインにやっているとの事で、名前は以前から聞いていましたが、行ったことがありませんでした。

 

先月、寝占友梨絵さんが出演する、それも後藤沙紀さんと共演すると聞いて初めて足を運びました。後藤さんは(昨年でしたか)出口優日さんが中野セロニアスに出た時にピアノを弾いていました。とても良かったのでまた聴きたいと思っていましたから、いい機会でした。

 

その日は「オノマトペ」と言うバンドと寝占さんが共演するというライブでした。昨年の浅草ジャズコンテストでグランプリをとったバンドだそうです。寝占さんはその時のヴォーカル部門の金賞だったとのことで、浅草ジャズグランプリバンドとして隔月出演しているようです。

imgres

 

この系統の音楽には全く知識がなく、どんな感じなんだろう?と興味新々でしたが、いやぁ~実に楽しいライブでした。クラリネットの新谷健介さんがすごく良かった。バンジョーの丸山朝光さんもカッコよかったし、他のみんなもいい音を出していました。もちろん寝占さんの歌も最高でした。

 

今月に入って、たまたま有楽町のスィングでニューオリンズジャズのバンドが入っていると知り、行ってみましたが、これもまた面白くって、その時に出ていた菊池ハルカさんと言うトロンボーン奏者がHUBのスケジュールに入っていたのを見て、11日の日曜日、なんとなく行ってしまいました。

kikuti2菊池さん

 

ネットでチェックして見ましたら、彼女はオノマトペ創設メンバーで、現在はニューオリンズを拠点に活躍しているとの事でした。その彼女の里帰りツアーの最終日だったようです。

 

家で晩酌を進めるうちに急に思いついての外出でした。店に着きましたら、セカンドセットがもう始まっていました。もうほぼ満員、既に大盛り上がりでした。入り口近くのテーブルに相席で入らせて頂きました。

 

この日は「One Time Brass Band」と言うニューオリンズジャズのバンド+菊池さん、(菊池さんはこのバンドにも所属していたそうですが)と言う編成の筈でしたが、見た事のあるピアニストが・・・。

 

古川奈都子じゃぁありませんか・・・。そういえば彼女もニューオリンズジャズを得意とするピアニストでした。何年か前に娘と川崎ぴあにしもに行った時に出演していて、帰りに声をかけて頂いた記憶があります。ということは、カウンターに座っているあの人はサックスの海付さん?多分・・・。

otbbワンタイムブラスバンド

 

どうやら菊池さん多分これが日本最後のライブということで、ゲストがたくさん来ているようです。なんと寝占さんも来ていまして、あとで一曲歌ってくれました。

 

このライブも本当に楽しいライブでした。よく知らなかった古いジャズですが、お客さんもみなワイワイと楽しそうに聴いています。手拍子もしょっちゅう、声もいっぱいかかります。こういうのもいいもんだなぁ・・・。

 

ニューオリンズでブルースからジャズが始まり、(それはまた、ロックやソウルやいろんな音楽のルーツなわけですが)それが徐々に形を変え(増やして・・・、ですかね?)今のジャズやいろいろな音楽に変遷してきました。(敢えて進化とは言いたくないのです。)

 

今でもニューオリンズではあちらこちらでこの音楽が奏でられているそうです。町は音楽であふれているそうですね。メンフィスではブルースでしょうか?

nojazz

 

かのサッチモ、ことルイ・アームストロングもこういった楽団のトランぺッターとしてキャリアを積んでいったんですね。

sattimo

 

彼もいつも本当にたのしそうに演奏していましたね。この日のHUBのミュージシャンもお客さんもみんな楽しく一体となって音楽を楽しんでいました。

 

私がよく行くジャズのライブハウスには必ず、目を閉じて静か~に音を聴いているお客さんがいるものですが、(これはきっと日本特有のジャズ喫茶文化の影響だと思っています。)ここでは皆無です。笑顔でステージを見ている方々が多いです。

 

目を閉じて静かに音を拾うのもひとつの楽しみ方なのでしょうが、私個人的には(せっかくライブでミュージシャンの演奏をまじかに見れるんですから)このHUBのお客さんたちのように盛り上がって楽しむのが好きです。

 

次の日が祝日で休みでもあり、この楽しい音楽を聴くにつれついついお酒もおかわりしてしまいました。危ない危ない、もう帰らないと・・・。さぁ、盛り上がったセカンドセットも終わりました。

 

もう一回ステージがありますが、席を立ちレジに行くと古川奈都子さんがやって来ましたので、「川崎でお会いしましたね・・」と少しお話をしました。「こういうのも面白いですねぇ」と言うと「私、こういうのしかやってこなかったものですから・・・」と返って来ました。

 

「こういうの」なんて言ってしまって失礼だったかな?この系統(ジャンル)の音楽・・・、と言う意味で他意はなかったのですが・・・。単語の使い方を間違えると違ったニュアンスを伝えてしまう事もあります、気をつけなきゃなぁ・・・。でも古川さんは常に笑顔ですね、また宜しくお願い致します。とご挨拶して帰路に着きました。

 

浅草ということもあり、(おそらく地元の人も多いのかな?)なんか気取った感じも堅苦しい感じもなく、それも葛飾区生まれ江東区在住の私には入りやすい心安らぐ空間だったかも知れません。また時々お邪魔したいな、と思いました。

 カテゴリ:未分類, 音楽の話

遠藤征志・曽根一馬デュオat代々木Naru・9/29/2015

9月29日、代々木ナルにお邪魔しました。この夜はピアノの遠藤征志さん、ギターの曽根一馬さんのデュオでした。

 

このお店では数少ないインストのみ(ヴォーカルなし)、おまけに男性ミュージシャンのみのライブです。ほぼ満席、ハンサムな二人のライブには女性客率が高かったですね。勿論彼らの素晴らしい演奏あってのことです。

 

20150515_185149

 

階段を下りて行くと音が聞こえてきます。演奏は始まっているようです。相変わらず音色の美しいピアノとギターです。

 

このデュオでは彼らのオリジナル曲中心に演奏します。ですので私には知らない曲ばかり。でも素晴らしいメロディーメイカーの二人の曲は心に沁みて行きます。

 

曲の終わりには大きな拍手で包まれます。

 

3曲目位からでしょうか?曲のテンポがかわり、徐々に遠藤さんのアドリブが激しくなってきました。私もついつい声が出てしまいます。

 

遠藤さんに応えるかのように曽根さんもカッコいいギターソロを決めてくれます。だんだん拍手の音まで大きく強くなってきましたね。

 

あっという間に1セット目最後の曲、と言うコールがなされましたが、私は軽~く「えぇ~~~」、もう1曲やってくんないかなぁ・・・。

 

それを聞いたからではないでしょうが、奥の席にいた、みさこさんの「もう1曲サイン」が出たようでした。まだ8時には少し間がありましたから・・・。

 

ライブハウスの中には、スタート時間や終わる時間にかなりルーズなお店もあります。あんまり気にしてないみたい・・・。でも代々木ナルではそんなことはありませんね。お客様優先です。

 

お蔭さまでもう一曲・・・。二人で、「さて何やりましょうか?」と話しています。遠藤さんが「これは?」と言って音を四つほど・・・、キーを叩きましたら、「ああ、それ行こう!」って曽根さんが答えて最後の曲がはじまりました。

 

あれだけで解っちゃうんだ・・・!と、少々ビックリです。プロのミュージシャンは凄いもんだなぁ・・・、と今更ながらに感服です。

 

曽根さん、「これはウエス・モンゴメリーの曲で・・・」と曲名を紹介(忘れてしまいました(笑))、直ぐに演奏が始まります。

 

それまでの彼らのオリジナルではなくスタンダードの曲ですが、やはり私の知らない曲でした。なんか、聴いたことあるような気もしますが・・・。

 

二人とも弾けましたね!凄いフレーズの応酬でした。美しい音色でなおかつこの速弾き、時にはマイルドに、時には激しく・・・。いやぁ~カッコイー!声も出ましたが、曲の終わりにはほぼ満席のお客さんの万雷の拍手と笑顔に包まれて、二人のミュージシャンも笑顔でお辞儀です。

20150929_200102

 

逆光で少々暗いんですが、お二方、アリガトね!

 

 

 カテゴリ:音楽の話

山本連・at Cochi・9/13/2015

日曜の夜、録画してあった映画を観ながら晩酌をしていました。「超速参勤交代」いやぁ、なかなか面白いじゃないか・・・。終わってから、今度は昔のウエザーレポートのライブの録画、前に途中まで見て止めていたやつをかけました。

 

やっぱりジャコ・パストリアスはカッコイイなぁ・・・、ウエィン・ショーター、東京ジャズに出てたなぁ・・・、等と思っていましたが、そうだ、今日の小岩コチのライブにエレベの山本連くんが出るんだった、と思い出しました。行ってみるか・・・?と小岩まで・・・。

 

この夜はギターの荻原亮くん、ヴォーカルの和田明くんと山本くんの3人でした。山本連という名前はよく見ていましたが、聴いたことなかったのでいい機会です。よく井上銘くんとやっているのをライブハウスのスケジュールで見ていましたが、さてどんな演奏するんだろ?

yamaryoコチママのお許しを得てコチブログから画像お借りしました。

 

まずは亮くんと山本くんがインストで始めます。いやいやいい感じです。あとで和田明くんが荻原亮のことを「宇宙一のギタリスト」と紹介していましたが、私のなかでも彼は日本一のギタリストです。

 

その亮くんとうまくフィットしたいいサウンドが奏でられます。お互いのソロでもカッコいいグローヴィーなフレーズ、時にはブルージーでお茶目なフレーズも交えながら盛り上がって行きました。

 

連くんの気持ちよいフレーズに思わず小声で「いいぇ~い!」と声が出てしまいます。連くんがニコッとして目が合いました。「わかってくれた?」って感じ・・・、いいねいいね!

yamaren

 

そして和田君登場です。最近よくコチに出演するようになりました。連くんとも仲がいいみたいでよく一緒にやってるみたいです。この夜のコチはほぼ満員でした。みなさん満足気に見えます。

 

和田くんのオリジナルの日本語の曲、良かったですね。「深海の・・」なんだったかな?(笑)すみません、題名覚えられない!

 

スティーヴィー・ワンダーの「Overjoyed」もやってくれました。私の大好きな歌です。昔グローバー・ワシントン・ジュニアのアルバムの中でフレディ・コールが歌っていたヴァージョンが好きです。

gwj「All My Tommorow  」by  G.W.Jr

スローバラードでのコールのしゃがれた声の朴訥とした歌から、グローバー・ワシントンのソロに変わる瞬間は身体が震えます。そしてグローバーのゆっくりとした音数の少ない美しいサックスのソロも感動ものでした。

 

和田くんのスキャットも交じり三人がうまく絡み合って素晴らしいライブでした。もう1セット聴きたかったけど、仕事柄あまり遅くまではいられません、残念ながら1セット終わって家路につきました。

 

帰って山本くんのHPをチェックしてみました。サンディエゴ生まれだそうですが、まだ25歳ですか?若いなぁ・・・。ベースを始めてからジャコ・パストリアスに影響を受けた、と書いてありました。

 

こんな若いミュージシャンにもジャコは影響を与え続けているんですね。ジャコを聴いてついつい小岩まで行ってしまいましたが、最後はまたジャコで落ち着きました。そんな楽しい夜でしたかな?

jacoジャコ・パストリアス、彼はフェンダーのエレキベースのフレットをヤスリで削ってフレットレスベースにしました。今は自分で削らなくってもフレットレスベースを売っています。織原良治くんは日本を代表するフレットレスベースの名手ですね。以前はコチにもよく出たんだけど・・・。

 

グローヴァーもジャコも今は天国でギグってるんじゃないでしょうか・・・?

 

 カテゴリ:音楽の話

スティーヴ・ガッド・東京ジャズ・2015

9月5日の土曜日、スティーヴ・ガッドを観て来ました、聴いて来ました。

 

午後、早めに錦糸町のサウナでのんびりして、さぁ有楽町の国際フォーラムへ、と思っていたらサウナのロビーでGtくんとばったり。「早いじゃん?」とGtくん、「これからあれに行くんだよ、ほらお前に切符貰ったやつ」、「おぉ!そうか、じゃぁまたな!」と言った会話のあと駅に向かいました。

 

そう、今年もGtくんのおかげで最高の音楽を聴くことが出来ました。今年はどのライブにしようか?と東京ジャズのサイトをチェックしましたが、ガッドの名前を見まして、もうこれっきゃない!と即決でした。

 

かなり前のことですが、漫画少年、青年だった私、「コータローまかり通る」と言う漫画がありまして、(つまらない話で申し訳ありませんが)ま、知ってる人はわかる(当たり前ですが・・)んですけれど、いろんなシリーズがありまして、その中の「バンド編」と言うシリーズでなんとスティーヴ・ガッドが最高のドラマーとして紹介されていました。

 

それが彼の名を始めて知った機会でした。作者の蛭田さんは物凄い音楽好きだったようで、いろいろな名前が出て来ましたが、私は(いまでもあまり変わりませんが)音楽は好きでしたが知識には乏しく、「へぇ~~、そうなんだ・・」と思うくらいの感覚しかありませんでしたが・・・。

 

その後しばらくしてから、スィングジャーナル社(もう廃刊になってしまいましたが)の方たちが患者さんとしていらっしゃるようになりまして、そこのアドリブのMt編集長が私がフュージョンを好きだということから、時々CDを下さるようになりました。

 

ある時頂いたCDで「深町純とニューヨークオールスターズ」と銘打って日本でライブをやった時のライブ盤を聴いたとき、最後のドラムソロが物凄くって、聴いていて背筋がゾクゾクする、ブルブル震えるようなような素晴らしい演奏に本当に感動しました。

 

あとで知りましたがこのライブは当時不可能と思われるような超豪華メンバーを揃えた伝説のライブと言われているそうです。それぞれが違うレコード会社と契約している人気ミュージシャンですから契約のからみもあり、共演が難しいとされていたところを、深町リーダーとしてうまくまとめてライブにこぎつけたというような話も聞いています。

 

それが初めて本当にスティーヴ・ガッドを知った時でしょうか・・・。

gadd

 

彼は本当に数多くのスーパーミュージシャンたちと共演、またバックでのサポートをしています。私でも知っているような有名な歌手やミュージシャンたちとです。まぁ、引っ張りだこだったんでしょう。

 

あの時代のメジャーなアーチストたちのバックでは、ロック。ポップ、R&B、ジャズ、フュージョン、ジャンルを問わずことごとくスティーヴ・ガッドがドラムを叩いていたかのようなさえ思わせられます。

 

私も数枚彼のリーダーCDを買いましたが、リチャード・ティーとのデュオ盤は素晴らしい演奏ですね。「ラプソディ・イン・ブルー」とか「テイク・ア・A-トレイン」とか、ピアノとドラムのデュオがビッグバンドの演奏のような空間の拡がりを感じさせる名演です。

 

多くのドラマーに多大な影響を与えているドラマーなんだそうです。実は今回の東京ジャズにはジャック・ディジョネットと言う「現代最高」と言われる伝説的なドラマーも出演していたのです。どっちをとるか迷うところですが、今年はもう一人の「行ける伝説」ガッドを聴きに行きました。

 

「スティーヴ・ガッド・バンド」は、マイケル・ランドウ(ギター)、ラリー・ゴールディングス(キーボード)、ジミー・ジョンソン(ベース)、ウォルト・ファウラー(Tp、Fh)の4人とガッドの5人です。

gaddband2

 

 

私はいまだに知識が無く、誰の名前も知りません。それぞれやはり引っ張りだこのスタジオ・ミュージシャン、セッション・ミュージシャンなんだそうです。ずっとジェームス・テイラーのバックバンドとしてツアーをして来たメンバーだと言う事でした。

 

前のガッド・ギャングもそうでしたが、ガッド自身がスタジオ・ミュージシャンとして活躍してきましたから、仲間が多いんでしょうか?みんな素晴らしい経歴の持ち主たちです。

20150906_172324

 

始まる前のホールです。写真を撮ってはいけないことになってますので、コソコソと数枚、演奏前ならいいでしょう・・・。

20150906_172308

 

音響や映像の調整をするんでしょうか?私の目の前の席です。

 

さ~て演奏が始まりました。全曲彼らのオリジナルですから、私は何も知りません。でもビリビリ来ます。それぞれのソロも素晴らしい!トランペットとフリューゲルホーンを駆使するファウラー、キーボードのジョンソンもグルーヴ感たっぷりです。

 

ギターがまた、チョーキングをギンギンに効かせたそれはブルージーなカッコいい演奏です。固いジャズファンの中にはこれは邪道だ!と言う人もいるかもしれないけど、(ジャズって自由な音楽だったんじゃなかったっけ?)私はこういうの好きだなぁ。

 

そして一度生で聴いて見たかったガッドのドラムは、やはり素晴らしいの一言に尽きます。

 

「正確無比」と言われるドラムは私には百分の一拍くらいわざとリズムをずらしているかのように聴こえたりします。なんと表現したらいいのか、あのドラムの音色は・・・、うぅ~~ん!いいですなぁ・・・。

 

音楽好きの人達にはすぐにガッドだと分かるプレーなんだそうですね。私にはそこまではとても解りません。特にわたしにとって、ドラムは多くの楽器のなかでも一番解らない楽器の一つなんですから。

 

流石にもう70歳のガッドです。昔のパワーやスピードは失っているのかも知れません。でもやっぱりこのメローなサウンドは私たちの心を動かしました。

 

と言う訳で、Gt君、今年もサンキュー!でした。

 

 

 カテゴリ:音楽の話

寝占友梨絵ライブat代々木ナル・8/14/2015

お盆休みの14日の金曜日、代々木ナルは遠藤征志(Pf)、曽根一馬(G)、寝占友梨絵(Vo)のライブでした。遅ればせながらレポートします。

20150814_191109

 

小岩コチ、平河町Pacoで聴いて以来の寝占さん、今回は代々木ナルではお馴染の遠藤くんと曽根くんをバックに歌います。聴き逃すわけには行きません。

 

遠藤征志くんと曽根くんはよくデュオでライブをやっている気ごころ知れた二人です。美しい音色とテクニックには定評のあるこの二人と寝占さんの歌がどう化学反応を起こすのか・・・?楽しみにしていました。

20150814_192916曽根さんと寝占さん

 

Pacoで聞いたのですが、なんかスーパーヴォーカリストだという評判がミュージシャンの中で高まっていると言う事でした。こういう人はもっともっと多くの人に聴いてもらいたいと思っています。

 

相変わらずの素晴らしいスキャットと歌は、遠藤くんと曽根くんの演奏と見事に融和してぶっちぎりのライブになりました。

20150814_192927遠藤さんの後ろ姿

 

ヴォーカルのバックの演奏は、時に目立たぬように歌手を引き立てる黒子のような伴奏で気持ちよく歌わせることもありますが、こういう丁々発止の演奏は好きだなぁ・・・。Jazzを感じます。

 

また遠藤くんや曽根くんのような素晴らしいミュージシャンの演奏に引けを取らない歌をうたえる歌手もそう多くはいないかもしれませんね。寝占さんは間違いなくそういうヴォーカリストです。

 

スキャットだけでなく普通に歌ってもいいフィーリングで伝わってくるものがあります。澄んだ声に加え時には太い声色(ライナーノートによると「ネジメ野獣化唱法」?)で迫力を感じさせますね。

 

英語に関しては、畑路子さんが98点だとすれば、寝占さんは90点くらいかな?ただ、たまに怪しいところがあるんですけれど、それが全く耳ざわりが悪くないのが不思議です。

 

ま、私もあまり偉そうな事を言える立場では御座いませんが・・・、いやな感じをさせない、限りなく近くて優しい音が聞こえる・・・・?と言ったらいいのかな?うまく言えませんがこういう歌手も珍しいと思います。

 

次の日も仕事はお休みですから、2セット目も聴いて行きました。お客さんの中に最近結婚なさったご夫婦がいらっしゃって、(遠藤くんのファンのかたのようですが)リクエストでその方々の結婚式に遠藤くんが弾いたと言う彼のオリジナル曲をやってくれました。よかったです。(写真を撮っちゃいましたが、やはりプライベートの事ですからアップしては失礼かな・・・?と)

 

遠藤くんと曽根くんのデュオではオリジナル中心にやるそうですが、彼らはとってもいいメロディーメイカーです。ジャズという名に拘らない美しい曲を沢山持っているようです。実はこの日、曽根くんのミニアルバムを購入いたしまして、聴いてみましたが、いやぁ・・・、ロマンチストだねぇ・・・。

 

オリジナルをやる人は多いですが、インストの方のオリジナル曲には、時としてテーマ・・・、と言うかメインのメロディーがよく判らないことがあります。歌にならないような曲ですね。私はどうもそういうのが苦手なのですが、この二人には歌心がたっぷりあるのでしょう。とてもきれいな曲を持っています。このデュオもまた聴いてみたいですね。

 

ピアノの椎名豊さんのオリジナル曲も本当に美しいメロディーの曲が多くありますね。こういう美しい曲が世界で聴いてもらえるようになるといいのだけど・・・。

 

さて、寝占さんのCDを購入し、サインして頂いて帰路へつきました。帰宅して早速聴いて見ました。CDでも素晴らしいなぁ。ピアノとのデュオなのですが、兼松衆くんと言うこのピアニストもいい味出てますね。あまり詳しくない私は知らない人だったんですが、3年前から作曲等の活動をメインにしていてライブを殆どしていないとか・・・?国音ピアノ科首席卒業でライブでも大活躍されていたようです。

20150817_223943

 

デュオですが、とても拡がりのあるいい演奏です。私はめったにライナーノーツを読まないのですが、こういういい演奏の時は見る事もあります。なんと大御所ピアニストの山下洋輔さんがライナーノーツを書いていました。

 

国立音大で師弟関係にあったそうですが、この二人の事を絶賛しています。こういう歌い方もまた好みの別れるところかもしれません。昔のジャズ喫茶で名盤と言われる古いレコードの演奏を目をつぶってじっと聴いて来られた方にはどうなんだろう?受けないかなぁ・・・?

 

エラとかアニタもスキャットを駆使していたんですが、しっとりと歌う方が古くからのジャズファンには馴染みがいいのかも知れないなぁ・・・。

 

ちなみに山下洋輔さんは、昔、会話禁止のジャズ喫茶で大声で騒いで、よくつまみ出されたそうです。昔は会話禁止、目をつぶって下を向いて必死にレコードの音を聴いていなければいけないジャズ喫茶が多かったそうです。だから今でもライブなのに目をつぶって聴いている人がいますが、その癖が残っているのでしょうか?

 

ちょっと話がそれてしまいましたが、その山下さんが「我々はもう完全に圧倒されつつ、喜んで「いぇ~い!」と叫ばざるを得ない。」と言っています。私もこの夜のライブで何度も奇声を発しましたが、山下さんも同じなんだ・・・、と知り、安心した次第です。

 

ピアノの兼松衆さんの寝占評も「・・・・、演奏のときにこんなにミュージシャンとしての駆け引きが出来るヴォーカリストもいない・・・・・・」等と絶賛しています。この音源を聴くと、彼にもライブに復帰して寝占さんとの演奏を生で聴かせて貰いたくなります。

 

さて、この素晴らしいヴォーカリストはどこまで羽ばたいて行くのか・・・?高く、美しく羽ばたいて行ってほしいと期待します。

20150817_223746

 カテゴリ:音楽の話

お盆休みat代々木ナル 

もうお盆休みも終わりです。みなさんは有効に時間を使われたでしょうか?

 

私は代々木ナルに通いずめのお休みでした。たまたま聴きたいライブが続きまして、休み前の11日は畑路子さん、休み初日の12日はケイコ&ルーリー、14日は寝占友梨絵さんでした。

20150812_195943

 

11日はお盆休み前のせいか、少し忙しくバタバタしまして、1セット目は間に合わず2セット目から行きました。に

 

畑さん、久しぶりに聴かせてもらいました。ピアノには最近大活躍、東京Tucにも頻繁にブッキングされている八木隆幸さん。ベースにはベースを持った吟遊詩人、佐藤有介さんでした。

 

美しい音色をバックに歌う畑さんは相変わらず落ち着いたそつのない、そして心を伝える歌いぶりです。安心して聴けますね。音程も安定しているし、英語は兎に角上手い!

 

ただ、(良い悪いではなく全く私の個人的な好みの問題なのですが、)ビブラートを強調した歌は私は少し苦手です。演る方も聴くほうも、好みの分かれる所だと思いますが・・・。(サラ・ボーンも強くビブラートかけますが、あの人のはまた違った味があるかなぁ・・・。)

 

3曲目(くらいだったかな?)にワンノートサンバを歌ってくれましたが、(私の大好きな歌のひとつです)早口の歌詞なのでビブラートつけてるヒマがなく、逆に私には心地よく聴けました。

 

そのあとの曲は(意識してなのか解りませんが)何故かビブラートがやや抑えられて私には丁度よい感じに歌ってくれました。不思議なもんだなぁ・・・。

 

そして彼女は英語の発音がとても綺麗なのでそれも安心して聴ける一つの理由ですね。これだけ上手な英語で歌える人は結構少ないんです。歌が好きで耳がいいことがわかります。

20150812_195931休み初日はこれでした。

 

足利まで親友の墓参りに行って来ました。そのあと錦糸町のサウナでのんびり、マッサージにかかり、ビールと日本酒を少々頂いてから代々木に向かいましたが、のんびりしすぎてライブはスタートしておりました。

 

この店で育ったと言ってもいいのでしょうか?瑠璃子さんはまだここで働いていますが、圭子さんは久しぶり。成長した姿を見せてくれましたね。

 

次の日は仕事がありませんから、久しぶりに富田シェフの料理で夕食をいただき、姉妹店のヴァッソニールで休み時間を過ごし2セット目も聴いて行きました。

20150812_200248ヴァッソニール、中にはユキヨさん。

 

圭子ちゃんは貫禄(?)が出て来ましたかな?前は緊張感が見られたものでしたが、余裕が出て来たんでしょうか、声がしっかりしてきました。私の大好きな「They can`t take that away」を歌ってくれたのには感激でした。

20150812_205058 (1)ちょっと影になっちゃった。

 

そしてルーリーです。船橋の星、瑠璃子さん自作の「My lovely town・・船橋の歌」が馴染んできた・・・と言うか歌いこなれて来たというか、心に沁みこんで来ました。

20150812_210824 (1)瑠璃子さん

 

勿論それだけではありません。アイルランド(だったかな?)系の歌だったり彼女のシルクヴォイスは心を安らかにさせてくれますね。またご存じのお客様も多いのでしょうが、うまく盛り上げてくれてとっても楽しいライブになりました。私も一役買ったかも・・・(笑)。

 

バックにはご存じギターの平岡遊一郎さん。変わらぬ堅実なバッキングに素晴らしい技術のソロで聴かせてくれました。

20150812_204115 (1)

 

ピアノは若手有望株リン・ヘイテツ君、お茶目な、またカッコいいフレーズテンコ盛りの素晴らしいピアノで盛り上げてくれます。

20150812_204131 (1)

 

そしてこの夜の彼のソックスがあまりにも可愛かったので・・・。

20150812_205045 (1)ピンクの水玉模様でした。

 

さて最後に14日の寝占さんですが、本当にサイコーのライブでした。

20150814_192916友梨絵さんとギターの曽根くん

 

ちょっと長ブログになってしまったので、このライブの事はまた次のチャンスに・・・。

 

取り敢えず、彼女のCDのライナーノートの中の山下洋輔さんの言葉をご紹介しておきましょう。

「スキャッツによる自己表現は僕の知るどのプロ歌手よりも魅力的だ。完全に圧倒され「イイェーイ!」と叫ばざるを得ない。寝占友梨絵のスキャッツと兼松衆のピアノの上手さは1曲目を聴いただけでわかる。独自の世界を持つ、二人の才能ある若者のやりたいこと、よいところを丁寧に記録したこのCDはとても貴重だ。」

 カテゴリ:日々のこと, 音楽の話

広瀬未来9ピースat御茶ノ水ナル・7/24/2015

24日の金曜日、次女と御茶ノ水ナルへ行って来ました。この日はお茶ナル始まって以来初のビッグバンド(フルバンドではありませんが)のステージでした。MIKI HIROSE JAZZ ORCHESTRAと銘打ったバンドです。

20150724_194249私の次女です。

 

かなり前ですが、オーナーの成田(なるた)さんと話していて、彼は実はビッグバンドが好きなんだということを聞いていました。

 

彼にとっては念願のライブだったのかも知れません。奥のソファーにお客さんを入れず、ブラスセクションを並べました。小さな箱ですからフルバンドはちょっと無理ですが、いわゆる9ピース(と言うんでしょうか?)、フルバンドの半分くらいのメンバーを揃えました。

 

リーダーはトランペットの広瀬未来(ミキ)さんです。私はあまりよく知らないのですが、関西の方で10年ほどアメリカで活動していて、昨年日本に拠点を移して活躍しているそうです。

 

昨年ここでの中村恵介クンのライブの時に、帰国したばかりということでシットインで演奏していた記憶があります。

20150724_193304 (1)メンバーが出てくる前の様子です。

 

リズムセクションの3人(ピアノ、ベース、ドラム)は私も何度も聴いたことがある売れっ子ミュージシャンでした。ピアノの熊谷くん、ベースの坂崎くん、ドラムの石若くんです。石若駿さんは芸大を卒業したばかり、在学中から既にメジャーなライブハウスで演奏していましたが、今年卒業して本格的にプロとして大活躍しています。山田玲君とならんで若手一番の有望株です。

 

ブラスセクションは・・・、済みません私はそれほど詳しくありませんので知らない方が多かったですが(トロンボーンの中路さんくらいかな知っているのは・・)、きっとそれぞれいろんなところで活躍なさっている方々なのだろうと思います。

 

満員のお客さんたちが見守る中ファーストセットが始まりました。

20150724_194144リーダーは真ん中の方です。

 

昨年秋葉原にTN スィングというライブハウスがオープンしまして、二度ほど行った事があります。そこは毎日フルバンドの演奏が聴けます。

 

それもかなり有名な方たちがレギュラーで演奏しています。ストレートなビッグバンドジャズを聴かせてくれる箱ですが、物凄い迫力に圧倒されます。ビッグバンドってこんなにもカッコいいものだったんだ・・・、と感じさせてもらいました。

 

そんなわけでビッグバンドに興味を持ち始めていたところでしたから、御茶ノ水ナルでビッグバンドをやる、と聞いてすぐ予約しました。やはり期待していた方が多かったようで、満席(立ち見の方もちらほらと・・・。)のお客さんを前に演奏が始まりました。

 

広瀬さんのアレンジはファンキーな(と言っていいのかな?)感じでかっこよかったですね。アメリカではいろんなビッグバンドで演奏していたらしいですが、その経験が生きているのでしょう。各パートの短いソロが入り、どんどん盛り上がって行きます。お客さんからのレスポンスも大きくなってきました。

 

ムーンリバーを含めて(それ以外は解りませんでした(笑))3曲ほどやったかな・・・?ヴォーカルのマヤ・ハッチさんが登場しました。まだ若いですが、最近ボディアンドソウルなどでレギュラーで出演するなど活躍しているようです。

 

以前2回ほど聴いていますが、大分上手になったんじゃないでしょうか?凄いスキャットが始まり、ちょっと驚きました。すぐに後ろの広瀬さんはじめとするブラスが同じ音でついて来て(ユニゾンって言うのかな?)、あ・・、アドリブではなくアレンジした楽譜どおりにスキャットしていることに気づきました。

 

その曲が終わって、マヤさんが「これは私にとってはチャレンジでした。」と話していました。広瀬さんは「実はエラのスキャットをアレンジしたんです。」と説明してくれました。なるほど・・・!でした。エラのスキャットの音源を楽譜にしてアレンジしたようです。

 

エラはこういうことをアドリブでやっていたわけですが(本当にエラ・フィッツジェラルドは偉大でした)、これだけ音数の多いスキャットは楽譜があっても、声では・・・、(楽器でさえも?)難しい事です。それが綺麗なユニゾンで流れ、素晴らしい演奏になりました。マヤさん、頑張ったね!

 

もう1曲、今度は日本語で「いい日旅立ち」です。思わず隣にいる次女に「お父さんはこの歌上手いんだよ。」と呟きましたら、「私も上手いよ」だって・・・(笑)。

 

この歌は結構いいジャズになるんです。マヤさんもそつなく歌ってくれました。ただ、アメリカ育ちで日本語があまり得意でないのはわかるんですが、あまりにも楽譜に目が行っていたのが惜しまれます。もう少し準備して覚えて(全部じゃなくてもね)歌ってもらいたかったかな・・・。

 

マヤさん退場して、バンドがフィナーレを迎えます。それぞれのパートが短いソロをとり、凄い盛り上がりを見せました。リーダーの広瀬さんも素晴らしいパワフルな演奏を聴かせてくれたなぁ。ドラムの石若くんも凄い凄い・・・!みんなが笑顔で他のプレーヤーの演奏を称えつつ、最後の曲が終わり、大拍手に包まれました。

 

ナル初めての試みは大成功と言っていいでしょう。これからも不定期にでもこういうブッキングがされるようになるのかな?期待したいですね。

20150724_194238 (1)演奏前、満席で賑やかなナルです。

 

 

 カテゴリ:音楽の話

代々木ナル・6/30・遠藤征志ライブ

代ナルへ行って来ました。ヴォーカルのMiwo(ミオ)さん、フルートのカナさん、そしてピアノの遠藤征志さんの3人のステージでした。

 

セカンドからお邪魔しましたが、ほぼ満員のお客さんで盛況でした。なんか嬉しくなります(?)

 

ちょっと変わった組み合わせですね。フルートのカナさんは確か前に山岡桂子さんがここを退職する直前にライブをしたときに出ていましたかな?

 

Miwoさんは以前、浅草のSmileに初めて行った時に(亀戸から近いのでどんなところかチェックしに行きました)ダブル、かトリプルヴォーカルだったか、でライブをしていた中の一人でした。

 

全然知りませんでしたけど、一人だけ輝いていた、と言うか上手さが光っていてよく覚えています。上手な歌手がまだまだいるもんだなぁ・・、と思いました。

20150630_212551

 

 

フラッシュなしだとライトの当たり具合で綺麗に撮るのが難しいですねぇ・・・。右のカナさんはよく写らなかったですね。残念!

 

一曲目に「Come rain or come shine」を歌ってくれました。スローに、情感がこもった素晴らしい歌いぶりでしたよ。うぅ~ん!お主、なかなかやるのぉ・・・!って感じかな(笑)。

 

皆さんに聴いてほしいねぇ、こういう上手い歌手の歌は・・・。

 

この日は梅雨空でしたから、この日は雨に因んだ歌を多く歌います、と言っていました。一曲知らない歌をやってくれました。なんかニューヨークのなんとか・・・、とか言う題名でしたが忘れちゃった。

 

でもいい曲でした。こういう曲を発掘して歌うのもこの人たちの仕事の一つなのかも知れません。ただ単に私が無知なせいもありますが、まだまだ知らないいい楽曲が沢山あるんでしょう。

 

彼女が出てくる前にインストで遠藤君とカナさんのデュオで3曲ほど演奏してくれました。一曲目に遠藤君のファンの方らしいグループが私の前の席にいたのですが、その方のリクエストだったようで、「イマジン」をやりました。

20150630_212601この方が遠藤君よく見えます。

 

いやぁ・・・、ノックアウトされました。彼の音色の美しさには定評がありますが、ゆっくりと静かなバラードでの始まりに、素晴らしいフレーズが醸し出され、皆さんウットリと聴き入ってしまっていました。私も同様です。

 

初めソロから入って、ワンコーラス後からカナさんが入って来ましたが、その時点でつい拍手を送ってしまいました。

 

そのあとは迫力ある力強いプレーと繊細な優しいフレーズを交えた素晴らしい演奏でした。カナさんも一生懸命ついて行っている感じ、でも時々かっこいいフレーズで応えていました。

 

途中から「いいぇ~!、ワォ~~!・・・」ついつい私の(悪い?)癖で、掛け声を何度も発してしまいましたが、なんか盛り上がったなぁ・・・。ほかのお客さんも結構声を出して声援していました。大拍手で一曲目が終わりました。

 

一緒に演奏していたカナさんが思わず「カッコイイー!」と言ってしまった程の素晴らしいプレーでした。

 

カナさんもオリジナルの曲を披露してくれたり、とってもいいライブになりました。Miwoさんの歌も素晴らしい、そしてバッキングでも遠藤君がセンス良いプレーで盛り上げてくれました。

 

若手(とはもう言えないのかな?)のピアニストの中では、私の身内の森丘ヒロキ君とならんで、大好きなピアニストです。

 

二人とも素晴らしいテクニックと、歌ごころ(私はこれがとても大切だと思っています)を持ち、そして誰の真似でもない個性があります。いつ聴いても心が動かされるのです。

20150515_195746さりげなく、(ゴメンナサイ)内緒で美紗子さんを入れてみました。いつもこの笑顔に癒されます。

 カテゴリ:音楽の話

市川愛&糸永衣里with平岡遊一郎at PACO5/23

大串君復活ゴルフ会のあと、真っ直ぐ東京に帰って来まして時間がありますから、まずは錦糸町楽天地のサウナでのんびりしました。マッサージを受けた後夜景を見ながら軽く一杯。時計を見ると、丁度平河町にあるジャズスポットPacoのファーストステージに間に合う時間でした。

 

御茶ノ水ナルでおなじみの平岡さんが出ることは知っていましたので、次の日は日曜だし、ほろ酔い気分でついつい総武線を自宅と逆方向、四ツ谷まで行ってしまいました。

 

市川愛さんと言うヴォーカルにヴィオラを弾く糸永衣里さんの二人と平岡さんの3人の組み合わせでした。

20150523_200135

 

二人の女性は初めて聴きます。若そうですねぇ・・・。ライブがスタートしました。若々しく、初々しい美女二人を平岡さんが優しくサポートします。なかなかいいんじゃないですか?

 

MCから推察すると、ボストンのバークリー音楽院からの付き合いのお二人らしいです。ヴィオラでジャズ、と言うと田中詩織さんくらいしか思い出せませんが、これから増えてくるかも知れませんね。

 

東京音大出身らしいですが、年齢的にもしかしたら私の姪と同じ時期に東京音大にいたかもしれないなぁ。今度聞いてみようかな?

 

たまたま日曜日の夜、テレビでヴィオラの特集番組をやっていました。人間の音域に近く、陰ながらオーケストラを支えるとても重要な楽器なんだとか・・・。ヴィオラだけの四重奏を聴くと、そう言われてみると人間のアカペラのコーラスみたいに聴こえます。へぇ~~~。面白いなぁ。

20150523_201918

 

後でHPを見ましたが、市川さんはどちらかと言うとポップス系のライブが多いようですね。でもこうやってジャズをやれば、なかなかのものです。ところどころ歌詞にもメロディにもフェイクを入れて、うまく歌いこなしていました。笑顔が可愛いですね。

20150523_200055

 

平岡さんがプロデュースしたアルバムのバックには日本を代表する、或は売り出し中の素晴らしいミュージシャン達が市川さんのサポートをしていました。これは彼女にとって幸運なことですよねぇ。期待されているのかな?それにしてもこれだけのミュージシャンを集める平岡さんの力はすごいなぁ、と感じました。

 

セットの最後の曲では、それまで目立たないようにサポートしていた平岡さんが彼の本領をはっきして、素晴らしいソロを聴かせてくれました。貫録ですね。

20150523_201928

 

糸永さんはオリジナル曲も披露してくれました。可愛い二人の女性の将来性を感じさせるいいライブでした。もっともっといっぱい聴いて、いっぱい練習して、近い将来音楽界を盛り上げてくれるんではないでしょうか?期待したいですね。

 カテゴリ:音楽の話

田中菜緒子&寝占友梨絵ライブat小岩コチ5/17/2015

遅ればせながら日曜コチのライブレポートです。人気急上昇中のピアニスト、田中菜緒子さんと若い若い寝占(ねじめ)友梨絵さんのセッションでした。

 

いやいや驚きました。嬉しい驚きでした。寝占さん、凄いよー!初めて聴く寝占さんですが、彼女のスキャットには圧倒されました。

 

国立音大を出てまだ三年目の若さ、昨年の浅草ジャズコンテストでグランプリ(?)をとったとか・・・。噂には聞いておりましたが、ここまで凄いとは思っていませんでした。

さん寝占他のお店の映像です。

 

去年シーラ・ジョーダンさんのライブをお茶ナルで聴いた時に、彼女が自分の半生を歌に込めた歌詞の中で「ティーンエージャーの頃、エラのスキャットを聴いて圧倒されて憧れたの・・・」と言うようなレリックが入れられていました。

 

私も自分が学生だったころ、1970年代ですがアメリカにいてテレビでエラのスキャットを聴いて驚愕したことをいまでも覚えています。その頃はジャズには興味もなく(と言うより知りませんでした。)それなのにエラの歌には素人の私を感動させる、伝わって来るものがあったのです。

images私が見たのはこんな感じの時でした。

 

元々歌が好きな事からジャズも聴くようになりました。ジャズだけを好きなわけではありませんが、聴いた事がない人の歌には興味があり、どんな歌いかたをするんだろう?と聴いてみたくなります。

 

いいときもあれば、あまり感じないときもあります。寝占さんの歌はビシビシ来ました。これだけのスキャットはなかなか聴けません。上手い人はいますけど、この若い新人(と言っていいのでしょうね)歌手がこんなに素晴らしい演奏(もう演奏と言えるようなパフォーマンスです)をするとは想像もつきませんでした。本当に嬉しい誤算でした。

 

歌も勿論良かったです。好みの別れるところはあるかも知れませんが、私はこういうの大っ好きです。いいフィーリングの歌を歌ってくれました。順調に成長してほしいし、どんどん出演機会が増えていってほしいですね。(間違いなく名前は売れていくと思いますが・・・)

 

田中菜緒子さんはまさに売り出し中の素晴らしいピアニストです。桐朋学園大学在学中からクラッシックのコンペ等でかなりの実績があるそうで、テクニック(の事は正直よくわからないんですけど)と音色の美しさには定評があります。

imgres二人とも可愛いですねぇ・・・。(オジサン目線でした。(笑))

 

ジャズのみならず、ポップ、ロックいろいろなジャンルで自分のユニットがあったり、またサポーティングメンバーとしても大活躍中です。今はジャズに一番力を入れているようですが、どんどん進化しています。ジャズピアニストらしくなって来ました。(ちょっと生意気な言い方ですが・・)

 

寝占さんの歌伴のようになりましたが、決して邪魔をせず、自分のソロはビシッと決めてくれました。もう既に人気ピアニストの一人ですが、まだまだこれからが楽しみなミュージシャンです。

 

「初めての組み合わせですが、今後の日本のジャズシーンに必ず出てくると・・・、それを見越してのライブを組んで見ました。これからも頑張ってほしいと思います。」

小岩COCHIの宮崎マスターのブログを引用させてもらいました。

 

era

 

関係ありませんが、若い頃のエラです。

 カテゴリ:音楽の話

03-6272-6579 医院までの地図はコチラ
english available

診療時間

月~木 11:00~14:00 / 15:00~19:00 金曜日 11:00~14:00 / 15:00~18:00 ※土日・祝日は休診となります

〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-1

麹町長尾ビル 3F

電話番号:03-6272-6579

当医院までのアクセスはこちら

お問い合わせ

医院長自己紹介
非常勤医師紹介
院長ブログ
根本先生のブログ
歯でお悩みの方へ
初めて来院された方へ
スマホサイトQRコード
新原歯科医院TOP > 院長ブログ