新原歯科医院

院長ブログ

カテゴリ: 音楽の話

大坂昌彦5Days・御茶ノ水ナル

御茶ノ水ナルのゴールデンウイークは大坂昌彦5Days、5月7日(土)はその最終日でした。テナーサックスの鈴木央紹、アルトの太田剣、トランペットの中村恵介と言う強力な3管をフロントに、ベース井上陽介、ピアノにジョナサン・カッツ、そしてドラムは勿論大坂昌彦、と言うこれもまた豪華なリズム隊です。

 

5Daysの最後を飾るにふさわしいこの素晴らしいメンバーに、ついつい足を運んでしまいました。電話してみると「ご相席で良ければ」とのこと、勿論OKです。ただこの素晴らしいメンバーのライブ、盛り上がらない筈がありません。ついついうるさく声を出してしまうかも・・・。

 

着いてすぐにオーダーを取りに来たオーナーの成田さんに「うるさかったら遠慮なく言ってね」とお願い致しました。相席のお客さんに迷惑をかけては申し訳ないですから・・・。成田さん、笑って「全然OKです。」と言っていました。私のうるさいのには慣れてしまっているスタッフたちです。(謝)

 

さてさてアツ~~いライブが始まりました。太田くんは相変わらず熱いフレーズを吹きますねぇ。両側の二人も負けてないです。そして大坂さんも熱い!陽介さんも熱い!カッツさんもHot!やはり声がでちゃうなぁ・・・(笑)。

 

太田くんもよく声を出してソロをとっているプレーヤーに激をかけます。後ろのリズム隊がちょっとしたカッコいいアクセントをつけたのでしょうか?振り返って「ウォ~~!」と唸っていました。どんどんみんなノッテ来たようです。大坂さんはホントに楽しそうに叩いています。いや、メンバー全員笑顔で会話を楽しんでいるようでした。

 

何も解らぬ私もついつい声が出てしまうなぁ。なんか楽しさが伝わって来るようだからでしょうか?難しい事は何一つ解らぬ単なる一音楽ファンの私ですからジャズを語る事は出来ないのですが、私の頬を緩ませてくれる演奏は私にとっては素晴らしいものに違いないのでしょう。

 

この夜も知らない曲が多かったです。カッツさんのオリジナルもやりました。題名が「Don`t say that」、彼のお子さんの口癖だそうですが、よくわかる言葉だね(笑)。他の曲も作った人の名は聞いたことがありましたから、ジャズの大ファンの方々にはおなじみの曲なのかもしれませんね。満席のお客さん、どんどん拍手、声援が大きくなって行きました。

 

あっと言う間にファーストセットが終わってしまいました。大拍手、声援に包まれてミュージシャンたちがステージを降りるのを見ながら私は帰途につきます。大満足のライブでした。

 

私は中村恵介のファンなのですが、最近彼の名前でネットを見ていたら、中川ヨウさんのコメント(ツイッターだったかな?)を見つけました。私が名前を知っているくらいですからとっても有名なジャズ評論家なのだと思いますが、(と言うか、実は恥ずかしながらジャズ評論家は他には一人も知りません。雑誌も見ないし、CD買ってもライナーノート読まないし・・・。)

 

彼女曰く「久しぶりにジャズトランペッターらしい素晴らしいトランペッターと出逢ったように思う・・・、」などといろいろと(私には細かい事は理解出来ないのですが・・・)恵介くんを絶賛していました。

 

こうやって有名な方が書いてくれると、一般のジャズファンも中村恵介を聴いてみようか?と思ってくれるんじゃないかなぁ、と期待しています。もっともっと多くの人に彼の熱いトランペットを知ってほしいと思っています。

naka中村恵介くん

 カテゴリ:音楽の話

MIWO・ライブ・代ナル・2016/4/26

大学時代からの友人の斎藤さんが検診に来てくれました。彼は2月から3年間の予定でラオス駐在となり、事務所の立ち上げを終えて一時帰国したところです。日本企業の合弁プロジェクトで水力発電所を作る仕事のアドミニストレーターと言う役回りです。

 

この週末にはラオスに戻らなくてはいけないそうで、その前に歯のチェックとクリーニングをするために来てくれました。特に問題もなく、クリーニングをしながらラオスの現場の話を聞きました。

 

37度にもなるという何もない山奥で、現地のコックの料理が口に合わず、いろいろ大変な事ばかりのようです。彼は若い頃にもイラクに数年駐在したことがあるのですが、流石に私より2歳上の64歳の身体にはこの厳しい環境は応えるようです。3年かぁ・・・。

 

さてつかの間の里帰りですが、一度ライブも行きたいとの事でしたから、この日に予約を入れました。代々木ナルでMIWOさんのライブがあるからです。私はかなり高い評価をしている女性シンガーですが、チラッと小耳に挟んだところではOLさんなんだそうで(未確認情報ですが)、あまり頻繁には出演しません。仕事と両立するのは大変なんでしょうね。私も久しぶりに聴きます。

 

途中の電車の中で最近の映画の話等をしました。ウディー・アレンの新しい映画は面白かったなぁ・・・、と意見が一致。でも彼の映画は殆ど全部観て来たけど、あんなに面白いのに何故かエンディングがいまいちなのが多いよねぇ・・・、などと語り合える数少ない友人です。

 

映画や音楽では斎藤さんとは何というかツボがある程度合うようです。ジャズはあまり聴かない斎藤さんですが、興味は十分あるので歌の時には時々付き合って貰っていますが、これからはなかなか行けなくなるのが残念です。

 

さて仕事を早めに終わらせたのでいつもより余裕をもって代ナルに到着です。

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まだ時間が早いので席もまばらです。今日はたくさん入ってくれるんでしょうか?せっかくの機会なのでたまには写真を撮ろう、と言う事にしまして・・・。

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フラッシュを使わない設定にしてある私のスマホですが、上からのライトでやや不気味に映る二人でした(笑)。

 

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MIWOさんが挨拶に来てくれました。相変わらずツボにハマると笑いが止まらなくなる瞳ちゃんが、写真撮りましょうか?と言ってくれたので、MIWOさんに入って貰って記念写真です。

 

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美女を挟んで若干にやけた老人二人の図(笑)でした。さて演奏が始まります。まずは平岡遊一郎さんと6弦ベースの佐瀬正さんのインストで2曲です。斎藤さんの奥さんの旧姓が佐瀬さんなんだそうで、少し話をしていましたが、この佐瀬さん、「サゼ」と読むんだと言う事を初めて知りました。「いちいち訂正するのも面倒くさくって・・・、」と佐瀬さん笑いながら話してくれました。

 

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もう何年も前から聴いていた佐瀬さんですが、初めて正しい名前を知りました。さて、スタート!いつの間にほぼ満席になっていました。それも老若男女を問わずと言う聴衆です。いつもは割と偏ったお客さんの層であることが多い傾向ですが、MIWOさんのファンは幅が広いねぇ。これはとても素晴らしい事だと思います。

 

いつもながら鮮やかな、また美しいフレーズを奏でる平岡さんのガットギター、そしてこれも聴かせる佐瀬さんのデュオでステージは盛り上がって行きます。

 

そしてMIWOさん登場です。1曲目は「You turn the tables on me」と言う歌でした。初めて聴く知らない曲でしたが、メロディーも歌詞もなかなか良いではないですか・・・。

 

前に彼女を聴いた時にも私の知らない歌を歌ってくれましたが、MIWO さんはよくいい歌を持ってくるなぁ・・・。私は歌に関しては結構知っている方かと思っていましたが、いやぁ・・・、まだまだ私の知らないいい歌がいっぱいありそうですね。

 

2曲目も聞いたことが無い歌です。これもいい!「雨に歌えば」を作曲した方の作だそうです。ちょっと曲名を忘れました。勿論歌が上手いからこそいい歌が良く聴こえる事もあるのだと思います。

 

MIWOさんは数年前の浅草ジャズコンテストで(グランプリだったか準グランプリだったか忘れましたが)活躍なさったと聞いていますが、いやぁ、上手いです。

 

殆どフェイクは入れず(2コーラス目にちょっと入れるくらいでしょうか?)ストレートに歌い切ります。情家さんもそうですが、また違う個性がありますね。とてもクリアな歌いぶりです。発音もいい!伝わって来るものがあります。

 

こういう歌い方はまさに王道だと思うのですが、もしかすると一番難しい歌い方なのかもしれませんね。いろいろあちらこちらにそれたり、またアドリブを利かせたりする歌い方は、ある意味ごまかしが効くところもあります。

 

でもこのように真っ直ぐ歌うことは技術的な事、またそれを越えた何かが必要だと思うのですが、どういうことなのか上手く言えませんがそういう事がはっきりとした違いになって現れてしまうような気がするのです。(なんか偉そうな事言ってるかな(笑))

 

スキャットやフェイクを多用しても、下手なスキャットは聴くに堪えないこともありますし、ストレートに歌うときでも、発音も含めてちょっと聴けない、と言うか、ただ素人がカラオケで歌っているように聴こえてしまったこともたまにはありました。もう一度聴きたい!と思わせて頂きたいね。お金を払ってでも聴きたいと思う歌を歌ってほしいです。

 

MIWOさんはわたしにとってはそういう歌手の一人です。斎藤さんはやはり寝占友梨絵さんの方が好きみたいだなんですが、私はどちらの個性も好きですからランクはつけられないなぁ・・・。

 

等と話しながらこの夜もファーストセットを聴いて帰途につきました。斎藤さんは今日は映画も観てきたようで(短い滞日期間にいろいろ楽しんだようです)疲れ気味かな?家も横浜で遠いしね、私はいつものことで次の日の仕事の為に早く休まねばなりません。

 

また日本に戻るまでしばしのお別れですが、楽しんでくれていたら幸いです。

 

私もゴールデンウイークに突入ですね。ブログもお休みになるかも知れません。皆さまお身体にはお気を付けになり、ゆっくりお休みください。

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松島啓二&岡崎好朗&中村恵介at TUC

4月9日の土曜日、久々に錦糸町楽天地のサウナでのんびりし、マッサージを受け「相変わらず固いねぇ・・」と言われながらほぐしてもらったあと、駅前の日高屋で軽く「ちょい飲み」してから秋葉原へと向かいました。

 

東京TUCのバトルシリーズ、トランペットバトルで一度聴きたかった松島啓二さんと中村恵介くんの共演があったからです。ドラマーの大坂昌彦さんがディレクターのこのシリーズ、今回は上記の二人に加え、岡崎好朗さんとヴァレリー・ポノマレフさんの4人の実力者の豪華共演です。

 

バックのリズム隊にはずっと日本で活動しているパット・グリン(b)、ジョナサン・カッツ(pf)、そして大坂昌彦さん(dr)のお馴染のメンバーでした。

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前回のギターバトルに比べると少し淋しい客席でしたが、それでも演奏がスタートしてから徐々に埋まって行きましたね。今回は補助席でなかったのでビールをテーブルにおいて心置きなく拍手することが出来ました(笑)。

 

まずは三人の日本人トランペッターの共演から始まります。大坂さんのMCによると、大坂さん以外は皆カッツさんのビッグバンドのメンバーだそうで、勿論他でもよく共演している筈ですが、気心の知れた、またお互いを尊敬し合う仲間のようです。でもこういう複数のトランペッターを主役にしたライブはなかなか興味が湧くところです。

 

三人そろってやってから一人ひとりのソロ、バトルなどと続いて行きました。いやぁ・・・、やっぱり松島さんのトランペットは最高だわい・・・。一日の長があると言うか(そんなもんではないかな(笑))なんというか・・・。ほんとにカッコよく、美しい音楽を奏でる人ですねぇ。相変わらず素晴らしい!の一言です。

matusima松島さんはいつもキャップです。

 

中村くんは初めはちょっとノリきれない感じでスタートしましたが、少しづつ彼のパワフルな迫力あふれるフレーズが出始めました。ソロのステラバイスターライトでは大きな拍手を受けました。

naka

 

岡崎好朗さん、実は先日ゴルフの練習の帰りに明治通りと葛西橋通りの交差点あたりで彼が自転車で信号待ちしているのを見かけました。(彼は江東区出身だそうですが、今も地元在住なんでしょうか?)お子さんと一緒だったかな?ただのオジサンでしたが(笑)、こうしてスーツを着て素晴らしい演奏をしている姿にはオーラがありますね。

oka

 

ベテラン、若手を代表する二人と共演するいつも落ち着いた雰囲気の岡崎さんの演奏は今までよりも気合が入っているように感じます(私の思い込みかもしれませんが・・・)。三者三様とはよく言ったもので、まさに三人の違う個性が感じられる素晴らしいバトルだったんじゃぁないでしょうか?

 

三人のリズム隊もそれぞれソロをとりますが、決してフロント(主役)の邪魔をせず短いソロで締めます。しかしその短いソロに素晴らしいグルーヴ感を盛り込み、それがまたお客さんと一緒にこのステージを盛り上げましたね。そう、ピアノもリズム隊です。

osaka jona pat

 

どんどん盛り上がって行くうちにファーストステージ最後の曲になりました。ここで大坂さんがゲストのポノマレフさんを紹介し、呼び込みます。

 

本当にジャズに詳しくない私はこの人の事をなったく知りませんでした。なんでもアートブレーキーのバンド(ジャズメッセンジャーズ)のレギュラートランぺッターとして活躍されていた超有名なトランぺッターなんだそうです。小さな小父さんでした。

vareもうちょっと歳をとっていました(笑)。

 

小さな体ですが、美しく、強い音で三人の若手と強烈なハーモニーを奏でました。三人の演奏を聴いてうずうずしていたんじゃないかな?ちょっとマイクのヴォリュームを気にしていましたが、さすがのソロも聴かせてくれました。

 

素晴らしいステージに、ビール一本で済まそうと思っていたのに・・・、ついついマッカランのロックをダブルで頼んでしましました。明日は日曜なのですが・・・、これ以上いると飲み過ぎてしまいます。きっとセカンドはもっと盛り上がったんだろうなぁ・・・(泣)。凄いバトルになったかも・・・。

 

いいライブでした。

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ギターバトルat東京TUC・3/25/2016

先日行ったばかりの東京TUCですが、またまた面白い企画をやっていましてまた行ってしまいました。「バトルジャズシリーズvol-3 ギターバトルと称して三人の人気ギタリストが一同に会します。

 

新鋭の井上銘くん、知名度は一番でしょうか、もう中堅どころの小沼ようすけ君、そして私の中ではナンバーワンギタリストの荻原亮くんの三人です。

 

ドラムの大坂昌彦さんがプロデュースしているのかな?キーボードの宮川純君がこの夜はオルガンでサポートします。

 

私が着いた時にはもう一曲目が始まっていまして、既に盛り上がっている模様でした。五人とも笑顔で楽しそうに演奏していました。ほぼ満席、私は後ろ隅っこの補助いすに誘導され座ります。後ろの宮川君、大坂さんも含めてイケメン揃いのメンバーですから女性ファンも多い客席です。

 

レーベンブロイを買って座ると補助席にはテーブルがありませんから手で持っているしかありません。拍手しにくいなぁ、などと思いつつ迫力あるギターサウンドにすぐ声を発してしまっている私でした。一曲目が終わると大坂さんが「いやぁ~、一曲目から盛り上がったねぇ!」と嬉しそうにMCをしていました。

 

前に座っている方の陰になり亮君が見えないんだけど、音は聴こえるから、まいいか?一曲目が終わると今度は荻原くんと井上くん、そして井上くんと小沼くん・・・、と組み合わせを変えてデュオギター、そして最後にまた三人そろってのプレーです。

 

それぞれが違った個性を持つ三人を組み合わせを替えながらプレーさせると、これがまた違う雰囲気のサウンドになり楽しませてくれましたね。私は声を出しっぱなし・・・(笑)、ビール瓶を膝ではさんで大きな拍手を贈ります。満席の聴衆から拍手喝采が贈られるステージは最高です。

 

小沼ようすけさんはもう20年近く前にギブソンコンテストに優勝して、かなり早い時期にメジャーデビューした人気ギタリストですが、私は生で聴いたことがありませんでした。亮くんや銘くんはよく小岩コチや御茶ノ水ナルに出ますからよく聴いています。

mei井上銘くん

 

小沼くんもかなり前に小岩コチに出た事がありましたが、あの小さな箱はすぐに埋まってしまい、そこでは聴けませんでしたので丁度いい企画をしてくれたなぁ、と言う感じです。

 

ギブソンコンテストで優勝したギタリストはいっぱいいますが彼は出世頭でしょうね、きっとレコード会社の専門家から見ると光るものがあったのでしょう。あまり知識がなかったので、ピックを使わずにフィンガーピッキングをすることを見て初めて知りました。

onuma小沼ようすけ君

 

彼独特のフレーズでお客さんを沸かせていました。やはり人気ありますねぇ。井上銘くんは相変わらずのカッコいいギタープレーです。小沼くんとは違うスタイルですがデュオだとこれがまたうまく絡んでいい感じでした。

 

大坂さんも本当に楽しそうに後ろから宮川君と二人で会話に参加して気合を入れてきます。いやいやどんどん盛り上がって行きますよ。大坂さんはホントにいいタイミングでビシっとくるよなぁ・・・。人によっては「叩きすぎ」と言う方もいるんですけど、私はそこまでとは思わないし、いい盛り上げ方しているように感じました。

 

宮川君はピアノの方が多いけど、オルガンいいなぁ。彼のピアノも勿論定評がありますが(なにしろ大坂昌彦さんが見出したそうですから)、ピアニストは上手い人がいっぱいいるからなぁ。いいグル-ブのオルガンを弾きます。もっとオルガンを弾く機会が増えてもいいんじゃないでしょうか?

 

さて荻原亮くんが出てくるとちょっと迫力が違います。私のボルテージも上がりましたが、大坂さんが気持ちよさそうにバッキングに徹します。あまりチャチャを入れる事もなく荻原くんにステージを任せたような感じでした。気合いれる必要は全くありません。ド迫力のカッコイイアドリブソロに大歓声が上がります。

ryou荻原亮くん

最後に三人で交互にソロをとり、三人の素晴らしいコラボ、そして後ろの二人のサポートが素晴らしいファーストセットの最後を飾りました。きっとセカンドはもっと盛り上がったんだろうなぁ・・・。いつもの事ですが・・・、これでサヨナラです(泣)。

 

4月には私が待ち望んでいたトランペットの松島啓之さんと中村恵介のバトルがあるんだぁ・・!これも聴きたいけど、ちょっとライブ行き過ぎだなぁ・・・。さてどうしませふか・・・?

 

 

 カテゴリ:音楽の話

寝占友梨絵を追いかけて・・・。

寝占友梨絵さんのライブに行って来ました。まずは3月9日の代々木ナル、ピアノの後藤沙紀さん、ベースの寺尾陽介さんとの共演です。一曲目から寝占さんのヴォーカルが入ります。いつもながら素晴らしい歌に若い共演者たちも引っ張られてどんどん盛り上がって行きます。

 

我が娘二人と約束していたのですが、長女は残業で来れず、次女も着いたのはファーストが終わるころ、8時くらいでした。私一人で盛り上がっていましたが、やはり寝占さんは凄いなぁ・・・。

 

そして後藤さん、寺尾さんもよかったです。寺尾さんは最初は淡々とバッキングしていましたが、徐々にいいフレーズが出始めて盛り上げてくれました。後藤さんは昨年ヴォーカルの出口優日ちゃんを追いかけて、セロニアスと言う店に行った時に共演していまして初めて聴きました。

 

その時に、「なかなかやるわい。」と思いまして、また聴いてみたいと思っていましたら、この日寝占さんと共演、と言う事で願ったりかなったりでした。彼女も若いですが、とてもいいフィーリングの自分の個性を発揮してくれました。いいライブになりましたね。彼女にはもっともっと出てもらいたいなぁ・・・。皆さんに聴いてもらって世に出してほしいと願っています。

 

次の週は東京TUCです。椎名豊さんのピアノトリオとの共演です。TUCのスケジュールには「期待の大型新人ヴォーカリストを迎えて」と銘打ってありました。ベースは新進気鋭の伊藤勇司くん、ドラムは日本を代表するドラマーの一人、広瀬潤次さんという豪華メンバーと寝占さんがどんな化学反応を起こすのか、楽しみなライブです。

 

前週の若いバックとのコラボと違い、超が付くスーパーミュージシャンたちとのギグはそれはそれは素晴らしいものになりました。

 

始めに椎名さんが「普通はインストで何曲かやってからヴォーカルを呼ぶのですが、今夜は違います・・・」と説明しました。彼女のスキャットを含めた声を、あたかも楽器の一つとして捉えているようなこのライブへの想いを語ってくれました。

 

一曲目から寝占さんが歌います。優しい声での歌いぶり、「超絶」と言われるスキャットがバックのミュージシャンたちと会話します。インストと対等、或はそれ以上に渡り合える歌手はそうはいません。この若さでは彼女以上の人を私は知りません。

 

何曲目かに、微妙にタイミングをずらして(?)歌い、演奏した曲がありました。(もうなんの歌だったか忘れましたが)演奏にいいアクセントがついてなんかいい感じだなぁ・・・、と思いつつ聴きましたが、終わった後に椎名さんの説明を聞いて「なるほど」でした。

 

なんと7拍子にアレンジしたんだそうです。椎名さん曰く「みんなニコニコ涼しい顔で演奏しているふりをしていましたが、実は必死でした(笑)。」と言うMCで聴衆の笑いを誘いました。

 

そういわれて見れば、寝占さんも含めてみんな譜面に首っ引きだったかも・・・。いやぁ~、難しいんでしょうね。私のようなど素人は普通に4拍子で歌ったってリズムを狂わしてしまうんだから・・・。

 

この豪華メンバーが椎名さんのアレンジをこの日ずっとリハーサルしてきた演奏は、ほぼ満席にお客さんの盛大な拍手に送られてファーストステージを終えました。きっとセカンドはさらに盛り上がったんでしょう。

 

その次の日、有楽町のスィングへお邪魔しました。この夜はあの大御所、山下洋輔さんのバンドのゲストとして寝占さんが出演するんです。

 

本当に有名な山下さんですが、私はライブは初めてです。どうもフリージャズというものが私には解らない、と言うか聴いていて心地よく感じられないのです。ですからそういう音楽をするイメージの山下洋輔さんのライブには興味がありませんでした。

 

寝占さんが共演するとあって、丁度いい機会なので一度生で聴いてみようと思った次第です。

 

まずはインストを何曲か、いつものメンバーだそうですが、パーカッションに熊本比呂志さん、アルトサックスの米田裕也さん、共にフレッシュな若手ですね。不明な私は二人とも初めてお聞きします。そしてゲストにトランペットの赤塚謙一さんでした。

 

やはり私には少々意味不明な音が流れて来ます。でも聴いているうちに所々でビシッと響くものが感じられ、知らぬ間に私も声を発したりしていました。山下さんのピアノと熊倉さんのパーカッションの会話はとても迫力があり、お客さんも盛り上がりました。二人も笑顔を交わしながらの演奏で楽しそうでした。

 

いやぁ~、凄い!でもやっぱりCDで聴こうとまでは私の感性では思わないかなぁ?大勢のファンの方々はずっと山下さんを追いかけて聴きに来られているようで、よくご存じのようでした。好みの問題なのか、感受性の違いなのか分かりませんが根強いファンがたくさんいらっしゃるんですね。

 

さて、寝占さん登場、やっと私でも知っている曲を私にも解るようにやってくれまして、ちょっとホッとしてしまいました。

 

代ナルでのライブでも感じましたが、こういうフレッシュなメンバーの中では寝占さんの存在が際立ちます。歌がインストを引っ張ることが出来る歌手は少ないです。

 

山下洋輔さんもMCで、「これだけのスキャットを出来る人は世界でも多くないと思う」と言って絶賛していました。私の想いもあながち間違ってはいないかもしれませんね。

 

昨年小岩コチで初めて寝占友梨絵さんを聴いてビックリしてから7~8回は、いろんな箱で聴きました。毎回思うのは、聴いているお客さんよりも共演しているミュージシャンたちの方が寝占さんの歌に驚いているように感じることです。

 

名前や噂はミュージシャンの間では知れ渡っているようですが、初めて一緒に演奏してみて凄イッ、と思うんでしょう。

 

ジャズファンのお客さんの多くはインストではチャーリー・パーカーから始まった(?)「ビバップ」と言うアドリブバリバリの演奏を好む人が多いように思うのですが、歌に関しては、普通に歌ってくれる方が好まれます。不思議なもんですが・・・。

 

大野えりさんも(彼女を初めて聴いたのもコチだったなぁ)私は大好きです。彼女はスキャットだけでなく歌詞を歌う時も素晴らしいインプロヴァイゼイションを発揮します。カサンドラ・ウイルソンやカート・エリングみたいな歌手ですね。でもなかなか受け入れてくれるファンは少ないかもしれませんね。もっと聴きたいんですけどね・・・。

 

ですから、寝占さんのようなスタイルの歌手がどれだけ支持されるのか・・・?でもこれだけメジャーなミュージシャンたちに呼ばれて老舗の箱にもどんどん出るようになって来ているのですから、近い将来「メジャー」と言われるようになってくれるでしょう。大きな期待をもって、さて次はいつ私の行動範囲のお店に来てくれるかな?と待っています。

 

3月9日から一週間、私は寝占友梨絵の追っかけになりました(笑)。

 

 

 カテゴリ:音楽の話

田井中福司セッション・銀座スィング3/3/2016

そうか・・・、考えて見たらひな祭りでしたか・・・(笑)。全く思考に及ばない私でしたが、銀座スィングに行ってきました。

 

ユニークなプレースタイルでファンの多い(私もその一人です)吉岡秀晃さん(Pf)、ベテランの中村新太郎さん(B)、NYで活躍されている田井中福司さん(Dr)リーダー、ゲストにTOKUさん(Fh,Vo)という豪華メンバーでした。

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田井中さんのことは私はよく知らないのですが、アメリカで凄く有名なサックス奏者のバンドのドラマーとして長く活躍されて、今もNYに住み、プレーしている有名なベテランドラマーなんだそうです。

 

時々日本に帰国した際にはこうしてライブに出演していますから、名前だけは知っていましたが、初めて聴きました。

 

吉岡さん・・・、いつも本当に楽しそうにピアノを弾き、彼なりの「吉岡ワールド」と言ってもいいんでしょうか?個性のあるスタイルのピアノは多くのファンを集めていますね。山本剛さんのように自分の世界を持った方です。

 

もっと速弾きをする人はいっぱいいますけど、この人たちのように人を引き付けるフレーズを醸し出せるピアニストは少ないんじゃぁないかなぁ・・・?共演するミュージシャンもいつの間にか笑顔笑顔・・・、の世界に引き込んでしまいます。私の大好きなピアニストの一人です。

 

中村さんはもう堅実なベテランですね。日本でも有数のベーシストの一人と言えるんでしょうね、日米で数々の名プレーヤーたちと共演してきましたが、街角の名もないライブハウスにもひょっこり出ていたりします。稀有な存在でしょうか?

 

TOKUさんを聴くのは10年以上ぶりかなぁ?昔はこのスィングにもよく出ていましたから一度聴きに行きましたが、もう女性ファンで一杯でした。既に人気抜群の彼でしたから、いつもこうなんだろうな、とそれからは入りづらくなって(笑)・・・。この日も女性ファンで一杯か?と思いきや、半分ちょっとしか席が埋まっていなかったのでちょっと拍子抜けしてしまったくらいです。

 

それにしてもこのベテランたちの中に入るとTokuさんも超若手になってしまいますね、初めはちょっと控えめな感じに見えました。やはり吉岡さんがファンキーなピアノでグイグイ世界を作って行きました。

 

みな笑顔で応えます。私も声が出始めてしまいます。TokuさんがMCを任されていましたが、なんでもこの日はリハーサルもなく、その場でやろうよ・・・、とステージに立って初めて音を出したんだそうです。

 

アレンジをして、譜面を書いて、リハーサルを積んで、音楽を作って行くのもいいですが、やっぱりこういうその場で出来上がる音楽に、ジャズを感じます。Tokuさんも「こういうのってホントにワクワクして楽しいです。」と話していました。

 

一度Tokuさんが抜けてピアノトリオでやってから、またTokuさんが戻って来ました。徐々に彼もエンジンがかかって来たみたい。スキャットも歌もいいフィーリングのインプロヴァイゼイションが効いていて、低音のカッコいいフレーズに私も声を出し、囃してしまいます。

 

田井中さんも中村さんも合間にいいフレーズを繰り出してどんどん盛り上がって行きました。いいライブだなぁ・・・。

 

最後にTokuさんが声かけたようですが、イントロからドラムとヴォーカル(スキャット)の二人だけでやりとりを始めています。ヴォーカルとベースではよくやりますけど、これってカッコいいなぁ・・。何だろう?と思って聴いていましたが、あ、そうか!「But not for me」でした。いやいややりますねぇ、あちこちから声がかかります。歌がハマると彼のホーンも決まります。最高でした。

 

昔聴いたToku さんは比較的ストレートに歌っていた記憶がありますが、この日はカート・エリングを思わせるようなフレーズがよく聴かれました。声もカートに似た低音だし、少し影響を受けているんでしょうか?丁度ブルーノート東京にカート・エリングが出ていたのですが、Tokuさん彼と親しいらしいから、それもあるのかな?

 

ちょこっと歌詞も変えて、と言うか付け加えたりして(1~2単語の短いフレーズですが)歌ったり、頑張っていました。こういうの好きです。カート・エリングは「歌う吟遊詩人」と言われ、メロディーだけでなく歌詞もその場でアドリブで作ってしまうそうですが、そこまでは行きませんが(まぁカート・エリングは世界最高峰にいる歌手ですから・・・)Toku さん、ナイストライ!気持ちわかる気がします。

 

徐々にお客さんも巻き込みながら盛り上がっていったファーストセットが終わり大拍手に包まれた中、この夜もセカンドを聴かずに帰らねばなりません。奥の席から入り口へ歩いていると何人かミュージシャンの姿も見えました。セカンドは飛び入りしたりするのかなぁ?面白そうだなぁ・・・。などと思いつつ・・・。

 

これ書きながら思ったんだけど、ベテランの田井中さんって私より若いんだなぁ・・・。ロートルの私の独り言でした(笑)。

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入江要介・尺八コンサート

知り合いの強力なお勧めがあり、とある土曜の昼下がり、尺八のライブを聴いて来ました。入江要介さんのライブです。桐朋音大出身で数々の賞をとった尺八奏者との事でした。

 

自らを「幻想尺八家」と名乗る入江さん、若いハンサムな青年です。そのファッションも自分の表現の一部、と言い、黒ずくめのバイクライダーのようないでたちで尺八を奏でます。ソロ活動にこだわっていて、ソロのステージが多いそうですが、過去にはあらゆる(と言っていいほど)楽器とのコラボもして来たとか・・・。

irie彼のCDのジャケットです。

 

世界各地に招かれ公館、大学、などさまざまな場所で公演を重ねて20ヵ国以上訪れたとの事です。日本よりも海外での認知度のほうが高いのかも知れません

 

尺八の音をきちんと聴くのは初めてですね。とても太く迫力のある音、また微妙に繊細な音色だったり、私にはわからない世界ですが、きっと尺八奏者としてかなりレベルの高い技術を持った方なのでしょう。心に沁みる音楽でした。

 

曲と曲の合間には尺八の事や、自分の事、いろいろと説明してくれたり、質疑応答の時間もあり、みなさん興味深い疑問をぶつけていました。

shakuhati

 

音の出る仕組みはフルートと同じだそうで、ただ横でなく縦笛です。全く知りませんでしたが、要はビール瓶の口に唇をつけてふっと吹くと音が出る。あれと同じことだったんですね。レコーダーのようにくわえる訳ではないんだなぁ・・・。

 

彼の尺八には指で押さえる穴が五つあり、それで和音階の「ド レ ミ ソ ラ」を吹くんだそうですが、抑え方や口の中の舌や頬等の動きを駆使していろいろな音、ピッチを出すんですね。難しそうです。

 

また楽譜はカタカナで書いてあるとか・・・。

gakuhu運指表

 

考えて見ると、ギターのタブ譜みたいなもんですね。

 

尺八の曲以外の普通に五線譜に書いてある楽譜には、

harunoumi

 

このように下に尺八の譜を書いて行くんだそうです。(簡単なものは五線譜だけで吹けるそうですが・・・)

 

そう言えば、友人のGtくんは清元を習っていまして、楽譜を見せて貰ったことがあるのですが、なんか記号やら平仮名の字が書いてあったような・・・。

 

日本の伝統音楽は、その楽器によって特有の楽譜があるんでしょうか?

 

さて演奏の方は、オリジナル曲、外国のクラッシック、古い日本の歌など多様な曲目が奏でられて行きました。オリジナルをメインにやっているそうですが、とても美しい曲ばかりです。

 

また、尺八特有の音色を使った効果音(よく時代劇のバックに使うそうですが)を聴かせてくれたり、いろいろなテクニックを使って聴かせてくれましたが、とても興味深いものでした。

 

入江さん、最後の方でドボルザークの「新世界」から日本の歌詞をつけて親しまれている「家路」をやってくれました。

 

この曲を演奏して気が付いたんだそうですが、この曲は殆ど和音階で吹ける・・・、尺八の五つの穴を抑える事で演奏出来るんだそうです。ちょっと哀愁のあるメロディーですよね。

 

だからこの曲は昔から日本人に好まれて、日本語の詩までつけられて歌われるようになったんだろう・・・。と思うようになったそうです。成程なぁ・・・、そういう事なのかもしれないね。

 

正直あまり興味のなかった事なのですが、こうしていろいろ教えてもらうと、面白いもんだなぁ・・・。

 

薦めてくれた方は入江さんの演奏を聴いてから、その音が耳から離れないんだそうです。解るような気がします。そのライブも終わりの曲になり、拍手鳴りやまずアンコール・・・。みなさんの耳にも残る印象的な演奏だったようです。

 カテゴリ:音楽の話

So in Love ヤバイ!

昨日の朝、目が覚めてテレビをつけると、WOWOWで「五線譜のラブレター」をやっていました。何度か観た映画ですが、ついついまた観てしまいます。

 

最後の方で、コール・ポーターが体調が悪化している奥さんに「So in Love」を歌うシーンが出て来ました。

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このシーンは泣けるんだよなぁ・・・、とか思いつつ観ていましたが、「そうだ!久々に情家みえさんのCD聴いて見よう♪」とCDを探します。整理してないもんで、なかなか見つからない事が多いんだけど、今回は割と早く見つかりました。

 

この土曜日は、大雨になる前に両親の墓参りに行く予定でしたので、CDを手に車に乗りました。

 

一曲目が「So in Love」なんです。運転しながら、いやぁ~、いい歌だなぁ・・・、と一緒に歌います。

 

情家さんのこのCDはなかなか評判が高いらしいですが、聴かせるねぇ・・・。それにしても、この歌を本当に本当にゆっく~りと歌っています。久しぶりに聴いて、こんなにゆっくりだったけ?でも素敵にうたっているなぁ。

 

時には言葉を短く止めて、時には長~く伸ばして、とても情感溢れる情家さんの歌です。

 

聴きながら私も口ずさむのですが、彼女が短く止める所で私が伸ばしてみたり、あれ?なかなか面白いぞ。

 

その時の心のままに歌っていると、いろんな歌い方が出来るかも・・・、こうして徹底してスローで歌うのもいいもんですなぁ・・・、などと思いながら高速を走ります。

 

そうそう、いつだったか?代々木ナルで、たしかグレース美香さんって言ったかな、初めて聴いた人でしたが、これ歌ったなぁ。

 

その時に、「いい歌だよねぇ、」と話をしてると、伴奏のギタリストの成川くんが、「これ、日曜洋画劇場のテーマ曲ですよ。」と返して来ました。

 

あ!そうか!そういえばエンディングテーマ、このメロディーだったぜい!とか思い出してちょっと盛り上がりました。昔、淀川長春さんが解説してた頃毎週観てましたが、あの頃はこの歌知らなかったからなぁ・・・。懐かしい思い出です。

 

でも情家さん、ライブでもこんなにスローでやるんでしょうか?なにしろワンコーラスで6分かかってます、一曲でほかの歌の2~3曲分の時間とっちゃいますからね、どうするんだろ?と気になって来ました。

 

思い切ってワンコーラスのみで終わらせちゃうのもいいかもなぁ・・・、十分聴かせるし・・・、等と勝手に思いが馳せます。音楽ファンは時として自分勝手なもんです(笑)。

 

ところで、何故「ヤバイ!」か、と言いますと。

 

実はCDをかけて運転していると、情家さんの歌聴いてるうちに(映画のシーンも思い浮かび・・・、その他・・・?)ウルウルしてしまいまして、ラストの「・・・🎶・・I`m yours、、、 `til  I die~~~♪・・・」と言うとこで、涙がこぼれそうになってしまいまして、前が見えなくなるとヤバイので、車を止めて、コンビニで日刊スポーツを買い、両国駅前のヴェローチェでコーヒーを一杯飲みまして、落ち着いたところでまた車に乗って・・・、錦糸町から首都高へ・・・、と言う訳です。

 

いやぁ~この歌ヤバイ!そして歳を重ねる毎に涙もろくなっている私もヤバイ!でも、オトコ泣かせの(笑)情家みえさんの歌に「ブラーヴォー!」ですね。

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 カテゴリ:音楽の話

Moody`s mood for love・伊藤大輔at Body&Soul

伊藤大輔くんと国貞雅子さんと言う若手の実力派ボーカリストがデュオをすると聞き、これは聴いてみたいと思っていました。

 

出不精になる一方で土日はゴルフ以外では遠出したくないのですが、首、肩がパンパンに張っていまして、錦糸町楽天地のサウナで整体受けて錦糸町から行けば半蔵門線一本で行けるな・・・、と思いまして、マッサージで首が回るようになった後軽く一杯頂いてから表参道へ向かいました。

 

リーダーの宮本貴奈さんのソロピアノが始まっていました。ほぼ満席のお客さんがうっとりと聴いていました。素晴らしいピアニストです。

 

ここで彼女を聴くまであまりよく知りませんでした。名前も「キナ」と読むんだと思っていたくらいです。(タカナさん、ゴメンナサイ(謝))かなりの実績のあるかただそうですが、理由がわかりますね。

 

アメリカで活動している日本人ミュージシャンは多いみたいですが、実際にこれだけ高い評価をされている人はきっと少ないんだと思います。ちょっと違いますよね。

 

さて、まずは国貞さんが数曲歌いました。彼女は順調に伸びています。素晴らしいグルーヴ感がさらに磨かれているようです。大好きな歌手の一人です。

 

そして伊藤くんにタッチ交代。もう十年以上前でしょうか?小岩コチで若き伊藤くんを初めて聴いて、いやぁ、上手いなぁ・・、と驚きました。そのときはボイパ等も披露してくれました。

 

暫く名前を聞かなかったんですが、大塚グレコによく出ているのを見て、2~3年前に聴いた時にはあまりスタンダード曲をやらず、こういう方向でやってるのかな?なんて思っていましたが、いろんなミュージシャンたちと幾つかのユニットがあり、幅広い分野で活躍されていたんですね。その夜も女性ファンで満杯でしたものね・・・。

 

この夜のようにスタンダードばかりやるのは久しぶりのようなことを言って歌い始めましたが、私はこういう感じが好きだなぁ。

 

そして「Moody`s mood for love」です。私がジャズのライブえお聴くようになって十数年かなぁ・・・、今までに2回だけこの歌を聴いた事があります。2度共女性ボーカリストでしたが、(男性ボーカルは少ないですよね、ただでさえ少ないのになかなか伊藤君のようにチャンスを貰える人は益々少ないですから・・・)うぅ~~~ん・・・。

 

その2回とも特に良いとは感じることもありませんでした。ジェームス・ムーディーというサックス奏者が「I`m in the mood for love」を演奏した録音のアドリブ部分のメロディーに歌詞を付けて歌われるようになったという、結構有名な歌なんですが、歌手なら歌ってみたい、と思うような歌かと思いきや、意外に歌う人が少ないみたいです。(「I`m in the mood for love」も好きなんだけど、あまり歌われませんね。)

 

かなり前に銀座の山野楽器でどんな人が歌ってるのか、歌のCDを店の人に探してもらったことがあるんだけど、その時は見つかりませんでした(店の在庫の中には)。今ネットでチェックしましたら、いやぁ、いろんな有名な歌手たちがチャレンジしていましたよ。なんと、故エイミー・ワインハウスまでもが歌っていました。

 

さて、伊藤くんの「Moody`s・・・、」です。いやいや素晴らしいじゃぁありませんか!本当にホーンでアドリブをやっているのに歌詞が聴こえてくる・・・、と言ってもいいような素晴らしい名唱でした。どうして前の歌手とこんなに違うんだろう・・・?

 

音の強弱、音色を微妙にに変えたりしてるんでしょうか?感動です!アル・ジャロウのライブをブルーノートで聴いた事がありますが、彼は「声が楽器」のような素晴らしい歌を歌います。そこまでは言わないけど、伊藤くんも素晴らしい楽器を喉に潜ませているんでしょう。ただメロディーをなぞるように歌うんではダメなんですね。いいものを聴かせてもらいました。

 

そして一曲だけ国貞さんとデュエットしました。「二人でお茶を」いいですねぇ・・・。リハもしてなかったそうですが、ジャズミュージシャンたちの感性はその場で一度きりの素晴らしいギグを生むんですね。

 

また、伊藤くんはじめ、三人の掛け合いやジェスチャー、やり取りは本当に素晴らしくって、時には爆笑を誘い、またあちらこちらから歓声の上がる楽しく盛り上がったステージになりました。お客さんもミュージシャンもみんな笑顔笑顔・・・。こういうライブになると、私も気兼ねなく歓声をあげられます。素晴らしいステージングでした。

 

インストのバトルもいいけれど、こういうボーカルとのやり取りやボーカル同志の掛け合いも本当に楽しいジャズの魅力の一つでもあります。でも日本ではあまりこういうステージにめぐり合えないのが残念です。やればこれだけお客さんが楽しめるんですから、こういうライブ増えてほしいなぁ・・・。

 

音楽はアートの部分とエンターテイメントの部分を併せ持っています。アートの部分が勝ち過ぎると私のような凡人には付いて行くのが難しくなるんです。難しすぎる音楽からは私には音の楽しさが伝わって来ないようです。私はやっぱり楽しい♪が好きです。

 

宮本貴奈さんの伴奏、ソロも絶品でした。強いタッチで大胆に激しい音も、優しい繊細な音も・・・、(フォルテシモとかピアニシモとかいうんでしょうか?)メリハリが効いていて、また音色も美しい!私には左手の音に印象が残りました。有名な人だからライブの回数が少ないのが残念なくらいです。

 

きっとセカンドはもっと盛り上がったんだろうなぁ・・・、残れば飲みすぎてしまうワタクシです。後ろ髪をひかれる思いで店を出ました。ライブの余韻を感じながら時には鼻歌まじりで歩いていると、あっという間に遠い筈の表参道に着いてしまいました。行きは遠く感じるんですけどね、不思議なもんだわい(笑)。

 

男性ボーカルは少ないけど、河波浩平くんとか和田明くんとか素晴らしい若い歌手がいます。伊藤くんは活躍していますが、多分他にもいるだろう男性ボーカルをもっとブッキングしてほしいなぁ。すべてのライブハウスのブッキングマネージャーにお願いしたいと思いました。

 カテゴリ:音楽の話

ある日浅草で

Gtくんが浅草ハブに行ってみたいと言うので某日一緒に行って参りました。彼の愛娘、Saちゃんのご主人、Hkさんも興味をもったようで、連れて来ました。

 

その日は「ソウルフードカフェ」と銘打った(ここのレギュラーのライブですが)古川奈津子さん(ピアノ・Vo)リーダーのバンドです。私もハブ初心者なので、聴いたことのあるミュージシャンのライブは限られていますので、この日になりました。

 

古川さんと海付さん(サックス)はニューオリンズジャズではかなりなが知られている方たちと聞いています。素晴らしい演奏が始まりました。

 

 

この店にしては今日はお客さん少な目かな?と思っておりましたが、なんのなんの徐々に客席は埋まって行きました。

 

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Gtくんもなかなか気に入ったようで、「上手いねぇ!」と感心しきり、また古川さんのMCも上手いもので、Gtくん、ついついステージに向かって話しかけたり、それに古川さんも応えてくれたりで、楽しく時間が過ぎて行きます。

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親と義理の息子のツーショット。

 

Gtくんの高校サッカー部時代の盟友、Ywくん(♪大好き人間でもあります)はこの日相撲観戦帰りに寄ってくれました。それにGt君の会社の(いつも船カンでお世話になってます)Hwさんも駆けつけました。

 

普段私が聴いているジャズとは少し違うトラッドなニューオリンズジャズです。知らない曲も多いけど、「What a wanderful world」とか、有名な歌もいくつかやってくれました。時にはお客さんにも参加させて盛り上げてくれます。(Gt君はその歌は殆どずっと合唱していました。彼も好きなんですなぁ・・・。)

 

みんなそのパートでは合唱に参加し、盛り上がって行きました。私の席の友人たちもこの気軽な雰囲気の中、大いに楽しんで時間が過ぎて行きます。

 

 

Gt君は料理も大いに気に入ったようであります。鰯の燻製が良かったです。ピザ、フィッシュアンドチップス、パスタ、他もみんな美味しかったけど。(かなりいっぱい頼んだ気がするなぁ・・・)相変わらずの食欲のHwさんも満足したのでしょうか?

 

なんとオムそばがメニューにありました。なんでも復刻メニューだそうで、期間限定なのかな?

 

客席も盛り上がり、ミュージシャンたちも乗って行きます。各プレーヤーのソロの調子が出て来ました。テンションが上がっていますね。カッコいいフレーズでお客さんからも声援があちらこちらから上がり始めました。(このテーブルが一番うるさかったかも・・・)

 

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あっと言う間に2セットのステージが終わり、Gtくんが入れてくれたI-W-Harperがいつの間にか残り少なくなっています。料理も結構頂きました。私は相変わらず声を出し過ぎで、やや燃え尽きてしまった感じです。

 

もう1セットあるんですけれど、この辺で・・・、お開きですね。はい。みんな笑顔で三々五々、楽しい夜になりました。

 

 

 

 

 

 カテゴリ:日々のこと, 音楽の話

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