あるライブに行った時に、休憩時間にミュージシャンたちが話している事が耳に入って来ました。
中堅どころのギタリストが若い共演者たちに言うのですが、「日本人は悲しいメロディーを好きな人が多いからネ、短調の曲やれば受けるんだよ・・・」
う~~ん・・・、そうなのかなぁ・・・?まぁ、確かにマイナーコードを好きな人の方が多いかもしれませんね。
でも私はメジャーコードの曲が好きです。やっぱりハッピーエンドの方が嬉しいです。映画もそうですね。
歳を重ねて来まして、若いとは言えない(還暦ですから)年齢になりましたが、その間には嬉しいこと、楽しいことがありましたが、勿論そればかりではありませんでした。
いつもニコニコしていますが、(そう努めていますが)悲しいこと、苦しいこと、耐えきれないほどの辛い事もあったかも知れませんね。
歌や、映画でまで辛い思いをしたくないんですね。先日、「五つの銅貨」と言う古い映画を観て、泣いてしましましたが、嬉しくて、あるいは感動して泣くのはいいけれど、悲しくて、辛くて泣くのは出来ればないほうが幸いです。
「New York New York」と言う映画がありました。その中で、終わりに近いほうだったと思いますが、ライザ・ミネリがある歌の紹介をします。
「これから歌う曲は、私の古い友人が作った曲で、・・・彼はこよなくメジャーコードを愛する人でした・・・・。」といったことを話します、そして「ニューヨーク・ニューヨーク」を歌い始める・・・、そういうシーンでした。
離婚した夫のロバート・デニーロの事を話したわけですが、私もやっぱりメジャーコードがいいなぁ・・・。
この間「五線譜のラブレター」と言う映画を観ました、これも泣いてしまいました。「So in Love」いいですねぇ・・・(おおっと、これはマイナーコードなのかな?)。最後の方で彼の作の「Everytime We Say Goodbye」が流れますが、好きなフレーズがあります。
「♪・・・、how strange the change from major to minor, everytime we say goodbye・・・・♪」
「貴方にサヨナラを言う度に、この歌はメジャーからマイナーに変わってしまう・・・」
なんか、解りますねぇ・・・、そんなこともありましたかなぁ・・・?