阿部総理大臣が辞任することになりました。いろいろありましょうが、まずは「お疲れ様」と申し上げておきたいところです。
中にはそれについて大はしゃぎして、少々品格を疑うような発言もあります。私は全く見ないんですが、テレビのワイドショーと言うやつ、そこに出ているらしい似非知識人やタレントさんがあれこれ言うのは、まぁ仕方ないかなと思いますが、国会議員さんにはもう少し見識を持ってほしいものです。
品のあるなし・・・、あれは上品だとか、下品だとか・・・、そんなことを言う事自体が品がない、と感じるのですが、それとは少し違って、「人間としての品格」と言うものがあります。
言葉遣いだったり、立ち振る舞いだったり、人それぞれの育った環境や、地域的なことなどいろいろな要素で多少違うのは当たり前で、それだけで品格が左右されると言う事でもない訳で、例えば「フーテンの寅さん」映画では、下品に見えるような方々の中にとても人として品格の高さを感じさせるキャラクターも出て来ます。
英語で「クラスがある」と言う言い方をすることがあります。物事にも使いますが、人に対して使う場合は、人間として上級な・・・、というか、高い品格を持っている・・・、といった意味合いがあると思います。
人の痛みを知り、人を気遣う・・・、当たり前の事だと思いますがそれが出来ない人に日本を良くするための政治が出来るんだろうか?文句と悪口をいう事しか知らない政治家に国を司る資格も守る力もない、と私は思います。
政治家だけでなく、大きな影響力を持つマスメディアだったり、知名度の高い方々にはそういうところをしっかり考えて頂きたい。勿論私たち自身も少しでも良い人間になることを心がけると言う事を心の片隅にでもとどめておきたいものではないでしょうか。