タイ王国の首都バンコクで第30回トマス杯、第27回ユーバー杯が行われました。日本女子チームはなんと37年ぶりにユーバー杯を奪取、男子も決勝に進み惜しくも前々回以来の2回目の優勝、そして男女アベック優勝はなりませんでしたが、堂々の2位という好成績を収めました。
トマス杯、日本の準決勝の相手は前回優勝、シングルス世界ランク一位のアクセルセン選手を擁するデンマークでした。
その準決勝を見ようとテレビをつけましたが、やっているのは女子(ユーバー杯)準決勝の中国対タイ王国の試合です。大接戦で最終シングルスまでもつれ込み、時間も押して男子準決勝の開始予定になっても終わっていなかったのです。
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最終シングルスもフルセット、試合は進みます。優勝候補の一角である中国を相手に地元の大声援を味方につけたタイ選手の踏ん張りで、マッチポイント!
そして・・・、6時間を超えた死闘も終わりました。
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ユーバー杯3連覇中だった中国チーム、準決勝敗退!
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大喜びのタイ王国チーム。
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勝者のはじける笑顔・・・、そして仏教国のタイ人らしい丁寧なお辞儀・・・。
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もう超満員の観客席もコート上も大興奮状態、優勝したかのような喜びぶりでした。中国チームはよもやの敗戦が信じられないようなうつろな表情です。勝負の世界は厳しいなぁ・・・。
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なにはともあれタイ女子チームにおめでとうですね。
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予定の時間からかなり遅れましたがトマス杯準決勝は桃田選手とデンマークの世界ランク一位のエース、アクセルセン選手のシングルスから始まりました。
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桃田選手のヘアピンなどのネットプレーが冴えわたりました。1セット目を21-17で先取すると、2セット目は21-9と圧倒しての快勝です。
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雄たけびを上げる桃田選手。そして日本チーム。
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その後ダブルスは二つとも落としましたが西本選手、常山選手がシングルスを取り、2大会ぶりの決勝進出を決めました。
最終ゲーム最終セット、日本のマッチポイント!
勝った!
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ヨルゲンセン先取も死力を尽くしました。この表情です。
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勝った常山選手が相手を称えます。
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さぁ、決勝の相手は中国です。
その前にユーバー杯決勝、日本対タイ王国戦が26日(土)に行われました。中国との大熱戦を制して決勝に上がって来たタイでしたが、その反動もあったかも知れませんが、実力で上回る日本チームが3-0で圧倒しました。
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日本女子が世界を制したのは37年ぶりなんだそうです。中国が準決勝で敗退してくれたことで日本に有利な決勝となったことは否めませんが、バドミントン界の強化が実を結び、前回オリンピックでもメダルを2個獲得、このユーバー杯では中国を押さえて第一シードだったのですから順当勝ちと言ってもいいでしょう。
奥原選手と・・・、
山口選手のダブルエース、
日本女子チーム、おめでとう!
そして大会最終日の27日(日)、いよいよトマス杯決勝です。
インドネシアに次ぐバドミントン最強国の中国の一番手はリオ五輪の金メダリストだそうです。しかし桃田選手が2-0で下す金星スタートでしたが、さすがに2大会前のようには行きませんでした。その後2試合連続で落として第2ダブルスの試合はフルセットにもつれ込みました。
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そして最終セット終盤は手に汗を握る接戦です。日本選手団の応援も最高潮!
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なんと急増ペアはマッチポイントを握りました!
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しかし王者中国は粘ってジュースに持ち込みます。
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そして・・・、
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大熱戦を制したのはやはり実力で上回る中国チームでした。しかし王者中国がこれほどの喜びようです。女子がユーバー杯準決勝で敗れた中国はこのトマスカップまで失う訳には行きません。
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負けちゃったら国に帰れない?くらいの気持ちだったかも知れないね。
応援団も大興奮状態でした。
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いやぁ、盛り上がったなぁ・・・。3-1で中国に敗れましたが、桃田選手は予選リーグ、決勝トーナメントを通じて全勝の大活躍でした。
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4年前のトマス杯でも最年少の選手として活躍して歴史的なトマスカップ初優勝に貢献した彼ですが、その後違法カジノの問題で最悪の場合永久追放・・・、まで行く可能性もありましたが、日本のバドミントン協会は若さゆえに過ちを犯した桃田選手を守りました。
当時は彼なりにこのバドミントンと言う素晴らしいスポーツを日本でもをメジャーなスポーツにしたいとの思いもあったからだと思いますが、やや突っ張った印象もあった桃田選手は、あの事件の後の長い謹慎期間を経て、人間的にもかなり成長したように見受けます。バドミントン協会の恩情に応えて素晴らしい選手となって戻って来ました。
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最近問題になっている違うスポーツの某大学の指導陣とは違い、このスポーツの指導者たちは若い才能を守りました。そしてその才能は大きく成長したなぁ・・・。東京オリンピックでは彼の活躍が見られることを大きく期待しています。
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男女共に若い選手の育成が順調に行っているように感じます。もちろん他の強豪国ももっともっと強化してくるであろう今後のバドミントン界、日本チームから目が離せません。
日本男子チーム、おめでとう!
スポーツ新聞には小さく載っていました。弱い野球やサッカーと違い、世界で戦えるバドミントンチーム、世界中で人気スポーツでもあるバドミントンの世界国別(団体)選手権、もう少し報道してくれてもいいのにねぇ・・・。
それにしても・・・、
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タイの女性は・・・、いや、彼女たちを含め、アジアの女性は美しいですなぁ・・・(笑)。
2018年6月3日 カテゴリ:スポーツの話