新原歯科医院

院長ブログ

Author Archives: 新原満

秋の気配

暑かった夏もやっと終わりを告げようとしているようです。まだ気温は高いですが、ややカラッとした感じになって来て過ごしやすくなりました。来週は予報では30度を下回る日が続きそうです。秋の気配が感じられます。

 

かなり前の事ですが、私の一つ年上の姉が「秋になると涙もろくなるのよね、女は簡単に泣けるのよ、秋が深まって枯葉が落ちるのを見るだけで泣けちゃうの。」等と話しまして、へぇ~そうなんだ・・・、不思議だなぁ・・・、なんて思ってました。

 

私なんぞは子供の頃こそは泣き虫毛虫だったのですが、ある程度歳がいってからは、殆ど涙を流すことがなくなりました。誰から言われた訳でもなく、やはり男は簡単に泣くものではない・・・、と知らぬ間に思うようになっていたのでしょう。

 

でも中年と言われる年頃になったあたりから、何故か少しづつ涙もろくなってまいりました。映画や小説、漫画、感動するシーンになると胸が詰まって来ます。お恥ずかしい話ですが、一度涙腺が緩むと涙が止まりません。

 

息子と一緒にテレビを観ていて、そういうシーンになりますと息子がチラチラと私の方を見ます。「いつ泣き出すかな?ふふふ。」と楽しまれてしまっておりました。(笑)

 

秋の気配を感じると、余計涙もろくなりそうな自分を見て、昔の姉の言葉を思い出します。先日もパラリンピックの選手を紹介するようなテレビ番組を観ているだけで、涙がこぼれてしまいました。

 

そういう事で泣いてしまうのは選手に対して失礼かなぁ?とも思ったりするのですが、出ちゃうもんはしょうがない。許していただきたいものです。本選を観ていたらもっと泣いちゃうかもしれないから、あまり観ないかもしれません。でも皆さんには頑張って欲しいですね。

 

この季節になるとジャズのライブでも秋に関連した曲をよくやるようになります。今年は「Tis` Autumn」を聴けるだろうか?秋が通り過ぎればまた冬がやって来ます。そして一年が過ぎて行きますね。はやいなぁ・・・。

 

始めに書きました姉との会話ですが、最後に私はとどめを刺されました。「女はいつでも泣けちゃうの。だからあんた、女の涙なんて信じちゃダメよ。」だって・・・。おいおい、ほんの子供になんちゅうこと言う姉なんじゃ!(笑)

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 カテゴリ:日々のこと

ユリシス・オーウェンズ・ジュニア、大林武司・御茶ノ水ナル・9/5/2016

月曜日、前から気にはなっていて、どうしようかなぁ・・・、とずっと思っていたのですが、やっぱり行って来ました。仕事終わって電話すると、「ご相席なら・・・」との事。でも行ってみましたらカウンターの隅っこに入れて貰えました。キャンセルがあったのかな?相席だとテーブルに背を向けて座るので、ドリンクを取りづらいのです。カウンターで助かりました。

 

20160905_194156 カウンターの隅にあるレトロなタイプライター。私はこのオブジェが好きで、実は時々イタズラしています。(絶対ナイショの話ですが(笑))

 

何人も立ち見の人がいるなぁ、と思ったら殆どがミュージシャンでした。アメリカで交友があった人もいるだろうし、そうでない人も興味があるんでしょうね。若いミュージシャンが大勢来ていました。混み合っているときはミュージシャンの方々は立ち見です。

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オーエンズくんは聞くところによるとアメリカで人気ナンバーワンの若手ドラマーだそうです。なんと、カート・エリングやクリスチャン・マクブライドのアルバムに参加したそのCDたちはグラミー賞をとったそうです。Ulyssesと言うファーストネームは日本語流に言うと「ユリシーズ」、ギリシャ神話に出てくる名前ですね、(神様だったか英雄だったか忘れましたが(笑))英語ではユリシスと発音するみたいです。

 

ピアノの大林くんは今年アメリカで新人の登竜門と目されるようなコンテストで優勝してニューヨークで活躍中のピアニストだとか・・・。アメリカで活動しているミュージシャンは多いみたいですが、なかなかいい箱で演奏できる人は少ないみたい。彼は頑張っているようです。

 

その二人にベースの中村恭司くん(彼はニューヨークでひっぱりだこの人気ベーシストだそうです。)、それにトランペット、アルトサックスを加えて「New Century Jazz Quintet」と言うユニットを作り好評を得ている・・・、等々聞いていましたから、私も「さて行こうかどうしようか・・」と思っていました。

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オーエンズさんの動画をチェックしてみたら、たまたまちょっと変わったドラミングをしていた(ドラムの横や足を叩いたり・・・)動画だったもんで、いつもこんな感じなのかなぁ・・、とちょっと心配で(そういうのは私にはちょっと辛い)、行こうか迷っていたのです。それと彼らのアルバムがオリジナル中心だったことも私を悩ませる原因でした。

 

さて一曲目が始まりました。MC無しで始めたのは「Love is Here to Stay」ちょっと驚きましたが、「これなら聴きやすいわい」と安堵しました(笑)。演奏も変わったことはせず、美しい歌を美しい若々しい音色で奏でて行きます。ユリシス君のドラムや栗谷くんのベースがいいところでアクセントをつけますが、決してバランスを崩すようなものではありません。

 

一曲目を終えて、ユリシス君と大林君が少し話しました。そう、この夜は管なしのピアノトリオ、そしてレギュラーベーシストの中村さんは忙し過ぎて来れず、かわりに栗谷巧さんというベーシストが入っていました。レギュラーメンバーの少ないこの日はスタンダード中心に演奏するとの事でした。

 

「いやぁ、助かったわ・・・、」私にはその方が助かります。ギリギリまで悩みましたが、来てよかったかな(笑)。栗谷さんと言う名前も知りませんでしたが、正確でいい音を出す人だな、と言う印象です。北海道で活動しているらしいですが、中村さんが推薦したそうですからきっと名の知られた人なのでしょう。

kuriya 栗谷さん

 

話はそれますが、大林くんは英語上手いですねぇ。彼のMCでお客さんが盛り上がったときに、ユリシスくんが「どうしたんだ?」と気になったようで、大林くんが英語で「今こういう事話したんだよ・・・。」とユリシス君に教えていたのですが、発音等々抜群でした。

 

ジャズのミュージシャンはアメリカに留学経験があったり、アメリカで暫く活動していた方が多く、英語を使いこなす人が多いようですが、何年もアメリカにいても上手くならない人も時々います。実は私もその一人。

 

10年も住んでいたのに英語は下手くそです。結構日本人が多かったので、ついつい日本人とつるんでしまい、あまり英語を使おうと努力しませんでした。だから自分は下手なんですが、人の話すところを聞いて、上手い下手はよくわかります。彼のように英語上手な人は羨ましいですね。ニューヨークにもバークレーにも日本人が大勢いるそうですから、私のような人も少なからずいるだろうな、と思います。

 

さて演奏は続いて行きます。満員のナルはどんどん盛り上がって行きます。私もうるさいですが、後ろからあちらこちらから声援が上がり始めました。一曲ユリシスさんのオリジナルを挟んで「No Greater Love」、「Body & Soul」と続けて行きました。いい歌ばっかりだなぁ・・・。大好きです。

 

ちょっとネットで見たのですが、トランぺッターのメンバーが歌が上手いそうなもんで、ゆくゆくはボーカルも入れたアルバムを作ることも視野に入れているんだそうです。私はそういうの大好きです。ユリシスさんはカート・エリングやニーナ・フリーロンのツァーに参加したりしているだけあって歌も好きなんでしょうね。歌心のあるインストが大好きです。

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ど素人の私ですからホントにわかっているわけではありませんが、ユリシスさんのドラムは、「うん、ちょっと違うな・・・。」と感じました。クラッシック音楽ではいろんな打楽器が使われます。作曲者がここぞと言う場面に効果的にそれらの打楽器を入れます。指揮者によっては、その使い方も微妙に変えたりするのでしょう。

 

私の超個人的な理解ですが、ジャズではドラマーひとりでそれらの打楽器の役目をします。それも、細かい楽譜などジャズにはありませんから、他のプレーヤー同様に(勿論いろんな決まり事はあるのでしょうが)そのときどきの周りとの音の流れ、空気を感じながら様々な音を出して音楽を創って行く・・・、そんな風に考えています。(私からすれば、彼らジャズミュージシャンのそういう演奏は「神業」としか思えませんが・・・。)

 

聴きながら、「ここでビシッと来い!」とか思いながら聴くこともあります。ユリシスさんのドラムは、まず音が美しいこと、そして、私の意表をつくタイミングで叩いたり、おぉ!ここでそう来るかぁ!と思わせる事がしばしば、それが心地よい、しかも決して邪魔しないと言うか、独りよがりにはなり得ないような人格が感じられました。

 

大林さんのピアノも最高でした。やはり音色がとても綺麗。きっと技術的にも(私にはよくわかりませんが)申し分ないものがあるのでしょう。強弱の付け方が綺麗です。弱い音が切なくなるほど綺麗です。

 

「Body & Soul」では大林くん、2コーラス終えてとても気持ちよく弾いています。だれもがもっと聴きたく思ったでしょう。そして3コーラス目も続け、結局最後まで弾き切りました。これだけ美しく弾いているのにソロをまわす必要ありませんよね。いやぁ、よかった・・・。素晴らしい演奏に大拍手でした。

 

相変わらず1セットで帰る私です。階段を上がって上に出ると、大林君と(多分ドラムの柴田亮君だと思いますが)日本人ミュージシャンが話していました。柴田くんが「いやぁ、あいつやっぱすげぇや・・・。」と話しているのが聞こえました。

 

大林君に手を出すと流石アメリカ在住、しっかりと強く握ってくれて、頭を下げて「どうも有難うございました!」と言ってくれました。いい音楽とこの丁寧な挨拶にとても気を良くして帰る客がそこにいました(笑)。また機会があれば聴きたいトリオです。そして世界に羽ばたいて行ってくれることを願っています。

 カテゴリ:音楽の話

隅田川

土曜日に墓参りに行くために錦糸町で首都高に乗りました。両国で隅田川を渡ります。見ると川の水が茶色く濁っています。先週よりは色が薄くなりましたが、まだ一週間前の台風の影響が残っていました。

 

いつも台風などの大雨のあと、荒川上流で流された土、泥で川の水が茶色になります。ただ今回のように長い間濁りが続くことは珍しいのではないかな?大きな台風が続けて来ましたからね。

 

自然の営みを感じますね。帰りに用事があって反対方向(千葉方面)に行きました。広い荒川放水路も同じように茶色い水が流れておりました。(当たり前か(笑))

 

今の隅田川は江戸時代までは荒川だったのです。寛永年間に洪水を防ぐために今の北区に当たる地域から放水路が作られました。本流は隅田川と呼ばれるようになり、荒川の名は私の実家のある葛飾区沿いに流れる荒川放水路に継がれました。

 

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大工事だったんだろうなぁ・・・。江戸城を作ったり、その前は(資料が殆どなく実態は明らかになっていないそうですが)大阪城、安土城、聚楽第・・・、等々世界に誇れる巨大木造建築物を建てて来た当時の日本の土木技術の高さ、また権力者たちの資金力には驚くばかりです。

 

等と、隅田川、荒川の茶色い水の流れを見ていたら、徒然なるままに思いが巡っていきました。

 

sumida1 普段はこんな色の水の流れなのですが。

 

 

 

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雲の上の人

8月の最後の日、代々木ナルにお邪魔しました。世界で一番楽しそうに演奏するピアニストの吉岡秀晃さん、ベースの香川裕史さん、そしていつまでも若くてキュートなボーカルの渡辺明日香さんの3人が出演しました。

 

このメンバーで(時々ピアノが剛さんになったり)毎月代ナルに出演する人気のトリオです。私の大好きなミュージシャンたちですが、この人達が「雲の上の人」ではないのです。

 

いろんなライブに行っていて、有名な人、そうでない人、大勢の演奏を聴いてきましたが、世界的に有名な方であっても私には「雲の上の人」ではありません。

 

勿論「わぁ~~~!すげぇなぁ!」と感動したり、尊敬するのですが、ミュージシャンは私にとっては別の世界の人たちですから、自分と比べる対象ではありません。いい音楽を届けてくれる素晴らしい才能の芸術家たちです。憧れの存在なんだけど、だから話をしたいとか、友達になりたいとか、そういう存在ではありません。

 

この素晴らしい芸術家たちは、私のような凡人とは違う空の下にいる、と言うか・・・、おかしな表現ですが(他意も悪意もありません、失礼と思われたら謝罪しますが・・・。)同じ空を見ていない・・・、こっちの方が近いかな?そんな感じ。同じ空の下にいないので雲の上にいるのかどうかも分からないような感じでしょうか?うまく表現できませんが・・・。

 

さてこの日も吉岡さんと香川さんがまずインストでいつものように満面の笑みでファンキーなカッコいいフレーズを連発してお客さんたちを楽しませていましたが、演奏中に後から入って来たお客さんが私の前を通り、奥のボックス席に座りました。

 

あれ?見たことある顔だぞ!と思い、失礼ながらじろじろと見てしまいました。この夜フロア担当だった代ナルスタッフのルーリーが来たので「あのひと、もしかして前原さんっていう名前?」と聞いてみました。

 

「いや知らないんで、あとで聞いてきます。」と言ってカウンターで準備している渡辺明日香さんの所へ行きました。その方が席に着きながら渡辺さんに挨拶していたのでおそらくお知り合いかファンの方なのでしょう。

 

留理子さん、戻って来て「はい、前原さんだそうですよ。」、私「やっぱりね、あの人はねぇ・・・」と言いかけると、ルーリー「はい、明日香さんから聞きました。日本卓球協会の副会長さんですってね。」、私「うん、実は高校生の時試合したことあるんだよ。」、「へぇ~!新原さん卓球部だったの?」

 

と言う話になった訳です。前原さんと私は同学年でして、彼は一年生にして強豪明治高校のポイントゲッター、私は弱小都立墨田川高校のベンチメンバーでした。東京都大会の団体戦の三回戦で私たちは彼のいる明治高校と当たってボロ負け致しました。(実は私は試合していません、補欠でしたから(笑))

 

試合を見ながら、やっぱすげぇなぁ・・・、と思っているうちに3-0で負けていました。(笑)

 

彼は明治中学時代には墨田区で優勝していたはずですが、その頃から有名だったんです。高校でも東京ではかなりいいところまで行きましたが、当時の東京都の卓球界は全国的にはレベルが低く、東京都の一位がインターハイの個人戦でベスト16まで行けるかどうかというレベルでした。前原さんもそれくらいだったんじゃないかなぁ。それでも私からすれば、前原正浩は「雲の上の存在」だったのです。

 

明治大学に進んだ彼は努力を重ね、大学では日本のトップレベルの選手になりました。でも失礼な言い方だけど、彼が日本選手権に優勝するほど強くなるとは思っていませんでした。正直もっと素質のある選手がいたと思います。

 

でも彼は努力する素質があったんでしょうか、社会人となってからなお強くなり、28歳で日本選手権をとりました。私は当時日本にいませんでしたが、ニュースは届くものです。「へぇ~、あの前原が全日本とったか・・・。やっぱすげぇなぁ、よかったなぁ・・・。」

 

面識はありませんが、同学年で同じ下町出身の前原さんが日本一になったと聞いて、驚きと、喜びを感じました。そして初めから雲の上にいた彼はもっと高い雲の上の人になりました。

 

その後の事は詳しくは知りませんが、日本代表の監督だったころはテレビに映る彼を見ました。その後協会の仕事をしていたのだと思いますが、今回のオリンピックにも帯同して行っていたようで、よくテレビに映っていましたね。

 

今回リオで活躍した水谷選手をはじめとした若手を育成するシステムを作った事にも前原さんの功績がかなりあると言う事です。

 

私たちが子供だった頃、荻村伊知郎さん、田中利明さん、長谷川さん、伊藤さん、と日本の卓球は世界を征して来ました。日本ではピンポンは大人気のスポーツだったのです。それが私が中学校で卓球部に入ったころからから日本の卓球界は暗黒時代に入り、人気もなくなり世界でも勝てなくなりました。

 

世界卓球界で急速に力をつけて来た中国で文化大革命が始まり、中国はスポーツ界から離れていましたが、その革命も終わり、世界の舞台に返り咲いてきたこともありました。(文化大革命の期間にかなりの中国人スポーツ選手たちが、卓球選手を含めてですが、苦しい悲惨な運命を辿ったと聞いています。)

 

それだけではなく日本の経済の躍進に伴い日本人があらゆるスポーツを楽しめる幸せな時代になって来た過渡期であったのでしょう。メキシコオリンピックで釜本さん、杉山さんを擁したサッカー日本代表が銅メダルをとったあと、皆サッカーをやり始めた・・・、そんな時代だったなぁ・・・。

 

その時代をくぐってきた前原さんはじめ卓球協会、関係者たちの努力で、また日本の卓球は世界と戦えるようになり、少しづつ人気も回復してきています。前原さんの功績は大きなものがあります。今回のオリンピックでの水谷選手の試合を見た友人が「凄かったなぁ!」と驚いていたのが嬉しかったですね。

 

そして日本人としては荻村伊知朗さん、木村興次さん以来三人目だそうですが、国際卓球連盟の副会長にまでなりました。彼は、またまたもっと高い「雲の上の人」になってしまいました。

 

ほんの6年間ですが、中学、高校と私も自分なりに一生懸命卓球をしていたつもりですが、私の努力など前原さんたちの努力に比べれば屁みたいなもんだったんだろうなぁ・・・。(ちょっと汚い表現で失礼(笑))いつも3回戦ボーイの私でしたから(笑)。

 

でも同じ歳で同じ時期に同じ競技をしていたと言う共通項があります。その時は同じ空の下で同じ空を見ていたのです。そしてずっと一つの道を行き高みに登った彼と同じコートに立ったことがあるのだ、と自慢したくなってしまうのは何故でしょう(笑)?同級生が雲の上の人になったことは私の誇りです(笑)。

 

maehara 眼鏡の人が前原正浩さんです。

 

渡辺明日香さんが1セット目の終わりに前原さんをお客さんに紹介していましたが、「ホォ~~!」と言う声があちらこちらで上がっていました。

 

帰り際に前原さんにご挨拶をして握手して頂きました。東京オリンピックは全力で応援したいと思います。私にとって「雲の上の人」である国際卓球連盟副会長の前原さんですが、その道から遠ざかって地上にいる今の私と同じようにジャズに親しんでいることを知って嬉しく思った一夜でした。

 カテゴリ:スポーツの話, 日々のこと

馬の話

一か月くらい前ですが、東陽町のヨーカドーに買い物に行こうとして車で行きましたら、渋滞に出くわしました。香取神社の祭礼だったのですね。(たまたまこの週末は亀戸天神のお祭りでした。)

 

参ったなぁ・・・、と思いながら「写真でも撮るか?」と何枚か・・・。

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お馬さんも出ていました。

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時々こういう行事に馬が使われます。ゆっくり動く行列の中、おとなしく待っています。すぐ後ろに人がいます。

 

私は大学時代に体育の授業で乗馬のクラスをとったことがあります。子供のころから馬が好きだったし、やっぱり西部劇などに憧れて馬に乗ってみたいとずっと思っていましたから、大学の体育に乗馬のクラスがあるなんて、これを逃すわけには行きませんでしょう?

 

カリフォルニア州リバーサイド市の郊外にあった大学には牧場のような敷地もあり、乗馬クラス用の馬たちがいました。まずは馬の手入れから学びます。ひずめの掃除、体にブラシをかけます。そして馬に鞍とくつわ(ハミ)をつけます。

 

そして騎乗。鞍はウエスタンスタイルです。

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良く見る乗馬競技にはイースタンスタイルの鞍が使われますが、アメリカの鞍には取っ手のようなものが付いています。

 

e-w 上がイースタン、下がウエスタンです。

 

この取っ手みたいなものは摑まるところではないのだけど、初めて馬に乗った私たちは落ちそうで怖くてついつい摑まってしまいます。

 

そして基本的な馬への指示の仕方を習い、まず歩くことから始まります。いやぁ、なかなか気持ちのいいものでありました。

 

そしてJog、(速足)です。人間のジョギングはゆっくり走る事ですが、馬のジョグ(トロットとも言うみたい)は並足で早く歩くことです。これが結構上下運動があって鞍がお尻に当たり痛かったです。

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そしてキャンター、軽く走ります。この方がお尻には楽でした。結構気持ちよかったですね。馬を走らせている気になりました。

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乗馬のクラスを2学期続けてとったのですが、2学期目は雨に祟られて半分以上実技中止となりまして、あまりそれ以上の事は出来ずに終わりました。やっと馬に乗せて貰った程度でした。でもギャロップをするにはかなり乗りこなせなければ無理のように思います。

 

galopギャロップ。全力で走られたら私たちはきっと振り落とされます。

 

こんなことを思い出したのも、あのお祭りの馬を見たからです。後ろの人、危なくないのかなぁ・・・?と思って見ていました。よっぽど大人しい、またよく調教された馬なんだろうな。

 

乗馬のクラスでまず厳しく言われたのは、決して馬の後ろを軽々しく通らない、と言う事でした。馬はただでさえ臆病なのに加え、目が両側についていますが、後ろに何か視線に入ると警戒して後ろ足で蹴る事があるのだそうです。

 

また、少々やんちゃな面もあり、わざと自分のお尻を人間に向けて蹴ることもあるんだとか・・・。ですからどうしても後ろを通らなければならないときは、おしりを手で触りながら、「今ここを通るよ」と馬に知らせて、さっと通るようにしなさい、と教えられました。

 

2度ほど授業中に馬がイタズラ(お尻を生徒の方に向けたのです)をしたことがありました。常に素人集団の私たちを守るためにまわりに注意を払っていた先生がそれに気づきました。

 

先生はその馬に近づくや否や、思いっきり馬の顔をぶん殴りました。そしてその馬にまたがり、走り出します。物凄い荒っぽい乗り方で走り回る事数分。(まるで西部劇を見ているみたいでしたよ)馬が疲れ切って、「すみません、もうしません!」っと言っているようでした。そして戻って来たのです。こうやって厳しくしつけないと何度もイタズラを繰り返すようになり、とても危険なんだそうです。いやぁ、凄かった!

 

もう40年前のことですが鮮烈に覚えているあの事を思い出し、いやぁ、この馬はホントにおとなしいんだろうなぁ?と感心したような、ちょっと心配になったような・・・、お祭りや何かの行事で時々見る景色なのですが、いつも私は不思議に思い、心配して見ています。

 カテゴリ:アメリカの思い出, 未分類

巨星墜つ・トゥーツシールマンス

8月22日(日)、麹町Pacoのオーナーが、「シールマンが亡くなりましたね。」と話しました。「だから、今日はブルーゼットかけてます。」「えぇ~~~!ほんとですか?」「うん、今年も日本に来る予定だったんですけどね・・・。」

 

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ハーモニカ奏者としてまさに「唯一無二」の存在と言っていいですよね。日本でも彼は非常に人気があり、昔から日本の映画の音楽などにも使われたりしていましたが・・・。数年前に日本ブルーノートで初めて生で聴いて痺れました。でもその時既に移動には車いすを使っていたかな。

 

もう何十年前だろう?彼を全く知らなかった私でしたが、テレビをつけるとたまたま彼の日本公演の中継(だったか定かではありませんが・・・)をやっていたのです。彼はギターを弾いていて、口笛を吹いていました。口笛とギターのユニゾンがとても美しく、ウワァ~、カッコいい!と思ったのが彼を知った瞬間でした。

 

その頃はジャズなんて知らなくって、でも彼のレコードを買って聴きましたねぇ。(そう、まだレコードお時代です。)私はギターが好きだったので、そこからです。そしてハーモニカの素晴らしさも知ることになりました。

to2彼も若かったかな・・・?

 

Thielemans の名前はアメリカに行ってからもよく耳にしましたし、テレビやラジオで流れる事も多かったですが、やっとその頃ジャズの世界で有名なのだと言う事を知ったのかな?(笑)

 

少しづつジャズも聴くようになってきて、余計彼の凄さを感じるようになったかもしれません。

 

いろいろなミュージシャンたちから引っ張りだこの存在でもありました。クインシー・ジョーンズがあるプロジェクトをやっている時、「何かひとつ、足らないんだよ・・・、と思っていたが、それはトゥーツだ!と分かった。トゥーツを呼んでくれ!」と言ったとか。

 

ジャコ・パストリアスのビッグバンド「ワード・オブ・マウス」にも参加しました。(そのライブCDを持っているのですが)その中でジャコとシールマンスが二人だけで「ソフィスティケイテッド・レディー」をやったのですが、もう鳥肌ものです。

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そしていつも素晴らしい笑顔で・・・。

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きっとみんなに愛されていたのでしょう。私はさほどのファンでもなかったし、あまり知識もないのですが、彼のファンの方々だけでなく多くの人々がいろいろな想いを持って彼を送っている事と思います。

 

彼の逝去を知り、浮かんだ言葉が「巨星墜つ」でした。

 

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有難う、さようなら・・・。

 

 

 

 

 カテゴリ:音楽の話

すみだストリートジャズフェスティバル・2016

お盆休みが始まってすぐの13日、14日、錦糸町を中心に「すみだストリートジャズフェスティバル」というイベントがありました。7回目だそうです。

 

そう言えば去年も錦糸町楽天地のサウナに行った時にステージがあって何かやっていたなぁ。あれもこのイベントの一部だったんだろうな。

 

今回は中村恵介くんのバンドが出ると聞いていましたので、ちょっとチェックしてみました。錦糸公園にメインステージがあり、屋内外に38ものステージがあり、二日間にわたって多くのアーティストが演奏するんだそうです。

 

へぇ、ちょっと覗いてみようかな?と14日に運動不足の足の鍛錬も兼ねて、自転車で錦糸公園に行って来ました。

 

へぇ~、結構にぎわっているではありませんか?音楽と歓声が聞こえて来ました。

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メインステージに行くと、出ていたバンドの最後の曲だったようです。バイオリンでカッコいいソロをとっていました。大拍手に包まれて演奏が終わりました。

 

その次に中村恵介くんの「エレクトリックバンド」が出てくるはずです。

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出てきたぞ・・・・、準備を始めています。前のライブの観衆はいなくなりまして、徐々にまた人が増えて来ています。

 

売店がたくさんあります。美味しそうな食べ物、飲み物に列が出来ています。

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まだ始まらないみたいだから、ちょっとビールでも飲むか?ついつい冷たいものが欲しくなります。外は暑い!と、ビールを買って歩いていると、「新原サン!」と呼ぶ声が・・・。おぉ!小岩コチ常連のIさんではないですか!お友達と一緒に来たようです。

 

「私たちもビール買ってくるとこよ。まだ良ちゃんたち準備中だから・・・。」「そう、じゃ、またね。」と別れます。そう、小岩コチによく出ていたエレキベースの織原良二が出るのです。ギターの井上銘くんもコチに毎月出ていますしね。他にも宮川純くん(オルガン)と福森康くん(ドラム)・・・、素晴らしいメンバーですね。

 

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そろそろ始まるかな?周りを見ると、他にもコチ常連さんがいらっしゃるようでした。

 

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はい始まりました!屋外でのライブ、中村くん、遠慮なく全開です。迫力たっぷり!井上君他、みなのびのびと、そして楽しみながらやってますね。この「Electric Band」なかなかユニークなサウンドで面白いなぁ。

 

あまり普段こういうの聴いていないお客さんも少なくないのかも知れませんね。お祭りにきているようなもんです。でも皆さん楽しそうに聴いていました。曲の終わりには大きな拍手です。

 

皆さん、暑さの中で熱く盛り上がっていましたが、私には立ち続けているのが少しキツイです。様子はわかったので、早々と自転車に乗って帰宅してのんびり晩酌することにしました。

 

周りを見ると、いろいろなイベントがあって、老若男女みな楽しめるように工夫されていました。小さな子供たちもはしゃいでいる様子が見られ、いい感じに盛り上がっていました。こういう風に家族連れ、仲間たちでわいわい楽しみながら音楽も楽しめる文化が定着して行ってくれればうれしい事だな、と思います。

 

あとでIさんが教えてくれましたが、中村恵介くんのバンドのあと、このジャズフェスの最後を飾るステージ、鈴木勲さん(ジャズファンにはオマさんとして知られていますが)が出演したメインステージには物凄い大観衆が訪れ、大盛り上がりだったそうです。頑張ったスタッフの方々の努力が報われましたね。お疲れさまでした。また来年もいいイベントを期待しています。

 

 

 

 

 

 カテゴリ:音楽の話

暑気払いから代々木へ

17日(水)、夏休み最後の日でしたが、前回の船カンの帰りの車の中で、勢いに乗ってこの日に四ツ谷で暑気払いしよう!と言う話になっていました。(その日はGtくんが珍しくヒマだったようで)

 

ちょっと職場で野暮用もありましたので夕方職場に着き、用を片付けているとOsくんも到着。Gtくんからの連絡を待って、駅の向こう側、新道通りの先にある「合点承知の助」さんに向かいました。

 

何かで、やたら沢山の種類の日本酒、焼酎が置いてあるというこの店の事を知り、一度行ってみようじゃないか?となった訳であります。

 

確かに沢山ありすぎて、どれを頂いたら良いのかわかりません。(笑)適当に名前をあげながらお店の人のおすすめに従って順番に試して行くことにしました。暑かったこの日でしたが、徐々に汗もひいて来まして、調子が乗ってきました。

 

料理もなかなかいけるし、知らない銘柄ばかりでしたが、酒も進みます。料理も次から次へと消費していきました。いつの間にか店の中もお客さんで埋まっていました。

 

相変わらずよく食べるオジサンたちだなぁ・・・(笑)。丁度オリンピックのさなかでもあり、その話題も含めてどんどん話が飛んで行きますね。Gtくん、Hwさんの会社は私たちと違い、お盆休みなどありませんから、きっとストレスもたまっているのかな(笑)?

 

話の尽きぬままあっという間に3時間弱、いいかげん腹もいっぱい、酔いもいい具合になりまして、お開きにしました。まだ寝るには早いしなぁ・・・、と私は代々木に行くことにしました。

 

この夜のナルは山本剛さんをバックに情家みえさんのライブでした。この時間だと丁度2セット目が始まったころです。入り口から階段を降りて行くと音が聴こえてきます。剛さんとベースの香川さんの演奏が始まっていました。おぉ、剛さんのテーマソング「ミスティー」だわい。私はもうすでに笑顔です。(笑)

 

殆ど満席の店内に席を作って頂き、取りあえずお水を頂きます(笑)。もうお腹いっぱい、お酒ももういい・・・(笑)。山本剛さんのピアノに酔います。

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相変わらずの「ツヨシ節」にお客さんたちは笑顔、笑顔です。2曲ほどインストでやって、情家みえさんが出て来ました。とっても安心して聴ける歌手の一人です。拍手~~~!

 

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楽しさが伝わってきますね。三人とも上手なだけじゃなく気持ちがこもったいい演奏です。それがお客さんに伝わって来ます。声援が大きくなってきました。

 

そう言えばこの夜は女性が結構多かったですね。女性歌手の時はオジサンが多いのが普通ですが、女性ファンを集められるのは素晴らしいね。(勿論、山本さんと香川さんのファンもいたのですが(笑)。)

 

そう、私なんかよりもジャズ好きな方は大勢います。あちらこちらで「またあのひと来てるなぁ・・・。」と思う事がよくあります。ただ、そういうライブ好きの男性ファンの多くは女性ミュージシャンが出演するときしかお会い出来なかったりします。とても不思議な現象だなぁ、と思う事があります(??)。

 

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情家さんは何年も前から聴いていますが、最近は落ち着きが出て来て、また(元々美人ですが)綺麗になってきた気がする。歌もちょっとした余裕がいい雰囲気を出しているんではないでしょうか?

 

お盆休みの最後の日はこうして、友人との楽しい時間と素晴らしいミュージシャンの醸し出す美しい音に酔い、いいかげん酔った私は家路に着きましたが、休みのラストにいいひと時を過ごさせて頂き感謝でした。さてまた年末まで休みなし!頑張って見ましょうか!

 カテゴリ:日々のこと, 音楽の話

イップスと仲良くするため

アプローチの練習場へ行って来ました。八千代台にある明治ゴルフセンターと言うところです。広いアプローチ練習場があると聞いていましたので一度行ってみようと思っていました。盆休み中なら空いているだろう、と15日に車で千葉へ京葉道路を走ります。

 

ナビに名前を入れて走っていましたが、到着地点には明治ゴルフセンターがありません。あれぇ~~~?と思いつつ仕方ない、Uーターンしました。すると道路沿いの消火栓の看板に道案内が出ています。それに従って走って行くと5分ほどで目的地に到着。

 

なかなかきれいな練習場だな、と思いましたが、あとで分かったのですがリニューアルの為に昨年一旦クローズして違う場所に移転してそこに新しい施設が出来たとの事でした。

 

私のカーナビは古くなって新しいものに対応できていなませんでした。なにはともあれ練習場に入ります。

 

流石に空いていました。説明を聞いてアプローチ練習場に入ります。

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大きなグリーンが4つ、5つ、芝生も綺麗で、いやぁ・・・、これは良いわい!早速練習開始です。そう、3月にオープンしたばかりだそうですが、これはやりやすい。私の他には3人程練習していましたが、これだけ広いと全く邪魔になりませんから、集中出来ますね。

 

やはりマットの上のボールを打つにと芝生の上のボールを打つのでは大違いです。マットにはクラブヘッドは刺さりませんからね。ダフってもわからない。でもこれならわかります。なるべくヘッドを芝生の上を滑らせるように打つ練習をします。

 

アプローチイップスの症状がひどかったときは練習でも全くダメでした。身体も心もこわばり腕が動いてくれないのを無理やり動かすので、とんでもないフォームになります。ほんの10ヤードのアプローチを何度も空振りしました。

 

イップスを経験したことがない人には理解出来ないことなのですが、結構辛いものがあります。プロゴルファーにもアプローチイップスに苦しんでいるプレーヤーが何人かいる事を知りました。

 

数年前に賞金王になった森田理香子や服部真夕選手などです。男子プロにも何人もいるらしいです。服部真夕選手は今はたとえラフからでもアプローチにパターを使う事が多いそうです。ウエッジを使わざるを得ないときもピッチングウエッジを使う事が多いとか・・・。

 

私もバンカー越えとかでなければ、ラフでも、また15ヤードくらいの長いアプローチでもパターを頻繁に使います。服部真夕選手の気持ちはよくわかります。

 

私たちのような遊びのゴルフとは違う世界のプロゴルファーにとって、こういう症状が出ると言うことは計り知れないプレッシャーなんだろうな。メンタルなものですからそのプレッシャーが追い打ちをかけるのだろうと思います。

 

私は遊びですから(と、心に言い聞かせてプレッシャーを減らそうとします)そこまでのプレッシャーはありません。最近は練習ならばかなり心の不安感や体が動かなくなる症状が緩和してきました。でもやはりラウンド中はダメですね。そして一度症状が出ると急に悪化します。

 

こういう芝生の上から打つ練習が出来ると本当に違います。すこしづつ良くなってきている、と自分に安心感を持たせられるような気がします。

 

そんなに近い場所ではないから、しょっちゅうは来れませんが、機会があればまた行ってみようと思いました。

 

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エンタランスです。この左側に広い打ちっぱなしのレンジがあります。

 カテゴリ:日々のこと

寺久保エレナat スィング・8/5/2016

本当に遅ればせながら・・・、ですがライブレポートです。寺久保エレナさんを聴きにスィングへ行ってまいりました。

 

彼女の事はあまり知らなかったのです。今年の東京ジャズに出演するアルトサックス奏者の寺久保さんですが、なんでも高校生の頃から天才少女と騒がれ、すでに数枚リーダーアルバムが出ています。それも、ロン・カーター、ケニー・バロンと言った大御所がアルバムに参加しているという凄い売り出し方をしています。

 

今年バークリー音楽院を卒業し、ニューヨークで音楽活動をしているとか・・・。スィングのスケジュールに彼女の名前が載っていましたので、どんなもんなんだろ?と聴いて見る事にしました。東京ジャズのようにコンサートホールでの演奏よりもこういうライブハウスで近くで聴くのが私は好きです。

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若いです。中島あきはさんと同じくらいなのかなぁ?小柄な彼女がアルトを持つとテナーかと思ってしまいそう(そこまではいかないか(笑))。演奏がが始まりました。

 

速い音の流れがいい感じで空間を埋めて行く感じ。私には技術的な事はさっぱり分かりませんが、きっと上手いんでしょうね。ただ速いだけではつまらないけど、彼女の速く正確な音は私の好きな感じの歌を歌っているようです。

 

やはりいい歌に聴こえる演奏が私は好きです。なかなかいい感じです。

 

ただ、何か物足りなさを感じるのは何なんだろう?音が細い・・・と言うか・・・、もう少し太った音が出るともっと伝わって来るものが出てくるような気がしました。素人の私の個人的な感覚ですが、偉そうな事を言ってしまったかな(笑)。評論家たちには絶賛されている寺久保さんです。私の耳が悪いのかもね(笑)。

 

そつなく演奏を終えて、帰りがけにCDを買って行くことにしました。もう少し聴いてみようと思いました。すると、数人のとりまき、というのか(マネージャーさんたちなんでしょうね)スタッフがついていました。いやぁ、売り出し体制がしっかり整っているようです。これなら日本では売れるだろうなぁ・・・。

 

さてニューヨークで耳の肥えたジャズファンたちにどう評価されるか?という事でしょうね。まだ若い、これからの成長に期待したいと思いました。

 

実はそのあとお休みに入ってからですが、11日に御茶ノ水ナルで同じアルトサックスの加納奈美さんのリーダーライブを聴きに行きました。トランペットの松島啓之さんが出ていたからです。

 

松島さんは相変わらずの迫力たっぷり、そして繊細なセンスのカッコいいフレーズ連発していました。最後はソロが終わると顔を真っ赤に染めて、フゥ~!と後ろに下がり壁にもたれました。体力使うんだろうなぁ。私も声出し過ぎて力尽きました(笑)。

 

そして加納さんはもう中堅と言えるんでしょうか人気抜群のサックス奏者です。彼女は太いいい音を出します。そして松島さんに負けじと迫力あるプレーでお客さんの歓声を浴びていました。中島あきはさんとか、守谷美由紀さん、そして纐纈さん(歩美さんと雅代さん、違う個性の素晴らしいサックス奏者ですね)とか、もちろん矢野沙織さんとか素晴らしい女性(女性とかいちいち付けるのは失礼でしょうか?)アルトサックス奏者がいます。

kano 加納奈美さん。サックスもカッコいいけど、美人ですねぇ・・・。

 

日本のジャズシーンもどんどん新しい素晴らしいプレーヤーが出て来ているんですね。新しい時代が来ているのでしょうか?この日のピアノの田中菜緒子さんも、毎回成長しているようにさえ感じます。グルーブ感がいい感じになって来たんじゃないかな?練習いっぱいしてるんでしょうね。これからが楽しみなピアニストです。

 

さて寺久保さんもきっと数年後にはそこに割って入ってくる事でしょう。楽しみですね。

 

 カテゴリ:音楽の話

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